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 日本最大級のメガソーラーオープン
 東京電力が川崎市の臨海部に建設している日本最大級のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が運転を開始するのを前に、同市が8月5日、現地で見学会を開いた。

 東電と市が共同で事業を進め、川崎区の浮島と扇島の2カ所(敷地面積計約34ヘクタール)に約10万枚のパネルを敷き詰める。合計出力は約2万キロワット。年間の発電量は推定約2110万キロワット時で一般家庭約5900世帯分の電力がまかなえるという。

 浮島は今月中旬に、扇島は12月に稼働予定。隣接地に6日開館する市の環境学習施設「かわさきエコ暮らし未来館」では、メガソーラー見学ツアーを開催。月曜休館。問い合わせは同館(044・223・8869)へ。(毎日新聞 2011年8月5日)

Soler power_Solar thermal energy

 「 かわさきエコ暮らし未来館」は、地球温暖化、再生可能エネルギー、資源循環の3つのテーマを中心に、 環境を守るためにはどうしたらよいのかを具体的に体験しながら楽しく学べる施設だ。屋上からメガソーラーを一望できる。

 入場料は無料、開館時間 9:00~16:30まで (入場は16:00まで)。休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日が休館日)、年末年始:12月29日~1月3日まで(※設備点検の為、臨時休館とする場合がある)。

 メガソーラー展望スペースのツアーを実施するそうだ。希望する人は1階のガイダンスゾーン受付前に集合。(先着30名)
 平日は、1.11:20~12:00、2.14:00~14:40 の2回、休日は、1.9:30~10:10、2.11:00~11:40、3.13:30~14:10、4.15:00~15:40の 4回ある。(※荒天時は中止になる場合もある。)ぜひ、家族で訪問したい。

 ソフトバンクの孫社長 メガソーラー子会社設立へ
 メガソーラーといえば、ソフトバンクの孫正義社長は5月26日、2、3カ月以内にメガソーラー(大規模太陽光発電所)の運営子会社を設立し、年内にメガソーラーの建設に着手する考えを明らかにしている。大阪市内で開かれた関西広域連合の委員会に出席し、終了後に記者団に答えた。

 メガソーラー子会社の名称や資本金は未定だが、ソフトバンクが中心に出資し、社長は孫氏が務める。委員会では、ソフトバンクと19都県が7月に設立する予定の「自然エネルギー協議会」に、関西広域連合が参加することも決まった。参加道府県は計26になる。

 孫氏はメガソーラー子会社との役割分担について「協議会は政策提言や送電網の接続などの共通問題で電力会社に申し入れをしていく」と述べた。建設用地については「関西を含め、すでに各県から用地の案が持ち込まれてワクワクしている」と発言。子会社の収益が上がった場合は、ソフトバンクの本業と切り離し、自然エネルギー事業だけに還元するという。電力会社に対しては「送電網に自然エネルギーを優先して接続する発想の転換が必要だ」と主張した。(産経news 2011.5.26)

 メガソーラー発電計画
 メガソーラー発電計画は新エネルギーとしてもっとも注目されている太陽光発電を、さらに普及・拡充していくために、2020年度までに全国約30地点(電力会社10社合計)で約14万kWの太陽光発電設備を設置する計画である。

 太陽光という再生可能エネルギーを最大限活用する新しいタイプの発電所。 メガソーラー発電とは電気事業者が進めている大規模な太陽光発電。一般家庭の屋根や屋上などに取り付けられている太陽光発電は、おおむね2kWから4kW程度の発電能力だが、これを大規模にして、1ヵ所で1,000kW~20,000kWという発電能力を持つ発電所を建設する。

 メガソーラー発電の建設計画では、2010年10月までに約10万kW規模のメガソーラー建設の計画を公表している。14万kWのメガソーラー発電の年間発電量(約1億5,000万kWh)は、約4万軒分の家庭の電気使用量に相当。約7万トンのCO2排出量削減に貢献する。ただし、14万kWのメガソーラー発電建設には、約400万㎡(甲子園球場のグラウンドの約270倍)の広大な用地が必要となる。(電気事業連合会)

 太陽熱発電
 太陽熱発電は、太陽光を太陽炉で集光して汽力発電やスターリングエンジンの熱源として利用する発電方法である。太陽光発電よりも導入費用が安いほか蓄熱により24時間の発電が可能である。燃料を用いないため燃料費がかからないほか二酸化炭素を排出しない。

 太陽電池で発電を行う太陽光発電と異なり、太陽熱発電は太陽光をレンズや反射鏡を用いた太陽炉で集光することで汽力発電の熱源として利用する発電方法である。太陽光がエネルギー源のため今後数十億年に渡り資源の枯渇のおそれがない再生可能エネルギー利用の発電方法である。燃料を用いないため二酸化炭素などの温室効果ガスを排出せず、燃料費が不要であるため運転にかかる費用を低く抑えられ、有毒ガスの発生や燃料費高騰によるコスト上昇のリスクもない。

 太陽光発電に比べて、高コストな太陽電池を使う必要がない、太陽電池より反射鏡のほうが製造・保守の面で有利、エネルギー密度が低い自然エネルギーを利用するのにも関わらずエネルギーの集中が可能、蓄熱により発電量の変動を抑えることが可能で夜間でも稼働できる、発電以外にも熱自体を利用することが可能、火力発電との共用が可能など種々の利点がある。太陽エネルギーを利用するにもかかわらず、再生可能エネルギー特有の欠点をある程度克服することが可能である。

 夜間でも稼働できる反面、昼間の曇天・雨天には効率が悪くなる。さらに、夏至・冬至の昼間の差が大きい高緯度地域には向かない。そのため、低緯度の乾燥地域での建設が有効である。また、太陽光発電と異なりスケールメリットが効くため、施設を大規模にするのが好ましい。循環系を充分に密閉できれば宇宙空間での稼働も可能である。

 太陽熱発電に対する注目は、砂漠を持ち広大な面積を有する国で高い。陸地が限られ利用上の競合が多い日本ではあまり適さない発電方式である。(Wikipedia)

参考HP 川崎エコ暮らし未来館 電気事業連合会 メガソーラー発電計画

太陽熱エネルギー革命 (日経プレミアシリーズ)
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社
もっとくわしく知りたい太陽光発電のすべて (NEWTONムック)
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ニュートンプレス
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米国PowerFilm社

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