サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

2017年04月

プラスチック食べる虫を発見!プラごみ問題も解決?現状ではプラスチックの再利用が最優先

 プラスチックごみ問題

 世界で海洋汚染が深刻となっている。毎秒200キロのプラスチックごみが海洋投棄されている。国際NGO「グリーンピース」は25日、海洋汚染に関する報告書を発表した。世界のプラスチックごみ海洋投棄量を合計すると、毎秒200キロという膨大な数になる。毎年、800万トンものプラスチックごみが海へと捨てられている。

 現在、海洋には累計で5億〜50億トンのプラスチックごみが漂流している。この数には沈んだりビーチに打ち上げられたものは含まれていない。この膨大なプラスチックごみによって太平洋、大西洋、インド洋には計5カ所の巨大ごみの島が形成されている。こうした状況を改善するためには、ペットボトルの廃棄量を減らすこと、リサイクルシステムを構築することなどが必要だと報告書は提言している。

 これらのプラスチックごみのうち60%がインドから廃棄されたものであると言われている。また、インドではプラスチックごみの焼却による大気汚染が深刻な問題となっており、WHOの調べでは、インドは中国・アメリカを抜いて世界一の大気汚染国であることがわかっている。この影響を重く見た国家グリーン審判所は、2017年1月、インドの首都デリーでプラスチック製の容器・フォーク・ナイフ・ビニール袋などの使用を全面的に禁止する法律を公布している。


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世界初の快挙!夢の分子“カーボンナノベルト”(カーボンナノチューブの基本構造)の合成に成功

 夢の実現にまた一歩前進

 カーボンナノチューブ(Carbon nanotube、略称CNT)というと夢の素材だ。炭素によって作られる六員環ネットワーク(グラフェンシート)が単層あるいは多層の同軸管状になった物質。細くなっても非常に丈夫で、伝導率も高いことからさまざまな分野で応用が期待されている。

 例えばコンピュータは小型化ならびに高性能化が求められ、コンピュータ内部にあるLSIの微細化が進んでいる。その微細化を進める上で大事なのが配線材料。現在使用している銅配線を多層カーボンナノチューブ配線に置き換えることで、コンピュータをはじめとするデジタル製品を支えるシステムLSIを進歩させることができる。

 また、構造によってバンド構造が変化し電気伝導率やバンドギャップなどが変わるため、シリコン以後の半導体の素材としても期待されている。半導体としてのCNTをトランジスタのチャンネルとして用いることで、高速スイッチング素子として用いられることが期待される。CNTはP型半導体的な極性を示す。


CNB

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太陽系からわずか40光年先に地球似の惑星を発見!望遠鏡で大気の有無や地球外生命の痕跡も分析

 宇宙に惑星は無数に存在する

 2017年2月22日(日本時間23日の午前3時)、NASAが突然行った緊急記者会見で、地球から約39光年(1光年は約9兆4600億キロ・メートル)先の宇宙で、生命を育む可能性がある7個の惑星が見つかったと発表された。この研究はベルギーやアメリカ、それにアフリカなどの研究者で作る国際共同研究チームがイギリスの科学雑誌、ネイチャーの電子版にも発表された。

 それによると、研究チームは太陽系から、およそ40光年離れた宇宙にある「TRAPPIST-1」と呼ばれる星の周りを、地球と似た大きさと質量を持った惑星が、少なくとも7つ回っていることを突き止めた。

 7つの惑星は、その質量や、「TRAPPIST-1」との距離などから、表面にもし水があれば、凍ることなく液体のままで存在できる可能性があるほか、うち6つは地球のように岩石などでできた固い表面を持っている可能性があるという。


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世界最長の2枚貝、奇妙な「エントツガイ」の驚くべき生態を初めて解明!口がないのに生きている?

 世界最長の二枚貝は何だろう?

 それはエントツガイ(Kuphus polythalamia)という貝である。エントツガイは黒くて長い、奇妙な生物だ。エントツガイは、フナクイムシ科に属する。フナクイムシは船の木を食い荒らすことで知られる二枚貝の仲間だが、なかでも特に大きく珍しいエントツガイの生態はほとんどわかっていなかった。

 今回、世界最長の二枚貝とされるこの生物の驚くべき生態を、科学者らが初めて解明、4月17日付け科学誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表した。

 国際研究チームがエントツガイを採取したのは、フィリピン沖の硫黄分の多い水域。この生物は泥に頭を突っ込んだような状態で暮らしており、棒状の殻だけが泥から姿をのぞかせている。


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第64回ノーベル生理学・医学賞 ブロッホ・リネン「コレステロール、脂肪酸の代謝と調節の機構に関する研究」

 脂肪にも様々なものがある

 健康食品としてオメガ3系脂肪酸を取る人が増えている。特に朝飲むと効果的だそうだ。体を動かすことで体脂肪を燃やしやすくしてくれる。オメガ3系の脂肪酸は、亜麻仁油やエゴマ油、シソ油などに含まれていている。

 普通の油をとった時には体脂肪は少ししか燃えないが、オメガ3系の油をとるとかなり効率的に脂肪が燃えることが分かっている。つまり、亜麻仁油のようなオメガ3系といわれる脂肪酸は、中性脂肪の増加を抑えるだけではなく脂肪を分解する酵素を活性化させるので脂肪燃焼を加速させると考えられる。

 オメガ3系脂肪酸にしろ、中性脂肪にしろ、脂肪をつくっているのは生物だ。体に良い脂肪を人の手で大量生産できればよいのだが、まだまだ難しいようだ。人類は自然や他の生物のお世話にならなければ生きていけない存在なのだ。


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第64回ノーベル化学賞 X線結晶解析学の開花、ドロシー・ホジキン「X線回折法による生体物質の分子構造の決定」

 多くの命を救った“ペニシリン”

 ペニシリンというと世界初の抗生物質であり、その発見は、20世紀の偉大な発見の1つにあげられている。肺炎や梅毒、咽頭炎、副鼻腔炎、中耳炎など、多くの細菌感染症に有効で、細菌の分裂を阻害するはたらきがある。第二次世界大戦中には多くの傷兵の命を感染症から救った。

 ペニシリンの発見者であるフレミング、ペニシリンの単離に成功したフローリー、チェインらの功績は1945年ノーベル医学・生理学賞の受賞で讃えられている。

 最初の発見は1929年、フレミングがブドウ球菌の培養実験中に抗菌効果のあるアオカビ(Penicillium notatum、現在はP. chrysogenum)を発見した。フレミングはアオカビが産生する物質を、アオカビの学名にちなんでペニシリンと名付けた。


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第64回ノーベル物理学賞 タウンズ・プロホロフ・バソフ「メーザー、レーザーの発明および量子エレクトロニクス」

 量子エレクトロニクスの幕開け

 1964年、第64回ノーベル物理学賞の対象となったのは「メーザー、レーザーの発明および量子エレクトロニクス分野の基礎研究」である。

 メーザーとは(Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation)の略で「誘導放射によるマイクロ波増幅」という意味。これをマイクロ波(Microwave)の代りに光(Light)にすると、皆さんご存知の、レーザー(LASER)となる。

 宇宙を観測すると、分子雲の分子ガスが高密度の状態になって、分子同士ぶつかったり、星などから強い放射を受けたりすると、いくつかの種類の分子が電波を出しやすい状態(逆励起状態)になることがある。そこへ外から電波が入ると、刺激を受けた分子が電波を放出する。

 放出された電波はまた次の分子に刺激をあたえて電波を放出させ、次から次へと電波が増えていき、そのガス雲を出るときには、入ってきた電波の強さは高い倍率で増幅される。こうして「電磁波を発生する」天体ができる。太陽もそのような天体の一つである。このようにして増幅された電波は、波のそろった強力な電波となる。これがメーザーである。


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土星探査機「カッシーニ」の成果!エンケラドスに水素分子を検出、海と熱水噴出孔、生命の可能性

 土星の衛星エンケラドスに生命はぐくむ素材「水素分子」を確認

 氷に覆われた土星の衛星エンケラドスの奥深くで、熱いものがうごめいているようだ。NASAの科学者たちは、そのエネルギーが地球外生命をはぐくんでいる可能性もあるとしている。

 NASAの土星探査機カッシーニは、以前、エンケラドスから噴き上がるプルーム(水柱)の中を通り抜けてその成分の「味見」をし、塩類、単純な有機分子、アンモニアなど、生命の主要な構成要素が含まれていることを明らかにした。

 米サウスウェスト研究所の科学者ハンター・ウェイト氏が率いる研究チームは、4月13日に開かれた記者会見で、2015年10月にカッシーニが接近通過(フライバイ)を行った際に、エンケラドスから噴き出すプルームに水素分子が含まれていることを確認できたと発表した。


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もっとも地中深くに棲む生物とは?海底下1万mに生命の証拠発見!極限環境が生命の出発点

 地球の最も深いところに棲む生物とは?

 2015年7月、日本を中心とする国際研究チームが、「世界で最も深い海底地下の生物を発見した」と発表した。一体どんな生き物だろうか?

 場所は下北半島沖の水深1200mの深海の底を、さらに2500m近く掘った地中だ。これまで生物が見つかった中で最も深い海底地下になる。海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」で、海底をボーリングして掘った中から見つかったもので、世界的な科学雑誌にも取り上げられた。

  海の水の中なら1万mの深海でも甲殻類が見つかったりしているが、地下ではそこまで深い場所で生きていくのは難しいと考えられている。というのは、地中深くにマグマがあるように、地下は深くなるほど温度が高くなって、4000mあたりでは100℃ぐらいになってしまう。水や栄養も僅かだし、そのあたりが限界に近いと考える専門家も多い。これまで、海底地下での生命発見の記録は、地下1900mであった。


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北朝鮮で核実験やミサイル発射準備、米軍は大規模爆弾(MOAB)でISIS攻撃!日本はどうする?

強いアメリカを目指す大統領

 北朝鮮は15日、初代国家主席である金日成(キム・イルソン)氏の生誕105周年を祝う「太陽節」に合わせ、平壌で大規模な軍事パレードを行った。

 北朝鮮は昨年の太陽節で、中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射。今年も6回目の核実験やミサイルの発射が行われるのではないかと、周辺国が警戒していた。核実験やミサイル発射の動きはないようだ。だが北朝鮮は、25日にも朝鮮人民軍の創設85周年パレードを控えており、油断できない。

 実際、北朝鮮の韓成烈(ハン・ソンリョル)外務次官は14日、AP通信のインタビューに、「指導部が、時と場所が適切と判断すれば、いつでも(6回目の)核実験を行う」と強気の姿勢を示している。

 これまで"野放し状態"だった北朝鮮に対し、トランプ米大統領は覚悟を固めている。4月6日から7日にかけて行われた米中首脳会談では、習近平・国家主席に対し、北朝鮮への圧力強化を要請。4月8日には、北朝鮮近海に向け原子力空母カール・ビンソンを派遣した。さらに、自身のツイッターで「北朝鮮は面倒を起こそうとしている。(問題解決へ)中国が協力を決断しなければ、われわれは独力で問題を解決する」として、アメリカ単独でも北朝鮮を攻撃する意思を示している。


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変わらない物質から変わる物質の時代へ!新物質「時間結晶」の生成に成功

 結晶と時間結晶

 結晶(crystal)とは原子や分子が空間的に繰り返しパターンを持って配列しているような物質である。より厳密に言えば離散的な空間並進対称性をもつ理想的な物質のことである。

 この原子の並びは、X線程度の波長の光に対して回折格子として働き、X線回折と呼ばれる現象を引き起こす。このため、固体にX線を当てて回折することを確認できれば、それが結晶していると判断できる。

 近年、こうした結晶の周期的パターンが空間上ではなく時間軸の方向に現れる「時間結晶」という現象が注目されるようになってきた。それも、単なる理論上の仮説ではなく、「実験的に時間結晶を作り出した」とする報告がいくつか出始めている。


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熊本地震発生から1年、余震多発!関東の軟弱地盤では、想定の1.5倍以上の揺れを予想

 熊本地震発生から1年 余震多発、懸念なお

 大きな被害を出した熊本地震から4月14日で1年。熊本地震では昨年4月14日夜と16日未明に2度の震度7を観測し、熊本、大分両県で225人が亡くなった。この日、犠牲者を悼む黙禱(もくとう)が捧げられた。

 今年3月末現在、熊本県の仮設住宅に4179世帯、民間賃貸などを借り上げるみなし仮設に1万4621世帯が暮らす。県内の公営住宅に1026世帯、県外に296世帯が入居。こうした「仮住まい」の被災者は4万7578人にのぼる。

 2回起きた震度7の地震はどのように発生したのか。小規模も含めて余震が多発したが、震源に近い断層でまだ本格的に活動していない地域もあり、次の大地震を懸念する専門家もいる。


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知られていない常識? 乳児にはちみつは厳禁!東京で「乳児ボツリヌス症」で全国初の死亡例

 自然界で最強の毒素は?

 ボツリヌス菌のつくる「ボツリヌス毒素」の致死量は体重70kgのヒトに対しA型毒素を吸入させた場合、0.7〜0.9μgと考えられており、1gで約100万人分の致死量に相当する(ちなみに青酸カリは経口投与の場合5人/g)。自然界に存在する毒素としては最も強力である。

 ボツリヌスの語源はラテン語のbotulus(腸詰め、ソーセージ)であり、19世紀のヨーロッパでソーセージやハムを食べた人の間に起こる食中毒であったためこの名がついた。ハムやソーセージに発色剤として添加される硝酸塩は、発色作用よりもボツリヌス菌の繁殖を抑える目的で使用されている。1896年、ベルギーの医学者エミール・ヴァン・エルメンゲム (Emile van Ermengem) により発見・命名された。

 ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)は毒性が非常に強く、約0.5kgで世界人口分の致死量に相当するため、生物兵器として研究開発が行われた。炭疽菌を初めとする他の生物兵器同様、テロリストによる使用が懸念されている。


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2024年打上げ、火星の2つの衛星に探査機サンプルリターンミッション(MMX) 日仏で挑戦へ!

 月とは異なる火星の衛星

 火星の衛星は、フォボスとダイモスである。地球の衛星である月とは似ても似つかないいびつな形の衛星だ。これらは小惑星が火星の重力場に捕獲されたものだと考えられているが、はっきりしたことはまだ分かっていない。

 火星の表面から見るフォボスとダイモスは、地球の衛星である月の運動とは非常に異なっている。フォボスは西から上って東へ沈み、11時間後に再び上る。ダイモスは火星から見た静止軌道のわずかに外側を回っており、東から上るがその運動は非常に遅い。ダイモスの公転周期は30時間だが、西の地平線に沈むまでには2.7日もかかる。これはダイモスの公転が火星の自転から少しずつ遅れるためで、平均して約5.4日後には再び上る。

 どちらの衛星も火星の潮汐力によって自転と公転が同期しており、常に火星に同じ面を向けている。フォボスは火星の自転よりも速く公転しているため、潮汐力によってフォボスの軌道半径はゆっくりと、しかし確実に小さくなっている。未来のある時点でフォボスはロッシュ限界を超え、潮汐力によって破壊されると考えられる。火星の表面に残る多くのクレーターは、過去にフォボスのような小さい衛星がいくつかあったことを示唆している。一方ダイモスは軌道が充分に遠いため、その公転軌道はゆっくりと遠ざかっている。


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光の二重性を利用して超高感度な「超伝導光センサー」を開発!光子一つを観測できる光子顕微鏡を実現

光子一つを観測できる光子顕微鏡を開発

 光子は光を構成する最小単位であり、それ以上分けることができない素粒子の一つ。波動性と粒子性の両方の性質を併せ持つ。光の強度は、光子のエネルギーと単位時間当たりの光子数の積に比例する。つまり、光子は1つ2つと数を数えられる存在であり、量子の一つである。

 今回、光を構成する最小単位の光子一つを観測することができる光子顕微鏡を開発した...と産業技術総合研究所(産総研)がこのほど発表した。これまでの光学顕微鏡では不可能だった極めて弱い光も検出してカラー画像を撮影することに世界で初めて成功したという。研究成果は英科学誌に掲載された。

 産総研・物理計測標準研究部門量子光計測研究グループの福田大治(ふくだ だいじ)グループ長らの研究グループは、これまでに超伝導現象を利用して光子を一つづつ検出して光子の波長も識別できる光センサーを開発している。


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「コカ・コーラ」が健康食品に?コカ・コーラ史上世界初!特定保健用食品(トクホ)の「コカ・コーラ プラス」誕生

 コカ・コーラが健康食品の仲間入り?

 これには驚いた人も多かった。「コカ・コーラ」から、史上初のおいしいトクホコークが誕生した。脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする、特定保健用食品 「コカ・コーラ プラス」である。3月27日(月)から全国で新発売された。値段は1本158円(税別)。

 「コカ・コーラ」などの炭酸飲料は健康によくないというイメージはあったが、健康食品というイメージはなかった。飲んでみると確かにおいしい。味はこれまでと変わらない。しかし問題の砂糖は入っていない。入っているのは、難消化性デキストリン(食物繊維)である。

 難消化性デキストリンは食物繊維不足を補う目的で作られたもので、そもそもデキストリンとは、数個のα-グルコースがグリコシド結合によって重合した物質の総称で、デンプンの1種。


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天空の城「ラピュタ」が現実に?小惑星の力学的エネルギーで空中に浮かぶビル構想、地震や津波からも解放!

 現実味を帯びてきた「宇宙エレベーター」

 「宇宙エレベーター」が現実味を帯びてきた。それは地上と宇宙をエレベーターでつなぐ、これまでにない輸送機関。地上から天へと伸びる塔のようなものを想像してみよう。かつては突飛な夢物語として受け止められていたが、理論的には十分実現可能なものであり、近年の技術発展によって、手の届く域に到達しつつある。

 宇宙エレベーターの仕組みは、次のとおり。地球を周る人工衛星は、地球の重力で下(内側)へ引っ張られている力と、遠心力で上(外側)に飛び出そうとする力が一致して釣り合っているため、高度を維持して周回し続けている。このうち赤道上の高度約3万6000㎞を周る人工衛星は、周期が地球の自転と同じで、地上に対して天の一点に静止しているように位置するため、「静止衛星」と呼ばれている。

 この静止衛星から、地上へ向けてケーブルを垂らす。ケーブルを吊り下げた分、衛星の地球に向いている側、つまり下の方がやや重くなるので、徐々に地球の重力に引かれて落下してしまう。そこで、反対側にもケーブルを伸ばしてバランスをとると、衛星は静止軌道の高度を維持して回り続けられる。

 このケーブルに昇降機を取り付け、人や物資を輸送できるようにしたものが宇宙エレベーターであり、原理はとてもシンプルなものである。


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およそ250万年前、突如大型化した人間の脳 その原因は「果物」?脳が大きければ知能があるとは限らない

 動物の脳の大きさ比べてみたら...

 脳の大きさはどのくらいあるのだろうか? 現代人の脳は成人では、男性は1350〜1500グラム、女性では1200〜1250グラムだそうだ。

 他の動物と比べると、ステゴサウルスの脳の重さは推定で33グラム、ティラノサウルスで推定200グラム、鳩の脳の重さは2.3グラム。同じ霊長類と比べると、チンパンジーの脳で、350~400グラム、350万年前のアウストラロピテクス(猿人)で約375グラム、石器を使っていた190万年前のホモハビリス(原人)で約750グラム、史上初めて火を使っていた150万年前のホモエレクトゥスで約950グラムということだから、いかに現代人の脳が大きいかがわかる。

 では、人類が地球上で最も大きい脳を持つのか...というとそうでもなくて、地球上でもっとも脳が大きい動物はマッコウクジラである。彼らはシロナガスクジラに比べると体重は4分の1なのに、脳みその重さは3分の1より大きい。マッコウクジラで9000グラム、ゾウの脳で5000グラムもある。


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冷戦中の核実験が、象牙密猟の証拠に?古い象牙に刻まれた放射性同位体の痕跡

 放射性炭素と、核実験の意外な関係

 放射性炭素年代測定とは、自然の生物圏内において放射性同位体である「炭素14 (14C)」 の存在比率が1兆個につき1個のレベルで一定に保たれていることを基礎とする動植物の遺骸を使用する年代測定方法である。無機物及び金属では測定が出来ない。

 地球自然の生物圏内では炭素14の存在比率がほぼ一定であり、動植物の内部における炭素14の存在比率は、死ぬまで変わらないが、死後は新しい炭素が補給されなくなるため、存在比率が下がり始める。この性質と炭素14の半減期が5730年であることから年代測定が可能となる。

 炭素14はどこでできるのだろうか? 実は大気上層で高エネルギーの一次宇宙線によって生成された二次宇宙線に含まれる中性子と窒素原子核の衝突から、年間7.5キログラム程度生成されている。また、核実験や核燃料の再処理によっても大気中に放出されている。生成された炭素14は直ちに酸素と結合し二酸化炭素になり、大気中に拡散する。但し、生成量の年変動は約30%と想定されているが海洋などとの交換により0.6%程度にまで小さくなる。


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なぜ?新江ノ島水族館がJAZA退会!太地町のイルカ入手禁止、背景に環境保護団体からの圧力

 新江ノ島水族館が日本動物園水族館協会(JAZA)を退会

 JAZAという組織がある。JAZAは日本動物園水族館協会(公社)のことで、国際的な視野に立って、自然や貴重な動物を保護するためにできた、国内の149もの動物園や水族館の集まり。日本全体の視野に立って、ひとつひとつの動物園や水族館ではできないことを協力して行う。具体的には種の保存、教育・環境教育、調査・研究、レクリエーションの4つの目的がある。

 地元の新江ノ島水族館もJAZAに所属していたが、このたび組織を退会することになった、なぜだろうか?

 調べてみるとJAZAの方針と新江ノ島水族館の方針が合わなくなった。日本動物園水族館協会(JAZA)が「追い込み漁」で捕獲されたイルカの入手を禁止したことが理由で、2つの水族館が3月31日付でJAZAから退会した。


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