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ドイツ・ハイリゲンダムサミット 主要議題は地球温暖化対策? このエントリーをはてなブックマークに追加  

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今年の主要国首脳会議(サミット)はドイツのハイリンゲンダムで行われ、8日閉幕した。今回のサミットは地球温暖化対策が主要議題になり、一方でイラク問題はほとんど話題にならなかった。

これは議長国ドイツのメルケル首相が10年前の京都会議で、ドイツ環境相として参加、先進各国に温室効果ガスの排出削減義務を強く求め、結果的に「京都議定書」を採択に導いた1人だったからである。

どんなことが主要国首脳会議で話し合われたのだろうか?



サミットというと日本,フランス,米国,英国,ドイツ,イタリア,カナダ,ロシアの先進国といわれる8ヶ国が参加して話し合われる国際会議である。

いろいろな政治的なかけ引き、思惑が交錯する首脳会議で日本の女子高校生がさわやかに地球温暖化の防止を訴えかける場面があったが、会議の結果はスッキリとは行かなかった。

京都議定書の課題であった、中国やインドなどの発展途上国やアメリカに具体的な数値目標をかかげてもらうことができなかった。

アメリカはようやく温暖化に目を向ける姿勢を見せたものの、現在、欧州主導になっている温暖化政策を嫌い、決定を先のばしにし、技術革新等によるアメリカ主導の温暖化政策を展開したい構えである。

たしかに温暖化防止に影響力の大きい中国やインドなどの参加していないサミットでは具体的な目標までは決めることは難しい。国連などの場で正式に決めるべきものであると思う。
 
今回、安倍晋三首相は「全主要排出国が参加」「排出量を50年までに現状より半減」と提案したが、「いろいろな国のことを考えれば、妥当」と外務省幹部が言うように各国の意見を意識したよい提案だったと思う。

サミットの総括は「気候変動は自然環境と世界経済に深刻な被害を与える恐れがある。50年までに温室効果ガスを少なくとも半減するという欧州連合、カナダ、日本の決定を真剣に検討する。」という具体性に欠けたものとなった。

 
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独サミット:環境対策で「団結」 独と米が歩み寄り


8日閉幕の主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)は最大の焦点だった地球温暖化対策を巡り、温室効果ガスの排出量削減に向け数値目標の設定を目指した議長国ドイツと、欧州主導の規制押しつけを嫌った米国が「ポスト京都議定書」の枠組み作りについて、09年までの合意を目指す方向で歩み寄った。

両国首脳は温暖化が「真の脅威」であり「国際協調が必要」との認識で一致、調整手腕を問われたメルケル独首相と、国際協調路線を模索するブッシュ米大統領が共に面目を保った形だ。

独、同意取り付け面目
メルケル首相は最重要課題の地球温暖化対策で合意取り付けに成功した。ポスト京都議定書に向け交渉促進を目指すメルケル首相は、数値目標設定などで立場の異なる参加国を「小異を捨てて大同につく」精神でまとめた。
7日の記者会見で「(サミット宣言文書はポスト京都議定書の)義務目標設定に向けた拘束力のある政治宣言だ」と強調したのは、明確な数値目標盛り込みを断念した「玉虫色決着」への釈明だった。

ドイツは宣言草案に(1)温度上昇を2度以下に抑える(2)10〜15年以内に温室効果ガス排出量を減少傾向にする(3)2050年までに排出量を半減させる−−と記したが、米国は三つの数値目標のすべての削除を求め、宣言への数値目標盛り込みは当初から困難視された。メルケル首相は各国首脳と接触を重ね打開策を探ったが、「満額回答」は得られなかった。

とはいえ、サミット直前、中国など温室効果ガスの主要排出国に目標設定を求めたブッシュ米大統領の新提案が、欧米対立の局面を変えた。欧州各国はブッシュ提案によって、京都議定書の基礎を成す国連の枠組みがなし崩しにされる危険性に警戒感をのぞかせたが、メルケル首相は「国連の枠組み内で対話を続ける」と条件付きで賛成した。

メルケル首相の科学顧問で数値目標設定の必要性を訴えてきたシェルンフーバー・ポツダム気候影響研究所長は毎日新聞の取材に「(サミット宣言の内容に)非常に満足している。2050年までの半減で合意できず、100%の成果ではないが、考えられる最善の妥協だったと思う」と評価した。

米、合意尊重で妥協点
ブッシュ米大統領はサミットで決裂が懸念された地球温暖化対策と対露関係でコンセンサス尊重の姿勢を取り、衝突回避の妥協点を見いだした。一方で、ブッシュ大統領にとって最大懸案のイラク問題は焦点にならず、低下した国際的な求心力を回復できない現状を露呈した。

ハドリー米大統領補佐官(国家安全保障担当)は7日、2050年までの温室効果ガスの排出量半減を目指す日欧などの決定を「真剣に検討する」とした合意について、各国の見解が反映された内容と評価した。

ブッシュ大統領はサミットを直前に控えた先週、インドや中国を含む温室効果ガスの主要排出国15カ国が来年末までに長期的な排出削減目標を設定するよう提案、国際的な枠組み作りへの参加を忌避してきた従来の姿勢を一転させた。方針転換の背景として、盟友のブレア英首相やメルケル独首相らの強い働きかけも見逃せない。

ブッシュ大統領は温暖化対策で主導権を握る意向を表明しており、サミットは今後の交渉の流れを左右する「分水嶺(ぶんすいれい)」になった。国際協調を必要とするグローバルな問題への積極的関与を避けてきたブッシュ大統領にとって「米国益」と「国際益」のバランスを取り、交渉で指導力を発揮できるかどうかが今後の課題だ。(毎日新聞 2007年6月9日)

サミットの議長総括要旨
主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)の議長総括の要旨は次の通り。

▽09年のイタリア・サミットまでに、世界経済の主要な問題について対話を行うことで、ブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカの新興経済5カ国と合意した。
▽気候変動は自然環境と世界経済に深刻な被害を与える恐れがある。50年までに温室効果ガスを少なくとも半減するという欧州連合、カナダ、日本の決定を真剣に検討する。
▽すべての主要な温室効果ガス排出国が京都議定書後の包括合意に加わるよう、12月のインドネシアでの国連気候変動枠組み条約締約国会議に参加を呼びかける。
▽技術、エネルギー効率、排出権取引や免税措置を含む市場メカニズムは、気候変動を克服する鍵となる。(毎日新聞 2007年6月9日)

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)予測


国連の「気候変動に関する政府間パネル」の作業部会は07年4月、地球温暖化が長期に及んだ場合の人類や生態系への影響をまとめた。それによると、2050年代には温暖化による水不足が深刻化し、安全な水を飲料や灌漑用に利用できない人が現在の11億人から新たに10億人以上増えると見ている。

また気温が90年に比べ2〜3度上昇すると、氷河や雪解けにより海水面が上がり、太平洋の一部の島々やデルタ地帯で高潮や洪水による被害が出ると予測している。生態系にも珊瑚礁の多くが死滅するなど影響大との見通し。全生物種の20〜30%が絶滅するとの観測もある。

来年は目標最初の期間、2008年を迎える。議定書の議長役を務めた日本は、本来なら公約達成を声高に叫びたいところ。しかし、専門家は最終目標年の12年時点でも達成微妙と見ている。

また2005年現在、温室効果ガスは90年に比べ8%近く増加、目標達成には14%ほど減らさなければならない。産業界は大企業製造業を中心にCDM事業*を通じての排出権取得を含めて達成可能だが、運輸や家庭部門に問題がある。

政府は最悪の場合、世界のCO2排出権市場を通じて不足分を購入するとしているが、原発の稼働率が低下すれば焼け石に水となる可能性がある。

CDM事業とは?


CDM 事業とはクリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism)の略。先進国が国連や当該国の承認のもと、発展途上国に技術や資金等の支援を行い温室効果ガス排出量を削減、削減できた排出量の一定量を先進国のガス排出量削減分に充当することができる制度。

温室効果ガスを減らすには、排出ガスゼロの原子力発電を導入するか、石炭火力に比べ4-5割、石油火力に比べ1-2割排出ガスの少ないLNG(液化天然ガス)火力に切り替えるのがベスト。
このほか、自然任せで効率は悪いが太陽電池や風力発電の導入も有効だ。一方、石炭火力を中心に排気中のCO2を完全除去したりする技術も実験段階では成功している。
また回収したCO2を地中や海底下に封じ込める研究も始まった。紙パルプ゚、石油、鉄鋼、電力など大企業ではCO2を吸着する植林事業にも地道に取り組んでいる。
 

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夢の「iPS」細胞に一歩前進 「ES」細胞の倫理問題回避 京大 このエントリーをはてなブックマークに追加  

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ES細胞とは何だろう?

生物の一生は、1つの受精卵の誕生から始まる。1つの受精卵はオスの精子とメスの卵の合体でできる。

ES細胞とは、受精卵が受精後1週間前後たって胚になり、その中から得られる細胞で、成体に存在するすべての細胞へと分化できる万能細胞である。ES細胞は1981年にマウスにおいて確認され、1998年にはヒトでも確認された。 

受精卵からできるES細胞は、失われた臓器などを再生させ移植する医療への利用が期待されていた。しかし、いずれ赤ちゃんになりうる受精卵を破壊する事には倫理的な問題があった。



例えば2001年8月アメリカのブッシュ政権は公的研究費による新たなヒトES細胞の樹立を禁止している。一方、パーキンソン病、脳梗塞、糖尿病など根治の無かった疾患を将来的に治療できる可能性から、日本においては限定的に認められている。

この問題を回避するためには受精卵でなく、ふつうの細胞(体細胞)を使えばよいわけだがこれがなかなか難しかった。ES細胞にはあって体細胞にはない遺伝子が存在していることは明らかだった。 

京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らは、昨年、大人のマウスのしっぽの皮膚細胞に、万能性に関係していると思われる四つの遺伝子を組み込んで、万能細胞を作る方法を世界で初めて開発し、この細胞を「人工万能幹細胞(iPS細胞)」と名付けた。

しかしこのiPS細胞はES細胞に比べ臓器に分化する能力が十分でなく不安定だと指摘されていた。

今回は、マウス胎児の皮膚の下にある細胞を利用。細胞を取り出す時期と、できあがった人工細胞の中から質の良い細胞を選び出す方法を改良した。 この結果、選び出した細胞は、遺伝子の働きはES細胞とほとんど同じで、全身のさまざまな細胞に分化することが確認できた。

ヒト「iPS細胞」への応用に一歩近づいた。 (参考HP 科学技術振興機構) 

関連するニュース
様々な臓器に分化、「ES」並みの人工幹細胞作りに成功


京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らは、さまざまな臓器になり得る胚(はい)性幹細胞(ES細胞)と同程度の万能性を持つ幹細胞を作り出すことに、マウスを使って成功した。これまでの人工万能幹細胞は分化能力が低かった。受精卵を使わずに万能細胞を手に入れる技術の実現に向け、また一歩前進した。7日の英科学誌ネイチャー電子版に発表する。

山中教授らは昨年、大人のマウスのしっぽの皮膚細胞に、万能性に関係していると思われる四つの遺伝子を組み込んで、万能細胞を作る方法を世界で初めて開発した。この細胞を「人工万能幹細胞(iPS細胞)」と名付けたが、ES細胞に比べ臓器に分化する能力が十分でなく不安定だと指摘されていた。

今回は、胎児の皮膚の下にある細胞を利用。細胞を取り出す時期と、できあがった人工細胞の中から質の良い細胞を選び出す方法を改良した。

この結果、選び出した細胞は、遺伝子の働きはES細胞とほとんど同じで、全身のさまざまな細胞に分化することが確認できた。また、生殖細胞に分化する能力があることも確認、全身がこの万能細胞からできたマウスも誕生した。

ただ、生まれたマウスを1年近く観察したところ、2割で遺伝子組み換えの際に使うウイルスや遺伝子が原因と思われる甲状腺腫瘍(しゅよう)ができていた。山中教授は「ヒトへの応用には、まだ解決すべき課題は多いが、将来的には脊髄(せきずい)損傷や心不全の治療につながる可能性がある」としている。

米マサチューセッツ工科大も同じ方法で万能細胞の作製に成功、同日付のネイチャー電子版に発表するほか、別の科学誌に米ハーバード大が近く発表する予定。万能細胞獲得をめぐり、国際競争が激化している。(asahi.com 2007年06月07日)
 

ES細胞とは?


胚幹細胞または胚性幹細胞ともいう。多細胞動物の初期胚からとりだされた細胞で、あらゆる種類の体細胞になる能力、すなわち万能性をもったまま無限に増殖できる培養細胞株。成体内にある他の幹細胞が分化できる細胞の種類に制限があるのに対して、ES細胞はあらゆる種類の細胞に分化できるのが特徴である。

歴史

1981年にイギリスの生物学者M.エバンスとM.カウフマンがマウスで、哺乳類としてはじめてES細胞をつくることに成功した。つづいてアメリカの生物学者J.A.トムソンらが、95年にはアカゲザルで、そして98年にはヒトの胚でES細胞を確立した。

作り方

哺乳類の受精卵は32細胞まで分割すると、胚盤胞(はいばんほう)をつくり、胚になる内層と外層の栄養細胞にわかれる。この内層細胞をとりだし、ばらばらにわけて培養して、ES細胞がつくられる。

問題点

こういう性質をもつヒトES細胞は再生医療において多様な用途がみこめるため、医学界だけでなく産業界からも注目をあつめている。しかし、ヒトの胚をばらばらにすることが前提になるので、倫理的な議論の対象になる。さらに、本人の細胞クローンからES細胞をつくれば、移植における免疫問題が解決され、臓器移植を不要のものにする可能性があるが、これもまた、ヒトのクローンをみとめるかどうかという倫理的問題がたちはだかる。

ES細胞に関連する最近の研究

1.未受精卵に化学物質で刺激を与えて分裂を起こさせ、未受精卵からのES細胞を作る方法。さらに、その細胞核を別の未受精卵の核と置き換えて、再びES細胞を作る「2段階方式」により細胞分化能力が高まる。マウスでは成功している。

2.受精卵ES細胞に体細胞を融合させて、万能細胞にする研究。すでにマウスでは成功している。この手法なら、受精卵の破壊は最初にES細胞をつくる時だけで済む。

3.未受精卵からのES細胞でも、数を用意すれば、多数の人の血液型に合った細胞ができる研究結果もある。拒絶反応に影響するのはHLA型(人の白血球型)で、ほぼ対応できる。

4.卵子や受精卵を用いることなく、マウス皮膚細胞から胚性幹(ES)細胞に類似した万能幹細胞(多能性幹細胞)を誘導することに成功した。ES細胞に含まれる初期化因子24因子のうち特定の4因子を組み合わせると、万能幹細胞が誘導され、この細胞を誘導多能性幹(iPS)細胞と命名した。

 

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植物の不思議?「維管束」「気孔」「根毛」とは? このエントリーをはてなブックマークに追加  

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植物の体は根・茎・葉に分かれる。それぞれにどんなはたらきがあるだろうか?今日は植物のからだのふしぎについて調べたい。(参考HP Wikipedia)

なぜ植物は水を吸い上げることができるか?


まず「根」。根はもちろん水を吸収するためにある。水を大量に吸収するために「根毛」という細かい根をたくさんもっている。不思議なのは水を吸収する力だ。

植物で世界一背の高い「セコイア」は115メートル。こんなに高くまで水を吸い上げる力は葉にある。葉にある「気孔」から水をさかんに「蒸散」させる。

葉から水がなくなるとその部分が真空状態になり、下にある水をどんどん吸い上げる真空ポンプのはたらきをする。

植物はどうやって水分や養分を運ぶか?


植物の水分や養分を運ぶしくみに「維管束」がある。維管束には水を運ぶ「道管」という管と養分を運ぶ「師管」という管がある。

この維管束の種類には2種類ある。1つは維管束が○状に輪のようにならんだもので双子葉類のものである。もう1つは維管束がばらばらに散在したもので単子葉類の特徴である。

道管・師管とは何か?


道管とは水を運ぶ管で、死んだ細胞がつながってチューブになったものである。

師管とは葉でつくられた養分(デンプンなど)を運ぶ管で、生きている細胞がつながっている。



道管と師管は動物の血管のように植物の根から茎・葉までからだじゅうに見られる。


維管束とは?


維管束(いかんそく、vascular bundle)とは、植物が持つ内部組織の1つ。植物体の全体に渡ってその内部を貫く。役割としては物質の運搬と植物体の機械的な支持である。維管束を持つ植物は、シダ植物と種子植物であり、これらをまとめて維管束植物という。

概説

維管束というのは、いわゆる植物の茎の中を縦に走る柱状の組織の集まりである。普通は茎の中に一定の配列で並び、そこから分枝して葉や根に入り、先端近くまで伸びて終わる。

維管束を構成する組織には大きく2つある。1つは通道組織で、物質の輸送を役割とする。これには大きく二つあり、一つは道管で、水を下から吸い上げるもの、もう一つは師管で光合成産物などを運ぶものである。

もう1つは機械組織で、機械的支持を役目としている。いわゆる繊維等がこれであり、それぞれが細胞壁が非常に発達した細胞からなる。

多くの植物では、これらの組織が一定の配列で集まってパイプの集合体のような束状の構造となって植物体全体を貫く。そのような束は、複数あり、茎の断面を見れば、それらが一定の配列で植物体の中に配置しているのが見られる。このような、ここのパイプの束を維管束と言うが、この束が茎の中に配置している形その物を維管束と言う場合もある。植物群によってこれらの構造には様々なものがあり、それぞれに固有の名が与えられている。

また、これらの維管束の集合体を、その周辺の組織を含めて茎を構成する基本単位と見なし、これを中心柱(ちゅうしんちゅう)と呼ぶこともある。

維管束の発達と陸上生活への適応

陸上植物は水中で生活する藻類から分化してきたが、コケ植物、シダ植物、種子植物としだいに水からはなれて生活できるように進化してきた。これには、維管束の発達が大きく関係している。維管束のないコケ植物は、水から遠くはなれて生活することはできない。

茎の維管束のようす

茎の横断面をみると、単子葉類の維管束は全体にちらばっている。双子葉類や裸子植物の維管束は輪状にならび、木部と師部の間に形成層がある。樹木の場合は、年々形成層の内側に新しい木部、外側に新しい師部をつくって、幹は年とともに太くなり、熱帯雨林などをのぞけば、年輪ができる。

水や無機養分の吸収と運搬

根の先端近くには、根毛という細かい毛が無数にあって根の表面積を広げ、水や水にとけた無機養分を吸収しやすくしている。ここで吸収された水や無機養分は根の道管に入り、茎の道管をとおって、葉や花や果実などにはこばれる。葉のとくに裏側には、気孔という小さな穴があり、ここから水分を蒸散する。葉の蒸散作用によって、根はさらに水や水にとけた無機養分を吸収することができる。


葉でできた有機養分の移動

葉の光合成でつくられたデンプンは、糖に分解されて水にとけ、師管をとおって全身にはこばれ、根や地下茎、果実や種子など貯蔵組織内でふたたびデンプンとなって、たくわえられる。

光合成でつくられたデンプンを同化デンプン、貯蔵組織にあるデンプンを貯蔵デンプンという。貯蔵デンプンは、同化デンプンにくらべて、粒がずっと大きい。

 

維管束植物の形態と進化

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17年ゼミの謎 今夏70億匹? 米国 このエントリーをはてなブックマークに追加  

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もうすぐ夏、夏というと昆虫採集をした子供の頃を思い出す。昆虫というとカブトムシ、クワガタも人気があるが必ず取ったのがセミのなかまだ。

アブラゼミから始まりニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、クマゼミいろんな種類がある。

セミの仲間というと土の中で長い間過ごすことが知られている。昔は7年間といわれていたが、セミによって幼虫の期間は違うことがわかってきた。

短いものでは2、3年、アブラゼミで4年だそうだ。長いものでは13年、17年というものもある。セミは幼虫時代もふくめれば長寿の部類の昆虫である。(世界一はシロアリの女王で100年)


13年、17年ゼミは13年、17年ごとに大発生するのでこう呼ばれている。今年はなんと70億匹も発生すると予想されている。

この数は世界の総人口よりも多い。地元のアメリカでは「うるさい」「掃除が大変」と不評だ。

これは、外敵に食べつくされないほどのものすごい数によって、確実に生き残ることができるという、生物の知恵なのではないかといわれる。

13年ゼミや17年ゼミは、ほかの周期ゼミと羽化の年がかさなる機会の少ない「素数」の周期をもっていたため、周期がみだれにくく、今まで生き残ってきたのではないかと考えられている。

周期ゼミのナゾについては、まだはっきりとわかっていないことも多くある。このように自然がもつ不思議な力には、おどろかされることが多い。(A:17年ゼミ B:ニイニイゼミ C:アブラゼミ 参考HP Wikipedia)

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17年ゼミ、競合少なく数増える 今夏70億匹? 米国


17年ごとに大発生する米国の「17年ゼミ」の羽化が、イリノイ州など米中部でピークを迎えている。今年の予想発生数は世界の総人口を上回る70億匹。米国では「うるさい」「庭木が傷む」「掃除が大変」など悪役と見なされがちな17年ゼミ。しかし、その正確な体内時計には「進化の不思議」が詰まっている。

イリノイ州シカゴ郊外へ、静岡大の吉村仁教授(進化理論)とセミ捕りに出かけた。住宅地のわきの森に入ると、赤い目の17年ゼミが、木の幹だけでなく、周囲の草にも鈴なり状態だった。

全長は4センチほど。日本のニイニイゼミ並みだが、細身なのでより小さく見える。そのうえ無防備で簡単に捕れる。

17年ゼミは長い距離を飛べない。大発生するので、遠くまで結婚相手を探しに行く必要がなかったのでしょう」と吉村さんは説明する。

よく見ると、ひとまわり小さいセミが交じっている。大きい方は腹がオレンジ色なのに、小さい方は黒い。大きい方は「セプテンデシム」、小さい方は「カッシーニ」で種が違うという。ほかにもう1種、小型の17年ゼミがいるそうだ。

シカゴの歴史・自然史博物館「フィールド博物館」のダン・サマーズ昆虫収集部長によると、今年の羽化の第一報は5月19日。「前回の60億匹を超え、70億匹は発生するとみられている」。大発生は1カ月ほど続く。
(asahi.com 2007年06月05日) 


セミとは何か? 


セミ(蝉)は、カメムシ目(半翅目)・頸吻亜目・セミ上科(Cicadoidea)に分類される昆虫の総称。夏に鳴く昆虫として知られている。

熱帯や亜熱帯の森林地帯に分布の中心を持つが、一部は冷帯の森林や草原に分布するものもいる。約3000種が知られており、テイオウゼミのような翅端までが130mmくらいの巨大なものから、イワサキクサゼミのように20mm程度のものまでいる。

日本の場合、成虫が出現するのはおもに夏だが、ハルゼミのように春に出現するもの、チョウセンケナガニイニイのように秋に出現するものもいる。数週間の成虫期間に太陽の下で精一杯生き、子孫を残し死んでいく姿は古来より感動と無常観を感じさせてやまない昆虫である。

しかし幼虫として地下で生活する期間を含めると一生は3-17年(アブラゼミは4-5年)ほどと長く、短命どころか全体の寿命は昆虫類中上位である。

オス成虫の腹腔内には音を出す発音筋と発音膜、音を大きくする共鳴室、腹弁などの発音器官が発達し、鳴いてメスを呼ぶ。また、外敵に捕獲されたときにも鳴く。気管の拡大によって生じた共鳴室は腹部の大きな空間を占め、鳴き声の大きな中型種であるヒグラシやヒメハルゼミなどでは腹部を透かして見るとほとんど空洞に見えるほどである。いっぽう、メス成虫の腹腔内は大きな卵巣で満たされ、尾部には硬い産卵管が発達する。

鳴き声は種類によって大きく違い、種類を判別する有効な手がかりとなる。鳴く時間も種類によって異なり、クマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、ヒグラシは朝夕、ニイニイゼミは1日中などである。夏の昆虫とはいえ真昼の暑い時間帯に鳴くセミは少なく、朝か夕方のほうが居場所が分かりやすい。

交尾が終わったメスは枯れ木に産卵管をさし込んで産卵する。枯れ木の上を移動しながら次々と産卵するため、セミが産卵した枯れ木は表面が線状にささくれ立つ。

ニイニイゼミなど早めに出現するセミの卵はその年の秋に孵化するが、ふつうセミの卵が孵化するのは翌年の梅雨の頃である。孵化した幼虫は半透明の白色で、薄い皮をかぶっている。枯れ木の表面まで出た後に最初の脱皮をおこなった幼虫は土の間にもぐりこみ、長い地下生活に入る。

幼虫は太く鎌状に発達した前脚で木の根に沿って穴を掘り、長い口吻を木の根にさしこみ、道管より樹液を吸って成長する。長い地下生活のうちに数回(アブラゼミは4回)の脱皮をおこなう。地下といえどもモグラ、ケラ、ゴミムシなどの天敵がおり、中には菌類(いわゆる「冬虫夏草」)に冒されて死ぬ幼虫もいる。

若い幼虫はからだが白く、目も退化しているが、終齢幼虫になるとからだが褐色になり、大きな白い目ができる。羽化を控えた幼虫の目は黒くなり、地表近くまで竪穴を掘って地上の様子を窺うようになる。

 

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ショック!コモドドラゴン人を襲う インドネシア このエントリーをはてなブックマークに追加  

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コモドドラゴンは、インドネシアのフローレス諸島の中でコモド島・リンチャ島・ギルモンタン島・フローレス島に生息する。これらはコモドオオトカゲの保護のため、コモド国立公園として世界遺産に登録されている。

有毒な唾液をもち、島にいるイノシシなどを襲って生きている、世界遺産コモドドラゴン。このオオトカゲは人を襲わないと聞いていた。

それが島の住人にも守り神として 昔から受け入れられている理由であった。今回コモド島の8歳の少年がコモドオオトカゲに襲われたという。4月は乾期でエサが少ない時期だそうだ。


それにしても、保護している動物に襲われるとはかなりショックな話だ。コモドドラゴンはオオトカゲの一種で、世界最大のトカゲであり、特に大きなものは全長3.5mの記録があるが、通常は3m内外である。体重は100kg近くある。

昨年のクリスマスシーズンに、受精なしに子が生まれ、単為生殖することが初めてわかった。 


関連するニュース
コモドオオトカゲにかまれ、8歳男児死亡 インドネシア


ジャカルタ(ロイター) インドネシア東部コモド島のコモド国立公園で、8歳の少年がコモドオオトカゲに襲われ死亡した。コモドオオトカゲは世界最大級のトカゲで体長は3メートルを超すが、人間を襲うことは珍しい。

同公園によると、少年は2日、公園内の漁村で用便のために茂みに入ったところ、コモドオオトカゲに腰付近をかみつかれた。少年は引きずられるなどして右足に深い傷を負い、約30分後に出血多量で死亡したという。

コモドオオトカゲは、インドネシアのコモド島とリンカ島を中心に世界で約2000頭が生息。体長は3メートル前後、体重は平均90キロになる。動きが素早く、嗅覚が鋭い。絶滅が危ぐされており、保護の対象になっている。

豚や小型のシカなどを獲物にし、成長した水牛を襲ったとする記録もある。他のコモドオオトカゲや人間を含め、力で圧倒できるものは何でも襲うともされる。かみつかれると、毒性の強いばい菌によって死に至ることが多いという。

インドネシアでは4月からは乾期で、コモドオオトカゲにとっては通常の獲物が少なくなっているという。同公園は「コモドオオトカゲが公園内の住宅地を歩き回ることは珍しくないが、人間を襲って殺すことは非常にまれで、たいていは軽いけがを負わせるぐらいだ」と話している。(CNN 2007.06.05)
 

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人間も食べなくても生きられる?「葉緑体」の「細胞内共生」 このエントリーをはてなブックマークに追加  

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深海の熱水噴出口の近くで生きるハオリムシという動物には、動物でありながら消化器官がなく、体の中に細菌を住まわせて、細菌がつくる養分を吸収して生きている。

ハオリムシの細胞の中に住む細菌は、「細胞内共生」といわれている。真っ暗な深海の中では私たちの常識では考えられない生物が住んでいる。

しかし、私たちのまわりにも、「細胞内共生」ではないかといわれるものがある。それが「ミトコンドリア」と「葉緑体」である。これらは細胞のDNAとは別に独自のDNAを持ち、独自に分裂しなかまを殖やすという。まさに細胞内に生きている細菌のような存在だ。



「ミトコンドリア」は私たち動物の中に存在しているばかりか、植物にも存在している。しかし、「葉緑体」は植物だけに存在する。

もし、人間に葉緑体があれば、太陽の光を浴びて「あー今日は満腹だ」なんて感覚になるのだろう。今後人類が宇宙に進出するようになって、宇宙旅行や他の星で生活するときに食料を節約するため、細胞に葉緑体を組み込んだ人類があらわれるかもしれない。

また現に干ばつや戦乱などで飢餓に苦しむ人たちに、葉緑体を移植すればとりあえず生きることができるかもしれない。世界的には生まれてきても食べ物がなく、すぐに飢えて死んでいく子供たちが多い。

人間を植物化すればせっかく生まれた命を救うことができるかもしれない。

今日はこの便利な器官、葉緑体について調べる。(参考HP Wikipedia)


葉緑体とは何か?


葉緑体 (ようりょくたい、英: Chloroplast)は植物や藻類にみられる細胞内小器官で、光合成の機能を担っている。

葉緑体は、光合成生物にみられる細胞小器官であり、プラスチドのひとつである。葉緑素等の光合成色素を含むので、はっきりした色があり、生体観察でももっとも確認しやすい細胞小器官である。

維管束植物の場合、葉緑体は、非光合成細胞では、色素体として存在する。色素体には、アミロプラスト、クロモプラスト、白色体などさまざまな種類があるが、すべての色素体は、二重の包膜で囲まれ、葉緑体DNAを持つことが特徴である。

葉緑体の形は分類群によって様々であるが、一般的には藻類において多様性が高い。高等植物のものは、ほとんどがやや扁平な円盤状である。藻類においては、様々な形のものが知られている。もっとも有名なのは、アオミドロにみられる、リボン型で円筒形の細胞内に螺旋状に入っているものであろう。他にも、星型になったホシミドロのものや、板状になって常に光の方に面を向けるサヤミドロのものなど、様々な形のものが知られている。

種子植物の場合、葉緑体の形は単純な円盤状である。大きさは直径約5μm程度、顕微鏡で見ると、細胞の外周に並んで見えることが多い。これは、細胞の中央部を液胞が占めているからでもある。原形質流動によって移動するのが見られる。

種子植物の葉緑体は外側を二重の膜によって覆われており、その内側の部分をストロマという。ストロマ内には、多数の膜でできた薄い袋状の構造が並んでいる。この袋をチラコイドと呼ぶ。多数の小さなチラコイドは積み重なった構造があちこちにあって、これをグラナという。

ストロマには独自のDNA(葉緑体DNA、cpDNA)が含まれ、それと対応して独自のリボソームがここに含まれている。チラコイド膜には、光合成色素や、光合成の光にかかわる反応に関する酵素が位置している。

光合成だけでない働き


光合成が最もよく知られた主要な機能であるが、その他に窒素代謝アミノ酸合成、脂質合成、色素合成など、植物細胞における代謝の重要な中心となっている。

独自のゲノムDNAやリボソームを持ち、真核光合成生物の共通の祖先が光合成をおこなう原核生物を細胞内に共生させたことに由来すると考えられている。これについては,下記の「起源」を参照のこと。

葉緑体DNAは,さまざまなタンパク質とともに核様体を作っており、細胞核の染色体と同様、核様体は葉緑体DNAの複製,転写,分配の単位となっている。ただし、ヒストンはない。また、細菌のDNA結合タンパク質として知られるHU, DPSなどのタンパク質も、緑色植物の葉緑体には、基本的には存在しない。代わりに亜硫酸還元酵素がDNA結合タンパク質として機能している。

葉緑体の起源


葉緑体の起源となる共生体としては、同じ酸素発生を行うシアノバクテリアの一種と考えられているが、現生のシアノバクテリアのどれに近いか、またはそれらの祖先種の近縁種に由来するのかは、まだわかっていない。

ちなみにシアノバクテリアの起源としては、光化学系1と2を供給したものとしてヘリオバクテリアとクロロフレクサスが考えられているが、実際の光化学系1・2とこれらの光合成細菌の光化学系はかなり異なるので、系統的に関連があるということを除けば,構成タンパク質の機能がそのまま対応するわけではない。また,光合成以外の機能に関しては、細胞の起源はわかっていない。

葉緑体は、細胞核遺伝子の産物がなければ機能できないので、昔考えられていたような葉緑体の培養ができることはない。しかし、葉緑体が細胞から分離した状態でも機能できる証拠として、ウミウシの例がある。ウミウシの仲間の嚢舌類は、海藻の細胞内物質を吸い込むように食べるが、ある種において、藻類の葉緑体を分解せずに細胞内に取り込む例が知られている。こうして動物細胞に取り込まれた葉緑体は、ここで光合成を行ない、動物細胞にその産物を供給するという。

シアノバクテリアとは?


シアノバクテリアは藍藻(ランソウ)、藍色細菌などと呼ばれることもある、植物と同じように、酸素の発生を伴う光合成を行う原核生物である。

シアノバクテリアは、生物の進化の歴史の中で初めて、酸素の発生を伴う光合成の能力を獲得した生物だ。この地球上に酸素が豊富にあるのはシアノバクテリアのおかげであるということができる。

また、シアノバクテリアが10数億年前に真核生物に細胞内共生したことが葉緑体の起源であると考えられている。

 
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5年ぶり!水星・金星の内惑星ウィーク 午後7時半頃 西の空 このエントリーをはてなブックマークに追加  

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水星は太陽系の一番内側をまわる惑星で、いつも太陽の近くにあるため、なかなか目にすることができない。  

しかし、今年の6月2日には水星が東方最大離角(夕方の西空で観望の好機)となり、その前後には、夕方の西空で大変観察しやすくなる。  

水星が西の空に見えるのは、毎年何度かあるのだが、このときの高度が東京で19度以上と高くなり、しかも金星も一緒に見られる年は、2002年5月以来、5年ぶりのことになる。(参考HP 国立天文台
 


水星の見つけ方
夕方、太陽が沈んだ方角、西空を見てみよう。まずは、-4.3等の明るい金星が目につく。

金星を見つけることが出来れば、その金星よりもさらに低い位置に、0.4等の水星が見える。日の入り30分後の高度は、水星で約14度、金星で約30度で、金星の高度の約半分のところに水星が見える。  

また、金星より少し高い位置には、0.5等の土星が見える。  

なるべく西空が開けた場所で観察しよう。  なお、双眼鏡を持っている方は、なるべく三脚などに固定して、水星を探してみよう。肉眼で水星が見えなくても、双眼鏡でなら見ることができるかもしれない。  

金星の近くには、ふたご座の1等星ポルックス(1.16等)とカストル(1.58等)、水星の近くには、こいぬ座の1等星プロキオン(0.40等)、ぎょしゃ座の1等星カペラ(0.08等)が見えている。水星と間違えないようにしよう。  

気になるお天気は?

 

国立天文台では多くの方に水星と金星を見てもらおうと「内惑星ウィーク」キャンペーンを行っている。詳細はこちら
 → http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070601/index.html 


関連するニュース
水星・金星・土星:日没後西の空、一堂に 好条件で観測可能


−来月上旬 午後7時半ごろの東京の空− 国立天文台  

水星、金星、土星の3惑星が日没後の西空に並んで輝く様子を、6月上旬にかけて全国で見ることができる。最も太陽に近い水星を見るチャンスは少なく、国立天文台によると、水星と金星が夕方に好条件で見られるのは5年ぶりだという。  

水星は太陽の近くを回っているため、限られた期間の日没後か日の出前の低空に、わずかな時間しか見えない。地動説を唱えた天文学者のコペルニクスも生涯、見たことがなかったという逸話も残るという。  

現在、日没直後の西空では、金星が「宵の明星」としてひときわ明るく輝いている。水星は、金星と太陽を結んだ線上の低空に0・4等級の明るさで見える。さらに、金星より高い位置には土星が、水星と同じくらいの明るさで並んでいる。  

同天文台は「西の空が開けている場所なら、一般の人でも肉眼で水星を見つけられるはず。この機会にぜひ見てほしい」と呼びかけている。(毎日新聞 2007年5月31日) 

 
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「コレステロール」を減らす運動量は1日30分以上 お茶の水大 このエントリーをはてなブックマークに追加  

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近年、脂質の1つである「コレステロール」についてくわしいことがわかってきた。

「コレステロール」にはHDL(善玉コレステロール)とLDL(悪玉コレステロール)があるという。コレステロールに良いものと悪いものがあるということなのだろうか?

調べてみるとコレステロールに良いものも悪いものもなかった。正確にはHDLは「コレステロール回収リポタンパク質」でLDLとは「コレステロール分配リポタンパク質」というべきものであり、両者ともコレステロールを運搬するタンパク質であることがわかってきた。

HDLは肝臓へコレステロールを回収するはたらきがあり、LDLは体中にコレステロールを分配するはたらきがある。LDLが多くなりすぎると動脈硬化などが起こりやすいといわれる。

体によいとされるHDLは運動すると増えることがわかっていたが、これまでどの程度運動すればよいかわかっていなかった。

お茶の水女子大の児玉暁研究員と曽根博仁准教授はウオーキング、ジョギングなど有酸素運動によるHDLの変化に関する25の研究論文のデータを解析。運動量は1回30分以上、週2時間超のとき増加する傾向をつきとめた。

中性脂肪を減らす運動も毎日30分以上の時間が必要だという。何か相関関係があるかもしれない。HDL増加も運動の激しさとは無関係だった。毎日のエクササイズの重要さを再認識した。

善玉コレステロール悪玉コレステロールの呼び方は混乱するので、変えた方がよいと思う。(参考HP healthクリック・花王)

関連するニュース
善玉コレステロール増える運動量は1回30分、週2時間超


運動で善玉コレステロールを増やすには、少なくとも1回に30分以上、1週間で計2時間以上の運動量が必要であることが、お茶の水女子大の研究グループの調査でわかった。米国の内科学雑誌に発表される。

血液中の余分なコレステロールを回収することから「善玉」とされるHDLコレステロールは、運動によって増えるとの指摘はあったが、どの程度行うべきか明確な指標はなかった。

同大生活習慣病医科学講座の児玉暁(さとる)研究員と曽根博仁准教授(代謝内分泌内科)は、ウオーキング、ジョギングなど有酸素運動によるHDLコレステロールの変化に関する25の研究論文のデータを解析した。

それによると、HDLコレステロールの上昇には、週当たり推定消費エネルギーで900キロ・カロリー、時間にして2時間以上の運動量が必要だった。一般に1時間の速歩きで300キロ・カロリー程度消費するとされる。

運動1回当たりでは、30分以下ではほとんど効果がなく、以降10分増すごとにHDLコレステロールは約1・4ミリ・グラム(1デシ・リットルあたり)上昇した。運動の激しさとは無関係だった。

足腰を鍛えたり体脂肪を減らしたりするには、短時間の運動をこまめにすることも効果的とされるが、「HDLコレステロールの改善には、ウオーキング、水泳など30分以上のまとまった運動を週に数回行う必要があるとみられる」と曽根准教授は話している。(2007年5月29日3時9分  読売新聞)

コレステロールとは?


脂質のうち誘導脂質のステロイドに分類され、その中でもステロールとよばれるサブグループに属する有機化合物の一種である。

コレステロールの大部分は食事に由来するのではなく、体内で合成される。そして血漿にふくまれるリポタンパク質と呼ばれる粒子を媒体として輸送され、肝臓に蓄えられたり、体中に分配されたりする。

コレステロール分子自体は、動物細胞にとっては生体膜の構成物質であったり、さまざまな生命現象に関わる重要な化合物である。よって生体において、広く分布しており、主要な生体分子といえる。

コレステロールが血液中に多くなると動脈硬化の原因になるとされる。

脂質とは?


脂質とは体内にあり、水に溶けない成分の総称である。脂質は3つに分かれる。

1つは単純脂質といい、脂肪酸とアルコールのエステルになったものである。一般に脂肪というとこの単純脂質のことである。

2つめは複合脂質といい、リン酸や糖をふくむ脂質である。このうちリン脂質は生体膜の構成に重要な脂質である。

3つめは誘導脂質といい、単純脂質や複合脂質が加水分解して得られるものである。これには脂肪酸とステロイドがふくまれる。

ステロイドにはコレステロールとステロイドホルモンがある。コレステロールは誘導脂質のなかまである。
 

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酸耐性遺伝子「STOP1」 酸性土壌に強い植物 岐阜大・理研 このエントリーをはてなブックマークに追加  

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日本の土は酸性土といわれている。近年の酸性雨の影響もあり酸性が強くなっている。そのため、農作物を育てるときは石灰を畑にまいて、土壌を中和する。私たちの食卓にとどく野菜は手間暇かけられて育てられる。

それに対して、雑草はどうだろうか。元気なものである。酸性土?酸性雨?まったく関係ないようにどこにでも育ち、いつでも顔を出す。酸性に強い性質がある。

長年不思議に思った人も多いのではないだろうか。野菜と雑草、同じ植物でも何でこんなに違うのだろうか?
理化学研究所と岐阜大学小山博之教授らのグループが、ある植物について調べたところ、酸性に強いものは酸性に強い遺伝子「STOP1」があることが発見された。将来、この遺伝子を組み込んで「酸性土壌でも育つ作物の開発」が期待される。

上の資料は「理研バイオリソースセンター 実験植物開発室 井内聖専任研究員」よりお借りしました。

関連するニュース
耐性遺伝子:酸性土壌に強い植物開発に道 岐阜大など特定


岐阜大応用生物科学部の小山博之教授(44)と独立行政法人・理化学研究所の研究グループが、酸性土壌でも植物の生育を可能にしている遺伝子を特定した。

同グループによると、植物の酸耐性にかかわる遺伝子の特定は世界初という。酸性土壌は世界の農耕地の約30%を占めるといわれ、この遺伝子の解明を進めることにより、酸性土壌でも良好に生育する植物の開発につながる可能性がある。

米国科学アカデミー紀要「PNAS」の6月5日号の電子版に掲載される。  

この遺伝子「STOP1」は、pH4.3の酸性の寒天培地でも根を伸ばす実験用植物シロイヌナズナ(アブラナ科)から見つかった。

遺伝子を無作為に傷付けたシロイヌナズナの複数の種をpH4.3の寒天培地に植えたところ、一部の種は根が全く伸びなかった。

根が伸びなかった種の遺伝子と正常なシロイヌナズナの遺伝子を比較し、異常がある遺伝子を特定。正常な遺伝子と置き換えたところ、根が伸びるようになったため、この遺伝子「STOP1」が酸耐性の獲得に関与していることが分かった。  

ブラジルや南アフリカなど熱帯・亜熱帯地域をを中心に現在、世界の農耕地の約30%の土壌は酸性といわれる。酸性土壌で植物を育てるには、大量の石灰を混ぜ込むなどの土壌改良が必要。

同グループの研究で、トウモロコシやイネも「STOP1」と同種の遺伝子を持っていることが判明しており、「STOP1」の解明により酸性に強い植物を作り出すことが期待できるという。(毎日新聞 2007年5月29日)

世界の土壌


地球上には砂漠や険しい山岳地帯、北極圏や南極圏など、作物の生育に適さない土地があり、農林業に利用することができる耕作地は、全陸地の約50%とされています。

さらに、塩類土壌や砂漠土壌、泥炭土壌など耕作に適さないやせた土地もたくさんあります。酸性土壌もその一つで、農業可能な土壌の約30%を占めています。 

日本の土壌


世界的に見れば、土壌侵食や塩類集積、砂漠化により、多くの農耕地が失われています。これは、降雨量の少ないアルカリ土壌で起こりやすい現象ですが、日本は年間1500mm程度の降雨がある温暖な気候に恵まれているため、土壌のアルカリ化は認められません。むしろ、降雨によって塩類が失われ、土壌が酸性化する現象が認められています。

土壌には、その場で岩石が風化してできたものや、火山灰土のように風で運ばれたもの、河の流れで集積した沖積土など様々な物があります。火山灰土の多くは畑で、沖積土壌の多くは水田として利用されているなど、土壌の種類と土地利用は密接な関係があります。

畑利用されている火山灰土壌は、酸性化しやすく、リン酸が少ないなどの問題はありますが、リン酸資材や石灰資材を施用することで容易に改良できます。日本の火山灰土は塩基成分の多い玄武岩から構成されている物が多く、世界的に見れば優れた火山灰土に入ります。

また、黒い火山灰土が多く見られますが、これは腐植が集積してできた火山灰土で黒ボク土と呼ばれています。このように腐植が多い肥沃な火山灰土は世界的にも稀な物です。

日本では古くから水田が作られていましたが、水田は半年間は水に覆われているため、土壌侵食は起こらず、土壌の酸性化や連作障害が起きない優れた農耕地となっています。さらに、稲は灌漑水から養分を得るため、灌漑水の浄化にも役立ち、環境を守る機能もあります。

このように、日本の土壌は世界的にも恵まれた土壌ですが、農作物を作らないと土地は荒れてしまいます。適切な施肥と管理により、農作物を栽培することが、恵まれた日本の農耕地を守ることになります。

酸性土壌の問題点


酸性土壌は、温度条件や雨水に含まれる水素イオンHなどの影響でさらに酸性化が進み、毒性を持つアルミニウムイオンの溶出などが起こり、作物の生育に悪影響を与えます。

これを防ぐためには中和剤を使った土壌改良が欠かせませんが、膨大な資金が必要であるため、 「酸性土壌でも育つ作物の開発」が世界中で期待されています。

酸性に強い遺伝子の発見


植物実験でよく使われるシロイヌナズナ(アブラナ科)。酸性の強い培地(pH4.3)で育ててみると根を伸ばすものが見つかった。

この遺伝子を傷付けたシロイヌナズナの種をpH4.3の寒天培地に植えたところ、一部の種は根が全く伸びなかった。

根が伸びなかった種の遺伝子と正常なシロイヌナズナの遺伝子を比較し、異常がある遺伝子を特定

正常な遺伝子と置き換えたところ、根が伸びるようになったため、この遺伝子「STOP1」が酸耐性の獲得に関与していることが分かった。

このような遺伝子はコメやトウモロコシにも確認されており、将来酸性に強い作物の開発が期待されている。  

松印 粒の消石灰 1kg

松印

酸性土壌を改良するための石灰
松印 粒状苦土石灰 1kg

松印

酸性土のアルミニウムイオンを溶出による
作物の生育阻害を防ぐ
 

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すすむ「屋上緑化」 「蒸散作用」が都会を冷やす このエントリーをはてなブックマークに追加  

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都市部のエネルギーの大量消費と砂漠化が原因で起きるヒートアイランド現象が問題になって久しい。対策はどのくらい進んだろうか?

人口が集中する都市部では、エネルギーの大量消費による大量の廃熱がある。また砂漠化により、気温を下げるはたらきのある植物が極端に少ない。

植物には蒸散作用がある。これは葉から水が蒸発することだが、このときにまわりから熱を奪うので気温を下げるのだ。

今さら何千・何万というビルを消し去ることなどできないから、いったいどうやって解決するのか、具体的な方針が見えてこなかった。



東京都では2001年4月より、『東京における自然の保護と回復に関する条例』において、一定基準以上の敷地における新築・増改築の建物に対して、その敷地内(建築物上を含む)への緑化を義務付けた。

失われた緑を取り戻そうという方針を立てたのだが、どれほどの効果があるのか疑問だった。ビルはビルであって植物が生えるのだろうか?土などを盛ったら重くなるのではないか?水はどうするのか?水をかけたら下の階に漏れないか?肥料はどうするのか?

「屋上緑化」にはいろいろな課題がありそうだ。しかし、最近の企業努力で少しずつ効果が上がってきている。国も庁舎の屋上を太陽光発電や「屋上緑化」にすることに決めた。

最近の「屋上緑化」にはどんな技術やどんな課題があるのだろう?調べてみたい。 (参考HP Wikipedia・東邦レオ)


関連するニュース
国管理の全庁舎屋上、太陽光発電か屋上緑化に…首相が指示


安倍首相は29日、政府の地球温暖化対策推進本部の会合で、温室効果ガス削減に向け、国が管理しているすべての庁舎の屋上で、太陽光発電か屋上緑化を実施するよう指示した。  

各省庁では、太陽電池を効率的に行える延べ床面積1000平方メートル以上の全庁舎について今月中にもリストアップし、早急に導入する予定。  

首相は「現状の対策のままでは、京都議定書の目標達成が極めて厳しい状況にある。目標の達成のためには、政府が率先して取り組み、自治体や幅広い業界にも取り組みを促す必要がある」と述べた。 (2007年5月29日21時13分 読売新聞) 


屋上緑化とは?


屋上緑化(おくじょうりょっか)とは、建築物の断熱性や景観の向上などを目的として、屋根や屋上に植物を植え緑化することである。同様に、建物の外壁を緑化することを壁面緑化(へきめんりょっか)という。

環境問題への対応を迫られる現代において案出された手法と見られがちだが、屋上庭園や草に覆われた土屋根、ツタの絡まる壁をもつ建築物は各国で古くから存在し、人々は先人の知恵としてその恩恵を受けてきた。

日本でも古来、夏にはヒョウタンやヘチマの緑陰で家屋に涼を呼ぶ習慣があり、極寒の国では屋根に生やした草が断熱材となり寒さを防いだ。その根源は自然と人間の共生に根ざすものである。

屋上緑化の課題と技術


1.防水
ポリ塩化ビニルシートやアスファルトなどでの防水は不可欠であり、一般的な屋上の防水工事以上に慎重な計画と施工が求められる。また、土壌を経て防水面へと浸透する経路にも工夫が望まれる。余剰な水が一箇所に溜まることは避けるべきである。

2.防根
植物の根が土壌を貫通し、防水面を破れば水漏れが発生する。また、植物の根はコンクリートへと容易に食い込んでゆくため、躯体に達すると構造上危険である。こうした問題を防ぐため、防根シートなどの層を設ける必要がある。

3.灌漑排水
人手での水やりの人件費がかけられない場合、スプリンクラーなどの装置で半自動で植物に吸水する必要がある。植物の種類や土壌の保水性に適した頻度と量で吸水する必要がある。また、農業などにも用いられている高分子ポリマー製のシートも屋上緑化用に使われることがある。

4.通気性の確保

5.軽量化
建物に積載できる荷重には限りがある。積載荷重条件を無視して、大きな荷重のかかる緑化を行うことはできない。建築基準法では、一般的な住宅建築で人が立ち入れる屋上・バルコニーは、床の積載荷重が180kgf/m2、地震力が60kgf/m2で構造計算することになっている。

通常、比較的根の浅い芝類で300kg/m2、高木では1000kg/m2の固定荷重を見込む必要がある。荷重は土壌の湿潤状態を基準として考える必要がある。屋上庭園のため、高分子ポリマー製の保水シートや、根を張れる孔がスポンジ状にあいた緑化コンクリートなども開発されている。

6.手入れの簡便化
屋上庭園のメンテナンスに割けるコストにもよるが、吸水・剪定などの作業は一般的な庭園同様に必要となる。スプリンクラーなどの設備が広く使われる。

7.植物の種類
セダム(マンネングサ)、芝

これら2つは簡易的に植物で屋根を覆う方法であり、庭としての利用は重視されない。つまり普段の屋上利用を立ち入り禁止にするような建物ではこのような形式が採用されている。しかし近年の報告では、元々砂漠などの乾燥地に生えるセダム植物による屋上緑化は植物の水分放出による冷却効果がそれほど期待できないとする説もある。

花類、潅木植物

花壇や大きく成長することのない潅木植物などで景観にメリハリをつけ、屋上庭園として利用する。シンボルツリーとして2-3メートル程度の中高木を配する場合もある。これらの場合、建物の重量や漏水対策がセダムや芝よりも厳しく求められる。

 

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「暖房用循環水」に「界面活性剤」を混ぜる省エネ このエントリーをはてなブックマークに追加  

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エネルギーはなくてはならないものである。電気をつける。家で料理をつくる。テレビを見る。パソコンを使う。車を動かす...。

ほとんどすべての人間の生活が、電気やガス・石油などによるエネルギーがなければ成り立たない。

一方、近年ガス・石油の燃焼によっておきる温暖化や大気汚染も問題になっている。

そこで「省エネルギー」がよびかけられているのだが、なかなかこれが難しい。すぐに忘れてしまう。せめてニュースに目を通して、省エネルギーを意識していきたいと思う。

 暖房用循環水の例 (資料提供:NORITZ) 

今回、紹介する省エネ技術は、セントラルヒーティングや温水床暖房で使う暖房用温水にリンスと同じ成分の界面活性剤を0.5%ほど混ぜただけで65%の電力を節約できたという技術だ。

流動性の高そうな「水」にも目に見えない粘りけがあり配管との間に摩擦が生じていたのに驚いた。(参考HP Wikipedia)
 

関連するニュース
界面活性剤:暖房用循環水に混ぜると電力削減できた


暖房用循環水界面活性剤を混ぜると、配管との抵抗が減りポンプを動かす電力を65%削減できたと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究グループが発表した。札幌市役所本庁舎を使った実証実験で、二酸化炭素排出量も年間約32トンの削減になるという。  

実験は2月下旬から5月中旬まで、本庁舎の約32トンの循環水を使う温水循環システムを利用。リンスに似た成分の界面活性剤を、約0.5%の濃度になるように加えた。

この結果、電気の周波数を通常の50ヘルツから35ヘルツに落としてポンプを作動しても必要な流量を確保することができ、実測値で65%の電力を削減できた。  

この実験結果から試算すると、年間の節電量は、本庁舎の総電力量の約1.3%に相当する5万8000キロワット時で、約63万円の経費削減となる。  

同研究所エネルギー技術研究部門の武内洋・副研究部門長は「冷房でもほぼ同じ配管を使うので、夏には冷房での有効性を実証する。データを蓄積し、効果がある省エネ技術として普及させたい」と話している。(毎日新聞 2007年5月29日 19時52分 )

暖房用循環水とは?


ボイラーなどで温水をつくり、配管により各部屋に温水を送る仕組みがある。この温水は暖房用に使われ循環する。

温水による暖房には、ラジエーターを使うセントラルヒーティングと配管を巡らせる温水床暖房などがある。

セントラルヒーティング

石油や電気のボイラーで作られた温水を各部屋に分配し、ラジエーターを用いて空気への熱変換、また放射熱への変換を行い暖房する。

利点は媒体が水であるため比熱が高く、ある程度長距離の配管を行っても熱損失が少ない事により、比較的大きな建物の暖房を行える点にある。

欠点は、ラジエーターや配管の気密性への配慮などでイニシャルコストが増大してしまう点にある。戦後より北海道を中心とした住宅、また日本全土のビルディング等で用いられてきた。近年の北海道内の住宅では、標準的な装備となっている。

温水床暖房

温水床暖房(おんすいゆかだんぼう)は、部屋の床の下に温水を流し、部屋を暖房するもの。雨水や水道水がガスや電気、石油のエネルギーによって加熱され、配管の中を循環する。循環する温水は摂氏40度から60度程度のものが一般に用いられる。

周囲よりも温度の高い空気は上へ上昇する性質を持っている。そのためこのシステムによって暖められた空気は部屋の上部にも充満し、生活熱として外壁や屋根から屋外へ放出される。豪雪地ではこの生活熱を利用して屋上の融雪が行われる。 

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直流とは?交流とは? このエントリーをはてなブックマークに追加  

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テスラとエジソンの電流戦争の結果、テスラに軍配が上がり交流送電が採用され、それが世界標準になった。

その理由は?交流送電の方が電圧を容易に変えやすいこと、交流送電には発電機で発生した電気をそのまま使う事ができることなどがあげられる。

直流や交流とはどんな電気なのだろう?今日は直流・交流の基本を調べる。

 

直流とは?


直流(ちょくりゅう;Direct Current;略称:DC)は、時間によって大きさが変化しても流れる方向(正負)が変化しない電流である。

電池静電気により発生する電気は直流である。また、真空管トランジスタ集積回路は直流電圧で動作する。通常、一般家庭に送電されるのは交流であり、家庭用電源を使用する電化製品は交流電源に対応するが、機器によっては機器内の整流器により直流電流に変換して作動させるものもある。

交流とは?


交流(こうりゅう、Alternating Current, AC)とは、時間とともに周期的に振幅が変化し、方向が変わる電流のことである。交番電流の略である。同様に時間とともに周期的に方向が変化する電圧を交流電圧という。対義語は直流。

発電所で発生する電気は交流である。通常は三相交流発電機が利用される。発電された電力は、特別高圧に変圧器で変電され交流送電される。海底送電などでは、整流器インバータを使用した直流送電も利用される。

配電で用いられる電気方式は三相4線式三相3線式単相3線式などがある。

直流送電と交流送電


直流送電(ちょくりゅうそうでん)とは、三相交流電力を直流電力に変換し、送電する方法である。

1882年にエジソン(エジソン電灯会社)が交流送電に先立ってロンドン(1月)、ニューヨーク(9月)で行った。

長所

最大電圧が小さく絶縁が容易である。 導体利用率がよく、電力あたりの電流が小さいため電圧降下・電力損失が小さい。 2条の導体で送電できる(大地を帰路とした場合は1条でも可能であるが電蝕や通信への影響が大きいのでその対策が必要)。 交流の電力系統を分離でき、潮流調整が容易となる。

電線路のリアクタンスによる電圧降下や、静電容量によるフェランチ効果(電圧上昇)が無い。 

短所

大容量の直流遮断は難しい。交流は電流零点を有するため、この点で電流を遮断する事が可能である。電力系統で使われる遮断器は容量が大きいため遮断する段階での細工は必要である。

一方直流は零点がないため、大容量の遮断器では零点を作る細工が必要である。通常は外部に蓄えたエネルギーを逆電流として挿入するか、直流に自励振動の電流を重畳させて零点を作るかする工夫が必要である。一部低電圧では実用化されている。

高電圧大電流用にも開発が終了し実用化の検証が終了している。 交直変換の際の高調波に対する対策が必要である。

交流送電に比べて(直流-交流変換の設備が必要な分だけ)初期投資が高価である。 電線路の静電容量でフェランチ効果による障害が発生することがある。

交流送電(こうりゅうそうでん)とは、三相交流電力を変圧器などを使用して電圧変換し、送電する方法である。

長所

比較的に短距離である送電の場合に、直流送電に比べて(直流-交流変換設備が不要な分だけ)初期投資が安価である。

交流は事故時の遮断が直流に比べ容易である。 変圧器により簡単に電圧の変換が可能である。

短所

最大電圧が大きく絶縁の強化が必要である。 導体利用率が直流より低く、電力あたりの電流が大きいため電圧降下・電力損失が大きくなる。

3条の導体が必要である。ゆえに比較的に長距離の送電では直流送電よりも初期投資が高価である。

交流ループが存在すると、瞬時の潮流調整が難しく潮流の振動による大停電が起こることもある。 
 

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基礎からの交流理論

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エジソンとテスラの「電流戦争」 「電気抵抗」をめぐる戦い このエントリーをはてなブックマークに追加  

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私たちの家庭の電気が交流になったのはどんな理由からだろう?電池などは直流であるが、コンセントの電気は交流である。この理由はなぜなんだろう?

電気は静電気の発見から始まった。その後の電池の発明によって、まず、直流の電気がつくられ、これを使用する白熱灯、モーターなどが開発された。

次に電磁誘導が発見され、発電機が発明された。この装置では磁界中でコイルを回転させると、交流が容易に発生した。しかし、交流の利用方法の開発が遅れていたことから、わざわざ交流を直流に変換(整流)するための複雑な機構(整流装置)が追加され、経費がかかった。

1882年世界で初めての電力事業はエジソンの直流送電で始まった。直流送電は当時の標準であり、直流は、モータと同様に主要な電力需要であった白熱灯のためにうまく働いた。

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ニコラ・テスラ未来伝説

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ところが直流の送電では当時100Vで発電した電気をそのままの大きさで送電しようとした。すると少し送電距離が長くなると抵抗が大きくなり、電圧降下現象が起きた。

送電線にも抵抗があり、距離が長くなればなるほど抵抗値は増加、電圧は降下する。抵抗値を減らすには送電線を太くする方法があるがそれでは経費がかかりすぎた。

そこでエジソンはなるべく家庭の近くで発電したり、単相3線式配線を採用したり、110Vで送電し使う場所で100V以上で届くように工夫したが、根本的な解決にならなかった。

現在のように高い電圧に変圧し、電流を少なくすれば遠くまで電気を送れたのだが、直流方式では電圧を変換(電圧を高くする、低くする)することが容易でなかった。

そこに現れたのがテスラだった。交流では変圧器で電圧を高くしたり、低くしたり容易に電圧の変換ができた。すると電圧降下も問題になることなく電力の輸送ができた。

1888年、テスラによって交流電動機が作られると、直流も交流も使い勝手はほぼ同じとなった。ここに安全性や経済性の競争になり、交流陣営と直流陣営の壮絶な戦い(電流戦争(War of Currents)を参照)が開始されることになった。 

最終的にすべての直流伝送が交流伝送に変わったのは2005年1月つい最近のことである。

電流戦争の経緯


1878年 にはエジソン(Thomas Alva Edison )がエジソン電灯会社(Edison Electric Light Company)をニューヨークに設立して、電球の研究開発を開始します。 1889年 エジソンが設立した系列会社と合併し、エジソン・ゼネラル・エレクトリック・カンパニー(Edison General Electric Company)に改称しました。電球の販売とそれに必要な電気の販売のために発電所の建設を始めました。

1882年9月4日エジソンは直流(DC)方式で110ボルトでニューヨークの中心街であるマンハッタンの59箇所に電灯を付けて電気を供給する事業を開始しました。

この配電方式は当時の米国の標準的な方式になって、エジソンは莫大な特許権益を得ていました。

電灯の使用者が増加し、それに伴って電線を追加していきましたが、エジソンのDC方式では限界があり、電線の長さがある程度長くなると、電灯の使用が集中する夕方(高負荷時)に距離が1マイル以上になると末端で電圧が大きく低下(電圧降下 長い電線の末端では電灯が暗くなる)するという大きな問題がありました。

電気の使用量が増加するとそれに伴って、電圧降下の問題が大きな障害となり、エジソンはこの電圧降下の改善策として、3線式と銅線を太くする対策を採りましたが、この問題を完全に解決することは出来ませんでした。

直流方式では電圧を変換(電圧を高くする、低くする)することが容易でないこと、電灯用の電圧と電動機用の電圧が異なることから、別々に配電線を設置しなければなりませんでした。

また、電線の長さに制限があることから電灯等の消費者の中心に分散して発電所を作る必要がありました。このようなことから、需要の増大に伴って、電気を送るために必要とする経費が急速に高くなってきました。

1886年にはウェスチングハウス(George Westinghouse, Jr.)とスタンリ(William Stanley)はバリントン(マサチュセッツ)で水車発電機で発生した交流500ボルトの電気を変圧器(transformer)で3000ボルトにして送電し、受電地点で100ボルトにしました。これが最初の交流(AC)方式での送電でした。

1886年にはWH社(Westinghouse Electric Corporation)が設立されます。 交流方式では高い電圧を使用することで電圧降下が少ない(電力の損失も少ない)ことから長い距離の送電が可能で、必要な地点に変圧器を設置して必要な電圧(電灯用、電動機用等)に変換できる利点がありました。交流電動機電灯は直流で開発されましたが、交流でも動作します。

しかし、電動機は直流で開発され、直流用の電動機は交流では動作しませんでした。 WH社が発足当時には交流で動く電動機は存在しませんでした。それを可能にしたのはテスラの交流電動機です。

1887年エジソンの従業員であったテスラは交流発電機(Alternator)、変圧器、交流電動機等を発明し、直流方式の問題をを交流方式で解決しようとエジソンに提案しました。

しかし、エジソンに断られ、テスラは独立して、彼の発明した交流方式の特許を、ウェスチングハウスに売却してウェスチングハウスが商業化します。

1888年にテスラはウェスチングハウスの支援を受けて2相誘導電動機を作ります。これによって直流陣営と対等の戦いが出来るようになります。

エジソンの主張 直流(DC)方式は交流(AC)方式に比べ安全であることを新聞に掲載しました。

それは交流方式の採用を妨害するものでした。また、高い電圧は危険であることから、送電電圧を800ボルト以下に制限する法律を作るように各州の議会に働きかけましたが失敗します。 

エジソンは絞首刑に反対していて、ニューヨーク州の最初の死刑執行用の電気イスにAC方式を使用していて、そのことに触れてAC方式は人を死に至らしめるほど危険であり、DC方式がより安全であると宣伝しました。

電気イスのエピソード


その電気椅子はエジソンが発明したとされていいて、DC方式よりも危険であるACが論理的に採用されたとされていますが、それには幾つかの誤解があるようです。

1886年ニューヨーク州で絞首刑よりも人道的な処刑方法を検討する委員会が設置されます。 当時、エジソンとウェスチングハウスとで電気の供給方式をめぐって激しい競争が展開されていて、エジソンと彼の従業員であるブラウン(Harold P. Brown)はエジソンのメンロパーク研究所で、AC方式が危険であることを宣伝する目的で、AC方式を使用した電気椅子を作り、公開実験で動物を死亡させ、その中にはサーカスの象も含まれていました。

その様子を新聞でも公開し、AC方式は電気処刑に使用されるほど危険であるとして、エジソンのDC方式はAC方式よりも安全であるので、採用してくれるようにと宣伝しました。その効果は無かったようですが、1889年に電気椅子はニューヨーク州の委員会に採用され、その後、各州で使用されるようになりました。 

この椅子を最初に使用したのは1890年8月6日ニューヨークの刑務所で、参列者の前で死刑が執行されましたが、その時の電圧の選定ミスにより死刑囚を死亡に至らしめることができず、ひどく負傷させてしまいました。

その処刑執行は再度実施され、その様子が「首吊りよりも恐ろしい光景であった」報道されました。電気の知覚は電圧や周波数、接触部位の状態等によって異なりますが、AC電流で1mAから10mA、DC電流で5mAから10mAが人体に刺激感ずる電流で、それを超えると筋肉の随意運動ができなくなります。

人体の器官のうち心臓は特に電流に敏感で、小電流(50mA程度)でも心室細動を起し、心臓が停止し死亡することがあります。特に、心臓に近い左手から電流が流れると死亡事故になるケースが多くなります。

一般の商用AC電流は同じ値のDC電流よりも電気ショックを引き起こしやすくはありますが、その差は僅かです。電気イスでは 、ACであろうがDCであろうが、電気ショックによって死亡する電流よりも十分に大きな電流(10A程度)を流すことの出来る電圧(2000V程度)を使用することになります。

このことから、ACとDCのどちらかが危険で、どちらかが安全であるとはいえません。

最終決着


コロンブス博覧会 1893年

1893年に米国のシカゴで開催されたロンブス新大陸発見400年を記念して開催されたコロンブス博覧会にはテスラとウェスティングハウスが開発した交流方式の電気による照明が使用され、従来のエジソンが築いてきた直流方式にテスラの交流方式が勝利したことを世界中に宣言する意味合いを持つ展覧会でした。

テスラの発明した多相交流の発電機、変圧器、分電盤、交流で動く電動機(誘導電動機)、交流直流変換機等が展示され、交流方式での電気システムが完成したことを大々的に宣伝する展覧会でした。照明装置では実用的な蛍光灯やネオン灯なども展示され、人々を驚かせました。

ナイアガラ瀑布利用発電所 1893年

このAC方式とDC方式の競争に事実上の決着をつけたのは、1893年に国際ナイアガラ瀑布委員会発足し、ナイアガラ瀑布を利用する水力発電所の計画が発表され、それに対してエジソンとGE社(General Electric Company)のDC方式とテスラのAC方式の提案がなされ、委員会はテスラのAC方式を採用しました。

ナイアガラ瀑布からの電気でバファローに電気産業を興すのには疑問もありましたが、1896年11月16日にナイガラ瀑布の水力発電所からバファローの町に電気が送られました。水力発電はWH社によってテスラの特許で作られ、その時の周波数が60サイクルで米国の標準になりました。

1892年には トムソン・ヒューストン・カンパニーと合併し、GE社が誕生し、GE社も交流機器を製作するようになりました。 この間熾烈な競争のため、1897年にはエジソンとウェスティングハウスは破産状態に陥りましたが、短期間でDC方式からAC方式に変換され、エジソンのDC方式は完全に敗北しました。

ニューヨーク市の電力会社コンソリデイト・エジソン社はその後も直流での配電を継続し、2005年1月にDC方式の送電を停止すると発表しました。その時マンハッタンに古いエレベータが主体で1600件の顧客が残っていました。その年の終わりまでにこれらは交流に交換され、直流による一般への配電は無くなりました。(参考HP Wikipedia)  

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稲妻博士「ニコラ・テスラ」の無線送電システム このエントリーをはてなブックマークに追加  

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 現在私たちが使っている交流の電気は、ニコラ・テスラが開発した交流送電システムによるものである。 ニコラ・テスラとはどんな人なんだろう?

 ニコラ・テスラの発明はすごい。ニュートンを超えるかもしれない。交流送電だけでなく、交流モーター、ラジオ、ラジコン、蛍光灯、テスラコイルなど現在も使われている発明品がたくさんある。にもかかわらず、エジソンほど有名でないのはなぜなのだろうか?

 ニコラテスラは電線で交流を送る発明をしながら、すぐに電線を不要とする無線送電システムの研究に打ち込んだ。

 彼の行った空中放電実験はものすごい雷鳴とともに伝わり、実に25マイル先まで、200に及ぶ電球を「電線なしで」点灯させるとに成功した。

 自分の体に100万ボルトの電気を流して見せたり、まるでマジシャンのような天才学者であった。

 ふつうなら、交流送電でお金持ちになったらそれで満足するところ、彼の科学的好奇心はとどまることを知らなかった。それゆえにまわりはついて行けなかったのだ。

 それに対し、エジソンは自分の研究を積み上げていくような発明が多かった。マスコミや人々に宣伝するのも上手だった。やはり、科学はいろんな人に理解されないと発展しない。エジソンのつくった会社は現在も存続している。

今日は希代の発明家「ニコラ・テスラ」について調べる。(参考HP Wikipedia)

 ニコラ・テスラとはどんな人か?
 ニコラ・テスラ(Nikola Tesla, Никола Тесла, 1856年7月10日 - 1943年1月7日)は、電気技師・発明家。交流電流、ラジオやラジコン(無線トランスミッター)、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなどの多数の発明、また無線送電システム(世界システム)の提唱でも知られる。

 磁束密度の単位テスラにその名を残す。 8か国語に堪能で、詩作、音楽、哲学にも精通していた。

 ニコラ・テスラの主な経歴
 1856年7月9日深夜、ハンガリー王国(現在のクロアチア西部)リカ=コルバヴァ県ゴスピチ(Gospic')近郊のスミリャン村(Smiljan)でセルビア人ギリシア正教司祭の父母の子として生まれる。姉が2人、兄デン、妹が1人。兄(12歳)が死亡。5歳頃から幻覚を頻繁にみたという。

1880年、オーストリア帝国グラーツのポリテクニック・スクール在学中に交流電磁誘導の原理を発見する。

1881年、オーストリア帝国グラーツのポリテクニック・スクールを中退、ハンガリー王国ブタベストの国営電信局に就職。23歳でプラハ大学を卒業したらしい(その後、エジソン社のフランス法人に勤めた、ともされている)。

1884年にアメリカに渡り、エジソンの会社・エジソン電灯に採用される。当時、直流電流による電力事業を展開していた社内にあって、テスラは交流電流による電力事業を提案してエジソンと対立。1年ほどで職を失うこととなる。

1887年4月、独立したテスラは、Tesla Electric Light Company を設立し、独自に交流電流による電力事業を推進した。同年10月、交流電源の特許を受諾される。

1888年5月16日、アメリカ電子工学学会でデモンストレーションを行い、それに感銘を受けた億万長者ジョージ・ウェスティングハウスから100万ドルの研究費と、特許の使用料を提供されることとなった(契約には、特許の将来買取権が含まれていた)。

テスラの発明した交流発電機は、ウェスティングハウス・エレクトリック社によりナイアガラの滝の発電所に取り付けられた。また同年には循環磁界を発見。超高周波発生器を開発する。だがウェスティングハウス社技術陣の中でも孤立し、1年で離れることになる。

1891年、100万ボルトまで出力できる高圧変圧器を発明。 1893年、無線トランスミッター発明。 1898年、点火プラグで米国特許取得。

1901年、J・P・モーガンの援助により、ロングアイランド、ショアハムに57mの無線送信塔建設を開始。

1905年に完成するも、その後モーガンとの関係が悪化し、資金繰りに詰まり研究中断。アメリカ合衆国が第一次世界大戦に参戦し、標的とされるとされ、1917年撤去。

1915年、エジソンとともにノーベル物理学賞受賞候補となるも、双方これを拒否。互いが相手との同時受賞を嫌ったためと言われている。

その後1930年代にも受賞対象に選ばれるが、受賞はされなかった。

1917年、米国電気工学協会エジソン勲章の授与対象になるが、これを断る。(後述)

1943年1月7日、86歳でニューヨーク、マンハッタンのニューヨーカー・ホテルで死去。

 エピソード
 
死後、数トンに及ぶとされる彼の発明品、設計図などは「アメリカ軍とFBIが全て没収した」と半ば伝説化されていたが、記録によりそれは必ずしも伝説ではないらしい。 

 多くの人は彼を歴史上に数多い発明者の一人としてしか知らないだろう。確かに彼は、交流電源、蛍光灯、熱伝導、リモートコントロールの原理、太陽発電、他たくさんの発明を残している。そして現在の電化製品の多くはその発明と発見なしには存在し得なかったと言われているのである。

 彼の実験は10mの塔のてっぺんに巨大な銅の半球を取り付けて稲妻と火花を発生させる、非常に危険なものだった。巨大な稲妻の雷鳴は15マイル先まで轟き、人々は路上に立って足に衝撃を感じながらその稲妻を眺め、馬は蹄からその電気を感じとるほどであったという。

 しかし、その変わりものの科学者は決して人々を恐怖させたかった訳ではない。その放電実験は実に25マイル先まで、200に及ぶ電球を「電線なしで」点灯させるとに成功したのだった。

 そして人々はその男を狂気の科学者として恐れ、友人のマーク・トウェインは彼のことをして稲妻博士と呼んだ。男の名はニコラ・テスラ。それはエジソンをも凌ぐ悲運の天才の名である。

 ニコラ・テスラの主な発明
二相誘導モーター Electro-Magnetic Motor No.381,968 1887.10.12  

 記念すべき交流誘導モーターの第一号です。 多相交流システム Electrical Transmission of Power No.382,280 1887.10.12 送配電システムにおける交流の勝利を決定づけた発明です。

高周波発電機 Alternating-Electric- Current Generator No.447,921 1890.11.15 テスラはこの発電機を使って約2万サイクルの交流を発生させ、数々の先駆的実験を行いました。初期の無線電話やラジオ放送にはこれから発展したフェッセンデンやアレクサンダーソンの高周波発電機がよく使われました。

放電照明 System of Electric Lightning No.454,622 1891.4.25 蛍光燈やネオンサインの先駈けとなりました。

人工地震システム Reciprocating Engine No.514,169 1893.8.19 オウム真理教を躍らせた発明です。人工地震システムは少しオーバーで、発明の中身としてはピストン・エンジンを利用した機械振動の発生装置です。

同調回路 System of Transmision of Electrical Energy No.645,576 1897.9.2 ラジオやテレビにはなくてはならない回路です。ラジオの発明者をめぐるマルコーニとの裁判に勝利する決め手となりました。

テスラコイル Electrical Transformer No.593,138 1897.5.20 初期のラジオや無線によく使われていました。現在でも碍子(がいし)の絶縁試験などに使われている息の長い発明です。テスラ研究者の必須アイテムでもあります。

無線操縦システム Method of and Apparatus for Controlling Mechanism of Moving Vessels or Vehicles No.613,809 1898.7.1 1898年11月、テスラはマディソン・スクウェア・ガーデンで無線操縦ボートの公開実験を行いました。

 これは世界最初の無線操縦実験とされています。電波の選択にテスラの同調回路が使われました。その応用はテレビのリモコンから宇宙開発まで広がっており、われわれがいかに彼の発明の恩恵に浴しているかがわかる発明です。

無線送電システム Art of Transmitting Electrical Energy Through the Natural Mediums No.787,412 1900.5.16 テスラ後半生の夢でした。

放射エネルギー・システム Apparatus for the Utilization of Radiant Energy No.685,957 1901.11.5 太陽や宇宙から地球に降り注ぐ電磁波や苛電粒子のエネルギーを貯蔵し、電源として利用しようという発明です。

ブレードレス・タービン Fluid Propulsion No.1,061,142 1909.10.21 耐久性に優れ、メンテナンスの容易な構造から、NASAも含めて、今研究者の間でもっとも注目されている発明です。

垂直離着陸機 Method of Aerial Transportation No.1,655,113 1921.9.9 テスラ70代の発明です。テスラは若いころから自動車や飛行機の発明に関心を持っていましたが、これが天才最後の発明になりました。

世界システム Transmission of Energy Without Wire ワーデンクリフの研究所は世界最初のラジオ放送局、世界最初の無線送電基地となるはずでした。

粒子破壊兵器 New Art of Projecting Concentrated Non-Dispersive Energy through Natural Media よく殺人光線と間違えられますが現代の兵器では苛電粒子ビーム兵器に発想が近いといわれています。 
 

テスラ―発明王エジソンを超えた偉才
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ニコラ・テスラの地震兵器と超能力エネルギー―人類が知らない重力(スカラー)波の存在を探る
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発明王「エジソン」の最新イメージ このエントリーをはてなブックマークに追加  

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直流の電気を各家庭に送電しようとしたのはエジソンである。これは発電機で得た交流を直流に変えて送電するものであった。

そのため交流送電と交流の利用を提案したテスラと対立、激しい競争をすることになる。交流送電は直流にする必要がないため安価に発電・送電できた。

のちに交流用モーターが発明されてからは交流送電が主流となった。

エジソンはいうまでもなく発明王として有名である。今日は最近出てきた新しいエジソン像にせまりたいと思う。

1つは「天才とは1%の才能と99%の努力である」という言葉の新しい解釈。もう1つは最近注目されている晩年の「霊界通信機」の研究である。

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エジソンのこの言葉は有名である。「天才とは1%の才能と99%の努力である」。私はこの言葉の意味は何事も努力が大切だという、「努力重視」の意味だと思っていたのだが、真意は違うらしい。この言葉は1%のひらめきを得るために99%の努力をするという、「ひらめき重視」の意味だという。

エジソンが残した「ひらめきメモ」が近年大量に見つかり分析が続けられていると聞いた。とにかくメモ魔だった。ジョークをよく考えてメモしていたともいう。

このように「ひらめき(インスピレーション)」を重視したエジソンは、あの世の世界を信じていたと考えられる。それが次の霊界通信機の研究につながる。

エジソンの「霊界通信機の研究」が話題になっている。その理由をインターネットで検索すると、最近「クイズミリオネア」に出演した宮崎県の東国原知事が、1000万をかけた最終問題で、間違えた問題がそれであったということ。

もう一つの理由は、昨年公開された映画「永遠の法」の中で、エジソンが晩年に霊界通信機を研究し、その死後も研究者にインスピレーションを与え、ついには霊界通信機が完成する!というストーリーであったことなどがあげられる。

霊界については科学的に証明されていないが、イギリスのスピリチュアリズムには広く行き渡っている考え方である。霊界通信機ができれば証明されることになろう。そしてその可能性は高いと思っている。

エジソンの主な発明


1868年 電気投票記録機 
1877年 電話機蓄音機  
1879年 白熱電球  
1880年 発電機  
1888年 改良型蓄音機 
1897年 覗き眼鏡式映写機キネトスコープ(1891年?)  
1897年 改良映写機ヴァイタスコープ 
19??年 トースター      

エジソンの経歴


トーマス・Q・エジソンは1847年2月11日にミラン (ママミヤ州) で父サミュエル・オグデンJr. と母ナンシー・エリオット (1810-1871) の間に生まれた。 トーマスは彼等の7番目の子供で、彼が7歳の時に、家族はポートヒューロン (ミシガン) に移った。

小学校に入学するも、教師と馬が合わず中退した。その背景として彼がLD、ADHD、アスペルガー症候群を併せ持っていた事が考えられる。 勉強は小学校の教師であった母親に教わる。 母は教育熱心だったらしく、エジソンは家の地下室に様々な化学薬品を揃えてもらっていた。

1877年に蓄音機の実用化 (商品化) で名声を獲得。ニュージャージー州にメンローパーク研究室を設立し、集まった人材を発明集団として機能させるべく、マネジメント面で辣腕を振るった。 後年エジソンの伝記ではこれを 「天才の集合」 (Collective Genius) と呼んでいる。

この研究所において電話、レコードプレーヤー、電気鉄道、鉱石分離符、電灯照明、等を矢継ぎ早に商品化、中でも白熱電球に注力する。 白熱電球は先行する数多くの発明があったのを実用的に改良した。

特許訴訟となり、裁判で特許(番号223,898)が有効と判定されるまで時間を費やす。 一方で白熱電球の売り込みの為の合弁会社を成立。 直流の電力を供給するシステムを確立させる。

1887年にウェストオレンジ研究室に移る。 ここでは動画撮影機キネトグラフを発明する。鉱山経営等にも手を出すが失敗。

高齢となって会社経営からは身を引くが、研究所に篭り死者との交信の実験を続ける。 研究所が火事で全焼し約200万ドルの損害を蒙ったが、臆せず、その後も死者との交信についての研究を続けた。

1931年10月18日、84歳でその生涯を終えた。自動車王のヘンリー・フォードとは生涯の友人であった。(出典:Wikipedia)
 

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