科学大好き!アイラブサイエンス!最近気になる科学の疑問を、やさしく解説!毎日3分読むだけで、みるみる科学がわかる!
 中国鉄道事故の実態
 国が違えば、考え方も違うというが、7月23日に起きた、中国浙江省温州市の高速鉄道の列車追突事故には驚いた。まず、中国当局は7月25日までに高架橋から落下した追突車両の最前部を破壊し現場付近に埋めた。同日午前、落下した別の車両の解体作業も始めた。インターネット上では「事故原因の隠蔽ではないのか」との批判が高まった。

 次に、「すでに生命反応はない」と当局が断定して救助作業を打ち切った後の解体撤去中に、車両から女児が事故から約20時間後に救出された情報がネット上で広がり、「人命軽視もはなはだしい」と厳しく非難する声が上がった。生命尊重の救出活動をしたとはいえない状況だ。

 そして、中国鉄道当局は7月25日午前、事故で不通となっていた同省寧波-温州間の営業運転を早くも再開した。原因究明、生命尊重の事故調査をしたとはとても言い難い。とにかく事故をはやく処理し、何事もなくことを済ませよう...という印象が強い。

CRH380A

 さらに、中国当局は26日、高架からの落下後、現場付近に埋めた追突側の先頭車両の残骸を掘り起こし、地上に残っていた5両とともに搬出する作業を行った。事故車両を埋めたことが、「証拠隠滅だ」と批判されたことを受けて、慎重に原因調査する姿勢をみせたようだ。

 幕引きを急ぐ中国政府
 幕引きを急ぐ中国政府の次の一手は、平均年収の15倍もの多額の賠償金だった。地元政府側と死者1人の遺族の賠償協議が行われ、50万元(約600万円)の賠償金支払いで合意したと報じた。そして早期合意に応じた遺族には奨励金も払うという。このやり方について、怒りを募らせている遺族も多い。

 高速鉄道事故で妻と娘を同時に失い、当局を激しく攻撃する言動を香港メディアに繰り返していた男性(32)が当局との賠償協議の後、27日に「私は無力だ。残された家族に危害が加えられる恐れがある」などとして取材を回避したという。当局は賠償を“アメ”としながら、言動抑圧など“ムチ”も打ち始めた可能性が指摘されている。

 中国高速鉄道事故の報道を列挙し、つなげてみると、中国政府の対応に驚かされる人も多いのではないだろうか。そこにあるのは、国家の方針だけで、個人の自由は制限され、人権尊重の欠片を感じられるものはない。

 国家方針のハッキリした中国、方針のない日本
 「中国は大陸国家だから、スケールが大きい。細かいことは気にしないんだ。」「それが中国なんだ。まだ中国は政治の実験段階にあるのだ。」などという人がいたら考え直してほしい。発展途上国ならば、まだ許されるだろう。しかし、今や中国は世界第2位の経済大国である。世界第2位の軍事予算をつぎ込み、核兵器を持ち、軍備を拡大し続けている。日本やフィリピン、ベトナムなどを相手に国境紛争を起こそうとしているのも明らかだ。

 中国政府が自分の国民を文明実験の犠牲にするのはけっこうだが、周辺諸国の国民まで犠牲にされるのは、たまったものではない。私は日本が、中国のようになったり、中国の属国になるのは反対だ。理由は自由が制限されるから。たとえどんな理由があろうとも、自由が少しでも制限されるなら反対だ。

 それにしても日本が心配だ。政府は、もっと国防の方針をしっかり打ち出して、国を守る姿勢を見せてほしい。そうすれば、国民も一致団結して、国を発展させる方向にがんばろうとするであろう。それをあやふやにするから、国民は政治に嫌気がさしているのだと思う。

 中国高速鉄道
 中国の高速鉄道網は、高速化された在来線、高速鉄道用の新線とリニアモーターカーからなっている。幹線での高速列車の運営は、2007年4月の中国国鉄によるCRH型車両導入により開始された。動車組や和諧号の名称で呼ばれ、中国では最優等列車となっている。 

 中国鉄道部によると2010年12月の時点で、中国には世界一長い8,358kmの高速鉄道網があり、そのうちの2,197kmは世界最高の営業速度である350km/hに対応している。2007年には237,000人であった一日当たりの平均利用者数は、2008年には349,000人、2009年には492,000人、2010年には796,000人と増加していて、2007年4月からの輸送実績は6億人に達している。

 2011年1月に国際鉄道連合が発表した統計では中国の営業中の高速鉄道は4,175kmである。日本は1964年に東海道新幹線を開業させて以来、高速鉄道の総延長距離では40年以上にわたり世界をリードしてきたが、2009年に中国に追い抜かれた。

 近年、中国では高速鉄道路線の建設が盛んで、世界的不況の対策として2008年に決まった、2010年末までの内需拡大のための公共投資策でも積極的に支出されたほか、中央でも地方政府でも重要政策の一つとして扱われ、各地で建設が進められている。2010年時点で30,000km以上の建設中区間があり、また2011年には建設に7000億元の投資をして、高速鉄道網は2011年末には13,073km、2015年末には25,000kmに達する計画である。(Wikipedia)

 中国高速鉄道CRH2型
 中国高速鉄道CRH2型電車とは、中華人民共和国鉄道部(中国国鉄)が第6次在来線スピードアップのために日本の川崎重工業車両カンパニーから購入した高速鉄道車両である。日本のE2系1000番台新幹線電車がベースになっている。新幹線車両の日本国外への輸出は、台湾高速鉄道の700T型に次ぐものである。

 愛称は子弾頭(子弾=弾丸の意)。なお、外国からの技術移転を基にライセンス生産されている全てのCRH車両は「和諧号」(和諧=調和の意)と呼ばれている。中華人民共和国側は当初、CRHを自国製の高速鉄道車両としてアピールしていくと発表した。これは、中華人民共和国側の車両購入条件として“中華人民共和国へのブラックボックスのない完全な技術供与”があり、その技術も含めた購入のため、「自国の技術」と言い換えることができるためである。

 この車両販売に際しては、1.中華人民共和国へ全ての技術供与をしなければならない→中華人民共和国への技術流出が懸念される。 2.技術供与により次回受注が発生しない可能性がある→日本への継続的な利益が見込めない。 3.本来、新幹線とは地上設備等も含めた総合システムであるが、そのうちの車両のみを販売しなければならない→安全の保証ができない 等を問題として、台湾高速鉄道の受注を行った東海旅客鉄道(JR東海)が参加を見送り、逆に積極的だった東日本旅客鉄道(JR東日本)のE2系ベースの車両が納入された経緯がある。

 世界最速となる380km/hで運転される京滬高速鉄道の建設は2008年4月18日に始まった。同じ2008年、科学技術部と鉄道部は「中国の独自の高速鉄道技術の進歩に関する共同計画」に合意し、鉄道部はCRH380A型、CRH380B型、CRH380C型の3種類の380km/h運転可能な次世代CRH型車両の開発を決めた。2010年10月26日に開業、2011年現在世界最速の350km/hで営業運転している。(Wikipedia)

参考HP Wikipedia 中国高速鉄道CRH 中国高速鉄道

世界の高速列車 (地球の歩き方)
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社
中国が世界に知られたくない不都合な真実
クリエーター情報なし
青春出版社

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ   ←One Click please