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 さかなクン発見!「クニマス」
 かつて秋田県の田沢湖にのみ生息し、環境省のレッドリストで「絶滅」種に指定されている日本固有の淡水魚「クニマス」が山梨県の西湖で約70年ぶりに確認されたことが15日、京都大の中坊徹次教授(魚類学)と東京海洋大の客員准教授「さかなクン(宮澤正之)」らの調査で分かった。絶滅種の魚の発見は初。同省は指定見直しを検討する。

Kunimasu_Himemasu
 クニマスは体長約30センチ。1940年ごろ田沢湖に強酸性の水が入り、死滅したとされていた。

 中坊教授が2月、テレビなどで活躍する東京海洋大客員准教授「さかなクン」にクニマスの絵を描いてほしいと依頼。さかなクンが特徴の似た西湖の「ヒメマス」を取り寄せたところ、クニマスと似た黒っぽい色のものが交じっていた。

 中坊教授が独自に西湖から取り寄せた魚と合わせ計9匹を分析。えらや消化器官の構造がクニマスと一致し、遺伝子解析でヒメマスとの交雑種でないことも分かった。さかなクンは「クニマスを2度と滅ぼすことがないように、自然、生きものの尊さをしっかりと考えていきたい」とコメントを寄せた。(2010.12.16 sanspo.com)

 クニマスいた西湖、繁殖区域の禁漁を検討
 秋田県の田沢湖で絶滅したと思われていたクニマスが山梨県富士河口湖町の西湖で70年ぶりに確認されたのを受け、田沢湖観光協会(佐藤和志会長)は今後の活動などについて話し合いを始めた。また、西湖側では、漁協関係者や町が保護のあり方などの検討を始めた。

 田沢湖観光協会は12月16日、魚類学が専門でクニマスに詳しい県立大の杉山秀樹客員教授を訪問した。「ハードルは高くても、クニマスを田沢湖に戻したい」と話した佐藤会長に、杉山教授は「仙北市が中心となって、時間をかけて対応していくことが必要だ」と答えた。

 一方の山梨県富士河口湖町。三浦保明西湖漁協組合長(61)は同日、朝日新聞の取材に「この魚を今後どうしていかなければならないのか。責任と、うれしさの半々だ」と複雑な心境を語った。

 漁協は来年3月20日の漁の解禁までに、クニマスを保護するための禁漁区域を指定する検討に入った。最も繁殖しているとみられる区域とその周辺だ。それまでの間、釣り人がクニマスらしき魚を釣った場合は漁協に譲ってもらい、関係機関で調べるという。

 三浦組合長は「この景気の悪いときにお宝が発掘された。生かすかどうかは漁協次第。地域のことを考えたら、できるだけいい形を取っていきたい」。

 また、富士河口湖町は12月15日、保護などを検討するプロジェクトチームを立ち上げた。政策局はじめ企画、農林、環境の各課職員と三浦組合長ら計6人は22日に、クニマスであることを突き止めた京都大学(京都市)の中坊徹次教授を訪ね、詳しい生態や保護についてのアドバイスを受ける予定だ。(asahi.com 2010年12月17日)

 ヒメマスとは?
 ヒメマス(姫鱒、Oncorhynchus nerka)は、サケ目サケ科の淡水魚。ベニザケの湖沼残留型(陸封型)。1904年(明治42年)、北海道庁水産課職員により命名された。北海道ではチップとも呼ばれる。

 貧栄養状態の10℃から15℃程度の低温を好む。全長は20- 30cmで、最大で50cm前後まで成長する。産卵期は9月から11月。餌は動物プランクトンのボスミナ類、ミジンコ類やユスリカ幼虫、ワカサギなどの小魚。

 日本では北海道阿寒湖とチミケップ湖を原産として、移植により支笏湖や中禅寺湖、十和田湖、沼沢湖、西湖、本栖湖などにも生息している。

 近縁種として、西湖に生息しているクニマス (Onchorhynchus nerka kawamurae) がいる。本来の原産地であった田沢湖では、太平洋戦争開戦前、発電所建造のために強酸性の玉川の水を引き込んだことで絶滅したが、それ以前に西湖に移入された受精卵から孵化した稚魚の末裔が、今も西湖に生息している。ただし、西湖での生存が公式に確認されたのは2010年のことで、それまでの約70年間、クニマスは地球上から完全に絶滅したものと考えられていた。

 ベニザケ同様に孵化後3年から4年で成熟し、9月下旬から11月上旬にかけて湖岸や流入河川の砂礫に産卵する。洞爺湖のヒメマス1年魚は降海型べ二ザケと同様にスモルト化し、海水適応能は5月に最も高まる[1]。ただし、成熟までの期間は栄養状態により変動し、9年の例もある。

 魚肉は紅色で美味。塩焼きや刺身、フライで食べる。また、甘露煮や燻製として加工される。釣りの対象魚として人気があり、時期には太公望が腕をならす。

 クニマスとは?
 クニマス(国鱒、Oncorhynchus nerka kawamurae)は、サケ目サケ科に属する淡水魚。別名キノシリマス、キノスリマス、ウキキノウオ。産卵の終わったものをホッチャレ鱒、死んで湖面に浮き上がったものを浮魚(うきよ)という。

 かつて秋田県の田沢湖にのみ生息した固有種だったが、田沢湖の個体は1940年頃に絶滅し、液浸標本17体(アメリカ合衆国に3体、日本に14体)のみが現存した。環境省のレッドリストでは「絶滅」種に指定されている。2010年に京都大学研究チームの調査により、山梨県の西湖で再発見された。

 1925年に、アメリカ合衆国の魚類学者デイビッド・スター・ジョーダンとマクレガーによりジョーダン&ハッブスの論文内で"sp. nov"(新種)として発表されたが、記載文中ではベニザケの陸封型ヒメマス ("land-locked derivative of 0. nerka") とされた。しかし、ヒメマスとの交雑種が生じていない事や周年産卵する点などから独立種 (Oncorhynchus kawamurae) とする意見もある。ただし、周年産卵するというのは実際に確認されたものでなく、伝承である。なお原記載におけるタイプ産地の表記は "Lake Toyama in the mountainous western part of Ugo in the northwestern part of Hondo" (本土西北部、羽後の西部山岳地方のトヤマ湖)となっている。また、種小名の kawamuraeは、デイビッド・スター・ジョーダンに標本を提供した淡水生物学の川村多實二に由来する。

 体は全体的に灰色、若しくは黒色で下腹部は淡い。幼魚は9個前後の斑紋模様(パーマーク)を有する。体長は30 - 40cm。皮膚は厚く、粘液が多い。ベニザケの陸封型(残留型)とされるが、同じベニザケの陸封型であるヒメマスなどに比べて瞳孔、鼻孔が大きく、体表や鰭に黒斑がない。成熟したオスでも「鼻曲がり」にはならない。幽門垂[1]の数はサクラマス程度の40 - 60と著しく少ない。しかし鰓耙(さいは)[2]数は多い。また、胸、腹、尻鰭が長く、鰭の後縁は黒くなる。

 生物学的な生態は不明点が多いが伝承等により、産卵期は、1~3月で岩に付着した藻類やプランクトンを餌としていたと考えられている。普段は田沢湖の水深100m - 300m付近の深部に生息し、産卵は水深40m - 50mの浅瀬で行われたと報告されている。

  田沢湖での「絶滅」
 1940年、電力供給増加のために田沢湖を利用した水力発電所(生保内発電所)が建設された。田沢湖から流出する湖水を賄うため、玉川の水を導入したが、玉川毒水と呼ばれる強酸性の水が大量に流入したため、田沢湖の水質が急速に酸性化し、クニマスを含む魚類が絶滅した。現在ならば環境問題として大きく取り上げられるところであるが、当時は国家を挙げての戦時体制の真っ只中であり、この固有種の存在などが顧みられる事は全く無かった。

 しかし、それ以前に人工孵化の実験をするため、1935年に本栖湖、西湖、他にも琵琶湖や、詳しい場所は不明だが長野県、山梨県、富山県に受精卵を送ったという記録があったため、田沢湖町観光協会では1995年11月に100万円、1997年4月から1998年12月まで500万円の懸賞金を懸けてクニマスを捜し、全国から14尾が寄せられたが、鑑定の結果いずれも「クニマス」とは認定されず、発見には至らなかった[3]。

 田沢湖での絶滅の根本的な原因は強酸性水の流入であるが、浮上稚魚期のヒメマスはサケ科魚類の中でも酸性の水に極めて弱い特性を持っているとされている。

 田沢湖での「絶滅」以後も、標本が残っていることからDNAによる復活も期待されて分析を行ったが、ホルマリンによりDNAそのものが切断されていることが判明し、復活は絶望視されていた。

 

参考HP Wikipedia「ヒメマス」「クニマス」

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