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 はやぶさ採取の微粒子を公開
 小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子の電子顕微鏡画像が、当地で開かれている惑星探査の国際学会で3月10日(日本時間11日未明)、初めて公表された。

大きさ約0.1ミリの微粒子で、はやぶさが着地した小惑星イトカワの表面から採取されたものの一部。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の電子顕微鏡で撮影した。カンラン石や斜長石、硫化鉄など複数の鉱物が複雑に入り組んだ構造だ。

 分析チームの藤村彰夫JAXA教授は「今後、この微粒子ができた年代などを調べ、イトカワの起源や歴史を明らかにしたい」という。(毎日新聞 2011年3月11日)

Itokawa Sample

 初期分析中間報告
 1月下旬より開始された「はやぶさ」カプセル内の微粒子(50個程度)の初期分析の結果、以下の事実が明らかになった。

1.岩石質と同定された微粒子(0.03~0.1 mm)の3次元構造ならびに主要元素組成、酸素同位体比の分析結果により得られた物質科学的特徴は特定種の石質隕石の特徴と合致する。
2.宇宙風化作用の痕跡ならびに希ガスの分析結果から、微粒子はイトカワ表面に由来する事が明らかにされた。
3.ひとつの岩石には複数の鉱物種が存在し、複雑な3次元構造をしている。
4.現在のところ、有機物の証拠は同定されていない。
(JAXA 平成23年3月11日)

 

微粒子組成、隕石と似た特徴
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子の組成が、地球に落下した隕石(いんせき)の一部と似た特徴を持っていることが分かった。3月10日午前(日本時間11日未明)、当地で開催中の「第42回月惑星科学会議」で、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)や米国などの共同研究チームが発表した。

 

 チームは、はやぶさのカプセルに入っていた0.03~0.1ミリ程度の比較的大きな岩石質の微粒子52個について、中に含まれる鉱物や元素の組成、立体構造などを分担して分析した。宇宙線などにさらされてできた「宇宙風化」の痕跡が確認されたことなどから、微粒子はイトカワ表面で採取されたと結論づけた。風化の程度は月の岩石より低かった。

 組成は、地球上で見つかる隕石の大部分を占める「普通コンドライト」と一致した。生命の起源につながる有機物の有無も調べたが、試料からは見つからなかった。

1月下旬に日本で始まった分析の結果は世界的な関心を集めた。最初の成果報告の場となる同会議では特別セッションが設けられ、立ち見も出る盛況。8チームが先端技術を駆使した分析手法や成果を発表した。

はやぶさプロジェクトを率いたJAXAの川口淳一郎教授の話「今後、国際公募による研究が始まり、さらに新たな発見が生まれることを期待したい。」(毎日新聞 2011年3月11日)

 微粒子の「宇宙風化」も確認
 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰った微粒子に、宇宙に長期間さらされた痕跡である「風化」が確認された。宇宙航空研究開発機構の委託で分析中の研究者が3月10日、米国で開催中の国際会議で発表する。微粒子が小惑星「イトカワ」の物質であることを裏付ける証拠だという。

 はやぶさのカプセル内にあった微粒子約50個は、大阪大や東北大など全国の研究機関で分析が進んでいる。これまでに、微粒子内に鉱物の斜長石やカンラン石のほか、地球では珍しい特殊な硫化鉄の結晶があることが確認できた。イトカワの撮影画像から割り出した特徴とも一致した。微粒子の表面では、宇宙を飛び交う高エネルギーの放射線にさらされ結晶が壊れる「宇宙風化」も起きていた。

 微粒子を加熱して出てきたヘリウムやネオンのガスも、地球の大気中のものと性質が違った。微粒子が地球で混入したものではない裏付けだ。

 微粒子には今のところ、有機物は見つかっていない。もし有機物があれば、宇宙になぜ生命が誕生したのかを調べる資料にもなりうるため、九州大などが今後も分析を続ける。(asahi.com 2011年3月11日)

とけていない隕石の表面分析
 小惑星イトカワの岩石質微粒子の初期分析結果は、本格的な分析開始から1カ月余しか時間がなかったこともあり、定説を覆すような大発見は今後に持ち越しとなった。しかし、元素組成など物質的な特徴が地球で見つかった隕石の一部と似通っていたという結果は、従来の隕石研究から判明した太陽系の誕生や進化に関する知見に一定の「お墨付き」を与えたといえる。

 約46億年前の太陽系誕生時の情報を得るには、熱による変化を受けにくく、当時の状態を保っている小惑星などが適している。従来、地球に降ってくる隕石を手がかりに研究が進められてきたが、隕石は出所や地球に到達するまでの状況が不明な上、大気と接した際、熱による変質を受けるという難点があった。

 今回、そうした心配が一切ない小惑星の表面物質を直接分析することができ、結果が一部の隕石の特徴と一致した。

 JAXA分析チームの藤村彰夫教授は「今までの隕石研究が正しい方向を向いていたことが検証できた」と話す。(毎日新聞 2011年3月11日)

 

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