サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

2016年05月

携帯の電磁波浴びたラット、腫瘍ができる割合上昇!電化製品に囲まれた生活、実は危険だった?

 「電磁波」はやはり人体に有害?

 電磁波とは、真空または物質中を電磁場の振動が伝搬する現象をいう。電気と磁気の両方の性質をもつ波と理解してよい。また、電気の影響が及ぶ範囲を「電場」といい、磁気の影響がおよぶ範囲を「磁場」という。この電場と磁場が、交互に発生しながら波のように伝わっていく。

 電磁波といってもさまざまな種類が存在し、波長の長さにより大きく分けて放射線、光、電波と3つある。光は波長が 1mm から 2nm 程度のものを指し、波長域によって赤外線・可視光線・紫外線に分けられている。放射線では、波長が1nm以下ではX線、10pm 以下ではガンマ線と呼ぶ。下に行くにしたがって低周波になるが、波長自体は長くなる。

 電磁波と健康の関係でいうと、波長の短い紫外線やX線、ガンマ線などは放射線といい、エネルギーが大きく生物のDNAを傷つけるので発がん性がある。ふつうの光などでも、波長をそろえればレーザー光となり、エネルギーは大きくなる。様々な電磁波が存在するが、最近問題視されているのは意外にもマイクロ波や電波などの低周波の電磁波だ。


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南海トラフ巨大地震想定震源域における、ひずみの状態が明らかに!記憶から消された「昭和東南海地震」とは?

 南海トラフ巨大地震想定震源域におけるひずみの分布状態

 海上保安庁(海保)は5月24日、南海トラフ巨大地震の想定震源域におけるプレートのひずみ状態を明らかにしたと発表した。

 同庁では、2000年度より海溝型地震の震源域であるプレート境界の陸側の海底に観測点を設置し、GPS測位と音響測距を用いた海底地殻変動観測を実施している。今回の研究では、南海トラフの海底に設置された15カ所の観測点で2006年度~2015年度にかけて取得された海底の地殻変動の実測データを用いて分析が行われた。

 この結果、1940年代に発生したM8クラスの地震の震源域西側の沖合と、想定東海地震の震源域の南西側に、ひずみの強い領域が延びていることが確認された。また、以前から予測されていた、沈み込む海山や、通常の地震よりもゆっくりと破壊が進む"ゆっくり地震"の活動域と、ひずみの弱い領域とが合致することが確認されたという。


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抗生物質への耐性を持つ細菌「スーパーバグ」の感染例を米国内で確認!新たな抗生物質は存在するか?

抗生物質効かない「スーパー細菌」、米国で初の感染例 

 薬剤耐性菌(drug resistance bacteria)とは、細菌が、自分に対して何らかの作用を持った薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは効きにくくなる細菌のことをいう。

 最近では「スーパーバグ」といって、医療分野において、従来の抗生物質がすべて効かない薬剤耐性菌が出現している。スーパーバグは、過酷な環境にさらされて突然変異によって耐性を獲得する。安易な抗生物質の多用は薬剤耐性菌を生みやすいとされる。

 今回、あらゆる抗生物質が効かない細菌「スーパーバグ」について、米国内で初となる感染例が5月27日までに確認された。


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新しいタイプの銀河発見!超大質量ブラックホールからの風で、星の形成を妨げられた銀河「レッドガイザー」

 星の形成を妨げる超大質量ブラックホールからの風

 銀河には、主に楕円型・渦巻型(渦巻・棒渦巻)・レンズ状を含む不定形がある。ハッブル分類はこれをより包括的に記述した分類である。しかしあくまで外観上の特徴を捉えた考察であるため、スターバースト銀河のように星形成の程度や活動銀河のような活発な中心部を持つものなど、おのおのの重要な特性を反映していないという指摘もある。

 今回、星形成が行われておらず中心部の超大質量ブラックホールから時おり風が吹き出すという特徴を持つ、「レッドガイザー」と呼ばれるタイプの銀河の観測から、星形成を妨げる原因となる銀河中でのガスの加熱が超大質量ブラックホールからの風によって引き起こされていることが明らかになった。

 近傍宇宙では、若い青い星が少ないため赤く見える、星形成が行われていない銀河が大半を占めている。しかし、こうした星形成が不活発な銀河の中には、星形成に必要な材料となるガスはじゅうぶん存在しているにもかかわらず星形成が行われていない銀河もある。どのようなメカニズムで星形成が停止しているのかは謎であり、天文学者を長年悩ませてきた。


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有毒藻が大繁殖!チリで大量死が続発、サケ大量廃棄が一因か?有毒藻類ブルーム「HABs」とは何か?

 世界最初の有害藻類ブルーム(HABs)

 藻類ブルーム(algal bloom)とは、微小な藻類が高密度に発生し水面付近が変色する現象をいう。日本では淡水域における浮遊性藍藻や緑藻、ユーグレナ藻の大発生を指すことが多い。いわゆる赤潮や青潮のことで、日本ではこれを水の華(みずのはな)ともいう。

 欧米では海水域において珪藻や渦鞭毛藻などが大発生して水面が褐色になる現象も water-bloom と呼ばれるが、日本語ではこうした褐色や赤系統の変色は赤潮と呼んで区別する傾向が強い。温帯では冬季に水塊中の躍層が消滅して水面近くの有光層に栄養塩が供給され、春季に気温の上昇とともに水の華が生じる現象が見られ、これをspring bloomと呼ぶ。

 こうした藻類の中には有毒なものもあり、これは「有害藻類ブルーム」「HABs(Harmful Algal Blooms)」と呼ばれる。プランクトンや微細藻類の毒は、貝などに取り込まれ、人に摂取された場合に中毒を引き起こす。


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「水素水」はニセ科学?わかりにくい「活性水素」とは?最近は臨床データも増加中まずはお試しあれ!

 過熱する「水素水」はニセ科学?

 最近、目につくようになった「水素水」。大手飲料メーカーも参入している。検索すると、ガン治療に役立つ、ダイエットにいい、といったいかにも健康に効果がありそうな言葉を掲げる商品もある。その商品に、期待されるような効果が本当にあるだろうか。水素水ビジネスに疑問の声をあげている人もいる。

 確かに水素は還元性があり、活性酸素が病気や老化の原因になっているから、活性酸素と水素を反応させて水にしてしまえばよいという発想は分かりやすい。

 現に水素水を使用して、体調がよくなった人の話をよく聞く「二日酔いがなくなった」「胃腸の調子が良くなった」「トイレが近くなる」などの変化があったという。水素水のお風呂に入浴して「アトピーがなくなった」という人もいる。


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STAP現象の再現にがん細胞で成功!ハーバード大ではSTAP細胞の特許出願!日本は何をしているのか?

 STAP現象の実験に韓国からの留学生が成功 日本は何をしているのか?

 日本では「ES細胞の混入によるねつ造だった」として否定された、小保方晴子氏のSTAP細胞の研究。しかし、海の向こうではその可能性にかけて研究を続ける研究者がいるようだ。

 3月に発表された独ハイデルベルグ大学のガンの研究チームの論文が「STAP細胞を再現した」ものであると、ネット上で話題になっている。この論文の筆頭著者は、キム・ジヨン氏。2014年から韓国政府の支援で海外留学プログラムに参加している、博士課程在籍中の女性だ。

 日本は、新発見につながる研究を潰し、他国に成果を譲り渡すことになるのだろうか。「STAP細胞の研究は現在も興味深い」


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今年の夏は暑くなりそう!全大気のCO2濃度、初の400ppm超え!エルニーニョの次はラニーニャ発生か?

全大気のCO2濃度、危険水準に 初の400ppm超え

 今年は熱くなりそうだ。まだ、5月の半ばだというのに、23日は広い範囲で晴れて、西日本や東日本を中心に各地で気温が30度以上の真夏日となった。

 気象庁によると、梅雨入りしている沖縄・奄美を除いて広く高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上がった。日中の最高気温は、群馬県桐生市で34度2分、大分県日田市で34度1分、京都市で33度1分、名古屋市で32度8分、熊本市で31度8分、仙台市で31度7分、東京の都心で30度9分、大阪市で30度7分、北海道帯広市で30度6分などと、全国の929の観測地点のうち214地点で30度以上の真夏日となった。気象庁は熱中症に注意するよう呼びかけている。

 環境省と国立環境研究所、宇宙航空研究開発機構は5月20日、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」で観測した地球大気の二酸化炭素(CO2)濃度が、昨年12月に月平均で400.2ppmに達したと発表した。地表から上空約70キロまでの大気全体を観測できる衛星のデータで400ppm超えが確認されたのは初めて。これまで、ハワイなどで数日間400ppmを超えることはあったCO2濃度が、月平均値で超えるというのも初めて。


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世界最古の微小隕石を発見!表面の酸化鉄からここまでわかった!27億年前の原始大気の酸素濃度

 現在の大気と原始大気

 地球の大気の成分は何だろうか?

 もちろん、酸素、窒素、アルゴン、二酸化炭素などである。酸素はおよそ20%、窒素が79%である。アルゴンが0.9%。二酸化炭素が増えて温暖化が問題になっているというが、0.04%(400ppm)で、わずかなものである。

 それでは、昔からこのような大気だったのであろうか?

 どうもそうではないらしい。地球大気の歴史については、確証は得られていないが、以下のようなことが考えられている。


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2016年5月31日火星最接近!火星で巨大津波?30億年以上前の痕跡発見!

 2016年の火星は中接近

 2016年5月31日、約2年2か月ぶりに火星と地球が最接近する。約7500万kmまで近づく中接近で、この前後の期間は比較的大きく見えるので、火星の模様を観察する好機である。

 この時期、火星はさそり座の近くを動いており、1等星アンタレスと並んで見える。2つの星が赤さ、明るさを競い合う様子は肉眼でも美しく眺められる。近くには土星も輝いている。

 赤い星として有名な火星は、2016年5月22日に地球を挟んで太陽と反対に位置する衝となる。このころは一晩中夜空で輝いているので、観察に適している。


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レモンに豊富なクエン酸、ビタミンC!レモン摂取すると骨密度上昇、血圧・中性脂肪抑制効果も!

 レモンの健康成分

 レモン(lemon学名: Citrus limon)は、ミカン科ミカン属の常緑低木、またはその果実のこと。柑橘類のひとつであり、なかでも主に酸味や香りを楽しむ、いわゆる香酸柑橘類に属する。

 レモンの近縁種の一つ、シトロンの別名がクエン(枸櫞)で、クエン酸の名はこれに由来する。レモンには大量のクエン酸(4%から8%)が含まれており、これを利用して水垢や汚れを落とすことができるため、家庭内で掃除に用いられることがある。また、リンゴなどの切り口が褐色に変色しやすいものにレモン汁をかければ、変色を抑えることができる。

 酸性を示すことと、還元作用のあるビタミンCを多く含むことから美白、美顔用の材料にも用いられることがある。レモンと言えば、ビタミンCとすぐに思いつくほど、そのビタミンC含有量は100g中50mgと柑橘類の中ではトップクラス。


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謎のウロコ地形の正体は、まさかミミズの糞の山!生物のつくる不思議な構造物

 生物のつくる構造物

 生物のつくるものにはどんなものがあるだろうか?

 アリ塚は、アリやシロアリ類が地中から地上へ小高く盛り上げてつくる巣で、内部は多数の小室と入り組んだ通路からなり、女王を中心に数万以上の構成員が社会生活をしている。アリ類で塚をつくる種は少なく、日本ではエゾアカヤマアリが北海道から本州中部山地にかけて分布し、カラマツ林や草地などに針葉樹の葉や枯枝、土などを積み上げて塚(最大,直径2m,高さ50cm)をつくる。この塚はその下にある巣の延長としての機能のほかに、巣の保温と雨水の浸入を防ぐ働きがある。

 ビーバーは「自分の生活のために周囲の環境を作り替える、ヒト以外の唯一の動物」であるとも言われる。 ビーバーのダム作りは、持って生まれた本能的な行動で、教わらなくても自然にできるようになると言われている。 水辺の木を齧り倒し、泥や枯枝などとともに材料として、川を横断する形に組み上げ、大規模なダムを作る。オスの役目で縄張りには尿をかける。ダムによってできた“ダム湖”の中心部にも木を組み上げ、密閉された個室状の巣を作る。巣の床は水面より上にあるが出入り口の通路だけは水面下にあり、天敵の侵入を巧妙に防いでいる。ダムを利用することでこうした水位を常に保っている。 長い年月の間にはいくつもの“ダム湖”が作られ、これによって岸辺の総延長が伸長し、食物をとる範囲が増えることになる。



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世界最大の飛行機は?宇宙往還機「ブラン」 を載せた「ムリーヤ」か飛行艇「ハーキュリーズ」

 世界最大の飛行機は何だろうか? 

 先日、世界最大の飛行機として知られる「An-225 ムリーヤ」が、オーストラリアへの初飛行のために中継地点のプラハへと着陸した。

 An-225 ムリーヤはウクライナのアントノフ設計局が開発した大型輸送機で、世界最大の離陸重量を誇っている。もともとはソ連の宇宙帰還機「ブラン」の輸送のために1980年代に開発された機体で、なんと世界に一機しか存在しない。またその機体の大きさにもかかわらず、高い運動性を誇ることでも知られている。

 今回、An-225 ムリーヤはチェコからオーストラリアへと130トンの発電機を運送するために運行された。航路はウクライナからチェコ、トルクメニスタン、インド、マレーシア、オーストラリアまでの合計約1万6000km。また、同飛行機は一年に1〜2回しか飛ばないので今回の飛行シーンはなかなか貴重なものとなる。


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メスしかいないサラマンダー、驚きの利点判明!DNAを盗み取る不思議な能力

 メスだけで増える生き物たち

 単為生殖とは何か? 単為生殖(たんいせいしょく)とは、一般には雌が単独で子を作ることを指す。

 普通、卵は精子が入って受精が行われることで発生が始まり、新たな個体へと成長する。ところが、卵が受精を経ずに発生を始める例があり、このようなものを単為生殖と呼ぶ。無性生殖の一つである。

 卵だけで発生すると染色体はどうなるのだろうか。通常、卵や精子ができるときには減数分裂が行われ染色体は半数に減るはずだが...。単為生殖を行っている生物では、卵など減数分裂で作られるべき生殖細胞を、減数分裂抜きで作っている場合や、減数分裂を起こした核が、ふたたび融合することで複相にもどる場合がある。


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万能解毒剤誕生?アジアの毒ヘビからアフリカの種の血清も!年間9万人超の命を救え!

 18種の毒ヘビに有効、画期的な血清製造法を開発

 熊本ではまだまだ余震が続いているようだ。日本は地震の多い国であるが、日本に生まれて幸運に思うことの方が多い。それは、今はまだ平和なこと、経済がゆたかであること、おいしい水が豊富にあること、風光明媚なこと、そして毒蛇が少ないことかもしれない。

 世界では、毎年9万4000人もの人々が毒ヘビに咬まれて命を落としている。死者数が特に多い地域は、南アジアとサハラ以南のアフリカだ。

 彼らの命を救えないのは、抗ヘビ毒の血清が手に入りにくいからだ。ヘビ毒は複数の種類のタンパク質からなり、ヘビの種類によって成分や構成が異なる。そのためかなり最近まで、毒ヘビに咬まれたら、その種類のヘビの毒にだけ効く専用の抗毒血清で治療するのが最善とされてきた。


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もはや宇宙に惑星は無数に存在することが明らかに!今度は赤色矮星に「第2の地球」を発見!

 もはや宇宙に惑星は無数に存在する

 最近は第二の地球が発見されたというニュースが流れても珍しくはなくなった。ハビタブルゾーン、つまり恒星から適度な距離がある、岩石型の惑星ならばそう呼ばれているようだ。今回は赤色矮星の近くに3つの惑星が発見された。

 こうした系外惑星の探索に活躍してるのがNASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」で、これまでに発見してきた惑星候補のうち、新たに1284個が系外惑星であると確認された。ハビタブルゾーンに位置するものも9個含まれているという。

 ケプラーは、惑星が主星の前を通り過ぎる際に主星の明るさがわずかに減少する「トランジット」現象をとらえるという手法で惑星探しを行ってきた。今月9日に水星の太陽面通過が起こったが、このときにほんの少しだけ暗くなった太陽を観測して水星を見つけるような方法だ。


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世界初!水星全球の立体モデル、メッセンジャー観測のデータから作成!次は、日本のベピコロンボ

 水星探査機「メッセンジャー」の成果

 メッセンジャー (MESSENGER; MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry and Ranging) は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) のディスカバリー計画の一環として行われている水星探査ミッション、及び探査機の名前である。

 2004年8月3日に打ち上げられ、2011年3月18日に水星の周回軌道に投入されて観測が行われ、2015年5月1日に水星表面に落下してミッションを終了した。当初の計画では約1年間観測を行う予定だったが、最終的には5年も観測できたのは幸運なことであった。

 地球から水星に到達するためには高い技術的ハードルがある。水星の軌道は地球に比べて3倍も太陽に近いため、地球から打ち上げた宇宙機を水星重力に捕らえさせるためには、太陽の重力井戸を 9,100万 km 以上も下らなくてはならない。


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カナダの15歳の少年が、「マヤ文明の古代都市」を星座の星から大発見?トウモロコシ畑の可能性も

 大河が存在しないマヤ文明  

 マヤ文明と言ったら、どんな言葉や風景を思い浮かべるだろうか。ミステリアス、謎、未開、石造ピラミッド、象形文字、ジャングル、王墓、装飾品などなど。最近では「2012年世界滅亡説」もある。

 マヤ文明は、現在のメキシコ・グアテマラ・ベリーズ・ホンジュラス・エルサルバドルにまたがる「中米」に成立した。

 古代文明と言えば、おそらく多くの人が大河流域で栄えたことをイメージするだろう。エジプト文明はナイル川流域で、メソポタミア文明はチグリス・ユーフラテス川流域で、インダス文明はインダス川流域で、そして中国文明は黄河・長江流域で成立したといった具合だ。


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巨大新興国インドの環境問題!最も汚染された街、デリーの衝撃!大気に微粒子PM2.5が舞い

 COP21は歴史的な合意「パリ協定」

 昨年末、パリで開かれた国連の会議・COP21は、 地球温暖化防止の新たな枠組み「パリ協定」を採択した。

 これは、京都議定書以来18年ぶりに、今回の合意は、先進国から途上国まで全ての国が参加する初めての枠組みになる。そのための排出削減は、各国が「自主目標」に沿って行うことになる。

 その目標は日本は、2030年度に2013年度比で26%の削減。アメリカは26~28%、EUは40%といった目標だ。一方、中国やインドは、それぞれGDP当りの排出量で、2030年までに2005年比60~65%、33~35%という削減幅をだしている。


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生物はいつから「多細胞化」したのか?カギを握る遺伝子をボルボックスで解明!

単細胞はいつから多細胞へ進化したか?

 単細胞生物は一細胞が一個体であり、細胞分裂がそのまま個体の増加につながるのに対し、多細胞生物の有性生殖では生殖細胞のみが次世代に引き継がれる。個体の増殖速度は単細胞生物の方が早く、短時間での繁殖には有利であるが、多細胞生物は細胞を専門化させ複雑な機能を獲得することにより生存を有利にする戦略をとってきた。

 生物は進化の過程において複数回にわたって多細胞体制を獲得してきた。動物、菌類、植物はそれぞれ独立に多細胞化したと考えられている。比較的最近になって多細胞化した生物としては群体ボルボックスが知られている。化石の記録によると最初の多細胞生物は約10億年前に誕生したとされており、生物の誕生が35億年前であるから、多細胞化には25億年近くを必要としたことになる。多細胞化においては細胞同士の接着や、周りの細胞との協調が必要とされることから細胞間での情報伝達(シグナル伝達)が発達する必要があり、単細胞真核生物にこれらの機能が備わるまでに時間がかかったと考えられている。


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