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 史上最古の肉食恐竜?
 アルゼンチンなどの研究チームが、同国の三畳紀後期(約2億3200万~約2億2900万年前)の地層から、小型の新種恐竜の化石を発見し、1月14日の米科学誌に発表した。三畳紀後期は恐竜が誕生した時期にあたり恐竜の初期の進化と、その後の繁栄を研究する上で注目されそうだ。

 見つかった化石は3体分で、ほぼ全身を復元。全長約1.2メートルで、二足歩行をしていた。手の指が長いなどの特徴から、ティラノサウルスなど「獣脚類」と呼ばれる肉食恐竜の祖先とみられる。「初期の走者」という意味の「エオドロマエウス」と名付けられた。

Eoraptor_Eodromaeus

 さらに、最古の恐竜として知られ、エオドロマエウスと姿が似ているエオラプトル(約2億3000万年前)の化石と比較。歯や下あごの形が大きく異なることなどから、チームは獣脚類が生まれる前の原始的な種に分類されてきたエオラプトルを「竜脚形類」と呼ばれる4本足の草食恐竜の仲間に分類した。

 真鍋真・国立科学博物館研究主幹は「ジュラ紀(2億~1億4500万年前)になると、獣脚類と竜脚形類は著しく異なる。初期は差が少なかったことが分かり興味深い」と話す。(毎日新聞 2011年1月14日)

 原始的な獣脚類
 2億3000万年前のアルゼンチンに生息していた新種恐竜の化石が発見された。「エオドロマエウス」と名付けられ、イヌほどの大きさだが非常に凶暴だったようだ(写真は復元模型)。恐竜がほかの爬虫類を制圧し哺乳類を上回る繁栄を謳歌した時代は、約2億年前から始まる。今回の発見により、その前の時代について新たな手掛かりが得られると期待されている。

 発掘チームの一員でシカゴ大学の古生物学者ポール・セレノ氏は次のように話す。「最初期の捕食性恐竜を完全な形で示す化石は初めてだ。小さいが非常にたちが悪い。足が速いのだ」。

 エオドロマエウスは最も古い時代に属する恐竜で、全長は約1.3メートル、高さは大人の人間のひざにかろうじて届く程度だ。この小兵が、ティラノサウルス・レックスや“恐ろしい鉤ツメ”を持つデイノニクスなど獣脚類の起源となるのである。

 凶暴な子孫たちと同様、エオドロマエウスは長くて硬い尾を持ち、骨盤の形が独特で、首の骨の中に気嚢(きのう)がある。おそらく呼吸器の一部と考えられ、獣脚類が最終的に現在の鳥類へと進化した証拠となる。

 今回の研究には直接関わっていないが、メリーランド大学の古生物学者トーマス・ホルツ氏も獣脚類の祖先種だと考えている。「裏付ける証拠は揃っている。さまざまな特徴から判断して、獣脚類の中でもかなり原始的な種のようだ」。

 エオラプトルは竜脚類
 非常によく似た最初期の恐竜「エオラプトル(Eoraptor)」も同時期に生息している。エオドロマエウスと比較したところ、エオラプトルの再分類が必要になったとセレノ氏は述べる。「2億3000万年前、草原を走るこの2種は見分けがつかないほどそっくりだったはずだ」。

 同氏の研究チームは、当初エオラプトルが最古の肉食恐竜だとみていた。しかし、同じ地層から過去に見つかった化石を再分析した結果、エオラプトルは竜脚類と呼ぶ首の長い大型草食恐竜の祖先であると結論付けた。

「これだから恐竜の起源は面白い」とセレノ氏は驚きを示す。「獣脚類と竜脚類は、見かけも食性も著しく異なる。最初期は差が少なかった体重4.5~7キロほどの2種が、巨大なディプロドクスやティラノサウルスに進化したと誰が予測できただろうか」。

 ワシントンD.C.にある国立自然史博物館の恐竜専門家ハンス・ディーター・スーズ氏は今回の研究成果を聞き、「エオラプトルの再分類は筋が通る」と同意する。「エオラプトルには2種類の歯があり、後方の歯が獣脚類にはない特殊な形をしていることは発見当初からわかっていた。小さな木の葉のようで、獣脚類にはまったく見られない」。

 メリーランド大学の古生物学者トーマス・ホルツ氏は、今回発見されたエオドロマエウスとエオラプトルとも非常に類似点が多く、両者は共通の祖先から枝分かれして1000万年ほどしか経過していないという。進化論の観点から見るとそれほど長くない期間だ。「共通祖先に近い種は未分化で、互いの類似点が多くなり似てくる」とホルツ氏は話している。(National Geographic News January 14, 2011)

 ティラノサウルスとは何か?
 ティラノサウルス(学名:genus Tyrannosaurus)は、約6,850万- 約6,550万年前(中生代白亜紀末期マストリヒシアン)の北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜。 大型獣脚類の1属である。 T-rexとも呼ぶ。

 現在知られている限りで史上最大級の肉食恐竜の一つに数えられる。 恐竜時代の最末期を生物種として約300万年生きたが、中生代を終わらせた大絶滅によって最期を迎えている。

 骨格標本から推定される成体の体長は約11~13mで、その体重は概ね5~6 tと推測されている(体重に関しては異説も多い)。発見されているティラノサウルスの化石はそれほど多くはなく、2001年の時点では20体程度であり、そのうち完全なものは3体のみである。

 ティラノサウルスの上下の顎には鋭い歯が多数並んでいるが、他の肉食恐竜と比べると大きい上に分厚く、最大で18cm以上にも達する。また、餌食となったとみられる恐竜の骨の多くが噛み砕かれていたことから驚異的な咬合力を持っていたと考えられ、その力は少なくとも3 t、最大8 tに達したと推定される。これらの事実から、ヴェロキラプトルのような小・中型獣脚類が爪を武器として用いていたのとは対照的に、ティラノサウルスは強大な顎と歯のみを武器として使用していたと考えられている。

 ティラノサウルスは各部位によって僅かながら歯の分化が進んでいたとされる。特に門歯は断面が特徴的なD字型をしており、ティラノサウルス類を見分ける上での指標になっている。前上顎歯数は4、上顎歯はティラノサウルス類ではティラノサウルス・レックスが最も少なく11本。下顎歯もT-rexが最少の11本である。 頭蓋は同じ大きさの他の獣脚類に比べて明らかに幅広であり、特に後眼窩部の張り出しが著しい。吻部も丸みを帯びた広い形になっている。


参考HP Wikipedia「ティラノサウルス」「エオラプトル」・National Geographic News 「
最初期の肉食恐竜 

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