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世界の航海史上最大級の謎、「HMSテラー」と思われる沈没船を約170年ぶりに発見!壮絶な北極探検の歴史 このエントリーをはてなブックマークに追加  

 パラリンピック 日本は夏の大会で初めて金メダル無し

 9月18日、リオデジャネイロパラリンピックはすべての競技が終わり、日本は夏の大会では初参加の1964年の東京大会以降、初めて金メダル無しとなった。日本は今大会、2020年の東京大会につなげようと、前回ロンドン大会の2倍となる金メダル10個、メダルの総数で40個という高い目標を掲げていた。

 しかし、大会を通して200以上の世界新記録が出るなど、各国の競技力の向上は目覚ましく、アジアやアフリカなど本格的にパラリンピックスポーツの強化を始めた新興国にも押されて苦戦を強いられた。期待されていた競泳や車いすテニス、自転車などの競技でいずれも金メダルを逃し、大会最終日の18日には、車いすラグビーが初めての銅メダル、マラソンの目に障害のあるクラスで女子の道下美里選手が銀メダル、男子の岡村正広選手が銅メダルを獲得したが、金メダルには届かなかった。

 12日間の大会を終えてメダル獲得数が最も多かったのは、中国で金メダル107個、銀メダル81個、銅メダル51個の合わせて239個。
次いで、イギリスが金メダル64個、銀メダル39個、銅メダル44個の合わせて147個。



 日本選手団の大槻団長は大会最終日の18日、リオデジャネイロでNHKの取材に応じた。4年後の東京大会に向けて「何が足りなかったのかを客観的に分析する必要がある。トレーニング方法などをもう一度、リセットしなければならないと痛切に感じている」と話し、東京大会で掲げている金メダル22個の目標については、「変えるつもりはない。かなり険しい道で、各競技団体には重くのしかかってくると思うが、それを押しのけないと目標達成はできない」と巻き返しを誓っていた。


 国民栄誉賞「伊調馨 選手」

 一方、安倍晋三首相は9月13日、リオデジャネイロ五輪のレスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、女子個人種目で史上初の五輪4連覇を果たした伊調馨選手(32)(ALSOK)への国民栄誉賞授与を正式に決めた。菅義偉官房長官が記者会見で発表した。伊調選手は東京都内で記者会見し、「信じられない。レスリングがなければここまで人生をかけて臨むことはできなかったし、本当に感謝している」と喜んだ。授与式は今後日程を調整する。

 国民栄誉賞は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉をたたえること」が目的で、首相が表彰する。2013年のプロ野球の長嶋茂雄、松井秀喜両氏以来24例目で、レスリング界では2012年に受賞した吉田沙保里選手に続き2人目。菅官房長官は「人一倍の努力と厳しい修練の積み重ねにより世界的な偉業を成し遂げ、多くの国民に深い感動と勇気、社会に明るい希望を与えた」と理由を説明した。

 国民栄誉賞を調べると1977年の王貞治氏から始まっており、古賀政男氏、山下泰裕氏、渥美清氏、長谷川町子氏、高橋尚子氏などそうそうたるメンバーが名をつらねている。

 その中に植村直己氏の名前を見つけた。植村氏は冒険家で1984年4月19日、第2次中曽根内閣の時に受賞。


 植村直己氏、北極点の単独到達に成功

 植村直己氏は、世界五大陸最高峰登頂や1978年、ナショナルジオグラフィック協会からも資金提供を受け、犬ぞりを操って人類史上初の北極点単独行に成功、同年にはグリーンランド縦断にも成功し、これらの業績から1979年、イギリス王室ビクトリア・スポーツ・クラブから優れた冒険家に贈られるバラー・イン・スポーツ賞を受賞するなど世界的な名声と評価を獲得した。一方でスポンサーの電通の意向でもあったが食料やそりから犬に至るまでヘリコプターや飛行機で補給をしたことなどに対して一部で疑問と批判も出た。

 だが、北極点・グリーンランドの犬ぞり探検成功後、植村の冒険は苦難に満ちたものとなっていく...。1984年2月12日、43歳の誕生日に世界初のマッキンリー冬期単独登頂を果たしたが、翌2月13日に行われた交信以降は連絡が取れなくなり、消息不明となった。

 3日後の2月16日小型飛行機がマッキンリーに行ったところ、植村と思われる人物が手を振っているのが確認されたが、天候が悪く、視界も悪かったので救出することができずに見失ってしまった。ただし、最終キャンプとして使っていた雪洞に大量の装備が残されていたことから、誤認である可能性が高いと考えられている。

 その後明治大学山岳部によって2度の捜索が行われたが発見されることはなく、植村が登頂の証拠として山頂付近に立てた日の丸の旗竿と、雪洞に残された植村の装備が遺品として発見されるに留まった。やがて生存の確率は0%とされ、捜索は打ち切られた。現在に至るまで遺体は未発見。最後の交信で消息が確認された1984年2月13日を植村の命日とした。享年43。

 生前に「冒険で死んではいけない。生きて戻ってくるのが絶対、何よりの前提である」という言葉を残していたが、上記の通り最期は冒険の下山中に行方不明となってしまった。夫の消息不明・生存の可能性ゼロの為捜索活動打ち切りとなった報道に関して、妻の公子は「夫は『必ず生きて帰ることが本当の冒険だ』といつも偉そうに言ってたくせに…ちょっとだらしないんじゃないの?と言ってやりたい気持ちです」と、記者陣に対して悲しみを堪えつつも気丈に答えていた。

 行方不明後にキャンプで発見された日記には登頂アタック前の最後の日付で「何が何でもマッキンリー、登るぞ」と書かれていた。これについて野口健は、「『何がなんでも』っていう言葉は素人が使う言葉」で、「自然を相手に、植村さんなら、そんなことするべきではないってよくわかってるはずですよね。だから、その彼がどうしてなのか、と。」と疑問を呈している。


 北極探検の歴史

 北極点は南極点よりも温暖とはいえ、北極点での冬(1月)の気温は-43℃から-26℃、平均気温は-34℃である。6月から8月にかけての夏の気温は氷点(0℃)前後となる。北極点の海氷は通常2mから3mの厚さであるが、この厚さは天候や気候の状況によって速やかに変化する。近年、北極点の海氷の厚さは減少傾向にあることが知られている。

 植村直己氏は犬ぞりを操って人類史上初の北極点単独行に成功し、その名を遺した。北極については、現在では観光船ツアーなどにより12,000人以上の人が訪れているが、過去さまざまな探検家によって調査されてきた。

 北極点到達を目指した最初の探検隊のひとつがウィリアム・エドワード・パリーの1827年の探検であり、北緯82度45分にまで達した。1876年にはイギリス海軍のアルバート・ヘイスティングス・マーカムが北緯83度20分26秒に達している。1879年から1881年にかけてはアメリカ海軍のジョージ・W・デロング率いるジャネット号が北極点を目指したが遭難し、デロング含む19名が死亡した。

 1893年、ノルウェーのフリチョフ・ナンセンがフラム号で北極を目指し、北緯86度14分にまで達した。1897年にはスウェーデンのサロモン・アウグスト・アンドレーが気球による極点征服を目指したが、途中で不時着して死亡している。1900年にはイタリアの王族であるルイージ・アメデーオ・ディ・サヴォイア=アオスタがゼムリャフランツァヨシファから北進し、彼の隊のウンベルト・カーニが北緯86度34分にまで到達した。

 1908年4月21日、アメリカのフレデリック・クックが北極点に到達したと(ピアリーの帰還後に)主張したが、実際は数百キロ手前までしか到達していなかった。1909年4月6日、アメリカのロバート・ピアリーらがカナダ・エルズミア島のコロンビア岬から犬ぞりで北極点初到達。歴史上は、彼が北極点に最初に到達したとされる。ただし、厳密には北緯89°57′までの到達だった。また、1990年代ごろから捏造の可能性が指摘されている。

 いずれにしても、北極圏の自然環境は厳しく、多くの探検家が命を落としている。ピアリー自身も、1898年に初めて北極点到達に挑戦するが失敗し、凍傷で足指8本を失っている。


 サー・ジョン・フランクリン

 サー・ジョン・フランクリン(Sir John Franklin, 1786年4月15日 - 1847年6月11日)はイギリスの海軍将校で北極探検家、王立地理協会員。カナダ北極圏の北西航路を開拓する探検の途上で行方を絶つ。乗組員は全員死亡したが、消息はその後14年間謎のままだった。

 フランクリンの最後の北極遠征によって、北極沿岸の調査は未踏の海岸線を500キロメートル足らず残すのみとなっていた。いよいよ北西航路を完成するため十分な装備を持った北極探検隊が送られることが決まった。フランクリンは探検隊の指揮官を熱望し、1845年2月7日に拝命。同年5月19日、軍艦HMSエレバス・軍艦HMSテラーで出発した。

 2隻は頑丈な作りで、快適な船員生活のためスチーム暖房が備えられ、大量の読み物や学習資料、3年分相当の保存食料が支給されていた。この保存食には伝統的な保存方法によるものと缶詰とがあったが、後者については特価販売業者であるステファン・ゴールドナーから供給された。

 不幸なことに、ゴールドナーが本件を受注したのは航海の僅か数ヶ月前のことだったため、彼の優れた「特許製法」にも関わらず、何千個もの缶詰を準備する際の時間不足により内側のはんだ付けが雑になり、はんだに含まれる鉛が内容物に溶け込むことになった。

 さらに、この缶詰に肉を納入した業者が実は悪徳業者で、納入したうちの1000個以上の缶は、腐った肉やオガくず、小石などを詰めて目方をごまかしたものであり、食料としては全く役に立たない代物であった。このため、実際に使える食料は見た目よりも遥かに少なく、食べられても鉛が溶け込んだものが多かったことが後に分かっている。

 乗組員の殆どはイギリス人であり、多くはイングランド北部出身だった。少数のアイルランド人とスコットランド人も含まれていた。彼らは海軍本部により直々に選抜され、高給が与えられた。

 北極圏探検の経験豊富な指揮官の下、セントラルヒーティングや発明されたばかりの銀板写真など、当時最先端の技術を備えたフランクリン探検隊は成功間違いなしと思われていた。だが出航から16カ月後、2隻ともに海氷に閉ざされ、1847年6月にはフランクリンが死亡した。死因は心臓発作とされる。

 残った隊員たちはその後1年たらずで船を放棄し、カナダ本土にあったハドソン湾会社の支店を目指して海氷の上を歩いたが、生きてたどり着いた者はいなかった。その後数十年にわたり、行方不明の探検隊の痕跡を求めて、捜索・救助隊が北極海をくまなく調査。石の塚に書かれた最後のメッセージと、隊員数名の墓が見つかった。生存者救出の望みが薄くなるに伴い、失踪した北極圏探検隊の物語は伝説と化してカナダ文化に浸透し、小説、絵画、歌などのテーマになって広く知られた。

 フランクリン探検隊への関心は「タイタニック号や、南極探検家ロバート・スコットに惹かれるようなもの」と、米国海洋大気庁(NOAA)で海事遺産の責任者を務める海洋考古学者ジェームズ・デルガード氏は話す。「人々が毅然とおのれの運命に向き合った、世紀の大惨事だということです」


 北極海で沈没船発見、170年前に消えた探検船テラーか

 今回、北西航路を開拓する航海の途中で消息が途絶え、世界の航海史上最大級の謎とされてきた「HMSテラー」と思われる沈没船が約170年ぶりに発見されたことが14日までに分かった。

 沈没船は、北極海の探索を行っていた調査団が、カナダ北部キングウィリアム島沖の深さ約24メートルの海底に沈んでいるのを発見した。船体はほぼ完全な形で残り、窓ガラスもほぼ無傷のままだといい、調査団の広報は「引き揚げて水を抜けば多分浮かぶだろう」と話している。

 調査団はイヌイットのレンジャーが7年前、氷の間から突き出たマストを見たという証言を手がかりに捜索を行っていた。今後専門家が沈没船の画像や映像を調べ、HMSテラーかどうかを確認する。

 英探検家のジョン・フランクリンが指揮していたHMSテラーは1840年代、姉妹船のHMSエレバスとともに消息を絶ち、乗員129人も全員が行方不明になった。

 2隻は1845年5月19日、大西洋から北極海諸島を経由して太平洋に抜ける北西航路を探す航海に出航。しかし1548年4月、氷に阻まれて動けなくなり、補給物資が残り少なくなったために乗員は船を捨てて脱出した。

 乗員たちは北極圏の過酷な天候の中、徒歩で南を目指したが、1人ひとり力尽きていった。その後何度も派遣された捜索隊が発見したのは、遺骨や経緯を記した日記のみだった。

 HMSエレバスは2014年9月、キングウィリアム島沖の海底で発見されている。


 19世紀に消えた北極探検船テラー号ついに発見

 ジョア・ヘブンというイヌイットの集落が、カナダ北極圏史上最大ともいえる歴史的発見を祝っている。この村のイヌイットのハンターによる情報から、168年前に行方がわからなくなっていた英国フランクリン探検隊の船、H.M.S.テラー号が発見されたのだ。実際に発見したのは、カナダ北極圏の科学研究活動を支援する北極研究財団(Arctic Research Foundation)という非営利団体の探検家たちだ。

 この探検船の最期をずっと調べてきた研究者たちにとって、これは大きな発見だ。「何度もハイタッチをしたり、抱き合って喜んだりしました」と話すのは、財団のCEOで今回の調査の指揮を執るアドリアン・シムノウスキー氏だ。「大いに調査に協力してくれたイヌイットの人々とこの発見をよろこびあっているところです」

 テラー号を率いていたのは、19世紀の英国海軍の英雄であり、北極探検家だったサー・ジョン・フランクリンだ。フランクリンは、129名の乗組員とH.M.S.エレバス号、H.M.S.テラー号という当時最新鋭の2隻の船を率いて1845年に英国を出発した。

 どちらの船も船首は鉄で保護されており、客室には暖房が、図書室にはチャールズ・ディケンズの小説があり、3年分の食料も積まれていた。探検の目的は、ヨーロッパから北極海を経由して太平洋に至る北西航路を発見し、その海図を作成することだった。少なくとも机上においては、北極で待ち構えているあらゆる困難に耐えられる準備ができているはずだった。

 しかし、1847年6月、計画にほころびが生じ始める。おそらく心臓の疾患が原因でフランクリンが死に、ほかにも23名の乗組員が死んだ。10カ月後、後任の隊長となっていたフランシス・クロージャーは重大な決断を下す。キング・ウィリアム島の石の塚に残されていた記録によると、氷に閉じこめられて身動きが取れなくなった2隻の船を放棄し、カナダ本土にある交易所に向かうことにした。しかし、誰一人としてそこにたどり着くことはできず、以来フランクリン隊がどうなったのかは謎のままだ。

 2年前、カナダの国立公園を管理するパークス・カナダの考古学者たちがキング・ウィリアム島の南、水深11メートルほどの場所に沈んでいたエレバス号を発見した。その後、エレバス号の残骸をもとに、カナダの海軍や沿岸警備隊、北極研究財団の協力のもと、テラー号の捜索が行われていた。


 木の柱が氷から生えていた

 9月2日、イヌイットのハンターでカナダ軍北極部隊の一員でもあるサミー・コグビク氏がこの捜索に加わった。その途中、コグビク氏は7年前にキング・ウィリアム島のテラー湾であるものを発見したことをシムノウスキー氏らに話した。それは氷から生えていた木製の柱だった。木が育たない北極圏では実に奇妙な光景だったという。

 コグビク氏と同僚のハンターたちは柱を調べて写真を撮ったが、ポケットに入れておいたカメラはなくしてしまった。もう一度写真を撮ろうと引き返したときには、すでに柱は波の下に消えていた。

「証拠がなかったので、サミーは7年間黙っていたのです」とシムノウスキー氏は言う。話を聞いた一行は、その場所に向かうことにした。
「テラー湾は未知の場所でしたが、道を見つけて、湾で探しはじめてからちょうど2時間半で発見できました」とシムノウスキー氏は記している。テラー号は長い間丸見えの状態だったようだ。「船は水深21〜24メートルの場所にありましたが、長いマストは150年間水の外に出ていた可能性があります」

 確かなことは、テラー号の保存状態は良好ということだ。遠隔操作可能な無人潜水機(ROV)を使ってデッキやガラスの船窓をのぞいてみたところ、テーブルや缶詰の食料、ワインボトル、船鐘などが確認できた。かつて船長がそばで指揮を執った舵は、海藻などに覆われていた。

 ROVでの調査から、厳しい北極の冬を越すために乗員たちが船を密閉するなどの対策を取っていた可能性があるとシムノウスキー氏は考えている。「すべてはそのままの状態です」。しかし、どこかの時点で、「乗員たちはテラー号から物資を運び出し、エレバス号に移ったようです」

 フランクリン隊は、1845年時点で最新鋭のH.M.S.エレバス号とH.M.S.テラー号に乗って英国を出発した。なぜこのような選択がされたのかはわかっていない。しかし、さらに調査が進めば謎を解く手がかりが得られるだろう。「次は考古学的な調査を行う予定です。そうすれば、細かいことまで明らかになるでしょう」

 カナダ、オンタリオ州ウォータールー大学の考古学者、ロバート・パーク氏によれば、イヌイットの口頭伝承でも、テラー湾の近くで探検隊の野営地やテント、たくさんの死体や墓が目撃されたことが伝えられている。テラー号が発見される前の2016年初夏、パーク氏はヌナブト準州政府の考古学者ダグラス・ステントン氏とともにテラー湾近くで予備調査を行った。

 「今のところ、幸運には恵まれていません」とパーク氏は言う。墓は水に流されたと話す年配のイヌイットもおり、探検隊の痕跡がなくなっている可能性もある。

 これ以上は何も発見できなくても、フランクリン隊の長い捜索は、忍耐強さや根気よさには価値があることを示す具体的な教訓だ。シムノウスキー氏のような研究者にとっては、今夏の発見は世紀の大発見になるだろう。

 フランクリン隊の大遭難は、つまるところ杜撰な計画、悪天候、有害な食料、そして最終的には餓えなど複合的な原因によって彼らは死んでいったようだ。

 植村直己氏はその著書の中で、「フランクリンの大遭難」はフランクリンらが現地のエスキモーが有する狩や生活の知恵に学ばず、西欧的な生活流儀に固執した故に自ら招いた惨事であるとして批判している。


参考 National Geographic news: 19世紀に消えた北極探検船テラー号ついに発見


北極点グリーンランド単独行 (文春文庫 (178‐4))
クリエーター情報なし
文藝春秋
完全なる敗北―北極点をめぐる栄光と汚辱 (1975年)
クリエーター情報なし
文化放送

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豊洲新市場、建物の下に盛り土されず!どうなる?土壌汚染問題、石原元都知事に責任か このエントリーをはてなブックマークに追加  

豊洲市場の異なる説明

 東京都の小池知事は、9月10日都が、これまで、築地市場の移転先となる豊洲市場の土壌の汚染対策として敷地全体に行ったと説明してきた盛り土について、緊急の記者会見を開いた。

 都のこれまでの説明では、対策の柱となった、汚染された土壌をきれいな土と入れ替える盛り土工事は、およそ40ヘクタールある豊洲市場の敷地全域で行われたとしていた。具体的には地下2メートルまでの土壌をすべて取り除いた上で、きれいな土で埋め戻し、さらに盛り土を重ねることで高さ4.5メートルになるきれいな土の層を造成したと説明していた。

 そして、都のホームページなどでは「万全な土壌汚染対策」として施設が高さ4.5メートルとなる盛り土の上に建っているイメージ図を掲載しながら、豊洲市場の安全性を強調していた。ところが10日の会見で小池知事は実際には主要な建物の地下部分では、盛り土は行われず、配管などを点検・修理するスペースを確保するため、空洞が設けられていたことを明らかにし、「正しくない説明で、訂正したい。都政の信頼回復に逆行する」と述べた。


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卵子を経ずに子孫誕生、マウス実験で初めて成功!単為生殖は精子でも可能かもしれない このエントリーをはてなブックマークに追加  

 哺乳類の単為生殖

 単為生殖(単為発生)とは、一般にはメスが単独で子を作ることを指す。本来は受精によって新しい個体を生ずるはずの生殖細胞が、受精を経ることなく新しい個体を形成することである。

 卵は、精子が入って受精が行われることで発生が始まり、新たな個体へと成長する。ところが、卵が受精を経ずに発生を始める例があり、このようなものを単為生殖と呼ぶ。この卵の例のように、新個体の形成に発生の過程が入ることに注目すると、単為発生という言葉も使われる。

 植物でも受粉せずに種子が生じる場合があり、単為生殖と呼ぶ。他に、雌雄の分化が起こっていない生殖細胞の間に、接合胞子を形成するものの場合にも、単独で接合胞子(Zygospore)を形成する例があり、その場合には単為生殖と呼べる。


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窒素分子から直接二トリルを合成することに成功!ハーバー・ボッシュ法以来の快挙! このエントリーをはてなブックマークに追加  

窒素化合物をニトリルからつくる

 地球大気の80%を占める豊富な資源である窒素分子は、2個の窒素原子が三重結合という強い共有結合で結ばれているため非常に安定している。

 しかし、この安定さゆえに、窒素分子を有用な有機化合物(含窒素有機化合物)に直接変換することは非常に困難である。通常、多くのエネルギーを消費する「ハーバー・ボッシュ法」によって、窒素分子から合成されたアンモニアを窒素原料として含窒素有機化合物を合成する。

 アンモニアを用いずに、温和な条件で窒素分子を含窒素有機化合物に直接変換する手法の開発は、これまであまり進んでいなかった。例えば、化学工業上需要な中間原料である含窒素有機化合物のニトリルは、医農薬中間体、溶剤、アクリル繊維の前駆物質、ナイロンの原料など、その用途は多岐にわたる。


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グリーンランドで37億年前の地球最古の化石(ストロマトライト)発見!地球誕生から生命誕生まで このエントリーをはてなブックマークに追加  

37億年前の地球最古の化石発見、火星にも存在?

 化石にはロマンがある。現在、地球上には存在しない太古の生物に出会える。マンモス、三葉虫、アンモナイト、ウミユリ...その最たるものが恐竜であろう。

 またダーウインが発表した「進化論」という考え方も、化石の中にシソチョウなど、鳥類でも爬虫類でもない中間的な生物の化石が存在したから考えついた「アイデア」だといわれている。

 では、地球最古の化石とはどんな生物の化石だろう?

 今回、これまでで最も古い、37億年前のものと推定される古代の化石が発見された。これまでのものは、34億8000万年前のもので、これにより、地球上に生命が存在していた証拠が、過去に向かって約2億2000万年も遡ることになった。化石はグリーンランドの万年雪が解けたことにより露出したもので、地球温暖化が続くと、こうした発見が増える可能性がある。


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キリンは、4種に分かれることを発見!ハミングするキリン、睡眠時間は10分、肉食のキリンも? このエントリーをはてなブックマークに追加  

キリン、単独種ではなく4種 研究で確認

 キリン(Giraffa camelopardalis)は、偶蹄目キリン科キリン属に分類される偶蹄類。もっとも背が高い動物であり、体にくらべ際立って長い首をもつ。アフリカ中部以南のサバンナや疎林に住む。

 キリンはこれまで、亜種を含む1種類のみと考えられていたが、研究の結果、4種に分けられることが新たに分かった。ドイツの研究者らの研究チームが8日、発表した。この結果を受け、一部が保護の対象となる可能性も出てきた。

 米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された論文によると、研究チームはアフリカ全域のキリン190頭の皮膚からサンプルを採取し、そのDNAを調べた。


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「環境危機時計」4分進んで「極めて不安」な9時31分に!世界終末時計は、終末のわずか「3分前」! このエントリーをはてなブックマークに追加  

環境危機時計とは何か?

 環境危機時計®(the Environmental Doomsday Clock)とは、旭硝子財団が毎年実施している「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」調査(Questionnaire on Environmental Problems and the Survival of Humankind)の回答で示された地球環境問題の悪化に伴う人類存続危機の程度をどのように感じているか、時計の針にたとえて表示したものである。

 同アンケート調査は1992年を第1回として始まり、世界各国の環境問題の有識者に対して行なっている。第23回(2014年)には、23,953人中2343人(9.78%)から回答があった。

 環境危機時計®は、次の目安による回答を集計したものである。0:01~3:00 ⇒「ほとんど不安はない」3:01~6:00 ⇒「少し不安」6:01~9:00 ⇒「かなり不安」9:01~12:00 ⇒「極めて不安」


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米国版はやぶさ「オシリス・レックス」が目指すのは、地球近傍小惑星「ベンヌ」 22世紀に衝突する危険性 このエントリーをはてなブックマークに追加  

ハヤブサという名前

 ハヤブサというと、肉食性の猛禽類で主にスズメやハト、ムクドリ、ヒヨドリなどの体重1.8キログラム以下の鳥類を食べる。和名は「速い翼」が転じたと考えられている。

 獲物は飛翔しながら後肢で捕えたり、水面に叩きつけて捕える。急降下時の速度は、飼育しているハヤブサに疑似餌を捕らえさせるという手法で計測したところ、時速390kmを記録した。世界最速の鳥である。開発や採掘による生息地の破壊、農薬による汚染などにより生息数は減少している。

 この名前がついた日本の小惑星探査機「はやぶさ」は、2003年5月9日、鹿児島県肝付町のJAXA内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏にアポロ群の小惑星 (25143) イトカワに到達した。


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ゲノム編集技術で新品種誕生!2倍速で育つトラフグ 、受粉しないトマト...「カルタヘナ法」との関係は? このエントリーをはてなブックマークに追加  

ゲノム編集の可能性

 ゲノム編集というと遺伝子工学の一つで、部位特異的な核酸分解酵素(ヌクレアーゼ)を利用して、思い通りに標的遺伝子を改変する技術である。主なヌクレアーゼとして、クリスパー・キャス9(CRISPR/Cas9)システムやTranscription Activator-Like Effector Nucleases(TALEN)がある。

 これまでの遺伝子組換え技術との違いは、その成功率である。これまでの遺伝子組換えでは、プラスミドやウイルスなどを使って、運ばれた新しい遺伝子がDNAに割り込んで操作する仕組みだが、成功率は0.01~0.001%程度。数万の細胞を使っても1個できるかどうかという効率の悪さで、対象も限られていた。

 一方、ゲノム編集の成功率は数%~数十%と高く、受精卵や微生物(びせいぶつ)にも応用可能。基礎医学の研究でよく使われる特定の遺伝子を壊した「ノックアウトマウス」は、以前は作製に1~2年、費用も数百万円かかっていたが、ゲノム編集により期間は1カ月、費用も10分の1程度で済むようになった。


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高尿酸血症(痛風)の原因は小腸障害であることを発見!やがて尿酸値の下がる日が来る? このエントリーをはてなブックマークに追加  

不治の病の「痛風」

 痛風というと、血液中に尿酸の量が増え(高尿酸血症)、そのため関節炎を起こす病気だ。名称は、痛み(発作の箇所)が風が吹く様に足・膝・腰・肩・肘や手など全身の関節・骨端を移動し、尚且つ風が強くなったり穏やかになったりする様に痛みが酷くなったり和らいだりを繰り返す、(または吹いた風が当たっただけでも痛む、の説もある)ことから命名された。高尿酸血症の患者にきっかけが加わると発症する。何がきっかけなのか明確ではない。

 健康状態における人体の血中には、ごく普通に尿酸が含有されているが、この濃度(血中尿酸値)が何らかの理由により著しく上昇すると、本来人体が持つ恒常化機能を超えて飽和解消できず、特に体温が低い足部などにおいて、尿酸が溶解しきれずに結晶化して関節包内などに付着することが知られている。

 この痛風発作のタイミングがわからない。そもそも、なぜ高尿酸症になるのかがわかっていない、原因不明の病気だ。治療法としては、尿酸の排出機能を促進させるか、尿酸の生産機能を阻害するかの薬を決めて飲み続けるしかない。


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美しいサンゴ礁に魚の尿が不可欠?「水清ければ魚棲まず、魚棲まなければ、サンゴが育たない」ことが判明! このエントリーをはてなブックマークに追加  

 水清ければサンゴも育たず

 美しいサンゴ礁の海。水が青く、どこまでも透き通った海というと憧れのリゾート地であるが、それが生物にとっては必ずしもよい海とは限らない。「水清ければ魚棲まず」とは、あまりにも水が清く澄んでいると、魚の餌になるプランクトンも繁殖しないし、魚が隠れることができないので棲みつかないという意味だ。

 一般に沿岸部は、陸地に森があり川が流れていると、川が木の葉など生物の死骸を多く含んでいるので、富栄養になる。すると浅海にプランクトンが大量に発生し、それを目標にして食物連鎖が始まるので魚が多く棲む海になる。これに対し、外洋域では陸地からもたらされる無機物や有機物が届きにくく貧栄養になりプランクトン発生が抑制され透明度が高くなる。

 今回、米ジョージア大学の生態学者、アルガイヤー氏がカリブ海の魚や無脊椎動物がどのように尿を排泄しているのかをつぶさに観察。魚の尿が、サンゴ礁を保っているという驚きの発見をした。


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21世紀の新ビジョン!海に浮かぶ「海上都市」を建設せよ!沖縄基地問題も一挙に解決! このエントリーをはてなブックマークに追加  

21世紀の日本のビジョン「海を活用せよ!」

 21世紀を迎え、わが国では豊かな住みよい社会を目指して、港や空港、発電所などの社会資本の整備が急がれている。しかし、これらの適地を陸上に求めることは、もともと狭いうえに高度利用が進んだわが国では難しくなっている。

 したがって用地を海上に求めることが多くなってきている。海上といっても、埋め立てに適する海域は、年々少なくなり、干潟の保全など環境への関心の高まりもあって、用地確保は、ますます困難となっているのが実情である。また、阪神・淡路大震災の例を見るまでもなくわが国は、地震国であり、公共性の高い施設ほど、地震フリーの構造が求められている。

 日本の国土面積は約38万km2のところ、領海は約43万km2、排他的経済水域に至っては約405万km2。圧倒的に海洋の方が広い。これを有効活用しない手はない。国内最後のフロンティアでもある。このような日本の特有のニーズに応える、新工法・新技術に、メガフロート計画がある。


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ノルウェーでトナカイ300頭以上が大量死!動物の大量死の原因は?地球温暖化・環境破壊... このエントリーをはてなブックマークに追加  

絶滅させられた動物たち

 動物の大量死というと、人間の乱獲や環境破壊を思い浮かべる。

 揚子江カワイルカは中国では「水中パンダ」、「長江女神」とも言われている、約2000万年前に太平洋から揚子江へ移動してきた種。もともと揚子江のみの固有種で個体数が少なかったヨウスコウカワイルカは、近年の中国の経済発展で揚子江沿岸が開発されるに伴い、急速に数を減らし続け1986年には300頭、1997年には13頭、1998年には7頭になり、2006年には1頭も確認できず2007年絶滅宣言された。

 ニホンオオカミ絶滅の原因については確定していないが、おおむね狂犬病やジステンパーなど家畜伝染病と人為的な駆除、開発による餌資源の減少や生息地の分断などの要因が複合したものであると考えられている。1900年頃絶滅。


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週刊サイエンスジャーナル 2016.7.31号 日産の自動運転技術/海底顕微鏡/三畳紀の巨大隕石/1日20回性転換する魚/3つの太陽を持つ惑星/生きている化石ザトウムシ このエントリーをはてなブックマークに追加  

宇宙に存在する不思議な天体「99.99%がダークマターでできた銀河」発見!ダークマターの正体は? このエントリーをはてなブックマークに追加  

宇宙は不思議で満ちている

 宇宙は不思議で満ち溢れている。まず、宇宙に果てがあるのかないのか、宇宙はどのような構造になっているのか分かっていない。

 宇宙には謎の天体や謎の現象がたくさんある。太陽が燃えている現象「核融合」。理屈は分かっているのだが、地球上ではなかなか再現できない。これができればエネルギー問題は解決するかもしれない。

 超新星爆発や、ブラックホール、本当にそんな質量になるのか?と思ってしまう白色矮星や中性子星、そして重力レンズ効果、ニュートリノや重力波が観測されたのも宇宙だ。


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