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 脂肪肝が糖尿病に関係
 テレビ朝日「たけしのみんなの家庭の医学コミコミクリニック」は身近な健康問題についてわかりやすく説明してくれる番組だ。2011年6月28日放送の「家庭でできる!内臓若返りスペシャル」は、脂肪肝についてや、腸内環境をよくする秘訣などについて知ることができた。

 身近なタレントの健康状態が手に取るようにわかってしまうのも見所の1つだ。桂三度さんが不健康なのはわかるが、乙葉さんの腸内環境が悪いのは意外だった。

 M・Yさん(51・女性)は若いときは抜群のスタイルを誇っていたが、子供が生まれ甘いものを食べる機会が多くなった。気がつけば体重は90kgに!ある日風邪をひいて病院に行くと血液検査を進められた。すると血糖値に異常があった。肝臓の検査をすると何と脂肪肝になっていた。

Fatty_liver_disease

 脂肪肝というとアルコールを思い出すが、実は糖分のとりすぎでも起きる。とりすぎた糖分は脂肪に変えられ、皮下脂肪内臓脂肪になる。しかし、それでも多くなると今度は肝臓に溜まり出す。しかもその脂肪は、肝細胞の中でできるので肝細胞が死んでしまうのだ。こうなってくると肝臓は黄色っぽくなり脂肪肝になってしまう。

 脂肪肝は糖分をエネルギーに変える、インスリンのはたらきを阻害する物質を出す。するとさらにインスリンを出そうとする膵臓が疲弊してくる。こうなると糖尿病になってしまう。

 果たして、M・Yさんは立ち直ることができるのだろうか?

 「小分けダイエット」で健康に
 M・Yさんを治療したのは、東京医科大学病院の副院長の小田原雅人先生。先生は患者さんに「小分けダイエット」を勧めている。

 「小分けダイエット」って、食べるのを小分けにすること?そう、その通り。それ以外に、運動も少しずつ小分けにするダイエット法だ。聞いてみて、なるほど無理のないダイエットだなと思った。

 なにしろ3食の食べる量は変えなくてよい。問題は間食なので、食事と食時の間には、野菜を食べるようにする。そして、運動は食後に10分ウォーキングするだけ。これでO.K。M・Yさん25kgの減量に成功した。

 漫画家の宮田登さんも小分けダイエットに挑戦!145kgも体重があって、医師の診断は脂肪肝。そこで、いつもたっぷり食べていた間食のせんべいや牛丼などをやめ、全部、野菜にした。奥さんも飽きないように、野菜にいろいろな味付けをしてくれた。そして食後には10分ウォーキング

 朝・昼・晩の三食はいつも通りたっぷり。こんなことで減量できるの?宮田さんも半信半疑だった。ところが、わずか1週間後に体重を測定したところ3.6kg減。内臓脂肪は1割も減っていた。食事も運動も無理をしなくてよい「小分けダイエット」、意志の弱い方にはお勧めだ。

 長寿の村、棡原(ゆずりはら)
 もう一つ、今回の番組で面白かったのは、「腸を若返らせるゴールデンタイム」がある。という情報だった。

 山梨県上野原市の棡原(ゆずりはら)は昔から長寿の村として知られている。今は村はないが、ここに住むお年寄りは元気だ。東大の研究班の調査で、長寿の要因は腸内環境の良さにあると判明!

 何で、ここの人たちは長生きなのか?腸内環境を知るにはその便のにおいを調べるとよいそうだ。よく「腸の調子が悪いとおならが臭い」というがそれは本当。棡原の人たちのトイレの後のにおいを計測させていただいた。すると便が臭くないのだ。これは、小さい子からお年寄までみな同じであった。いったいなぜだろう?

 番組は棡原の老夫婦の1日を密着取材。食べているものを拝見した。野菜の煮物など3食に食物繊維がたっぷり入った食事。でもそれなら、我が家でもとっていそう。仕事は農業。棡原は傾斜地に畑があり、畑仕事をすると、これは運動になりそうだ。そして9時20分には就寝。早寝早起き健康的な生活だ。

 この老夫婦の腸内の乳酸菌を調べたところ、同年代の平均に比べて13倍も多かった。また、通常の人が持っている腐敗産物がまったく検出されなかった。食物繊維と適度な運動ならよく聞く話。それだけで、腸内環境がよくなるのだろうか?

 腸のゴールデンタイム
 このVTRを見た腸内環境がご専門の、順天堂大学医学部の小林弘幸教授は、食物繊維と運動だけではないという。教授が指摘したのは腸の血流量

 腸内環境を整えるにはまず、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にしてあげる必要がある。これが便をスムーズに排泄する。その鍵を握るのが毛細血管の血流量。腸の毛細血管の血流量がよい人は、全身の末端部の血流もよい。さきほどの老夫婦の血流量を測ったら、何と2人とも一般の人の平均値を上回っていた。それも24時間。

 特にお二人の血流量がよくなるのは夕食後2~3時間が経ってから。この時間を過ぎると腸の血流量はどんどん低下する。この時間こそ腸にとって大切だと小林教授は指摘。この時間を腸のゴールデンタイムという。この時間に寝ることで、蠕動運動がしっかり行われ、朝の便の準備をしてくれるという。

 早寝早起きは健康によいと、昔からよく言われていたが、血流量が違ったのだ。私は生まれつき血流が悪いと思っていたが、不規則な生活に原因があり、反省しきりであった。これからは少しずつ健康的な生活を取り戻したいと思う。

参考HP コミコミクリニックみんなの家庭の医学 家庭でできる!内臓若返りスペシャル

免疫力を高める! 快腸・快便100のコツ―腸が健康になれば、全身の免疫力が大幅にUP!
クリエーター情報なし
主婦の友社
腸内環境を変えるだけで驚くほど健康になる!
クリエーター情報なし
サンマーク出版

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