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 寒気猛威で記録的低温と雪 
 昨年末に続き、年始にも東北、日本海側を中心に大雪が降り、各地で被害が出ている。センター試験受験生の中には、雪の中を受験会場へ向かう人も多かった。今年の雪は異常だ。日本列島は1月16日、この冬一番の寒気が流れ込み、記録的な寒さや積雪となった所があった。気象庁は、強い冬型の気圧配置が17日にかけて続くとして、東北を中心に暴風雪や高波への警戒を呼び掛けた。

La Niña

 積雪は青森県・酸ケ湯で3メートルを超え、山形、新潟、鳥取各県では2メートルを超えた所がある。広島県北広島町の積雪は午後3時現在で192センチと、観測史上最深となった。

 同庁によると、北日本上空には氷点下42度以下の寒気があり、強い冬型の気圧配置は17日にかけて続く見込みという。17日夕までの予想降雪量は多い所で東北80センチ、北陸70センチ、関東甲信60センチ、北海道、東海50センチ、近畿、中国地方40センチ。

 北日本の日本海側と北陸の海上を中心に非常に強い風が吹き、東北の日本海側から北陸、伊豆諸島などでは、17日にかけて波の高さが6メートルを超える大しけが続くという。年末年始の大雪はいったい何が原因だろうか?(2011.1.16 産経新聞)

 年末年始の大雪の原因は?
 年末の山陰地方を襲った大雪。米子市では1月1日午前5時、観測史上最大となる89センチの積雪を記録し、鳥取県中西部を中心に交通が寸断。日がたつにつれ農林漁業など各産業への被害も明らかになった。

 今年は「ラニーニャ現象」の当たり年で西日本全域が低温となる傾向が予想され、山陰地方の長期予報でも1月は大雪だったが、記録的な積雪の原因について、鳥取地方気象台の仲里正予報官(49)に聞いた。

  年末の大雪となった12月31日の気象状況については、 「上空5千メートルに氷点下39度以下の強い寒気が入り込み、冬型の気圧配置の影響で大陸から筋雲が流れ込んでいました。筋雲が発達しやすい風が集まる『合流場』が県西部付近にあったため、継続して降雪があったと考えられます。今回は沿岸部の降雪が多い『里雪』でしたが、これは西よりの風だったことが影響しています」

 この時の雪の特徴については、「沿岸部は山地に比べ気温が高いため、水分を多く含み重く湿った雪となりました。倒木や漁船の転覆などの被害が多く発生したのはそのためと思われます。日中も気温が上がらず、31日朝から1日未明にかけて日中も降り続きました」

 「この時の雪は強い寒気が山陰沿岸まで南下してきたことが主原因ですが、長期的な視野での原因はつかめていません。今後、調査を進めていきます。今後も、上空に強い寒気が入り筋雲の発達しやすい条件になれば、大雪が起きる可能性はあります」

 「長期予報によると、山陰地方の1月は低温で降水量も多く、大雪の傾向です。2、3月は平年並みと予想されています。今回のように重い雪の場合、着雪で樹木や電柱が倒れる被害も考えられますし、今後は雪崩への警戒も必要です。交通障害や雪下ろしでの事故など、2次的な災害も考えられます。日ごろの備えが必要です」と述べている。(2011年01月12日 日本海新聞)

 北極振動
 日本列島は今冬、各地で大雪に見舞われ、山陰などで被害が相次いだ。気象庁は、北極圏が冷気を周期的に放出する「北極振動」と、異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」に伴う偏西風の蛇行で強い寒気が流れ込んだとみている。

 ラニーニャと北極振動は、全国で約150人が死亡した2005年12月~2006年2月の「平成18年豪雪」でも発生しているが「登場する役者は同じなのに、今冬の北陸などの雪は今のところ、平成18年豪雪ほどではない」と同庁担当者。今季は気圧配置などから寒気の流入が西に偏っているのも特徴だ。(2011/01/08  共同通信)

 北極振動は北極圏で寒気が蓄積と放出を繰り返す現象。放出が続いているのは、北極圏の気圧が高く、中緯度帯の気圧が低い状態が維持され寒気が流れ込みやすくなっているため。寒気放出の強さは比較できる79年以降で最も顕著だという。

 北極振動のメカニズムは解明されておらず、寒気の放出が強まった原因ははっきりしない。今後について、気象庁気候情報課は「数日程度で寒気の放出は収まるとみられるが、その後再び放出される可能性もある」としている。(毎日新聞 2010年1月18日)

 ラニーニャ現象
 
ラニーニャ現象は東部太平洋赤道域(ペルー沖)のエルニーニョ監視海域の海面水温が低下する現象で、基準値との差の5か月移動平均値が6か月以上続けて-0.5℃以下となった場合をいう。

「ラニーニャ」は夏は梅雨明けは早く、猛暑の可能性が高い、冬は大雪といわれる。過去の統計では、2〜7年周期で交互に発生しており、気象庁によると、1950年以降の発生回数はエルニーニョが13回、ラニーニャが12回だ。

 ラニーニャ現象の時には、東風が平常時よりも強くなっている。このため、西部に暖かい水が厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが強くて海面水温が平常時よりも低く、東西の海面水温の差が平常時より大きくなっている。ラニーニャが発生すると、逆にインドネシア近海では海面水温が上昇。その結果、大気の対流活動が活発化。偏西風が日本付近で南に蛇行した場合には、寒気が南下しやすくなる。このため、日本に大雪をもたらす。

参考HP Wikipedia「エルニーニョ・ラニーニャ」 

エルニーニョ・ラニーニャ現象-地球環境と人間社会への影響-
山川修治,森島 済,西森基貴,川崎 健,岡 秀一,吉野正敏,朴 恵淑,河合隆繁,原沢英夫,増田啓子,漆原和子,加藤央之,長谷川直之,栗原弘一,小柴 厚,花輪公雄,高薮 縁,清木亜矢子,赤坂郁美
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