科学大好き!アイラブサイエンス!最近気になる科学情報を、くわしく調べやさしく解説!毎日5分!読むだけで、みるみる科学がわかる!
掲載している全ての物件の仲介手数料が0円 レンタルサーバー スピーバー 京都きもの市場

 131億光年離れた銀河を発見
 地球から約131億光年離れた銀河を発見したと、欧州の研究チームが発表した。  

 日本の「すばる望遠鏡」(米ハワイ島)が見つけた129億光年のかなたの銀河よりも遠くにあり、観測史上、最も遠い銀河になる。遠い銀河ほど誕生時期も古く、宇宙誕生から6億年以内にできたという。詳細は21日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

 この銀河は2009年にハッブル宇宙望遠鏡による観測で見つかった。研究チームは、南米チリの超大型望遠鏡(VLT)を使って銀河から出る光を分析し、約131億光年離れたところから出た光であることを突き止めた。

VLT

 この銀河が最古の銀河の一つである可能性を指摘していた愛媛大学の谷口義明教授は「銀河誕生の瞬間に手が届きつつあることを示した画期的な成果だ」と話している。(2010年10月21日12時07分  読売新聞)

 ハッブル望遠鏡の発見
 今回の発見は、ハッブル望遠鏡が発見した最も遠い銀河の「再発見」である。

 2010年1月、カルフォルニア大のガース・イリングワース教授はハッブル宇宙望遠鏡で宇宙の始まりの謎に挑んだ。修理して新しくなったハッブル宇宙望遠鏡で、ろ座の一角にあるウルトラディープフィールドと呼ばれる場所を12日間撮影し続けた。すると、何もない暗闇の空間に1万を超える天体が浮かび上がった。

 宇宙は膨張しているので、遠くの天体ほど猛スピードで遠ざかっている。そのため遠い天体ほど赤く見える性質がある。この性質を利用して、131億光年の天体が分かる“フィルター”をつくって20個以上の天体を発見した。

 これらの天体は生まれたばかりの銀河で、もとの色に戻すと、どれも「ファーストスター」と呼ばれる、宇宙誕生当時の青白い色の天体が集まってできていた。

 大きさは銀河系の1/20、「ファーストスター」誕生後から何世代か後の星々の集まりであった。

 それはファーストスターから始まった!
 2001年東京大学の吉田直紀準教授は、137億年前のビッグバンから宇宙の始まりの謎を解く研究を行っていた。彼の武器はコンピュータの計算機である。

 ビッグバンの後、暗黒の闇が何億年か続いたとき、宇宙に存在したのは水素とヘリウムと暗黒物質の3種類。これらの物質から、最初にできたのは何だろうか?彼は物質を表す、あらゆる方程式を使ってコンピュータに計算させた。コンピュータがその計算を終えたのが7年後の2008年の7月のことであった。

 計算の結果、宇宙に最初にできた天体は、銀河でもブラックホールでもなく、ただ1つの恒星であった。この天体は太陽の100万倍、青白から白い光を放つ巨大な恒星で「ファーストスター」と名づけられた。1つの天体ができると、宇宙のあちこちで、次々とファーストスターが誕生したという。

 この結果は2008年8月1日のサイエンスに掲載された。

 2013年に宇宙に打ち上げられる、次のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡では、「ファーストスター」そのものを発見できるのではないかと期待されている。

 超大型望遠鏡VLTとは?
 今回発見した、南米チリの超大型望遠鏡望遠鏡「VLT」とは何だろう?

 VLTとは「Very Large Telescope」の略で、文字通り世界一大きな天体望遠鏡だ。VTLは、ヨーロッパ南天天文台がチリ・パラナル天文台に建設した、口径8.2mの望遠鏡4台の総称である。紫外線から中間赤外線までの波長の電磁波を観測し、4台を光ファイバーで結合して干渉計として運用することも可能である。

 4台の望遠鏡は、それぞれ口径8.2m望遠鏡で、これを「Unit Telescope(UT)」と呼ぶ。1998年5月に1台目の望遠鏡がファーストライト。その後2000年までに残り3台が完成し、それぞれAntu、Kueyen、Melipal、Yepunという名前が与えられた。これはチリの先住民であるマプチェ族の言葉で太陽、月、南十字星、金星という意味を持っている。

 4台の望遠鏡にはそれぞれ3種類の観測装置が備えられており、さらに4台を結合して干渉計として使う際に使用される観測装置が3種類設置されている。また、望遠鏡を格納するドームはすばる望遠鏡の場合と同様、大気のゆらぎを抑えるために円筒形をしている。

 台の望遠鏡を光ファイバーで繋ぎ、VLT干渉計(VLT Interferometer: VLTI)として使用することがある。これにより、実質口径130メートルの望遠鏡として動作させることができる。これはそれぞれの望遠鏡を単独で使うよりも25倍空間分解能の良い観測ができることを意味している。また、4台の望遠鏡のほかに口径1.8m望遠鏡からなるVLT干渉計補助望遠鏡(AT)を用いることで、より質の良い画像を得ることができる。(Wikipedia)

 

参考HP Wikipedia「超大型望遠鏡望遠鏡 VLT」・NHK「ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙の始まりに挑む」  ・アイラブサイエンス「ビッグバンとハッブル宇宙望遠鏡から宇宙の始まりに挑む 

ハッブル宇宙望遠鏡―150億光年のかなたへ
エレイン スコット
筑摩書房

このアイテムの詳細を見る
HSTハッブル宇宙望遠鏡がとらえた宇宙
沼澤 茂美,脇屋 奈々代
誠文堂新光社

このアイテムの詳細を見る

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ   ←One Click please