サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

2012年11月

石垣島でイグアナ大量繁殖!校庭の砂場で産卵!他にインドクジャクなど3種

 石垣島でイグアナ大量繁殖
 環境省の要注意外来生物に指定されているグリーンイグアナが沖縄県・石垣島(石垣市)で大量繁殖し、生態系への影響が懸念されている。北部を中心に100匹以上が生息していると推定されており、同省は12月から、一斉捕獲作戦に乗り出す。

 同省石垣自然保護官事務所によると、イグアナの目撃情報は1995年に初めて寄せられた。ここ数年は年間10件前後だが、島全域に拡大。本来、石垣島には生息しないが、1990年代にペットが逃げ出して野生化したとみられる。年平均気温24度を超す温暖な気候から越冬して大量繁殖したらしい。草花や昆虫を捕食するため、国の絶滅危惧1種に指定されているセミ「イシガキニイニイ」や、マングローブ林を形成する石垣在来種のヒルギダマシなどの減少が懸念されている。鋭いツメや長い尻尾で人に危害を加える恐れもある。

 10月には、石垣市真栄里の家畜市場で体長約1.5メートルのイグアナが見つかった。ロープで捕獲した男性(28)は「口を大きく開けて威嚇し、怖かったが、牛が被害に遭う前に捕まえて良かった」と話した。8月には、明石小の廊下や体育館などで4匹が見つかった。校庭の砂場では5月にも卵数個が発見されており、前上里(まえうえざと)徹(てつ)校長は「児童に危害が及ばないうちに、捕獲を急いでほしい」と訴える。(読売新聞 2012年11月28日)

 石垣島など八重山地方の外来種は、最近、インドクジャク、オオヒキガエル、シロアゴガエルの3種が生態系を脅かす、おそれがあるとして問題になった。


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謎の準惑星「マケマケ」の詳細が判明!大気はなく、形状はやや扁平な球体!

 準惑星「マケマケ」の詳細が判明
 
準惑星(dwarf planet)とは、太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、それ自身の重力によって球形になれるだけの質量を有するもの、かつ、自分の軌道周囲から他の天体を一掃しているものである。国際天文学連合(IAU)が2006年8月24日に採択した第26回総会決議の中で「惑星」を再定義した際に、同時に定義された太陽系の天体の新分類である。

 このとき、冥王星は1930年に発見されて以来、第9惑星として扱われてきた冥王星が、「自分の軌道周囲から他の天体を一掃している」とは判断されなかったため、準惑星に分類されることとなったことは有名な話である。

 準惑星は、IAU の決議案採択の時点では、冥王星からケレスまでの3個であり、2008年7月にマケマケ、9月にハウメアが追加されて5個となった。しかし、このカテゴリー自体の定義も今後の研究に委ねられることを留意する必要がある。

 2005年に発見され、ポリネシア地方に伝わる創造神にちなんで名付けられた「マケマケ」は、謎の多い太陽系外縁天体である。大きさが冥王星の約3分の2。4つある冥王星型天体の1つに数えられている。ちなみに「カチカチ」という天体はない。

 今回、「マケマケ」の詳細が明らかになった。冥王星と同様、全体が大気に覆われていると考えられていた。しかし今回の観測で、実際にはほとんど大気が存在しないことがわかった。どうやって大気のないことをつきとめたのだろう?


Dwarf-planet-makemake

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やる気を引き出すには、報酬を増やすか褒めることが大事?科学的に証明

 やる気を引き出すためには、報酬の量が多い方が良い!?
 生理学研究所(生理研)は、予測される報酬の量が大きければ大きいほど脳の神経細胞の活動が大きくなることを確認し、大脳基底核の一部である腹側淡蒼球と呼ばれる部位が、この過程に強く関わっていることを明らかにしたと発表した。

 同成果は同研究所 生体システム研究部門の橘吉寿 助教、米国国立衛生研究所(NIH)の彦坂興秀 博士らによるもので、詳細は米国神経科学誌「Neuron」に掲載された。 ヒトの行動や運動における"やる気"は、予測されうる報酬の量により、強く影響を受ける。しかし、これまでの研究では、脳のどの部位が報酬の量を予測して、行動・運動に結びつけているのかについては、よく分かっていなかった。

 今回研究グループは、情動と運動を結びつける神経回路を持つとされる脳の大脳基底核の一部である「腹側淡蒼球」に注目し、サルに、特定の合図のあと、モニター画面上である方向に目を動かすように覚えさせ、うまくできたらジュースをもらえるようにトレーニングを施し、そのときの腹側淡蒼球の神経活動を記録した。

 この結果、腹側淡蒼球における神経細胞の多くが、合図をうけてからジュースをもらえるまで、持続的に活動し続けることを発見。また、予測される報酬(ジュースの量)が大きければ大きいほど、目を動かすスピード(運動)は速く、腹側淡蒼球の神経活動も大きくなることも確認しており、この神経細胞が、得られる報酬を予測して、やる気をコントロールする脳の仕組みの一部であることが考えられるという結論を得たという。


Reward&Praise

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大気中のCO2増加で“海洋が酸性化”!海の蝶“浮遊性巻貝”の殻が溶解!

 大気中のCO2増加で“海洋酸性化
 日本の紀伊半島沖から南方の北西太平洋海域で、表面海水中の水素イオン濃度指数(pH)が10年間当たり約0.02の低下割合で「海洋の酸性化」が進行していることが、気象庁の観測で分かった。本来が弱アルカリ性の海水が、大気中の二酸化炭素(CO2)の増加で酸性化しているもので、過去250年間のpH低下量と比べると約5倍のスピード。このまま進むと海洋が大気から吸収できる二酸化炭素の量が減り、地球温暖化が加速することも懸念されるという。

 気象庁は1967年から、海洋気象観測船による北西太平洋海域での定期観測を行っている。紀伊半島沖の東経137度線に沿った北緯10°、20°、30°での今年のpH観測値は8.07-8.12と弱アルカリ性を示したが、1984年からの傾向をみると10年間当たりでの低下割合は北緯10°が0.014±0.003、北緯20°が0.015±0.003、北緯30°が0.018±0.003となった。

 地球の全海洋平均のpH値については、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)による第4 次評価報告書(2007年)が、産業革命以後の250年間で0.1 低下していることを指摘している。大気中の二酸化炭素が増えて海洋に溶け込むことにより、今世紀末までにさらに0.14 から0.35 低下すると予測している。 海洋の酸性化が進むと、海洋の生態系に大きな影響を与え、サンゴ礁の発達や形成が阻害されたり、プランクトンや貝類、甲殻類といった生物の殻や骨格の成分である炭酸カルシウムが溶け出して、小型化することなどが予想されるという。(サイエンスポータル 2012年11月21日)


Sea_butterfly

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星出さん4ヶ月ぶり地球帰還!ISSに別れ告げる「この美しい惑星に生まれてよかった」

 星出さんが帰還 カザフの草原に着陸
 およそ4か月にわたり、国際宇宙ステーションに滞在していた日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが、日本時間の11月19日午前11時前、ロシアの宇宙船「ソユーズ」で地球に帰還し、元気な姿を見せた。

 星出さんら3人の宇宙飛行士を乗せた「ソユーズ」は、11月19日午前7時半ごろ、宇宙ステーションを離れ、地球に向けて飛行を始めた。そして、午前10時半ごろ大気圏に突入したあと、パラシュートを開いて速度を落とし、午前10時56分ごろ、中央アジア・カザフスタンの平原に着陸した。

 星出さんら3人の宇宙飛行士は、宇宙船のハッチから外に運び出され、氷点下10度ほどの雪がちらつく天候の中、いすに座って笑顔で報道関係者の質問に答えていた。

 その後、医師の検査などを受けるため、着陸現場近くに設けられた仮設のテントへと運ばれた。星出さんは、およそ4か月の宇宙ステーション滞在中、日本の宇宙輸送船、「こうのとり3号機」のドッキング作業や、日本の大学や企業などが開発した超小型衛星の放出などに携わった。

 また、宇宙ステーションから外に出て作業を行う船外活動も3回担当し、合わせて21時間23分の活動時間は野口聡一さんが持っていた日本人としての最長記録を塗り替えた。(NHKnews 2012年11月19日)


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我々は孤立した存在ではない?銀河団を結ぶ1000万光年の夢のかけ橋を発見!

 地球は宇宙で孤立した存在ではない
 11月19日、宇宙飛行士の星出さんが、ISS国際宇宙ステーションから帰ってきた。twitterでの言葉は「あと数時間で、ISSを離れ、地球に戻ります。この4ヶ月の滞在中応援・支援して下さった皆さん、ありがとうございました。この美しい惑星に生まれて、よかった」…。

 星出さんは、宇宙ステーションから外に出て作業を行う船外活動も3回担当し、21時間23分の活動時間は野口聡一さんが持っていた日本人としての最長記録を塗り替えた。宇宙飛行士の多くは船外で活動をしていると、後ろは「漆黒の闇」。地球だけが生命あふれる美しい星であることに気がつくという。

 本当にこの美しい地球を守っていきたいと願わずにはいられない。しかし、広大無辺で暗黒の広がる宇宙も、注意深く観察しているとさまざまな現象が観察できる。恒星と恒星の間は離れているが、多くの恒星が何千何万と集まり銀河をつくっている。その銀河も広大な宇宙で孤立しているわけではない。銀河はたがいに集まり銀河団を形成している。そして、銀河団どうしも集まって超銀河団を形成していることも分かってきた。決して私たちは宇宙で孤立した存在ではないのだ。

 今回、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙探査機プランクが、2つの銀河団「エイベル399」と「エイベル401」の間に架かる高温ガスの“橋”を発見した。銀河団のペアは地球から約10億光年の距離にあり、ガスの橋は約1000万光年離れた2つの銀河を繋いでいる。

 美しいこの画像は、地上の望遠鏡の可視光データと、プランクのスニヤエフ・ゼルドビッチ効果による観測データ(オレンジ色)を合成している。ESOのプランクは宇宙マイクロ波背景放射(CMB)を超高感度でとらえる。銀河団の影響でCMBに歪みが生じる現象を「スニヤエフ・ゼルドビッチ効果」と呼ぶ。プランクはこれを利用して高温のガスをとらえることができた。


Supercluster

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ビールのホップに動脈硬化予防効果!「キサントフモール」で“善玉”HDLが増加!

 悪玉を減らし、善玉を増やす成分
 加齢とともに危険性が増すのが、心筋梗塞や脳卒中の発症だ。これは、動脈硬化が原因である。この原因は、血液中のコレステロールが原因であることは知られている。コレステロールには、“善玉”の「HDLコレステロール」と、“悪玉”の「LDLコレステロール」がある。この2つどこがちが違うのだろうか?

 両方ともタンパク質とコレステロールが結びついた「リポタンパク質」であるが、はたらきが逆だ。“悪玉”LDLは肝臓で作られたコレステロールをカラダの各組織に運び、“善玉”HDLはカラダの隅々の各組織で余ったコレステロールを肝臓に送り返す役目がある。“悪玉”が多いと血管に付着して動脈硬化を引き起こすしくみだ。どうすれば“善玉”を増やせるのだろうか?

 “善玉”HDLコレステロールは、放っておくと“悪玉”のLDLコレステロールに変化し量が減ってしまう。これは、肝臓や小腸で合成されて血清中に存在する「コレステリルエステル転送蛋白(Cholesteryl ester transfer protein, CETP)」のはたらきだ。従って、この「CETP」を阻害する薬の開発が、動脈硬化を防ぐことになる。 

 今回、ビール原料のホップに含まれる成分「キサントフモール」に動脈硬化を予防する効果があることが、北海道大学やサッポロビール(株)による、マウスを使った研究で分かった。この成分には「CETP」を阻害するはたらきがあり、“善玉”コレステロールを増やす、世界初の天然成分になるという。

 ホップの「キサントフモール」はポリフェノールの一種である。ホップは、ビールの苦み成分。ビールと名が付くものであれば第3のビールであろうが、第2のビールであろうが含まれている。今夜はビールで乾杯!しみじみとあの苦みを味わいたいものだ。


Hop

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奇跡?すい臓がんが治った!NHK「がんワクチン」夢の治療薬への格闘!

 「がんワクチン」ですい臓がんが治った?
 11月18日のNHKスペシャル「がんワクチン」には驚いた。治りにくいがんの1つ「すい臓がん」が、「がんワクチン」で完治したからだ。番組では、すい臓がんでもう治療法がないと言われたものの、肝臓に転移した腫瘍が消え、家族旅行を楽しめるまでに回復した30代の主婦が登場。多くのがん患者に希望を与えた。

 「がんワクチン」は日本の最先端技術だが、まだ臨床試験の段階。すべての人に効果があるというわけでもない。最終的な結果が出るのは来年以降になる見込みだ。現在のがんワクチンはどの程度効果があるものなのだろうか?また、がんワクチンとは何だろうか?

 そもそも、ワクチン(vaccine)はヒトなどの動物に接種して感染症の予防に用いる医薬品。毒性を無くしたか、あるいは弱めた病原体から作られ、弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくする。弱いとはいえ病原体を接種するため、まれに体調が崩れることがある。

 がんワクチンの中に入っているのは、がん表面にある「ペプチド」と言われるタンパク質の断片。これが、がん細胞の表面に角のように出ている。がんの「ペプチド」には、複数の種類があり、血液検査で患者にあったペプチドを選ぶ。これを増やしたものを、患者の体内に注入する。

 通常のがんは、非常に早いスピードで際限なく広がるため、免疫細胞である「キラーT細胞」の数が足らず攻撃しきれないが、「ペプチド」が大量に入った「がんワクチン」を投与すると、免疫細胞が活性化、「キラーT細胞」は自ら数を増やしパワーアップしてがん細胞を攻撃する…というしくみだ。


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海を渡ったガラパゴスゾウガメ!「ロンサム・ジョージ」の仲間が生存?

 ロンサム・ジョージ、仲間が生存か
 2012年、6月24日、ガラパゴス諸島ピンタ島の最後の生き残りといわれていたガラパゴスゾウガメ、通称「ロンサム・ジョージ(孤独なジョージ)」が死んだ。これにより、ガラパゴスゾウガメの亜種「ピンタゾウガメ」は絶滅した…と報道された。

 ガラパゴスゾウガメは世界自然遺産に登録された同諸島固有の世界最大級のリクガメ。19~20世紀、船乗りの食料として乱獲され、15の固有亜種中4亜種が絶滅した。

 「ジョージ」は1971年、同諸島北部ピンタ島で見つかったオスで、絶滅したと考えられていた固有亜種「ピンタゾウガメ」の最後の生き残りとされ、野生生物の保護運動の象徴になった。ジョージ発見後の調査でも他のピンタゾウガメは見つからず、ジョージの死でこの亜種が絶滅した可能性が非常に高い…とされた。(毎日新聞 2012年6月25日)

 だが最新の研究で、仲間がまだ生き残っている可能性がある…と報告があった。これは、アメリカにあるイェール大学の研究チームによるもので、ガラパゴス諸島の各地でゾウガメの調査を実施、ピンタゾウガメのDNAを受け継いでいる個体を見つけたという。人里離れた奥地でひっそり暮らしている可能性が出てきた。


Geochelone nigra

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“巨人症”の骨を確認!紀元前8世紀の古代ローマ人・18世紀伝説のアイルランド人

 “巨人症”の古代ローマ人
 大きな人というのは、病気の場合もあるらしい。バスケットボールやバレーボール、プロレスラーなどのスポーツ選手の中には、大きな人がいて驚かされる。その人達の中に成長はホルモンの異常で「先端巨大症」という病気の場合がある。

 これは、現代の人ばかりでなく当然昔の人にもあった。1991年にローマで発掘された古代人の骨をイタリアの研究チームがDNA解析したところ、脳下垂体異常で成長ホルモンが過剰分泌される疾患、“巨人症”の患者と判明した。

 身長は約202センチで、紀元3世紀ごろのローマ男性の平均167センチよりかなり高い。ちなみに現在、世界で最も身長が高い男性は251センチである。

 巨人症は幼少期に発症し、脳下垂体の異常によって過度に身長が伸びる。およそ30万人に1人の非常にまれな疾患で、古代人の骨には発見例がほとんどなかったという。

 ポーランドとエジプトでは以前、巨人症の“可能性が高い”骨の一部は発見されていた。研究を主導したイタリア、ピサ大学の古人類病理学者シモーナ・ミノッツィ(Simona Minozzi)氏によると、今回は完全な骨格で、“確実に”巨人症だった最初の例になるという。


Gigantism

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先史時代(旧石器時代)の通説を変える発見!人類は石槍を50万年前から使用?

 先史時代の幕開けと旧石器時代
 先史時代とは、「歴史時代(有史時代)」以前の歴史区分に当たり、文字を使用する前の人類の歴史である。従って記録が残っていないが、人類が残した道具や遺跡などである程度のことは推測できる。

 これまでのところ、猿から進化して人類が誕生した時期は、約400万年前と言われる。最古の人類化石はアウストラロピテクスなど猿人であり、彼らは二足歩行をして非常に簡単な石製道具を使用した。彼らの発生や進化の過程には様々な説が提示されている。

 「旧石器時代」 (Paleolithic) は「石器時代の古い頃」を意味し、石を道具として用い始めた時期を指す石器時代の初期に当たる時代区分となる。この初期に当たる前期旧石器時代(en)はホモ・サピエンスの前段階に当たるホモ・ハビリス(と近縁種)が石器類を使い始めた約250万年前頃に相当する。

 初期のホモ・サピエンス登場は、約25万年前の中期旧石器時代(en)となり、彼らは初歩的な言語扱うに充分な能力を獲得する変化が、頭蓋骨の顎部骨格を分析した結果から認められた。現在の人類に直結する新人が現れたのは約4万年前頃であり、彼らが使う石器や骨角器など使用する道具類は精巧で種類も豊富になり、埋葬(en)や原始的な音楽(en)が見られるようになった事も中期旧石器時代の特色である。

 今回、これらの区分が変わる発見があった。一部の初期人類は、これまで考えられていたよりも賢く、高い殺傷能力を持っていた可能性がある。最新研究によると、世界最古のものかもしれない石槍が見つかった。その年代測定が正確ならば、ヒトの祖先は槍の先端に石をつける技術を50万年前には獲得していたことになる。これは、従来考えられていたより約25万年早い。


Paleolithic Age

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約1300年ぶり、豪北部で皆既日食!2013年の天文現象、3月に大彗星接近?

 オーストラリア北部で皆既日食、約1300年ぶり
 オーストラリア北部で11月14日午前6時38分(日本時間同5時38分)から約2分間、太陽が月の影に完全にさえぎられて見える皆既日食が観測された。

 地球と太陽の間に入った月は、夜明け直後にダーウィン(Darwin)の東約250キロに位置する北部特別地域(Northern Territory)のガリグ・グナク・バルル国立公園(Garig Gunak Barlu National Park)にその影を落とし始めた。月の影は東に移動してクイーンズランド(Queensland)州北部でも皆既日食が観測された。この地域で皆既日食が観測されたのは約1300年ぶり。

 今回の皆既日食を観測できる数少ない場所の1つとなったクイーンズランド州北部には観光客や科学者が詰め掛けた。雲で観測できない恐れもあったが、太陽が完全に月の影に入ると遮光グラスをかけて空を見上げていた大勢の天文ファンから大きな喚声が上がった。

 皆既日食が始まると辺りは暗くなって気温が下がり、鳥たちも鳴くのをやめて一帯は奇妙な静けさに包まれた。((c)AFP 2012年11月14日 AFP)


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130光年先に“浮遊惑星”発見!数は恒星の10万倍?太陽系にも存在か?

 “孤児惑星”、130光年先で発見
 褐色矮星と呼ばれる恒星になりきれない天体を探す調査で、さらに珍しい天体が見つかった。“孤児”とみられる惑星だ。この流浪の惑星の質量は木星の4~7倍と推定され、主星となる恒星を持たないと、この調査結果を発表したフランスとカナダの天文学者からなる研究チームは述べている。

 このような天体は孤児惑星のほかにホームレス惑星、自由浮遊惑星、放浪惑星などと呼ばれるが、科学者によれば、こうした惑星が生まれるまでには2つの過程が考えられるという。恒星系からはじきだされるパターンと、全く独自に形成されるパターンだ。

 オリオン星雲内に十数個の主星を持たない天体が発見されたのは、10年以上前のことだ。それ以来、数十個の孤児惑星候補とみられる天体が見つかっている。

 今回の発見は、星の形成過程にある領域以外でこのような惑星が見つかった初のケースだと、モントリオール大学の天文学者で今回の研究の共著者であるエティエンヌ・アルティゴー(Etienne Artigau)氏は述べている。

 他のホームレス惑星候補と比較して、新たに見つかった天体は古い年代のもので、温度が低いことも特徴だ。また、地球にもずっと近く、アルティゴー氏によれば約130光年の距離にあるという。


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「惑星」が未だに定義できない理由、“褐色矮星”“浮遊惑星”とは何か?

 「惑星」とは何か?
 惑星というと、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つが思い浮かぶ。惑星という言葉に明確な定義を与えようと、2006年の国際天文学連合の国際会議で、冥王星が惑星からはずされた。会議では「惑星は太陽の周囲を公転し、その重力によって球形が維持できるほど大きく、その軌道から他の天体を一掃していること」…とされた。

 しかし、これは太陽系の場合に限られる定義だ。すべての恒星系にあてはまるものではない。問題の1つに「褐色矮星」と呼ばれる天体の存在がある。「褐色矮星」とは何だろうか? 

 褐色矮星とは、軽水素 (1H) の核融合を起こすには質量が小さすぎるために主系列星になることができない天体のことだ。褐色矮星は天体の分類上は、恒星にも惑星にも入らない天体だ。太陽系では木星と土星にその可能性がある。

 たしかに「木星がもう少し大きかったら太陽のように核融合反応が起きて、光と熱を発生する恒星のなかまになっていた」というのは聞いたことがある。では、どのくらい大きければ輝き出すのだろう?


Brown dwarf

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水素に新たな健康効果!濃度2%の水素ガス吸入で心肺停止から快復!

 時代は水素循環社会へ
 水素は次世代のエネルギー源である。例えば、家庭用燃料電池の「エネファーム」は、都市ガスの主成分であるメタンを触媒反応で、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)に分ける。取り出した水素を燃料電池で発電すると同時に、一緒に出る熱でお湯も沸かす。

 燃料電池車は車に積んだ水素と空気中の酸素を反応させて生み出した電気でモーターを動かす。同時につくられた水だけを車外に出すので“究極のエコカー”ともいわれる。燃料電池車は2015年に一般販売する予定だ。

 水素は、爆発しやすいので危険だと思うかもしれないが、それは都市ガスやプロパンガスも同じだ。これまでなんども爆発事故を起こしている。ガソリンにしても、爆発しやすい燃料だが、皆平気で車に乗っている。むしろ燃えた後、水になるので水素は環境に優しい。CO2を出す化石燃料の方が問題だ。管理さえすれば十分に燃料として利用できる。

 水素は燃料ばかりではない、最近は水素水を飲んでさまざまな健康効果が得られることがわかってきた。活性酸素を抑えるばかりか、エネルギー代謝促進効果とくに脂肪燃焼促進効果があるという。

 今回、慶應義塾大学(慶応大)は、日本医科大学の協力を得て、濃度2%の水素ガスを吸入することにより心肺停止から蘇生した後の脳機能や心筋組織の後遺症を軽減し、生存率を改善することをラットにおいて発見した。これは人にもあてはまり、心肺停止蘇生後の社会復帰率向上に向けての大きな1歩となる。なお、この治療法で使う、濃度2%水素ガスに爆発などの危険性はない。


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発見!乳酸菌が作るペプチドで記憶力向上?乳酸菌のさまざまな健康効果

 乳酸菌がつくるペプチドに「記憶力向上効果」
 乳酸菌は健康によいというが、どのように役立つのだろうか? 乳酸菌は、ヨーグルトや漬物の中にふくまれているが、腸内の善玉菌の代表でもあり、これが増えると大腸が健康になる。乳酸菌が乳糖を分解すると発生する乳酸と酢酸により悪玉菌の増殖が抑えられるので、腸内環境がよくなり、便秘も解消される。

 また、乳酸菌の活動により、いろいろの健康上の有用物質(乳酸菌生産物質)が作られて、大腸内で吸収されて健康を促進する。例えば、糖尿病、心不全、緑内障、ガンなど殆どの病気を軽減させたり、療す可能性もある。

 ただし乳酸菌(生きたもの)は、胃酸(強い酸)で分解され易いので、大腸にまで達するのは極く少数になってしまう。しかし、乳酸菌が生産した物質は分解されずにそのまま腸に達するので、乳酸菌食品(ヨーグルト、糖漬物など)はそれなりに有効とされる。

 今回、乳酸菌で有名なカルピスが、乳酸菌Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)発酵乳の中から記憶力向上作用を持つペプチドを確認したと発表した。ペプチドとは、アミノ酸が数個つながった状態のもので、たんぱく質を分解する過程などに生成される物質。これが本当なら、また発酵食品に人気が出そうだ。

 研究したのは「カルピス発酵応用研究所」ならびに「中部大学応用生物学部」の共同研究によるもので、詳細は「第64回 日本生物工学会大会」にて(2012年10月23日~26日)で発表された。


Lactobacillus helveticus

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危険!「セアカゴケグモ」生息域拡大!尼崎100匹、福岡9000匹、首都圏にも!

 毒グモの生息域拡大 23府県に
 オーストラリアに生息する毒グモ「セアカゴケグモ」が17年前に初めて国内で見つかってからこれまでに全国の23府県で確認され、生息域が拡大していることが環境省の調査で分かった。冬の間は活動は鈍っているものの自動販売機の裏などに潜んでいるケースも多いことから、環境省や各自治体では注意を呼びかけている。

 セアカゴケグモはオーストラリアに生息し、毒がある雌は雄より大きく、体長が1センチ程度、全体的に黒く、背中に赤い帯状の模様があるのが特徴である。国内では、平成7年に大阪で初めて見つかり、今月12日も神奈川県川崎市の住宅で確認されたが、環境省が生息状況を調べたところ、これまでに宮城県から沖縄県にかけて全国の23府県で確認され、生息域が拡大していることが分かった。

 環境省によると、セアカゴケグモは輸入されたコンテナなどに付着して国内に侵入し、その後、生息域が拡大したとみられるという。このクモにかまれると、症状が重い場合、痛みが全身に広がり、頭痛や吐き気などを伴うおそれがあり、ことし9月には福岡市で女性がかまれ、一時、呼吸障害に陥った。

 セアカゴケグモは一年中、活動していて、冬の間は寒さのために動きが鈍るものの自動販売機の裏や側溝などに潜んでいるケースが多い。このため、環境省や各自治体では掃除などの作業をする際にはかまれないように厚手の手袋をするなどして注意するよう呼びかけている。(NHKnews 2012年11月14日)


Latrodectus hasseltii

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マイコプラズマ肺炎、過去最高を記録!発熱と止まらない乾いた咳に注意!

 マイコプラズマ肺炎が流行中
 昨年、全国的に大流行した「マイコプラズマ肺炎」だが、今年はその患者数をすでに超え過去最高を記録している。マイコプラズマか風邪かは、普通の人には判断できない。普通の肺炎とどこが違うのか?

 マイコプラズマ肺炎は細菌による呼吸器系感染症。長引く(約1カ月)乾いた咳と発熱が特徴で、治療しないと重症化し、重い肺炎や髄膜炎、脳炎を引き起こす可能性もある。胸の痛みや疲労感を伴うこともあるという。患者のくしゃみやせきを通しての飛沫感染する。

 初期症状が風邪と似ており、潜伏期間は2〜3週間。咳は早朝や就寝時に酷くなることも。患者の8割は14歳以下の子ども。学校や職場など一定数以上が集まる場所で広がることが多く、「風邪を引いて咳をしている人が多い」といった時は疑われる。予防には風邪やインフルエンザと同様に、手洗いとうがいが有効。免疫力を落とさないことも大切だ。

 マイコプラズマ肺炎のピークは12月から1月のため、今後も注意が必要とのこと。治療法や効果的な薬はないのだろうか?

 肺炎には抗生剤や抗生物質が効果的といわれていたが、マイコプラズマは耐性ができやすいウイルスで、あまり効果がないことが最近わかり、新薬の開発が急がれている。死亡の確率は低いのだが、重症化すると髄膜炎や脳炎などいろいろな病気が発症する。


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最大水爆100万個分!巨大・太陽フレアを予測し、マヤの予言を回避せよ!

 太陽フレアを予測し、回避せよ!
 11月。はやくもクリスマスのイルミネーションが、街を美しく飾りはじめた。気温も10℃を下回る日もあり、着実に冬の足音が聞こえてくる。これから年末、クリスマスとともに話題になることとして、マヤの予言がある。2012年の12月21~23日にかけて1つの区切りを迎える。そのときに何かよくないことが起きるのではないかという、終末思想と結びついたものだ。

 今の時代、確かに先が見えない不安がある。天変地異が起きるとしたら、その一つに太陽嵐(フレア)がある。それは、太陽フレアが放出するエネルギーが地球の磁場を混乱させ、強力な電流によって高圧変圧器が故障し、電力網が停止する可能性である。もし、そのような大惨事が起これば、被害額は「最初の1年間で1兆~2兆ドル」にのぼり、「完全復旧には4年~10年」を要すると米国では予測している。

 むろんこれは、地球全体に及ぶ被害のごく一部にすぎない。実際、1989年の極大期には、激しい磁気嵐がカナダのケベック州の電力システムを破壊し、9時間にわたって停電。600万人に影響し、復興に数ヵ月を要したという。もし事前に太陽嵐(フレア)の発生を予測できれば、何らかの対策が打てるのだが、そんなことは可能だろうか?

 今回、名古屋大学太陽地球環境研究所の草野完也教授を中心とする東京大学、京都大学の研究チームが、地球規模での大停電や電波障害などの影響を及ぼす太陽表面の爆発現象「太陽フレア」は、前兆として2種類の特殊な磁場構造が出現し、その数時間後に発生することを発見した。


Solar storm

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謎の生物、NZで発見!世界で4例目「バハモンドオウギハクジラ」とは何か?

 NZで死んだクジラ、確認過去3回の珍種だった
 クジラのなかまにはどんなものがあるだろう? 現生のクジラ類は2つの大きなグループに分けられる。すなわち、ハクジラ類、ヒゲクジラ類である。イルカもハクジラ類に分類される。イルカは分類学的にはクジラと相違はなく、ハクジラ亜目の小型種の慣習的な呼び名である。

 現生のクジラ類は、ハクジラ亜目とヒゲクジラ亜目に大きく分けられる。現生のハクジラ類はその名の通り、顎に歯を持つクジラである。しかし、最初期のヒゲクジラは歯を持っており、歯の存在によってこの分類群が定義されている訳ではない。

 アカボウクジラ科の一部の様に雄のみ下顎に一対の歯を持つものや、角の様に伸びた歯を持つイッカクなど特異な形態を示すものも少なくない。トラバースオウギハクジラ(バハモンドオウギハクジラ)の歯も変わっている。トランプのスペードのような形状の歯を持つ。このクジラ、過去140年に3回しか確認されていない珍種で、しかも死骸の一部しか確認されておらず、生態は謎のままである。

 2010年12月にニュージーランド北部の海岸に打ち上げられて死んだ2頭のクジラが、このトラバースオウギハクジラ(バハモンドオウギハクジラ)であることが分かった。同国の研究チームが科学誌カレント・バイオロジーに発表した。


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