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 止まらない海洋汚染
 福島第一原発の原子炉事故は、東京電力の懸命の復旧作業がようやく実を結び、核燃料棒を冷やせるメドはたった。しかし、核燃料棒が完全に冷えるには、1年以上も時間がかかるという。何とやっかいなエネルギーだろう。

 もう一つの問題は、周囲に広がる放射性物質だ。この流出が止まらない。福島第一原子力発電所の周辺の海水から、高濃度の放射性物質が検出されている。また、IAEAの独自に行った調査によると、原発から40キロ離れた地点で、基準値の2倍の放射能が検出されたという。国の基準とは違うようだが、どうなっているのだろう?

IAEA

 経済産業省の原子力安全・保安院は、「半径20キロの範囲は避難指示が出され、漁業は行われていないうえ、今後、海流で拡散するため、海産物を通して人が摂取するまでに相当薄まると考えられる」としたうえで、放射性物質に汚染された水が継続して放出されているとみて、モニタリングを強化し、海でどのように拡散しているのか、実態を調べることにしている。

 基準値の4383倍のヨウ素131
 東京電力が福島第一原子力発電所の周辺で行っている海水の調査によると、1号機から4号機の水を流す放水口の南330メートルの地点で、30日午後1時55分に採取した海水から、国の基準値の4385倍に当たる、1cc当たり180ベクレルのヨウ素131が検出された。

 同じ地点では、29日、基準値の3355倍に当たるヨウ素131が検出されていて、今回はこれを上回り、これまでで最も高い値となった。
この地点の30日の調査では、セシウム134が基準の783.7倍、半減期がおよそ30年と長いセシウム137が527.4倍の濃度で検出されていて、いずれもこれまでで最も高い値。

 さらに、この地点からおよそ1.6キロ北にある、福島第一原発の5号機と6号機の水を流す放水口の北50メートルの地点でも、30日午前8時40分に採取された海水から、国の基準の1425倍に当たるヨウ素131が検出されていて、これもこの地点としてはこれまでで最も高い値になった。

 汚染の原因として東電は、1・3号機の原子炉建屋で爆発が起きた際などに飛び散った放射性物質が大気中に拡散し、これが雨に付着して海に入った可能性と、3・4号機に放水された大量の水が、放射性物質を取り込んで、海に流れ出した可能性があると見ている。(NHK news 3月31日)

 IAEA基準超の放射性物質
 IAEA(国際原子力機関)は、福島第一原子力発電所から北西におよそ40キロ離れた福島県飯舘村で、土壌の表面から、IAEAの避難基準の2倍に当たる放射性物質が検出され、日本政府に対し、状況を注視するよう求めています。IAEAでは、データは1か所、1回だけの調査で得られたもので、正確な実態をつかむには、さらに継続して調査を行う必要があるとして、今後、分析を進めていきたいとしている。

 IAEAでは、福島第一原子力発電所の事故を受けて専門家を日本に派遣し、周辺の地域で、今月18日から26日の9日間にわたって、放射性のセシウム137とヨウ素131を測定しました。その結果、福島第一原子力発電所から北西におよそ40キロ離れた福島県飯舘村で行った1回の調査で、土壌の表面から1平方メートル当たり2000万ベクレルの放射性物質が検出されたということである。

 IAEAでは、放射性物質が検出された具体的な日時や場所、それに、検出された放射性物質の種類について、確認中だという。IAEAでは、得られたデータを基に、この放射性物質による放射線が人の健康に与える影響の度合いについて計算したところ、IAEAが避難を促す基準の2倍に当たるとして、日本政府に対して状況を注視するよう求めている。

 ただ、IAEAでは、今回の放射性物質のデータはあくまで1か所、1回だけの調査で得られたもので、正確な実態をつかむにはさらに継続して調査を行う必要があるとして、今後、日本政府とも連絡を取り合いながら、分析を進めていきたいとしている。(NHK news 3月31日)

 どうする?発電所内の汚染された水
 放射性物質に汚染された水が冷却機能の復旧作業の妨げとなっている。福島第一原子力発電所では、水の除去に向けた作業が進められていて、このうち、1号機の「トレンチ」と呼ばれるトンネルでは、あふれそうになっていた水の水位がおよそ1メートル下がった。

 福島第一原発では、1号機から4号機のタービン建屋の地下や、建屋の外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネルで、高い濃度の放射性物質に汚染された水が相次いで見つかり、冷却機能の復旧作業の妨げとなっている。

 このうち、1号機の「トレンチ」では、たまった水があふれそうになっていたことから、海に流れ出すのを防ぐため、4号機の南側の施設にある貯蔵槽に移す作業が行われ、2時間半ほどで水位がおよそ1メートル下がったという。

 また、1号機から3号機までのタービン建屋の地下にたまった汚染された水を移し替える準備として、3号機の「復水貯蔵タンク」と呼ばれるタンクを空にする作業が、午前8時半すぎに終わったのに続いて、1号機でも「復水貯蔵タンク」を空にする作業が行われている。

 さらに、東京電力は、取り除く必要のある水の量が全部でどのぐらいあるのかはっきりせず、これまで想定してきた移送先だけで足りるのか不透明なことから、原発の敷地内に仮設のタンクを設置することも含めて、たまった水の移送先を検討したいとしている。

 一方、31日は、これまでの爆発で飛び散った放射性物質を含む「ちり」が風で運ばれるのを食い止めるため、「ちり」を固める合成樹脂の試験的な散布が、4号機と6号機の周辺で始まる予定でしたが、天候が悪いため、31日の作業は中止された。東京電力は、来月1日以降、散布を行うかどうか、天候などを見ながら判断したいとしている。 。(NHK news 3月31日) 

 

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