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 多様な霊長類
 サルのなかまは脊椎動物であり、哺乳類のなかまであり、霊長類とも呼ぶ。キツネザル類、オナガザル類、類人猿、ヒトなどによって構成され、約220種が現生する。

 サルは、5本の指をもち、親指が他の4本と多少とも対向しているため、物をつかむことができる。肉食動物でもないのに、両目が顔の正面に位置しており、遠近感をとらえる能力に優れている。

 これらの特徴は、樹上生活において、正確に枝から枝に飛び移るために不可欠な能力である。大脳はよく発達しており、個体間で表情や声によって互いに情報交換をするものが多い。

PrimatesTree

 生物学的には、ヒトはサルの一員であり、霊長類の1種にほかならないが、一般的には、サル目からヒトを除いた総称を「サル」と呼ぶ。サルはもともと、熱帯系の動物であり、その分布は熱帯域に集中する。

 東アジアには温帯域まで分布する種があり、特にニホンザルは最も北に分布するサルとして有名である。曲鼻猿亜目及びメガネザル類はアジア・アフリカの熱帯域、広鼻猿類は中南米の熱帯、類人猿を含む狭鼻猿類はアジア・アフリカの熱帯域から温帯域の一部にかけて分布している。

 ヨーロッパにはほとんど棲息せず、ジブラルタル海峡ごしにバーバリーマカク1種が棲息するのみである。また、北アメリカにも分布しない。

 3900万年前の歯の化石
 ヒトやオナガザルなどの祖先に当たる真猿類3種類の歯の化石を、仏米などの研究チームがアフリカのリビアの3800万~3900万年前の地層で発見した。当時の真猿類の多様性を示す成果で、28日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。

 チームによると、リビア中部のがけから、真猿類3種類のほか、より原始的な原猿類1種類の歯の化石が見つかった。歯から分析したところ、いずれも体重120~470グラム程度の小型の動物だったとみられるという。真猿類にはヒトやオランウータン、ニホンザルなどが含まれる。(毎日新聞 2010年10月28日)

 真猿類とは何か?
 かつては、比較的「原始的」なキツネザル類・ロリス類・メガネザル類をまとめて「原猿類(原猿亜目)」 Prosimii、それ以外のいわゆるサルらしいサルを「真猿類(真猿亜目)」 Anthropoidea, Simiiformes としていたが、研究の進展により、メガネザルがいわゆる原猿類の他のグループよりも真猿類により近いことが判明した。

 このことから、現在ではキツネザル類・ロリス類をまとめて「曲鼻猿類(曲鼻猿亜目、曲鼻類、曲鼻猿亜目)」、メガネザル類を含むその他の霊長類を「直鼻猿類(直鼻猿亜目、直鼻類、直鼻亜目)」と呼び、正式な分類体系では、「原猿類」という名称は用いなくなっている。

 「真猿類」はオマキザル、ヨザル、サネザル、クモザル、オナガザル、テナガザル、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ヒトなどのなかまに分かれる。ニホンザルはオナガザルのなかまである。

 サルから人類出現の時代
 サルのなかまが出現したのは新生代(約6550万年前 - 現代)に入ってからである。

 約5500万年前に現れたアダピス類が初期の霊長類と考えられている。これより前の約7000万年前に北米に出現したプレシアダピス類のプルガトリウスを最古とする考え方もある。

 約4000万年前 - 南極大陸で氷河の形成がはじまり、徐々に寒冷化。これ以前は非常に温暖な時期だった。

 約3900万年前、リビアでオナガザルなどの祖先に当たる、真猿類3種類の歯の化石が発見される。体重120~470グラム程度の小型の動物であった。

 約2500万年前 - アルプス・ヒマラヤ地帯などで山脈の形成がはじまる。テチス海が消滅し、造山運動により隆起。

 2500万年前、最古の類人猿と思われる化石がアフリカのケニヤで発見された。

 1300万年前 - この頃からヨーロッパ、南アジア、東アジアなどユーラシア各地にも類人猿の化石が現れる。

 約600万〜500万年前 - この頃、ヒトとチンパンジーが分化したとされる。猿人の出現。直立二足歩行の開始。アウストラロピテクス(猿人)最初の人類とされる。

 約340万年前 - この頃、石器の使用がはじまった。石器が見つかったアワシュ渓谷(Awash Valley)の発掘現場では、2000年、同じ調査隊が約330万年前の人類の祖先アウストラロピテクス・アファレンシス(ルーシーで有名)のほぼ完全な骨格化石を発掘している。

 

参考HP Wikipedia「真猿類」「ニホンザル」 

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