サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

2013年02月

世界初!DNA二重らせんを直接撮影!デオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)の正体

 1962年ノーベル生理学・医学賞
 DNAというと、デオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)のことで、遺伝子の本体である。DNAの塩基配列が遺伝情報を伝えることがわかっている。地球上のあらゆる生物の遺伝情報を担う物質となっている。(大部分のウイルスはRNAが遺伝情報を担っている)

 DNAの構造はどうなっているのだろうか?

 DNAは2本の鎖状ポリヌクレオチドが一組となっている。もうひとつのDNA鎖は、シャルガフの法則による相補的な塩基 (A/T, G/C) による緩やかな水素結合を介して、全体として二重らせん構造をとる。

 この二重らせん構造は、1953年にジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックによって提唱された。このDNA分子模型の構築は、モーリス・ウィルキンスとロザリンド・フランクリンによってすすめられていたX線結晶構造解析の画像及び解析情報やエルヴィン・シャルガフによって示されていたDNA塩基存在比の法則などのDNAに関する既知情報をすべて満足させるように配慮しながら行われた。

 この功績により1962年、ワトソンとクリックはウィルキンスとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。しかし、DNAの二重構造はこれまで誰も目で確認したわけではなかった。

 今回、京都大学の研究グループは、独自に開発した「周波数変調(FM)原子間力顕微鏡(AFM)」によって、水溶液中にあるDNA(デオキシリボ核酸)の二重らせん構造を撮影した。二重らせん構造の基本部分を明瞭にとらえたのは世界で初めてのことである。


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かむことで注意力と判断速度がアップ!かむことのさまざまな健康効果

 かむことで注意力と判断速度がアップ
 最近は歯が悪くなって、おいしい食事もしっかり噛むことができなくなってきた。歯は大切だと思う。

 歯は噛むだけでなく さまざまな健康効果も報告されている。覚醒効果やリラックス効果、肥満、ぼけ、視力低下、姿勢悪化、虫歯、ガンなどを予防し、内臓の働きを助け、大脳の働きを活発にし、精神を安定させる効果もある。そして、よく噛むことであごの筋肉を使うため、あごが引き締まり顔がすっきりするともいわれる。

 今回、しっかり噛むことが、注意力を増し、判断するスピードも速めることが、放射線医学総合研究所の平野好幸客員協力研究員と神奈川歯科大学の小野塚実・元教授らの共同研究で分かった。脳活動の変化を「fMRI(機能的磁気共鳴画像法)」で画像化して調べたもので、かむ動作が認知機能に影響を与える仕組みの解明につながるという。

 研究チームは、20-34歳の17人にガムをかんでもらい、その後、数秒から十数秒の間隔でスクリーンに映る矢印の左右を当てる検査「注意ネットワーク賦活テスト」をした。同テストは「もうすぐ映る」という合図の有無や、矢印の左右の判別を難しく(妨害)する別の矢印の有無により、注意に関する脳内ネットワークがどう変わるかをみる検査で、その時の脳活動の変化をfMRIで画像化し、かむ動作を伴わない場合とで比較した。


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第38回ノーベル生理学・医学賞 動物実験で発見!「静脈洞と大動脈の呼吸調節機能」

 フランケンシュタイン博士
 映画「フランケンシュタイン」は、1931年、アメリカのユニバーサル映画が製作したホラー映画。メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」の映画化作品である。小説の方は1818年3月11日に出版されている。世界的に大ヒットし、ホラー映画史上不朽の名作として伝説的な作品となった。ストーリーは次の通り。

 「若き科学者ヘンリー・フランケンシュタインは、生命創造の研究に没頭していた。助手のフリッツと共に墓地から盗み出した死体を接合し、雷光の高圧電流を浴びせ新たな人間を創造するという実験を行う。だが、その肉体には犯罪者の脳が埋め込まれてしまったため、凶暴な怪物が誕生してしまった。怪物は研究室から脱走し、村で無差別に殺人を犯す。怒れる村人たちに風車小屋に追い詰められた怪物は、燃え盛る小屋諸共崩れ去った…」

 人の肉体は、脳や血管、心臓、臓器をつなぎ合わせれば、蘇ることも可能…いわゆる科学万能主義を戒めるかのようなストーリーである。1930年代には、まだ人体実験が行われていた。第二次世界大戦中、ナチスドイツが強制収容所において行った、回復の望めない人体実験は有名である。

 1938年のノーベル生理学・医学賞は、心臓や血管などの循環器系の研究に贈られた。受賞理由は「呼吸調節における静脈洞と大動脈機構の演ずる役割の発見」。受賞したのはベルギーの生理学者、コルネイユ・ハイマンスである。

 ハイマンスは、私たちが無意識に酸素不足をセンサーで探知し、呼吸量を調節するしくみがあるのを発見した。ハイマンスは、呼吸調節の仕組みを、動物実験で繰り返し確かめつきとめたと考えられる。

 問題はそのやり方である。彼の動物実験は凄かった。胴体からほぼ完全に切り離した犬の頭部を生かしておくために、別の頭のない犬の胴体の動脈から血液を送る。その犬の胴体を生かしておくには人口心肺装置が用いられた。教授の「血圧研究」の一部として行われた実験である。


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第38回ノーベル化学賞 リヒャルト・クーン「カロテノイド類、ビタミン類についての研究」

 もうひとつの「ビタミンB」
 ビタミンBというと、世界で初めてビタミンを発見した鈴木梅太郎氏を思い出す。1910年に鈴木梅太郎氏がビタミンB1を米糠から抽出し、1912年にオリザニンと命名したことで知られる。脚気を予防する因子として発見された。

 抗脚気因子にとどまらず、ヒトと動物の生存に不可欠な未知の栄養素であることを強調し、後の「ビタミン」の概念をはっきり提示していた。だが、その論文がドイツ語に翻訳されたとき、「これは新しい栄養素である」という一行が訳出されなかったため、オリザニンは世界的な注目を受けることがなく、第一発見者としては日本国内で知られるのみとなってしまった。

 このため、ビタミン発見の業績で1929年にノーベル賞を受賞したのはエイクマンとホプキンズの2人だった。この当時はビタミン発見がブームになっており、世界中の化学者の間でビタミン発見の競争が沸き起こっていた。

 1938年のノーベル化学賞も、ビタミンについての研究に贈られた。オーストリアの生化学者、リヒャルト・クーンである。受賞理由は「カロテノイド類、ビタミン類についての研究」。

 クーンが発見したビタミンもビタミンBである。これはどういうわけだろう?鈴木梅太郎氏のビタミンBと違うのだろうか?

 実は、ビタミンBには数種類あり、これらをビタミンB群とよんでいる。クーンが発見したのは、ビタミンB2であった。


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第38回ノーベル物理学賞 エンリコ・フェルミ「熱中性子による原子核反応の発見」

 ノーベル賞の光と陰
 2012年のノーベル医学・生理学賞は、日本の山中伸弥氏に贈られた。久しぶりに嬉しいニュースになった。「iPS細胞」は再生医療に役立つ、人類の福祉に貢献する素晴らしい科学技術である。

 だが、過去のノーベル賞の研究者を見ると、「これはどうなのか?」と思う研究者も数多く存在する。研究成果自体はどれも素晴らしいのだが、受賞者が毒ガスや核兵器などの大量破壊兵器の開発に協力している姿を想像すると、とても手放しで祝福できない。ノーベル賞の創設者「ノーベル」自身も、大量破壊兵器となったダイナマイトの発明者だ。善と悪の間で揺れ動くのが人の正体なのだろうか?

 1938年のノーベル物理学賞を受賞した、イタリアのエンリコ・フェルミもその一人である。エンリコ・フェルミはノーベル賞受賞の前に、ベータ崩壊の理論(フェルミのベータ崩壊の理論)を完成。また、自然に存在する元素に中性子を照射することによって、40種類以上の人工放射性同位元素を生成。さらに、熱中性子を発見し、その性質を明らかにした。これが後の「核兵器開発」につながる。

 妻のラウラ・カポーネはユダヤ人であった。そのため、ムッソリーニのファシスト政権下では迫害を受ける。1938年のノーベル賞授賞式出席のためイタリアを出国。ストックホルムで賞を受け取ったが、そのままアメリカに亡命した。1939年、コロンビア大学の物理学教授となる。このアメリカ亡命直後、フェルミは、ドイツで、ハーンが、核分裂の実験に成功した事を知る。


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すい臓欠損ブタですい臓再生!ヒトの臓器をブタに造らせることも可能に

 すい臓欠損ブタですい臓再生
 遺伝子操作によって作ったすい臓のないブタの体内で、別のブタの正常なすい臓を作ることに、東京大学医科学研究所、科学技術振興機構、明治大学生命科学科らの研究チームが成功した。

 チームは、ある遺伝子が過剰に働くとすい臓が形成されないことに注目した。その遺伝子を顕微授精法によってブタの卵子に注入し、すい臓欠損ブタを作った。すい臓のないブタは、誕生して間もなく重度の高血糖症などで死んでしまうので、繁殖させることはできない。そこで、すい臓欠損ブタの体細胞からクローン胚を作り、これに別の正常なブタのクローン胚の細胞を注入して、別の雌の子宮に戻して出産させた。その結果、生まれた仔ブタには、注入した細胞からなる正常なすい臓ができ、その後成長して、すい臓機能や繁殖能力も正常であることが確認されたという。

 特定の細胞が欠損した胚に正常な胚を導入して置き換える方法は「胚盤胞補完法」と呼ばれる技術で、研究チームはすでにこの技術で、すい臓が欠損したマウスの体内でラットのすい臓を作ることに成功している。今回はさらにこの技術を、ヒトに似た特徴を持つブタに応用して成功した。

 すい臓欠損ブタの体内に、すい臓への分化を誘導したヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを移植することで、ヒトのすい臓を作り出せる可能が見えてきたが、現在の国の指針では、ヒトの細胞を注入した動物胚から仔を作らせることは禁じられている。研究チームは「生命倫理や法律についての議論が進むことが期待される」と述べている。


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体臭とは何か?加齢臭・疲労臭対策には食物繊維・肝機能改善・入浴が効果的!

 体臭の原因とは何か?
 体臭とは何だろう?体臭は、汗などの分泌物などが元となって体から発せられる臭いである。体臭の強さなどには個人差があり、また加齢に伴い独特の臭気が強くなることがあり加齢臭(かれいしゅう)と称される。なお、口腔から発せられる臭気は口臭(こうしゅう)と称される。体臭などを消すために、香水や、香(こう)などがつくられた。

 体臭と言っても、その発する部位は頭から口、わきの下、足など、全身のいたるところにある。そして臭いが発生する原因や、においの強さも様々だ。

 まず頭だが、頭皮の皮脂の酸化が進んだり、汗をかいて高温多湿となり細菌が繁殖することで臭いが出ることがある。髪の毛も、その構造上、においを吸着させやすくなっている。煙草を吸う人と同じ部屋にいたり、居酒屋を出た後などに髪の毛に臭いが残っていることはよくある。

 次に口の臭いだが、これは口臭と呼ばれるもので、食べたものによる臭いと、病気の症状として起きる臭いがある。例えば、腎臓、肝臓の病気や、虫歯、歯肉炎などが含まれる。

 腋の下の臭いというと「わきが」が浮かべる方が多いと思う。わきがは、単純に汗くさい臭いではなく、腋の下などにあるアポクリン腺という汗腺から出る汗の成分が空気に触れて変質し、細菌によって分解されて臭いが生じるものである。人間にはエクリン腺という汗腺もあるが、こちらは全身にあり、ここから出てくる汗に臭いはない。


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宇宙からの贈り物?ロシアの隕石クレーターに「数兆カラットのダイヤモンド」!

 ロシアに落下した、直径15mの隕石
 ロシア南部のチェリャビンスク州周辺で2月15日の朝9時ごろ、隕石が落下した。隕石は上空で爆発した模様で、強烈な光が広がり、その後、爆音が数回響いた。隕石の破片がビルの窓ガラスなどを割り、割れたガラスの破片などで1100人以上がけがをした。隕石でけがをするケースは非常に珍しい。

 その後、隕石はチェリャビンスク州西60キロのチェバルクリ湖に落下したことが分かった。凍結した湖面にできた直径8メートルの穴まわりには、無数の隕石のかけらが散らばった。氷の下には「重さ約100キロ」ほどの隕石が沈んでいる可能性がある。

 地球の陸地の約12%を占めるロシアでは理論上、隕石落下の可能性が世界一高い。調べてみると過去にも隕石の落ちた後がクレーターになって残っていた。世界で4番目に大きい、直径約100kmのポピガイ・クレーターだ。

 2012年9月、シベリアのポピガイ・クレーターに、世界の市場に今後3000年間にわたってダイヤモンドを供給できるほどの大量の「衝突ダイヤモンド」が存在していることが公表された。


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発見より100年、宇宙線の起源特定!土星の磁場で加速される宇宙線!

 発見から100年、宇宙線の起源特定
 宇宙線(Cosmic ray)は、宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線のことである。主な成分は陽子であり、アルファ粒子、リチウム、ベリリウム、ホウ素、鉄などの原子核が含まれている。地球にも常時飛来している。1912年以降、ビクター・フランツ・ヘスは、気球を用いた放射線の計測実験を繰り返し、地球外から飛来する放射線を発見した。

 この業績により、彼は1936年にノーベル物理学賞を受賞している。宇宙線のほとんどは銀河系内を起源とし、超新星残骸などにより加速されていると考えられている。

 今回、京都大学の田中孝明助教や広島大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、米国 SLAC国立加速器研究所などの国際研究チームが「決定的な証拠を見つけた」と発表した。発見から100年、ついに宇宙線の源が特定された。

 宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線(一次宇宙線)の大部分(90%)は陽子で、9%がヘリウムなどの原子核、1%が電子だという。最近の観測によって、宇宙線の電子成分は超新星残骸が起源であることが分かってきたが、陽子や原子核については観測的な裏付けはなかった。

 研究チームは、ふたご座の方向にある「IC 443」とわし座方向にある「W44」という2つの超新星残骸について、日欧米が打ち上げた「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡」の2008年から12年までの観測データを解析した。その結果、いずれの超新星残骸からも、陽子や原子核が周囲のガスと衝突することで発生したガンマ線に特有なエネルギー分布が得られたという。(サイエンスポータル)


 

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マイクロ波に驚きの可能性!廃油リサイクル・窒化チタン・アスベストの無害化など

 電子レンジで使われるマイクロ波
 電子レンジは、熱を出さないのにどうやって食品を温めるのだろう?

 電子レンジはマイクロ波という波長の短い電波を使って食品を温める機器だ。マイクロ波は、空気やガラス、紙などを通り抜け、金属には反射され、水に吸収されるという性質がある。

 レンジの中には小さな穴がたくさん見える。このなかにある「マグトロン」という真空管がマイクロ波を発生させ、食品に発射される。電子レンジに使用される電波は、マグネトロンという発振器で発生され、1秒間に24億 5千万回(2450MHz=2450×106Hz←水分子の固有振動数)プラスとマイナスの電極の変化を 繰り返す。

 これはFMラジオの約30倍、AMラジオの約2000倍に相当する周波数。電波は金属に当たると反射するので、これにより電子レンジ内では反射して中の物質に 有効にあてることができる。逆に電波をガラスや陶器にあてると透過する。

 電波は、食品のように水分を含む材料にあたると吸収されて発熱する。水は極性分子なので、プラス・マイナスの極を持っていて、これが電波によって分子が 振動し、摩擦熱を発生し、食品の内部から発熱する。これを「誘電加熱」と言う。正・負の電荷を帯びていない分子(無極性分子)や、振動しにくい物質(固体)には電磁波の影響が少なく、加熱されにくい。

 食品を温めるだけではない、今、マイクロ波の新しい性質が注目されている。廃油のリサイクル、アスベストの無害化、無線送電システムなど実に多様な可能性がある…。 


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水月湖に眠る奇跡の堆積物!「年縞」は7万年分の世界標準時計

 福井県「水月湖」は世界標準時計 
 三方五湖は、福井県三方郡美浜町と同県三方上中郡若狭町に跨って位置する5つの湖の総称。国指定の名勝で、若狭湾国定公園に属する。2005年11月8日付でラムサール条約指定湿地に登録されている。湖の周囲には梅畑が広がる景勝地。三方五湖は五つの湖で構成されており、五つの湖はすべてつながっている状態である。

 このうち水月湖には、世界の歴史教科書を書きかえるほどの「お宝」が眠っている。それは世界でも類をみない、7万年分もの堆積物が織りなす「年稿」。鮮やかな縞模様だ。

 年輪のように1年1層ずつ成長するため、古代の気温や降水量など、地球環境変動の歴史を、年単位で読み解くことができる。さらには、アメリカマヤ文明衰退の原因や、人類発展の歴史までわかるという。

 2012年10月19日、「水月湖」で、湖底を掘削して5万2800年前までの堆積物を採取し、1年に1枚できる薄い地層ごとに年代を精密に測定したことを、日欧の研究チームが19日付の米科学誌サイエンスに発表した。


Lake Minazuki

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怖い!ダニ感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の原因はダニ媒介ウイルス!

 ダニ媒介の新感染症すでに3人死亡確認
 世の中には、まだまだ知られていない感染症が多数存在する。

 厚生労働省は1月30日、ダニが媒介する新種の感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で、山口県内の成人女性が死亡したと発表した。原因となるSFTSウイルスは2011年に特定されたばかりで、国内で感染により患者が死亡したと確認されたのは初めてのことだった。

 このウイルスSFTSは、2009年ごろに中国で発生が報告され、致死率は12%程度と推定される。死亡した女性は、野山に生息するマダニの一種にかまれて感染したとみられる。今のところ有効な治療薬やワクチンはない。

 この女性は、昨年秋に発熱や下痢などの症状が出て白血球や血小板の数が低下し、約1週間後に死亡したという。国立感染症研究所(東京都)で患者の血液を調べたところ、SFTSウイルスが見つかった。患者には最近の海外渡航歴がなく、持病などもなかった。国内でダニにかまれ、感染したとみられる。厚労省は30日、類似の患者を診察した場合の情報提供を、各都道府県に要請した。


Tick

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産みたいのに産めない?卵子老化のメカニズム特定!DNA修復遺伝子の機能低下

 晩婚化が進む、現代社会
 人生は短い。自分の目的とするものに出会うまでに、人生の半分ぐらい費やしてしまった。それ以外に、やらねばならない事がありすぎる。

 人生で結婚は大切な目的の一つだが、その前に人は働いて自立せねばならない。無我夢中で働き、気がつくと男女ともに30代~40代。晩婚化が進み、子供をつくり、育てるためのチャンスが少なくなってきていることに愕然とする。

 女性の卵子は年齢とともに年を重ね、35歳の女性が出産できる可能性は20歳代の半分になる。しかし、多くの女性はこの事実を治療に来て初めて知るという。 晩婚化が進む現代、不妊は先進国共通の課題だ。日本も特異な状況にある。

 30代~40代になると体は健康なのに、妊娠の可能性が低いと告げられる。その理由は「卵子の老化」だという。卵子は、年齢とともに妊娠しづらくなる性質がある。幸い我が家は、両親が高齢であるのもかかわらず2人の子宝に恵まれた。「卵子の老化」の原因はなんだろうか?

 今回、「卵子の老化」の原因を、米ニューヨーク医科大が突き止めた。それによると、卵子のもとになる「卵母細胞」のDNAが傷ついた際、その修復能力が衰えていた・・・。


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ドラマチック!ロシア!巨大隕石・凍土融解・マンモス発見

 秒速30キロ、激しい衝撃波
 2月16日早朝、地球に接近する小惑星が話題になった。わずか45mしかない天体を、はるかな宇宙空間に捉えることができるのであるから、現代の観測技術は素晴らしい。もはや、隕石の落下で被害はあるまいと思われたが・・・。

 ロシア南部ウラル地方のチェリャビンスク州周辺で2月15日、隕石が落下した。隕石が上空で爆発し、ロシア内務省によると同州内の3カ所に破片が落下した。

 人口が密集する都市部への落下は免れたが衝撃波で大気が激しく振動、非常事態省によると、割れたガラスの破片などで約500人が負傷し、112人が入院した。死者はいなかった。隕石落下で多数の負傷者が出るのは極めて珍しい。

 隕石はごう音とともに、白い閃光を広範囲に放ち、白煙を引いて空を横切った。チェリャビンスク州によると、破片の一部は同州中部のチェバルクリ郊外の湖に落下したとみられる。 ロシア宇宙庁は、隕石は秒速30キロで低空を横切ったと説明している。  負傷者の大部分はガラスの破片などによる切り傷で、軽傷と「中程度」のけが。生命に関わる重傷者はいないもようだ。学校では授業中で、子どもも多数が負傷した。(産経news 2013.2.15)


Mammoth

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40年に1度の大接近!ツングースカ大爆発級の小惑星(2012DA14)2月16日夜明け

 40年に1度程度の小惑星接近中
 小惑星2012 DA14が2月16日4時24分ごろ(日本時間)、地表から27700km(地球の直径およそ2個分)の距離まで最接近する。これは、静止衛星の軌道までの距離(地表から約36000km)よりも近いところだ。秒速7.8kmというスピードで地球のそばを南から北方向へかすめていくが、衝突の心配はない。

 この小惑星の推定サイズは幅45mで、この規模の天体が今回ほど接近するのは40年に1度程度と推測される。1908年には、このサイズの小天体が大気圏に突入したと考えられる「ツングースカ大爆発」が起こっている。

 1908年6月30日の現地時刻午前7時すぎ、中央シベリアの町バナバラの交易所でベランダの椅子に座っていた男性は、北の空が「2つに割れる」のを目撃した。森の上空の半分が炎に包まれたかのように見えたそのとき、すさまじい衝撃音と地響きが聞こえてきた。そして彼は椅子から吹き飛ばされ、服が燃えているかのような熱風を感じたという。

 これがいわゆる「ツングースカ事件」の中心地から60kmも離れた地点での出来事だ。今から100年前にポドカメンナヤ・ツングースカ川付近で起きた大爆発は、今でも研究者の話題となっている。


Tunguska

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統合失調症は遺伝的要因による、脳の慢性炎症が要因の可能性

 統合失調症の要因
 統合失調症とは、日本国においては、2002年(平成14年)まで精神分裂病と呼ばれていた。発病率は全人口の約1%程度と推計されている。この症状の担当科は精神科であり、精神科医が診察に当たる。

 今回、科学技術振興機構(JST)、藤田学園(藤田保健衛生大学)、生理学研究所(生理研)らの研究チームは、遺伝子操作により脳内で軽度の慢性炎症を起こさせたマウスは、脳の一部が未成熟な状態になっており、その結果、「作業記憶」の低下や巣作り行動の障害が引き起こされていることを明らかにしたと発表した。

 成果は、藤田保健衛生大 総合医科学研究所の宮川剛教授、生理研の高雄啓三特任准教授らの共同研究グループによるもの。研究はJST戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CREST)の一環として行われ、詳細な内容は、米国東部時間2月6日付けで米国神経精神薬理学会誌「Neuropsychopharmacology」オンライン版に掲載された。

 統合失調症は、あらゆる人種や地域において、総人口の約1%で発症するが、未だに十分な予防・治療法が確立されていない精神疾患であり、近年、その原因遺伝子探索に向けた大規模な「ゲノムワイド関連解析」が実施されている。その結果、統合失調症は単独の遺伝子変異で引き起こされることはごくまれで、多くの場合は複数の小さい効果を持つ遺伝子多型による遺伝的要因とさまざまな環境要因の組み合わせによって発症するものであると考えられるようになった。


Schizophrenia

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中国6億人に影響、大気汚染問題!日本にも飛来する微小粒子状物質「PM2.5」とは何?

 中国大気汚染 
 中国の大気汚染が酷い。先月は中国全土の4分の1、全人口の半数近い6億人に影響が出たという。中国で深刻化する大気汚染の根本的原因は、経済成長を優先し、環境対策を先送りしてきたことにある。

 中国環境保護省は1月30日、有害物質を含む先の濃霧について、日本の国土の3以上に当たる約143万平方キロメートルを包み込んでいると発表。これまで北京と天津市、河北と山東省で、6段階ある大気汚染指数で最悪の値である「深刻な汚染」となったと明かした。

 首都・北京はスモッグで覆われる日が続き、「北京ぜき」が流行語になった。しかし、観測体制は整っておらず、中国での詳細な汚染実態は分からない。在留邦人からは健康への影響を懸念する声が上がる。北京の日本大使館は説明会を開き、外務省も専門医を派遣する予定だ。

 ガソリンは低品質で、汚染物質の硫黄分の濃度は欧州や日本より格段に高い。石炭火力発電所の環境設備も貧弱だ。華北地方で続いた低温の影響で暖房用の石炭の使用量が増え、汚染に拍車をかけたという。

 中国政府はガソリンの品質向上などに乗り出したが、環境対策を怠れば、つけは国民に回り、経済成長も制約することを認識してほしい。日本と中国、韓国は毎年、環境相会合を開いている。中国からの越境汚染に悩んでいるのは韓国も同様で、3カ国は黄砂問題などで共同研究に取り組んでいる。越境汚染問題の解決は東アジア共通の利益になる。日本は、公害問題を経験した国として、環境分野の技術協力を促進すべきだ。


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南極の氷底湖で初めて生物のDNAを確認!氷の天体に生命の可能性

 南極の氷の下に複数の湖
 2012年2月、南極の氷床の下にあるボストーク湖の調査を目指すロシア北極南極科学調査研究所(サンクトペテルブルク)は8日、同国調査隊が氷床を深さ約3800メートルまで掘削し、1989年の掘削開始以来初めてドリルが同湖に達したと発表した。

 ロシアの北極南極科学調査研究所の発表によると、ドリルの先端は、モスクワ時間2月5日午後8時25分に氷床面から3769.3メートル下にある湖の表面に到達した。調査の手が氷底湖に実際に及んだのは世界初のことだった。

 今年は、このときに開けた掘削穴に湖水が上昇、その氷の回収に今季は力を入れるという。ロシアチームは2012年12月に挑戦を再開し、2013年2月初旬まで滞在する。果たして南極の氷底湖に微生物が存在するのだろうか?

 氷底湖の調査はボストーク湖だけではない。現在、ロシア以外に、イギリスやアメリカの研究チームが、最近まで存在すら知られていなかった3つの氷底湖でそれぞれ作業を進めている。彼らが競うのは、極の厚い氷の下で封印され、原始的な状態を保ってきた湖で生命体を発見し、素性を明らかにするという学術的に重要な使命だ。


Subglacial lake

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平成25年度、太陽光発電の買い取り価格引き下げへ!42円/kWのチャンスは今年度中!

 太陽光発電買い取り価格42円は最後のチャンス
 平成24年7月1日より、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度がスタートした。この制度の目的は何だろう?

 そう、再生エネルギーの普及をすすめるためである。経産省によると、これまで認定を受けた再生可能エネルギーの比率は、太陽光発電(住宅用)が19.9%、太陽光発電(非住宅用)が69.5%と、太陽光発電だけで約90%を占めていて、風力発電は9.4%、バイオマス発電1.1%、水力発電はわずか0.1%に過ぎない(12年7~11月末、総発電能力364万8000キロワット)。

 太陽光発電の普及が進んでいる。特にメガソーラーなどの非住宅用の太陽光発電が、全体の70%を占めた。買い取り価格は、太陽光発電が1キロワット時当たり42円、風力発電が同23.1〜57.75円など。買い取り期間は15〜20年。この価格は、政府が毎年見直すことが法律で義務付けられている。

 2013年度の買取価格に関する検討が政府内で始まり、5種類ある再生可能エネルギーのうち太陽光発電の買取価格を変更する可能性が大きくなってきた。その推定価格は37円。22%減だ。

 この理由は、住宅用の出力10kW未満の太陽光発電システム(太陽光パネル、パワーコンディショナー、架台、工事費を含む)の導入コストがダウンしているからで、2012年1-3月時点の46.6万円/kWから同10-12月には42.7万円に低下している。8.3%の減少率である。


SolarPower

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なぜ?動物園の小鳥大量死!人にも感染する「エルシニア・シュードツベルクローシス菌」

 動物園の小鳥大量死!
 ちょっと聞いたこともない細菌が検出された。名前は「エルシニア・シュードツベルクローシス菌」。調べてみると、食中毒の原因となる菌として紹介されていた。有名なペストの病原体であるペスト菌(Yersinia pestis)が、このなかまだと聞くと、ちょっと怖い。何が起きたのだろう?

 広島市安佐動物公園(安佐北区)は2月4日、園内の「ぴーちくパーク」の小鳥舎で飼育していた小鳥49羽が1月中旬から相次いで死に、うち2羽の肝臓から人に食中毒を起こす「エルシニア・シュードツベルクローシス菌」が検出されたと発表した。

 同公園は、2月1日から小鳥舎への入場を中止しているが、来園者の健康被害の報告はないという。

 同園によると、小鳥舎では13種類、約300羽の鳥を飼育しているが、17日~29日にジュウシマツ32羽、カエデチョウ科の17羽の計49羽が死んだ。解剖でも明確な病変がなく、当初は冷え込みが原因とみられたが、28日に菌が検出された。

 舎内のウズラやハトなどに異常はなく、同園は餌や水を介した感染ではなく、菌を持った野ネズミなどが入り込んだ可能性があるとみている。

 小鳥舎は、来園者の通り抜けが可能の施設だが、通常は鳥に直接触れることはなく、人が感染するのも飲み水を介したケースが多いことから、同園は「小鳥舎を訪れただけで感染する可能性は低い」としている。ただ、念のため2週間程度、入場を中止し、床や巣箱の消毒などをするという。(2013年2月4日 読売新聞)


Yersinia enterocolitica

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