科学大好き!アイラブサイエンス!最近気になる科学の疑問を、やさしく解説!毎日3分読むだけで、みるみる科学がわかる!
自然食品・健康食品の通販なら 美味しいチーズは、ナチュラルチーズ専門店!

 はやぶさのサンプル分析
 
はやぶさ(MUSES-C)は、2003年5月9日13時29分25秒(日本標準時、以下同様)に宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機で、ひてん、はるかに続くMUSESシリーズ3番目の工学実験機である。 イオンエンジンの実証試験を行いながら、2005年夏にアポロ群の小惑星 (25143) イトカワに到達し、その表面を詳しく観測してサンプル採集を試みた後、2010年6月13日22時51分、60億kmの旅を終え、地球に大気圏再突入した。地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンは、世界初であった。

 持ち帰ったサンプルは、昨年11月16日までにA室内から微粒子が約1,500個が回収され、分析の結果、岩石質であった。回収された微粒子の組成が地球上の岩石と異なり、隕石の組成や観測データから推定されたイトカワ表面の組成と一致したことなどから、大部分がイトカワ起源と判断された。分析はその後も続けられている。粒子の初期分析は2011年1月に開始された。3月にはアメリカで開かれた第42回月惑星科学会議で中間報告が発表された。

 今回、北海道大学などが、小惑星イトカワが太陽系の誕生から約600万年以上たった後に誕生した可能性が高いことを報告した。微粒子の表面には、クレーター状の微小な穴が複数存在することも判明。太陽系の環境を理解するうえで重要な成果で、千葉市で開かれている日本地球惑星科学連合大会で5月26日、発表した。

Itokawa_Sample

 直径0.1ミリ・メートル前後のイトカワの微粒子を詳しく調べた結果、この微粒子には、太陽系が生まれた45億6800万年前に存在したアルミニウムの同位体がわずかしか含まれていないことが判明。こうした理由から、イトカワは太陽系の誕生から、少なくとも約600万年たってから誕生したと推定した。(2011年5月27日03時03分  読売新聞)

 

 これまでの初期分析の結果
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器からの微粒子の採集とカタログ化を進めている。

 その一環として、サンプルキャッチャーA室から回収された微粒子の中で電子顕微鏡観察により岩石質と同定した微粒子の初期分析を実施中だ。この度、その一部の結果(中間結果)を米国で開催中の第42回月惑星科学会議で発表した。

 1月下旬より開始された「はやぶさ」カプセル内の微粒子(50個程度)の初期分析の結果、以下の事実が明らかになった。

1.岩石質と同定された微粒子(0.03~0.1 mm)の3次元構造ならびに主要元素組成、酸素同位体比の分析結果により得られた物質科学的特徴は特定種の石質隕石の特徴と合致する。
2.宇宙風化作用の痕跡ならびに希ガスの分析結果から、微粒子はイトカワ表面に由来する事が明らかにされた。
3.ひとつの岩石には複数の鉱物種が存在し、複雑な3次元構造をしている。
4.現在のところ、有機物の証拠は同定されていない。

 「はやぶさ2」2014年打ち上げ
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月12日、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」を2014年に打ち上げると発表した。目標は、地球と火星の間を周回する小惑星「1999JU3」。はやぶさが探査した小惑星イトカワとはタイプが異なり、有機物の存在が期待される。18年に到着し、周囲からの観測、表面の物質の採取後、2020年の地球帰還を目指す。

 「1999JU3」は、直径約920メートルと分かっているが、形状は不明。このため、はやぶさ2は1年半かけて観測し、実態を探る。また、地中の物質を採取するため、小惑星表面にクレーターを人工的に作り、試料採取に挑戦する。JAXAは「生命の基になった有機物が存在している可能性があり、試料を持ち帰り、生命の起源に迫りたい」としている。(毎日新聞 2011年5月13日)

 米国版「はやぶさ」2016年打ち上げ
 米航空宇宙局(NASA)は5月25日、小惑星に接近して試料を持ち帰る探査機「オシリス・レックス」を2016年に打ち上げると発表した。日本の小惑星探査機「はやぶさ」の米国版にあたる。

 発表によると、探査機は20年に「1999RQ36」と呼ばれる小惑星に到着して試料を採取。小惑星の表面に金属球をぶつけて微粒子を舞い上がらせて採取する設計だった「はやぶさ」と異なり、ロボットアームを伸ばして50グラム以上を採取する予定だ。試料はカプセルに入れ、23年に米ユタ州の砂漠に投下させる。

 今回の探査は、太陽からの光の影響で小惑星の軌道が変わる現象を調べ、地球に衝突する恐れのある小惑星の軌道の正確な予測にも役立たせる。(asahi.com 2011年5月26日) 

参考HP JAXA はやぶさカプセル内の微粒子の初期分析の中間結果

 

小惑星探査機 はやぶさの大冒険
クリエーター情報なし
マガジンハウス
大人の超合金 小惑星探査機 はやぶさ (初回特典付き)
クリエーター情報なし
バンダイ

 ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ   ←One Click please