サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

2017年03月

世界で初めて iPS細胞「他家移植」に成功!「加齢黄斑変性」に他人iPS由来網膜組織を移植

 iPS細胞いよいよ実用段階へ

 iPS細胞というと、神経や心筋、肝臓など体のさまざまな組織になる能力を持つ細胞。皮膚や血液の細胞に数種類の遺伝子を送り込み、受精卵のような状態に「初期化」して作る。山中伸弥京都大教授が2006年にマウス、2007年に人で開発に成功し、2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した。難病患者の細胞を再現して新薬開発に活用するほか、目的の細胞に変えて移植する再生医療への応用が期待されている。iPS細胞は人工多能性幹細胞の英語の略称。

 2017年1月には、iPS細胞から作った目の網膜の組織を網膜が病気のマウスに移植し、目で光を感じ取れるようにすることに理化学研究所のグループが世界で初めて成功した。「網膜色素変性症」は3000人に1人がかかり、失明の原因にもなる難病で、この病気で視野の真ん中しか見えなくなったような患者でも、iPS細胞の移植によって視野が開けるように研究を進めている。

 今回、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊な iPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界初の手術を、理化学研究所などのチームが3月28日実施した。


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地球は大きな磁石だ!欧州宇宙機関の地磁気観測衛星「Swarm」が見た、地球「岩石圏の磁場」

 地球は大きな「磁石」である

 地球は「磁石」である。意外な感じがするかもしれないが、方位磁針を見てみればそれがよくわかる。すなわち、磁石のN極は北を指し、磁石のS極は南を指す。つまり、北極はS極であり、南極はN極である。これを地磁気(Earth's magnetic field)という。

 通常、地球の磁場はとても弱いので、「nT(ナノテスラ)」という単位が用いられる。地球物理学で地磁気の磁束密度は、10の-9乗テスラ = 1ナノテスラ (nT) に等しい。地磁気の成因の99%は地球内部にあり、1%は地球外(太陽表面から荷電粒子等)にある。ガウスは、地磁気のデータから、地球の磁場の成因の99%は地球内部にあることを証明し、80%は双極子(棒磁石)で説明できることを明らかにした。

 では、地球がなぜ磁石になっているかというと、複数の発生原因がある。一つは地球そのものが永久磁石であるということ。地球内部の永久磁石(強磁性体)が磁気を引き起こしており、地殻、磁鉄鉱床、溶岩が冷えて固まるときに,その時点の地磁気によって磁化され,規模の大きな磁石になった。この磁力は全磁力のうち5%に相当する。


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およそ太陽の10億倍!「重力波」の反動で、銀河の外に弾き飛ばされた「超巨大ブラックホール」を発見

 2016年の最大の発見「重力波」

 質量を持つ物体が存在するとその周囲の時空はゆがみ、物体が運動することで時空のゆがみが光速で広がっていく。この「時空のゆがみの伝播=重力波」の存在はアインシュタインが1915年から1916年にかけて発表した一般相対性理論によって予測され、中性子星の連星の合体や超新星爆発、ブラックホールなどから発生すると考えられてきたが、これまで直接検出されたことはなかった。

 その予測からほぼ100年となる2015年9月14日、米・ワシントン州ハンフォードとルイジアナ州リビングストンに設置されているレーザー干渉計型重力波検出器「LIGO」によって、ついに重力波が世界で初めて検出された。

  検出された重力波は、約13億年前に太陽の29倍の質量と36倍の質量を持つブラックホール同士が合体して1つのブラックホールが作られた際、太陽3個分の質量がエネルギーに変換され放出されたものだ。重力波源の方向は特定できていないが、リビングストンではハンフォードに比べて7ミリ秒早く現象が記録されていることから、南半球がわの空域と思われる。


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海藻の成長を促す「サルーシン」という物質に注目、アオサノリを水槽で短期間に育てる新技術開発!

 海苔とは何か?

 おにぎりや巻寿司に欠かせない海苔(のり)。鉄分も多く含まれる食品だ。海苔は紅藻・緑藻・シアノバクテリア(藍藻)などを含む、食用とする藻類の総称。日本では食品として、それら藻類を加工した「生海苔」や「板海苔」などが食されており、江戸前寿司などで重要な材料となっている。

 日本語の「ノリ」はヌラ(ぬるぬるするの意)を語源としており、水中の岩石に苔のように着生する藻類全般を表す語でもあるが、広義には食用とする紅藻類・藍藻類の総称である。平安末期は 「甘海苔」といい、アマノリを板海苔に成形した「浅草海苔」として広まった。海苔はたんぱく質、食物繊維、ビタミン、カルシウム、EPA、タウリン、ベーターカロテン、アミノ酸などが豊富に含まれており栄養に富んでいる。日本のほか、中国、韓国、イギリス、ニュージーランドで養殖もされている。一時はアメリカでも養殖されていた。

 海苔は古くは天然のものを採るだけだったが、江戸時代になると養殖技術が確立し、東京湾で採れた海苔(紫菜)を和紙の製紙技術を用いて紙状に加工するようになって「浅草海苔」となり、現在市販されている板海苔が完成する。なお江戸の海苔の代表とされる浅草海苔の始まりに関しては諸説あるが、岡村金太郎著『浅草海苔』(1909年、博文館)においては、遅くとも長禄年間(1457~1459年)頃まで遡るとしている。


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温暖化に勝つ!海に救世主“白化しないサンゴ”を発見!褐虫藻に違いはなく、「バクテリア」の存在に違い

 世界中で“サンゴ白化”のニュース

 2016年3月、地球上でもっとも大きなサンゴ礁の一つ、オーストラリアのグレート・バリア・リーフで、大規模なサンゴの白化現象が生じている、というニュースが世界を驚かせた。

 南北2,000キロにわたって広がるこのサンゴ礁で起きたこの白化現象は、過去に例のない規模で拡大し、一時は北部の9割を超える地域のサンゴが白化したともいわれた。

  一見するときれいに見えるサンゴの白化は、高い水温に長くさらされたサンゴが強いストレスを受け、文字通り色が白くなって、弱ったり、死滅したりする現象。 このグレート・バリア・リーフをはじめとして、2016年はその後も世界各地のサンゴ礁で白化現象が拡大。長期にわたるその影響が懸念された。


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「がん」は健康な人でも普通に発症する可能性あり!「がん」の3分の2は゛DNAの複製ミス” と判明

 「がん・癌」とは何か?

 今や日本人の2人に1人がかかるといわれる「がん」。なんでそんなに多くの人ががんになるのだろうか?がんとはどのような病気だろうか?

 私たちの身体では、毎日約4千億個の細胞が死んでいると云われていう。ヒトの身体は約60兆個の細胞で構成されているから、その150分の1が毎日死んでいるという計算になる。

 このことを細胞の自然死(アポトーシス)という。このアポトーシスをせず増殖のみを繰り返す細胞が癌細胞だといえる。がん細胞とは何らかの理由で、DNAの遺伝子に損傷を受け「アポトーシス(自然死)」ができなくなった細胞だ。

 がんになる原因として、化学物質や、放射線、ウイルス感染、遺伝的要因などが発がんに関与することが明らかとなっている。がんはこれらの原因により、遺伝子に異常が起きる。そこでがんに対して遺伝子治療を使用する研究も始まっている。


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北極海の氷だけでなかった!南極の海氷も観測史上最小を記録、水循環変動観測衛星「しずく」の観測

 地球温暖化で北極、南極が溶ける

 今年の冬は、北極海の氷が解けて、日本では北極振動と呼ばれる「寒波」が到来、日本海側を中心に大雪に見舞われた。

 年々、北極海の海氷の減少傾向となっている。特に2016年における年間最大面積は、過去最小の1,396万km2(2月29日)を記録した。また、9月の年間最小面積は過去2番目の小ささとなり、414万km2だった。地球温暖化の進行に伴い、北極海の海氷が減少し続けており、近年は夏の一定期間北極海を航行できる航路が出現している。

 また、南極ではラーセンC棚氷が分離するおそれがあり、この棚氷は5000平方キロメートルもの氷でありこれが漂流すると、棚氷で堰き止められていた氷河が海に浮かぶことなく大量に流入し、その流入速度が増すことで海面上昇が生じると考えられている。ラーセンC棚氷によって堰き止められている氷がすべて海に流入すると海面は10cm上昇すると推計されている。


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およそ29年ぶり、明神礁「ベヨネース列岩」に噴火警報!西之島と溶岩に質の違い 新島にはならないか?

明神礁付近で海面変色、海底で小噴火の恐れあり

 気象庁は3月24日、伊豆諸島南部、東京から南に408km、青ケ島の南南東約65キロにある明神礁付近の海面に変色があることが海上保安庁の観測で確認されたと発表した。

 今後、小規模な海底噴火が発生する可能性があり、近くの岩礁が連なる「ベヨネース列岩」を含め、噴火警報を出した。海保によると、直径約30メートルにわたり、海水が薄い黄緑色に変色していた。航行警報を出して付近を通過する船舶に注意を呼び掛けた。この辺りには明神礁があり、明神礁は1952~53年に大噴火したが、海水の変色は1988年3月を最後に、確認されていなかった。

 「ベヨネース列岩」は伊豆諸島南部、東京から南に408km、青ヶ島の南約65kmに位置し、3個の烏帽子形の大岩礁と数個の小岩礁から成る。東8kmに位置する海底カルデラ「明神礁カルデラ」のカルデラ縁上に位置するが、形成時期は明神礁カルデラより古い。


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活動する宇宙!宇宙マイクロ波放射(CMB)を乱す、スニヤエフ・ゼルドビッチ効果(SZE)を史上最高解像度で観測

宇宙空間には何が存在するだろう?

 宇宙空間は、真空で何もないように見えるが、実際は様々なものでできている。星間物質は、気体の星間ガスと、固体の細かい塵である星間塵(宇宙塵)に分けられる。前者は主に水素やヘリウムなどの軽い気体、後者は珪素や炭素、鉄、マグネシウムなどから成る微粒子である。存在比でいうと星間ガスの方が多く、星間塵は星間物質全体の質量の1%程度と少ない。一部の星間物質が濃密に凝集して星雲・分子雲を形成することがあるが、大部分は可視光では観測不能で、赤外線や電波の放射によって観測される。

 星間物質の平均密度は、1立方センチあたり水素原子が一個から数個程度であり、地上の実験室で達成できる真空状態を遙かにしのぐ超高度真空状態である。極めて低い密度ながらこうした物質が全体に存在しており、分子雲などではより密度が高くなっている。

 こうした霞(かすみ)のような物質が集まって、太陽系のような天体集団ができ、それが集まって銀河系をつくり、さらに銀河が集まって銀河団を形成している。その世界の片隅に我々人間も存在する...などということは、日常生活の中でとても想像することはできない。まったく不思議なことだ。


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恐竜の進化史書き換えか 「革命的」新系統樹、英チームが発表!T・レックスとステゴサウルスが同じ仲間に?

 恐竜という名前

 「恐竜」という名前はどうしてついたのだろう?「恐竜」という言葉は、外国で使われている「ダイノサウリア」という単語を翻訳したもの。

 この「ダイノサウリア」は、今から約150年前にイギリスの古生物学者であるリチャード・オーエンによって考えられた名前である。オーエンは、それまでに発見されていた、メガロサウルス、イグアノドン、ハイレオサウルスという3種類のは虫類の化石を調べ、この3種類は現在生きているどのは虫類ともちがういくつかの特徴をもっていることに気づいた。

 そこでギリシャ語で「恐ろしい」という意味の「ダイノス」という言葉と、「トカゲ」という意味の「サウロス」という言葉を合わせて、この大昔の大きなは虫類の仲間を「ダイノサウリア」とよぶことにした。


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将来の火星移住、宇宙空間で人体に何が起こるのか?骨密度・筋力低下、授精しにくいことも判明

 火星への移住計画のために

 遅かれ早かれ、人類は宇宙に進出する。将来の火星生活を考えると、半永久的に地球に戻らない人も出てくるであろう。そのための準備は着々と進んでいる。ISS国際宇宙ステーションにおける宇宙飛行士の長期滞在は、そのための準備でもある。宇宙に行くと人体にどのような影響が出てくるのであろうか?

 米航空宇宙局(NASA)は50年以上にわたる有人宇宙飛行の歴史を持ち、無重力空間が人体に及ぼす影響に精通している。だが将来の火星探査を見据えた人体研究プログラム(HRP)ではそのさらに先を行き、宇宙環境が人間の健康やパフォーマンスに与える影響を低減させることを狙いとした研究を行っている。

 火星への6カ月の旅は始まりに過ぎず、乗組員は火星に降り立ち、そこで生活して作業も行うことになる。NASAはその準備のため、国際宇宙ステーション(ISS)に半年交代で宇宙飛行士を滞在させた。スコット・ケリー飛行士にはISSでの1年間の滞在任務を課すなど、宇宙空間が人体に及ぼす影響を調べてきた。


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北朝鮮4発のミサイル同時発射、日本は情報収集衛星の打上げ成功!米国と協調し自分の国は自分で守れ!

日本列島に危機迫る

 北朝鮮のミサイルの脅威が大きくなっている。いくら日本が平和憲法だから戦争を考えないとしても、隣国は平和憲法で動いているわけではないので、戦争も考えている。

 現に「今回のミサイルは在日米軍基地を目標にした」と北朝鮮は発表した。日本国憲法の最大の間違いは、世界中の国が平和主義であると決めつけてしまったことだ。日本はこのまま指をくわえていていいのだろうか――。

 北朝鮮が3月6日に、4発のミサイルを同時に打ち上げ、そのうち1発が、石川県の能登半島の北北西約200キロの海域に落下。これまで北朝鮮が発射したミサイルで、最も日本に接近したケースと見られている。

 菅義偉・官房長官は3月9日の記者会見で、今回発射されたミサイルは「スカッドER」と推定していると発表。ミサイルは1000キロトン規模のものであり、「西日本がミサイルの射程範囲に入る」として、「北朝鮮のミサイルは現実の脅威になっている」と強調した。


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SiとNだけでできた世界で3番目に硬い透明セラミックスを発明!ダイヤモンドより硬い物質とは?

 世界一硬い物質

 硬い物質というとダイヤモンドが有名だが、世界で一番硬い物質というとダイヤモンドではない。ナノテクノロジーの進歩によりダイヤモンド以上の硬さの物質も発見されている。

 例えば、立方晶窒化炭素は理論上はダイヤモンドより硬い物質と考えられている。また、ロンズデーライト(Lonsdaleite)は六方晶系の結晶構造をもつ炭素の同素体。その結晶構造から六方晶ダイヤモンド(Hexagonal diamond)とも呼ばれる。ロンズデーライトはダイヤモンドよりも 58% 硬い可能性が示唆されている。

 最近の研究ではカルビンという物質が地球上で最も硬いということが分かった。ダイヤモンドと同じく「炭素原子」でできているが、炭素を鎖状に繋げたような形になっていると発表されている。このカルビンという物質、なんとダイヤモンドの3倍の硬さがあるらしい。前述したロンズデーライトは1.58倍、ウルツ鉱は1.18倍ダイヤモンドよりも硬いので、カルビンの異常な硬さがうかがえる。


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栃木の「男体山」新たに活火山に認定へ!活火山とは何か?定義見直しのきっかけとなった「御嶽山」噴火

活火山の定義を見直すきっかけとなった御嶽山の噴火

 御嶽山というと、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(標高3,067m)を思い出す。2014年の御嶽山噴火は、噴火警戒レベル1の段階で噴火したため、登山者ら58名が死亡した、日本における戦後最悪の火山災害となった。今でも生々しく記憶に蘇る出来事である。

 この御嶽山、1979年(昭和54年)の水蒸気爆発以前において、御嶽山は火山学者の多くと一般大衆から死火山と認識されていたのはご存じだろうか?

 1979年の噴火は、爆発を伝える新聞見出しも『死火山大爆発』などと報道された。このことから、この時点において御嶽山は死火山であるとの認識が一般的であった。ところがこれは不正確な認識が一般的となっていたもので、例えば19世紀前半の文献には実際に噴気活動の証拠を示す現象が記録されている。


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土星に64個も多数の衛星、中にはUFOみたいな変わった衛星も...NASA探査機が撮影

 土星の衛星

 土星の衛星「タイタン」は望遠鏡で見ても、美しい輪とともにその存在が確認できる。タイタンの特徴は衛星を包む濃い大気と雲であり、表面気圧は地球の1.5倍、大気の主成分は窒素 (97%) とメタン (2%) であることがわかっている。

 大気を持つ衛星は珍しく、他に木星の衛星イオや海王星の衛星トリトンなどが存在するが、タイタンほどに厚い大気を持つものはない。また、タイタンには液体メタンの雨が降り、メタンおよびエタンの川や湖が存在する。

 土星にはこの他に多数の衛星が発見されている。2009年10月までに、64個の衛星(うち3個は不確実)および12本の環(不確実)と6本の隙間が発見されており、2009年5月までに衛星のうち53個が命名されている。


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なぜ、流氷の海に棲む魚は凍結しないのか?「不凍糖タンパク質」の働きを宇宙ステーション「きぼう」で実験

 なぜ氷の下でも魚は凍結しないのか?

 「不凍糖タンパク質」とは、海氷で覆われた極海に住む魚の体内に含まれ、氷点下でも生体の凍結を防ぐ機能を持つ特殊なタンパク質。分子に糖鎖を持つものを不凍糖タンパク質、糖鎖を持たないものを不凍タンパク質と呼ぶ。

 これらのタンパク質は、成長する氷結晶の 表面に吸着することで氷の結晶成長を抑制し、不凍機能を発現すると考えられているが、その仕組みは十分解明されていない。これらのタンパク質の機能は、医学や食品科学の 分野で活用が期待されている。

 極地の海の流氷直下に住む魚は、氷点下の環境でも凍結することなく生き延びることができる。これは、血液中に含まれる不凍糖タンパク質が氷結晶/水界面に吸着することで、結晶成長を抑制するためとされてきた。しかし、実際にどのように界面に吸着しているのか、氷の結晶成長にどのような効果があるのかは不明。


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画期的!テレビの電波で水蒸気量を計測、集中豪雨も予測可能に?地デジ放送波を使った水蒸気量推定法を開発

平成26年8月豪雨による広島市土砂災害

 近年、想定外の集中豪雨が問題になっている。平成26年8月20日、日本海上に停滞していた前線の約300km南側にあたる広島市で3時間に200ミリを超える大雨となり、大規模な土砂災害が引き起こされた。このときの行方不明者の捜索は約1か月間に及び、安佐南区から安佐北区の被災地域での死者は74人、重軽傷者は44人に上った。

 この死者74人という数は、国土交通省の発表によると土砂災害による人的被害としては過去30年間の日本で最多であり、1983年7月に島根県西部で87人が死亡・行方不明となった豪雨(昭和58年7月豪雨)による土砂災害以来の大きな人的被害となった。また広島県全体では、両区を主として、133軒が全壊したのをはじめ330棟の家屋が損壊し、4,100棟以上が浸水被害を受けた。

 この時の大雨は20~50kmの幅を持ち、線状に50~200kmの長さに伸びる降水域が数時間停滞して引き起こされた。このような降水域は、その形態から線状降水帯と呼ばれている。このとき、積乱雲が進行方向の上流側(逆側)に次々と発生して、3~5個程度の積乱雲で構成された積乱雲群を形成する過程があり、これをバックビルディング型形成と呼ばれている。さらに複数の積乱雲群が連なることで線状降水帯が形成され、線状降水帯には積乱雲→積乱雲群という階層構造がみられた。


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東日本大震災から6年目、活発な余震活動、大地震で沈降した太平洋沿岸部地盤の謎の隆起続く

東日本大震災から6年 今も12万人余が避難生活

 今年もまた3月11日がやってきた。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生から11日で6年となる。被災地では追悼式が開かれた。依然として全国で12万人余りが避難生活を余儀なくされ、東北の沿岸の被災地では人口減少が進むなど復興事業の遅れによるさまざまな影響が出ている。

 6年前の平成23年3月11日、午後2時46分ごろ、東北沖でマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、東北や関東の沿岸に高さ10メートルを超える津波が押し寄せた。巨大地震の震源域の周辺では震災前に比べて地震の多い状態が今も続いている。

 警察庁のまとめによると、10日現在でこれまでに死亡が確認された人は12の都道県の合わせて1万5893人、行方不明者は6つの県の合わせて2553人となっている。


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シークヮーサーに「肝機能改善(解毒作用)」効果発見!ノビレチン、ビタミンC、ビタミンB1...など様々な健康成分

 シークヮーサー(ヒラミレモン)は沖縄の味

 シークヮーサーというと沖縄を思い出す。シークヮーサーはミカン科の常緑低木、柑橘類。果実の味は酸味と苦味のバランスが取れた爽やかな香酸柑橘。普通に飲料用にジュースが売られている。また、いつの日か行ってみたいものだ。

 沖縄方言で「シー」は「酸い」、「クワス」は「食わし」の意味で、「シークヮーサー」という名称は酸食わしという意味になる。これは、芭蕉布を織り上げた際に、そのままでは固い布を未熟なシークヮーサーの果汁で洗浄し、余剰の有機物を酸で溶かして柔らかくしたことに由来する。

 琉球諸島及び台湾に自生する。高さは5 メートルほど。花期は4月。直径3 センチメートルほどの白い花を咲かせる。結果は7月頃から。通常は、果皮が緑色の時期に青切りで収穫する。 果実は皮が薄く25~60グラムほどで、温州ミカンを小型にしたような姿をしている。未熟果は酸味が強いが、完熟するとオレンジ色に色づき甘くなる。


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およそ132億年前、最古の銀河(A2744_YD4)を発見!宇宙誕生からわずか6億年で酸素も星の材料も存在

 最も遠い銀河を発見!

 「最も遠い“銀河団”を発見」という記事をもう何回も見てきたが、今回は、132億光年離れたもの。それだけ観測技術が向上しているのだろう。

 2006年9月、日本の国立天文台などがすばる望遠鏡で見つけた約128億8000万光年先の銀河が「最も遠い銀河」だった。

 2007年7月、欧米の観測チームが発表した「最も遠い銀河」は130億光年の銀河であった。米カリフォルニア工科大と英仏などのチームが、ハワイの米ケック望遠鏡で発見したもの。その方法は光が銀河団などのそばを通る際、巨大な重力で進路が曲がる「重力レンズ」効果を利用したものだった。

 2011年1月には、地球からろ(炉)座の方向に約132億光年も離れた所にある小型の銀河「UDFj-39546284」が、欧米のハッブル宇宙望遠鏡で発見された。これまでに観測された最も遠い銀河より約1億5000万光年遠く、記録を更新した。観測成果は2011年1月27日付の英科学誌ネイチャーで発表された。


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