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国際化学年2011
 ユネスコはエチオピアの提案に基づいて2011国際化学年(IYC 2011)を宣言した。スローガンは「化学、私たちの生命、私たちの未来」。物質の科学である化学は、いたるところに存在する。気体、液体、固体、プラズマなど、すべての既知物質は、さまざまな化学元素や元素化合物で構成されている。ユネスコのイリナ・ボコヴァ事務局長にとって、「化学は生命です。特に物質の構成要素、エネルギー、さらに生命そのものの構成要素を解明しようとするとき、化学はすべての科学と結びつきます」

 世界化学年日本委員会委員長の野依良治氏(理化学研究所理事長、2001年ノーベル化学賞受賞者)は次のように述べている。「2011年は世界化学年。100年前の1911年、キュリー夫人がラジウムとポロニウムを発見した功績でノーベル化学賞を受賞した。この一世紀の間に、化学においてめざましい発見や発明がなされ、その成果を活かして数々の優れた技術が生まれた。私たちの豊かな物質文明は多くの化学産業技術に支えられているが、さらに20世紀における人類の平均寿命の伸長への貢献は特筆に値する。

 しかし、現在我々は人口爆発に端を発し、資源の枯渇、気候変動、環境劣化、貧困をはじめとするさまざまな地球規模の問題に直面している。科学が人類の生存に果たすべき役割は何か。真理を追究する本質は不変ですが、科学と社会のかかわりは時代の宿命である。化学界、産業界も社会の求めに応じて、今一度あり方を見つめ直す必要がある。」

Marie Curie

 身近な化学技術
 化学(Chemistry)は、存在する(あるいは存在可能と推測できる)すべての物質が、何からどのような構造で出来ているか、どんな特徴や性質を持っているか、そして相互作用や反応によってなぜ、どのように別なものに変化するかを研究する自然科学の一分野である。

 現代の私たちの暮らしの中には、仕事や家事、、遊びに至るまで、化学の力に支えられていることがたくさんある。例えばパソコンやUSBメモリには欠かせない半導体は、ケイ素に微量のヒ素やホウ素などを混ぜることでつくられている。

 最近の薄型テレビには液晶、偏光板、カラーフィルター、表面フィルムなど実に多彩な科学技術が詰め込まれている。またブルーレイやDVDの直径は12cm、厚さは1.2mm。レーザービームの照射と反射で記録・再生する。基盤に使われるポリカーボネート樹脂、記録層には有機色素や記録層を保護する樹脂など、さまざまな化学製品が使われている。

 食品では、調味料になるアミノ酸などや甘味料のオリゴ糖やキシリトール、アイスクリームやマヨネーズには乳化剤がつかわれている。衣料の分野では19世紀のレーヨンに始まり、ナイロンやポリエステル、アクリルなど多くの化学繊維が開発されている。

 有機化合物であるプラスチックは、軽くて柔らかく、可塑性に富み、さまざまなものに使われている。こうしてみると、化学製品なしでは私たちの生活は1日も成り立たない。

 マリー・キュリー
 国際化学年は、フランス人物理学者のマリー・キュリーがラジウムとポロニウムの発見で、1911年にノーベル化学賞を受賞してから100周年に当たる。伝説の人、マリー・キュリーはノーベル賞を2回受賞した最初の女性で、1903年は夫のピエール・キュリーと共同受賞した。彼女はロンドン王立協会から科学分野で卓越した業績を挙げた科学者に毎年贈られるデービーメダルを受賞した最初の女性(1903年)でもある。

 マリー・キュリー(Marie Curie, 1867年11月7日 - 1934年7月4日)は、現在のポーランド(ポーランド立憲王国)出身の物理学者・化学者。ワルシャワ生まれ。キュリー夫人(Madame Curie)として有名である。放射線の研究で、1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞し、パリ大学初の女性教授職に就任した。放射能 (radioactivity) という用語は彼女の発案による。

 マリー・キュリーはソルボンヌ大学の教壇に女性として初めて立った。第1次世界大戦中、負傷兵を救護するため、移動レントゲン班を組織した。その業績と手本のおかげで、大勢の女性たちがフランスはもとより世界中で、科学者の道を歩むようになった。キュリー夫人の長女イレーヌも1935年にノーベル化学賞を、夫のフレデリック・ジョリオとともに受賞している。

 国際化学年イベント予定
 5月 14日 大人のための化学実験教室(あと3回程度実施)
 5月18日 第16回JPIJS若手研究者のためのポスターセッション
 5月22-26日 IUPAC2011国際分析科学会議(ICAS2011)
 6月 2-3日 第11回グリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC) シンポジウム
 6月3-15日 STNユーザーミーティング
 6月10日 市民公開講座「第89回分子科学フォーラム」
 6月11日 第13回近畿地区化学教育研究発表会 ---- 化学への招待 高等学校出前講演会(6~12月のいずれかの日)
 7月 2-3日 化学史研究発表会(年会) 15および22日 岐阜市生涯学習センター主催講座「マリー・キュリーの挑戦~科学・戦争・そして革命~」
 7月29-31日 夢化学21 夏休み子供化学実験ショー
 7月30日 東京大学理学部化学科「化学教室」発祥150周年記念事業
 8月 20日 化学史研修会
 9月 11,15日 小中高校生を対象とした化学講座
 9月12-14日 第5回バイオ関連化学シンポジウム
 9月27日 日本分析化学会第60年会公開シンポジウム「宇宙を探る分析化学」 ---- 化学切手シートの発行と化学切手展(秋の数日間)
11月16-18日 INCHEM TOKYO 2011
通年 2010年12月~ 化学人材育成プログラム

参考HP 国際化学年http://www.chemistry2011.org/ 日本委員会http://www.iyc2011.jp/index.html

化学―基本の考え方を中心に
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東京化学同人

岡野の化学をはじめからていねいに―大学受験化学 (無機・有機化学編) (東進ブックス―気鋭の講師)
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