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 未知の第9惑星を探せ!
 太陽系の惑星はいくつあるだろう?そう、「水・金・地・火・木・土・天・海」の8つだ。冥王星は、2006年8月、チェコのプラハで開かれた国際天文学連合 (IAU) 総会で準惑星に格下げになった。理由は、冥王星と同程度の大きさの天体が発見され、太陽系ではありふれた天体の1つとわかったからである。セドナ、ケレス、エリスなどが同様に準惑星とされた。

 ある程度の大きさを持ち、太陽のまわりを公転してなければ「惑星」とはみなされない。1916年、パーシヴァル・ローウェルが、天王星と海王星には、理論的に説明できない軌道のずれがあるため、外側に大型の「惑星X」が存在するのではないかという仮説を立てた。1930年冥王星が発見され、これが惑星Xかと思われたが、質量が小さすぎることがわかった。

 その後、多くの天文学者が惑星Xを探して、観測を続けているが未だに発見されない。いったい惑星Xの大きさはどのくらいだろう?

PlanetX

彗星を動かす巨大惑星「テュケー」
 2011年2月、米ルイジアナ大研究チームが太陽系で木星より大きな惑星が新たに見つかる可能性を示す論文を、米専門誌イカルス2月号に発表した。それによると惑星Xの大きさは木星の4倍の巨大惑星だという。米航空宇宙局(NASA)は2月18日、「検証には少なくとも2、3年はかかる」という見解を発表した。

 米ルイジアナ大のジョン・マティス教授らは、彗星(すいせい)の軌道の統計的分析から、彗星の動きに影響する未発見の惑星がある可能性を見つけた。太陽からの距離は、太陽と地球の距離の約1万5千倍、太陽と海王星の距離と比べても500倍ある。重さは最大で地球の約1200倍と推測されている。

 惑星は、ギリシャ神話の女神と同じ名前の「テュケー」。木星のような巨大ガス惑星か恒星になれなかった星のようなものと考えられる。あまりにも遠いため存在がわからなかったが、チームはNASAが2009年に打ち上げた新型の赤外線宇宙望遠鏡「WISE(ワイズ)」の観測で見つかる可能性があるとしている。

 この論文についてNASAは2月18日、見解を発表。「WISEが、そのような天体を見つけられるかどうかを判断するには2、3年のデータ分析が必要。仮説の検証はデータがすべて処理・分析されたあとになるだろう」とした。

 NASAによると、「ネメシス」と呼ばれる同様の天体がかつて想定され、その影響で彗星の軌道が乱されて地球に衝突し、大絶滅を周期的にもたらしてきたと考えられたことがあった。(asahi.com 2011年2月22日)

神戸大の理論予測
 太陽系9番目となる未知の惑星が海王星の外側に存在する可能性が高いことを、詳細な理論計算で世界で初めて突き止めたのが、神戸大のパトリック・S・リカフィカ研究員と向井正教授。今後、観測体制が整えば、10年以内にも発見されそうだという。2008年4月発行の米天文学専門誌「アストロノミカル・ジャーナル」に発表された。

  太陽系の縁では、「太陽系外縁天体」と呼ばれる1100個以上の小天体が、海王星軌道の外側を回っている。その多くは、8惑星と同じようなほぼ円形の軌道をとるが、なかにはそれと大きくずれている天体もあり、なぜそのような変則的な軌道を持つのかが大きななぞとして残されていた。

 リカフィカ研究員らは、太陽系ができ始めて間もない40億年前から現在までの惑星や太陽系外縁天体の軌道の変化を、最も有力な太陽系形成理論にもとづいてコンピューターで計算した。

 その結果、水星から海王星までの8惑星では変則的な外縁天体の軌道を説明できず、新たな「惑星X」を仮想的に加えて計算することで初めて、それが可能になることがわかった。

これが、惑星Xが存在することの理論的な証拠になるという。 リカフィカ研究員らによると、突き止められた惑星Xは海王星の外側にあり、長半径が150億〜260億キロ・メートルの楕円(だえん)軌道を回っている。

 重さは地球の3〜7割で、この領域に多い氷と岩石でできた天体だと仮定すると、直径は、地球の約1万2700キロ・メートルに匹敵する1万〜1万6000キロ・メートルになるという。

 惑星Xが太陽に最も近づく120億キロ・メートルの地点では、2006年に惑星から除外された冥王(めいおう)星と同じくらいの14.8~17.3等の明るさで見えるはずだが、他の惑星が回る平面と20~40度の傾きを持つため、見つからなかったらしい。 (2008年2月28日 読売新聞)

「惑星X」の歴史
 惑星Xが存在するという説は、ガス惑星、特に天王星と海王星の軌道運動に理論との矛盾が見られたことから、最初は9番目の惑星として、1930年の冥王星発見以降は第10惑星として主張されてきた。この矛盾の多くは後の観測ではほぼ解消したが、20世紀末以降に多数の太陽系外縁天体が発見されたことで、それらの分布を説明する根拠として再び惑星Xの存在を仮定する説が唱えられている。

 1930年にクライド・トンボーによって冥王星が発見された。発見当初は冥王星こそ惑星Xであると考えられたが、冥王星の質量は海王星の軌道を説明するには小さすぎることが明らかになったため、探索はその後も続行された。冥王星の発見の後も、トンボーは別の遠方の惑星を求めて黄道上を探索し続けた。彼は数多くの小惑星や変光星、彗星を発見したが、惑星は見つからなかった。

 冥王星の後、長い間にわたって太陽系外縁天体は見つかっていなかったが、1992年に(15760) 1992 QB1が発見された。これ以降、千個以上の外縁天体が発見されている。これらの天体は現在ではその多くがエッジワース・カイパーベルトに属すると考えられている。

 エッジワース・カイパーベルト天体 (EKBO) は海王星の外側の黄道面上を公転する氷に覆われた天体で、太陽系の形成時に取り残された天体だと考えられている。現在では冥王星自身も、最も大きなEKBOの一つであるとされている。このことから、冥王星を惑星と呼ぶべきどうかについて議論が起こり、2006年に定められた太陽系の惑星の定義により、冥王星は惑星から外れることとなった。

 比較的円に近い軌道を持つEKBOの分布は、太陽から55天文単位付近の距離で突然終わり、その外側には離心率や軌道傾斜角が大きな散乱円盤天体 (SDO) が存在することが知られており、これは55天文単位より外側に火星と地球の中間程度の質量を持つ天体が存在するためではないか、という推測がある。厳密に言えば、これは昔から言われている惑星Xとは別の仮説に基づいているため、旧来の惑星Xとは別物である。

 カリフォルニア工科大学の研究者によって2002年、2004年、2005年にそれぞれ発見(または軌道が確定)されたクワオアーやセドナ、エリスといった天体は、質量が小さすぎるためにこういった新しい惑星X仮説には当てはまらない。セドナについては新しい惑星X仮説と比較して距離が遠すぎるという。

 そして、2006年のIAU総会で決議された太陽系の惑星の定義には「自らの軌道上から他の天体を一掃している」という項目があり、カイパーベルトの外側に惑星サイズの天体が発見されたとしても、上記の項目に該当していなければ惑星とは呼べないことになる。(Wikipedia)


 参考HP Wikipedia「準惑星」「惑星X」「冥王星」「セドナ」「ケレス」「エリス」 

太陽系に未知の「惑星X」が存在する! (講談社プラスアルファ新書)
ソフィア・パトリック・リカフィカ,向井 正
講談社
2012年に地球最接近! 惑星Xが戻ってくる 大変動サバイバルガイド (超知ライブラリー)
マーシャル・マスターズ,ジャニス・マニング,ヤッコ・ファン・デル・ウォルプ
徳間書店

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