サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

2012年09月

ナチス発見のチベットの仏像、実は隕石だった!ナチズムと仏教の不思議な関係

 ナチスと仏像の出会い
 まさにあっと驚く新事実だ。かつてチベットでナチスが発見した大昔の仏像が、隕石を彫刻したものだったことが判明したのだ。なぜ、隕石が仏像に? なぜ、ナチスがチベットに? 謎が謎を呼ぶ今回のニュースの真相を探ってみた。

 1938年、チベットに向かったナチスの調査隊がこの仏像を発見し、ドイツに持ち帰った。おそらくはナチスのシンボルである鉤十字と逆方向の卍模様が刻まれている点に興味を持ったとみられる。その後、この“アイアンマン”はミュンヘンで個人が所蔵していたが、2007年に調査が許可された。

 それ以来、シュトゥットガルト大学惑星科学研究所のエルマー・ブフナー(Elmar Buchner)氏が、11世紀にチベットで作成されたと考えられているこの仏像の分析にあたってきた。ブフナー氏によれば、仏像はおよそ1万5000年前にモンゴルとシベリアの間のいずれのかの地点に落下した隕石から彫られたものだという。


Hakenkreuz

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多発するゾウの密猟!中国人の「象牙愛好家」がアフリカ内戦を激化させている?

 ゾウの密猟、アフリカ内戦の資金源に
 現在、アフリカゾウの密猟と象牙の密輸がワースト記録を更新している。中国で所得が伸び、「需要」を押し上げているためだ。価格が高騰して密輸のうまみを高め、アフリカでは武装勢力による密猟が激化した。象牙の人気がアフリカゾウを殺し、内戦に油を注ぐという悪循環を招いている。

 「5年間で半分に減った。この調子が10年も続けば、絶滅に向かうことは確実です」米ニューヨークに本部を置く自然保護団体WCSスタッフとして、アフリカ中部コンゴ共和国に滞在する西原智昭さん(50)の危機感は強い。

 同国北部2万平方キロの範囲でモニタリング調査したところ、2006年から11年に、アフリカゾウの一種でジャングルに住むマルミミゾウが1万頭から5000頭に半減していた。

 「ほとんどは密猟でしょう。由々しき事態です」調査地は今年、世界自然遺産に登録されるほどの貴重な自然が残っているエリアだ。森林伐採の道路が延び、アフリカ奥地にも密猟が忍び寄っているという。


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キュリオシティ、火星に広範囲な水系、川床の跡を発見!礫岩に丸い小石

 「キュリオシティ」川床の跡を発見
 2012年8月6日、米国の火星探査機「キュリオシティ」が、ゲールクレーターの中にある高さ3マイル、直径96マイルの山のふもとに着陸した。キュリオシティは火星表面の土と岩石をすくい取り、内部を解析する。最低でも、1火星年(2.2地球年)は活動する予定で、これまでのローバーよりも広い範囲を探索し、過去と現在の火星における、生命を保持できる可能性について調査する。

 9月13日にはロボットアームのテストが完了し、キュリオシティ(マーズ・サイエンス・ラボラトリ)は本格稼働に入っている。キュリオシティはまず、3種類の岩石が存在する地域「グレネルグ」を目指している。最終目的地は、6キロほど先にある標高5500メートルのシャープ山だ。

 9月27日には、かつて火星の地表を流れていた川が運んだとみられる多数の石を発見した。火星に水があったことを示す痕跡は見つかっているが、川の流れを直接示す証拠が見つかったのは初めてのこと。


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リチウム電池、次世代電極素材「シリコン」「マグネシウム」「カーボンナノチューブ」他

 化学電池の原理
 化学電池とは何だろう? 化学変化を直接電気のエネルギーに変えるのが化学電池だが、物質の化学変化は必ずしも電気的な作用を発生させるものではなく、化学変化と電気を結びつけるにはイオン(ion)が必要。イオンの移動が電流になる。

 具体的には、イオンの存在する水溶液に、化学変化を起こす、2種類の金属を入れると電流がとり出せる。金属のうち、電位の高い方が「正極」であり、電位の低い方が「負極」である。電池では正極側で還元反応が起こり、負極側で酸化反応が起こる。

 還元反応が起こる正極を「カソード」と呼び、酸化反応が起こる負極を「アノード」と呼ぶ。出力される電圧は2つの電極電圧の差が主要な要素であるため、正極側の活物質は電極電位が高い方が良く、負極側の活物質は電極電位が低い方が良い。

 現在、電気自動車(EV)では、リチウムイオン電池が主流だが、走行距離が100km~200kmと短い。さらに強力な電池とバッテリーが要求される。リチウムイオン電池を上回る性能を求め、新たな方法で材料を処理し、組み合わせる研究が各地で進められている。以下National Geographic news 9月24日の記事より引用する。


Battery

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宇宙の約75%を占める「ダークエネルギー」の正体は?暗黒エネルギーカメラ始動

 ダークエネルギーの正体を探れ! 
 ダークエネルギーとは、宇宙を加速度的に膨張させるエネルギーであり、宇宙全体に広がって、負の圧力を持ち、実質的に「反重力」としての効果を及ぼしている仮想的なエネルギーである。この語は、宇宙論研究者のマイケル・ターナーが1998年に初めて作った言葉であるが、その正体は謎である。

 今回、チリの山頂に建設された「ダークエネルギーカメラ」が、初めて撮影を行った。数か国の研究機関による共同プロジェクト「ダークエネルギー・サーベイ・コラボレーション(Dark Energy Survey Collaboration)」が発表した。カメラの計画と建設には8年間がかかった。

 80億年前、はるか遠くの宇宙から、地球に向かって発せられた光線の旅が始まった。それが今、南米チリの山頂に降り注いでいる。その光の中には、なぜ宇宙の膨張は加速しているのかという物理学最大の謎を解明する答えがあるかもしれない。

 このカメラ(DECam)は、世界で最も高感度な、570メガピクセル(5億7000万画素)のデジタルカメラだ。カメラ(DECam)の焦点面には62枚の撮像素子を配置。合計で5億7000万画素を持ち、暗黒エネルギーがもたらす2つの影響の定量化を目指す。


DECam

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珍獣「ソレノドン」の捕獲に成功!食虫類・超音波発信・有毒哺乳類・生きた化石

 生きた化石「ソレノドン」
 ソレノドンという動物をご存じだろうか? 大型のジネズミに似た原始的な食虫類だ。キューバのキューバソレノドンSolenodon cubanusとハイチのハイチソレノドンS.paradoxusの2種でソレノドン科Solenodontidaeを構成する。体長28~33cm,尾長17~26cm,体重約1kg。体はがんじょうで頭部が大きく、吻(ふん)が非常に長い。四肢には5指があり,つめが長い。指だけを地につけて歩く指行性で、ジグザグに進み、決してまっすぐには走らないという。

 食虫類は、昆虫、ミミズなどの無脊椎動物を主食とするが、ネズミなどを食べるものもある。おもに夜行性で単独生活をし、ソレノドン、ブラリナトガリネズミなどは、哺乳類には珍しく毒を持つ。獲物にかみついて顎下腺(がっかせん)から分泌される毒液を注入し、弱らせてとらえる。

 今回、絶滅していたと思われていた哺乳類ソレノドンの捕獲に、日本とキューバの合同調査隊が成功した。キューバの国立公園内で見つけた。ソレノドンは6500万年前から骨格がほとんど変わっておらず「生きた化石」といわれている。9月19日、東京都内で報告会があり、超音波による仲間との交信など、なぞの生態が初めて報告された。


Solenodon

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日産、新・電気自動車公開!2020年実用化目指す!燃料電池車(FCV)とは?

 日産 パリモーターショーで燃料電池SUV公開
 日産自動車は、9月27日にパリで開幕する「パリモーターショー」に、燃料電池SUV(スポーツ用多目的車)「TeRRA(テラ)」を公開すると9月12日、発表した。

 テラは前輪は、電気自動車(EV)「リーフ」で使用するモーター駆動で、後輪は、それぞれの車輪にモーターが取り付けられた「インホイールモーター型」の4輪駆動を採用する。後輪を駆動するのにドライブシャフトが不要なため、室内に突起がなく、フラットな室内平面となっている。

 現在、トヨタやホンダが燃料電池車のリース販売を行っている。日産はEVで先行しようとしているが、燃料電池車は、「究極のエコカーになる」と考えており、EV技術をベースに、燃料電池車の開発を進める方針だ。(MSN産経 news 2012.9.12)


FCV

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時代は水素循環社会へ?「下水汚泥」から水素ガスを製造する実証試験開始!

 水素が世界を変える?
 水素とは何だろうか?そう、燃えて水になる気体である。全宇宙にある元素のうち93%は水素で、あとの7%はヘリウム。他の元素は1%もない。これだけ大量にあるにもかかわらず、空気中にはわずか、0.00005%しかない。しかし、水素はCO2を出さないので、将来有望なエネルギー源として注目されている。 

 例えば、水素は住まいの発電燃料になる。家庭用燃料電池の「エネファーム」は、すでに実用化。燃料電池とは水素と空気中の酸素を反応させて発電する装置だ。エネファームは都市ガスの主成分であるメタンを触媒反応で、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)に分ける。取り出した水素で発電し、一緒に出る熱でお湯も沸かす。

 水素はエコカーの燃料にもなる。燃料電池車は車に積んだ水素と空気中の酸素を反応させて生み出した電気でモーターを動かす。さらに同時につくられた水だけを車外に出すので“究極のエコカー”ともいわれる。 2015年に一般販売する予定だ。

 だが、燃料の水素を、宇宙に取りに行くわけのもいかない。どうやって大量につくるのだろうか?現在、メタンなどのガスから取り出す方法、水の電気分解で得る方法が取られている。今回、HIT事業研究会では、何と「下水汚泥」から水素ガスを製造する実証試験に着手した。


JBEC

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ノーベル賞有力候補に日本人が3人!キーワードは「光触媒」「カドヘリン」「金触媒」

 日本人研究者が3人…ノーベル賞有力候補者
 ここ数日、朝めっきり寒くなった。こうなると、いっきょに秋の雰囲気に変わる。今年、秋分の日は9月22日。秋分の日が9月23日でなくなるのは1979年(9月24日)以来33年ぶり。9月22日になるのは1896年以来、116年ぶりの出来事だ。

 秋といえばノーベル賞発表の季節でもある。スウェーデンのノーベル財団は、今年のノーベル賞の発表日を4月13日に公表している。それによると、医学生理学賞は10月8日(日本時間午後6時30分)、物理学賞は9日(日本時間午後6時45分)、化学賞は10日(日本時間午後6時45分)、平和賞は12日、経済学賞は15日。文学賞は未定。
 米国の情報提供会社トムソン・ロイターは9月19日、ノーベル賞の有力候補者として、東京理科大の藤嶋昭学長(70)ら日本人3人を含む21人を発表した。
 日本人では、生理学・医学賞候補として、細胞同士を接着させる物質カドヘリンを見つけた竹市雅俊・理化学研究所センター長(68)を挙げた。化学賞候補は、新しい光の触媒反応を見つけ、現在の光触媒化学の先駆けとなった藤嶋学長と、金の触媒作用を見つけた春田正毅(まさたけ)・首都大学東京名誉教授(64)。


2012NobelPrize

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地球温暖化は継続…北極の海氷面積、過去最小!氷「0」の日も近い!

 日本列島2個分減少
 宇宙航空研究開発機構は9月20日、北極海の海氷面積が9月16日、昨年までの最小記録だった2007年9月24日の425万平方キロ・メートルより日本列島2個分小さい349万平方キロ・メートルになったと発表した。

 宇宙機構の観測衛星「しずく」で確認した。海氷面積はその後、増加に転じており、これが観測史上の最小記録になるとみられる。

 宇宙機構は「地球温暖化の影響が出ている」とみている。北極海では近年、薄い海氷が多く、解けやすい状態だったことに加え、8月上旬に大型の低気圧が発生し、海氷が海水とともにかきまぜられたことで縮小が進んだという。(2012年9月20日 読売新聞)


Arctic_sea

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環境改善?南極のオゾンホール去年より20%縮小!北極オゾンホールの原因

 南極のオゾンホール 去年より縮小
 有害な紫外線をさえぎるオゾン層が破壊されて穴があいたような状態になる、南極上空の「オゾンホール」が、ことしは去年よりも小さいことが国連機関の調査で分かり、今後、時間はかかるもののオゾン層の回復が軌道に乗り始めたと評価している。

 これは、オゾン層を破壊するフロンガスなどの排出を規制する国際的な枠組み、「モントリオール議定書」の採択を記念した9月16日の「国際オゾン層保護デー」を前に、国連の世界気象機関が発表したものである。

 それによると、オゾン層の破壊が深刻な南極の上空にある「オゾンホール」の大きさは、今月中旬の時点で1850万平方キロメートルで、去年の同じ時期よりも20%ほど小さいということ。

 世界気象機関では、フロンなどの破壊物質の量は2000年ごろをピークに、このところ年に1%程度ずつ減っており、オゾン層の回復が軌道に乗り始めたと評価している。


Ozone

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米国の記録的干ばつ!バイオ政策で穀物価格高騰・水不足で原発停止!

 米国 記録的な干ばつ 広がる被害と影響
 この夏、記録的な暑さに見舞われているアメリカ。 7月は、観測史上最も暑い1か月となった。 暑さで、ハイウエーのアスファルトにはひびが入り、 線路がゆがんで、脱線事故も発生。 猛暑に加え雨不足で、生産量世界一を誇るトウモロコシも大きな打撃。アメリカのキャスター 「アメリカ全土で現在起きている干ばつについて、研究者たちは、面積で見て、アメリカ史上最大の自然災害だと宣言しました」。

 今年の生産量は大幅に落ち込んだ。 トウモロコシ農家 「普段なら満杯の備蓄倉庫が、今年は空っぽだよ」 アメリカで深刻さを増す干ばつの被害。 影響はどこまで広がることになるのか?

 世界有数の農業生産国アメリカで、56年ぶりとなる大規模な干ばつが広がっている。 被害の範囲は国土の6割以上に及び、世界的な穀物の供給に混乱が生じることも懸念されている。すでにトウモロコシや大豆の先物価格は、代表的な指標で、この2か月あまりの間に歴史的な水準にまで高騰。 日本でもトウモロコシや大豆と連動して値上がりしている輸入小麦の価格について、農林水産省が価格を引き上げることを決めた。


Food_crisis

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なぜ?米国の干ばつで「炭疽症」が発生!異常気象が日常化する現実!

 熱波と動物たち
 9月も半ばを過ぎたのに真夏日が続いている。イタリア・ローマ(Rome)の動物園「ビオパルコ(Bioparco)」では、気温が40度近くまで上昇する酷暑となった8月21日、「焼けるような暑さに立ち向かう」動物たちのために取った対策を明らかにした。
 トラやライオンには自分たちの頭ほどの大きさもある、肉の味がする「氷あめ」が、サルにはヨーグルトとスイカ、凍らせたフルーツが詰められた竹筒が与えられた。動物園の職員によれば、この暑さ対策により飼育環境が改善されるのに加え、動物たちが食べ物を手に入れる能力を磨くこともできるという。(AFP 2012年8月22日)

 一方、アメリカのコロラド州やテキサス州では今夏、100頭以上の家畜が炭疽症で死亡した。被害が増加した原因は干ばつと見られている。高い気温が続き、炭疽菌の芽胞の形成が活発化したという。また、乾燥した環境では土壌中の芽胞も数年間生存できる。干ばつで少なくなったエサを求め、家畜が地面を掘り返した結果、芽胞が撒き散らされてしまったようだ。


AnthraxBacteria

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宇宙の銀、生成のための条件は?太陽の8~9倍の質量を持つ超新星爆発!

 元素はどうやって誕生したか?
 地球上にあるさまざまな元素はいったいどうやって誕生したのだろう?現在宇宙にある元素のうち93%は水素で、あとの7%はヘリウム。他の酸素、炭素、鉄、金、銀などの元素は1%もないのだ。

 こうしたことから、宇宙の始まりには、水素やヘリウムしか存在しなかったとされる。他の物質はすべて、水素やヘリウムが核融合することで誕生した。核融合には高温が必要で、それは、恒星などの中心で得られる。恒星は水素の核融合で輝きを放ち、水素はヘリウムになり、ヘリウムが核融合すると、酸素や炭素になる。

 さらに、恒星の中心では酸素、炭素などの元素の核融合が進み、他のさまざまな元素が誕生する。しかし、恒星内でできる元素は鉄まで。鉄より重い元素の誕生には、もっとエネルギーを必要とする。そのエネルギーは恒星の最後である、超新星爆発で生み出される。 

 地球上に存在する金や銀などの金属が、超新星爆発によって形成されることは、知られていた。しかし、それぞれの金属の正確な起源は謎に包まれている。今回、新たな研究で、核融合により宇宙空間で「銀」が生成される際の具体的な条件が明らかになった。


Biggbun

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火星の南極に“ドライアイスの降雪”を確認!火星の大気と南極冠・北極冠

 火星の南極に“ドライアイスの雪”
 二酸化炭素の氷(ドライアイス)の存在が知られてきた火星の南極で、その氷を降らせる雪雲の存在が初めて確認された。

 二酸化炭素の雪雲から南極に降ったドライアイスの粒の分布図。粒子の大きさで色分けされている。南極に近い中央が白く(=粒子が細かい)、外側は青くなっている(=粒子が粗い)。(提供:NASA/JPL-Caltech)

 火星の南極には二酸化炭素の氷(ドライアイス)が存在していることが数十年前から知られてきた。また、水の氷も2008年に見つかっている。そして今回、ドライアイスの雪を降らせる雲の存在が初めて明らかになった。

 研究を行ったNASAジェット推進研究所のPaul Hayneさんは、「ドライアイスの雪を降らす雲の存在を決定的に確認した初めての例です。雲が二酸化炭素でできていることはまちがいなく、厚みもじゅうぶんで、火星の表面に積もるほどの雪を降らせたはずです」と話す。


MarsSouthPole

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赤ワインのポリフェノール「レスベラトロール」に食品アレルギー予防効果!

 ポリフェノールに食品アレルギー予防効果
 ポリフェノールといえば、抗酸化力のある健康成分だが、山梨大医学部の中尾篤人教授(免疫学)らの研究グループは、赤ワインに多く含まれるポリフェノールに、食品アレルギーの予防効果があることをマウスの実験で突き止め、9月4日付の米オンライン科学誌「プロスワン」に発表した。

 食品アレルギーを防ぐ薬はなく、中尾教授は「予防策や治療薬の開発につながる可能性もある」と話している。予防効果が判明したのはポリフェノールの一種「レスベラトロール」。老化防止効果や抗酸化作用などがあるとされ、サプリメントとして市販されている。
 研究では、卵アレルギーを持つ体質に変化させたマウスに、レスベラトロール入りの餌を1週間食べさせ、その後に卵を与えたところ、通常の餌を与えたマウスに比べてアレルギー反応が10分の1程度だったという。卵以外の食品アレルギーにも効果があるとみられる。
 今回、マウスに投与した量を人間に換算すると1日約1グラムで、サプリメント数粒で摂取できる量だという。(2012年9月7日07時10分  読売新聞)


Resveratrol

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害獣?益獣?ウニを食べるラッコ、コンブの森を守り、CO2削減に貢献か?

 ウニを食べるラッコ、CO2削減に貢献
 ラッコは動物園の人気者。器用に胸に乗せた石を使い、トゲだらけのウニや貝などを食べる。そのラッコが最新の研究から、地球温暖化の緩和に一役買っている事実が明らかになった。
 
 ウニは温室効果ガスを吸収するケルプ(コンブ)をエサにしている。ラッコがウニを捕食すれば、ケルプの繁殖が促されるのだ。ラッコが“手助け”したケルプの群れでは、貪欲なウニに食べられた場合と比べ、大気中の二酸化炭素(CO2)吸収量が12倍高くなるという。

 研究では、アラスカとカナダ沖の太平洋におけるラッコとケルプ群生に関する40年間のデータを解析。「この地域に限って言えば、ラッコがCO2の貯蔵サイクルに大きな影響を与えているのは間違いない」との結論に至った。ラッコは地球温暖化の新たな“救世主”となるのだろうか?


Sea_otters

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香港に超巨大火山の形跡発見!生物の95%を絶滅させた、超巨大噴火とは?

 香港の地下に古代の超巨大火山を発見
 中国当局は8月30日、香港の地下に古代の超巨大火山(スーパーボルケーノ)が存在すると発表した。ビクトリア・ハーバーを含む香港の大部分がその山域にあり、カルデラの直径は18キロにも及ぶという。火山全体は「糧船湾超巨大火山」と名付けられている。
 かつては大規模な噴火が発生していたが、香港の住民にとって危険はない。香港特別行政区土木開発部(CEDD)によると、1億4000万年前に噴火し、大部分が海洋に崩れ落ちて以降は死火山になっているという。
 「むしろ最も心配なのは、観光客がボートに乗り込み、湾内の岩石質の島に行くことだ。この島々には観光客用の設備は何もないので、上陸は控えた方がいい」と地質学者のデニス・タン(Denise Tang)氏は香港政府のテレビ番組で話している。
 「今回の発見が特に重要視される理由は、火山噴出物が大量に確認されただけでなく、マグマ源も特定できたからだ」とタン氏は説明する。そのマグマ源は、香港島北部の花崗岩帯として残っているという。


Hong_Kong_Night_Skyline

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太陽活動を地上で再現!“コロナ加熱問題”に解答、磁力線によるプラズマ加速

 太陽表面の現象再現
 9月も半ばだというのに、厳しい残暑が続いている。太陽のエネルギーは凄まじいものがある。太陽の外側にあるコロナの温度は約100万℃。ところが表面の温度は意外に低く6000℃。この違いはなぜなのかよく分かっていなかった。

 今回、太陽で起きているガスの噴出や磁場の揺れなどの類似現象を地上の実験装置で再現することに、JAXAの西塚直人研究員と東京大学大学院の小野靖教授らのチームが世界で初めて成功。ダイナミックな太陽活動の様子や謎とされる「コロナ加熱」などの解明につながる結果を得た。

 太陽(半径約70万キロメートル〈km〉)の温度は、熱源となる中心核では1,500万℃もあるが、表面では6,000℃に下がり、表面上空の「彩層」(厚さ約2,000 km)を過ぎた外側のコロナでは100万℃以上に高まるといった逆転現象がみられる。この「コロナ加熱」の問題は長年の太陽研究の課題とされているが、6年間に及ぶ太陽観測衛星「ひので」の観測により、彩層での活動現象が重要な役割を果たしていることが分かってきた。


Plasma

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日テレ“世界一受けたい授業”世界一の科学技術!「エアーフリータイヤ」とは何か?

 世界一の科学技術
 2012年9月8日日テレの「世界一受けたい授業は」凄かった。1時間目の科学は、世界一の技術。紹介してくれるのは、山形大学、城戸淳二先生。先生自身も有機デバイス工学の世界的権威だ。

 今回紹介するのは、絶対にパンクしない世界一のタイヤ。なにしろ、空気が入っていないから絶対にパンクしない。通常のゴムタイヤは中に空気が入っているが、このタイヤは、オールプラスチック製。いったいどうなっているのだろう?
 この秘密が60本のプラスチックのスポーク。自転車のスポークよりも数は多い。しかも材質がプラスチックだからやわらかい。形状にも工夫があって、バネが効いていて乗り心地がよい。また、ゴムと違ってリサイクルも可能だ。


AirFree

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