漢方薬「人肉カプセル」

 8月1日の夕方、お茶の間に驚くべきニュースが流れてきた。ANNニュースで、死んだ幼児で作った中国産「人肉カプセル」が韓国に流通していたというのだ。死んだ赤ん坊の人肉を材料にした粉末カプセル、いわゆる「人肉カプセル」が中国で製造され、韓国に「最高の滋養強壮剤」として販売されていたことが分かった。

 韓国SBSの報道番組「それが知りたい」の取材陣は、「人肉カプセル」の正体を確かめるべく中国を訪問。薬剤師や病院関係者への聞き込みを開始し、カプセルと関係している業者から話を聞くことができた。それによると、一部の病院では医師と看護師が組織的に関わる形で、胎盤や死んだ赤ん坊をブローカーに販売していた。取引の裏では大金が動いているという。

 買い取られた遺体は冷蔵庫に保管されたのち、まるで漢方薬を作るかのごとく、乾燥させ粉末状にし、カプセルに詰め込まれていた。作業は薬を調合するための専門的な場所ではなく、一般的な家。できあがったカプセルはブローカーによって韓国に流入し、薬剤市場で中国の現地価格より数十倍の値で密売されていた。

Cannibalism

 あまりにも衝撃的な内容に、本当に「人肉なの?」と疑ってしまうところだが、関税庁と国立科学捜査研究所が成分を分析した結果によると、DNAが99.7%人間のものと一致したという。さらに性別も判明し、カプセルの中からは毛髪も多数発見された。現在、関税庁はカプセルを購入した人物へ話を聞き、流通経路についても調査を行っている。

 「人肉カプセル」の効能について、専門家は「妊婦や赤ん坊の健康状態が分からない状 態で製造されているため、むしろ人体に害を与える可能性もある。そもそも期待されているような効果もない」と断言。韓国のネット上では、「うわさだと思っていたのに本当に存在するとは」「誰がこんなものを買うんだ。韓国人として恥ずかしい」「購入者は地獄に堕ちろ」などと驚愕する声が集まっている。しかし、需要がなければ販売もされないはず。「最高の滋養強壮剤」として売られている。 (ガシェット通信)

 中国産の人肉カプセル密売
 「人肉カプセル」なんて本当だろうか?半信半疑で検索してみると、このニュースは7月21日に産経新聞で取りあげられていた。それによると…。 

 韓国の有力月刊誌「新東亜」8月号は、死産した赤ん坊や生後1~2カ月の乳児の人肉からつくられた粉末入りのカプセルが中国から韓国に流入し、ソウルの薬剤市場でひそかに売られていると報じた。韓国関税庁が近く検察当局に捜査を要請する予定という。

 同誌によると、今年初めに寄せられた情報を基に、中国現地で韓国に流入しているのと同じカプセルを同誌が入手。関税庁の協力を得て国立科学捜査研究所で成分分析を行った結果、遺伝子情報が人間のものと99%一致した。材料となる乳児の遺体などは、ブローカーが吉林省延辺朝鮮族自治州図們市の病院から買い取っている。

 同誌の取材では、ソウルの薬剤市場に持ち込まれたカプセルは、大病を患った人に効く妙薬として100個当たり70万~80万ウォン(約5万2千~6万円)で密売されているという。(産経ニュース 2011.7.21)

 それだけではない、さらに検索するとにわかには信じがたいことだが、中国には人肉を食べる食文化が現存しているという。 近野滋之氏のブログによると…。

 中国の人肉食文化
 「中国人は、空を飛ぶものは飛行機以外、脚のあるものは椅子以外は何でも食べる」と言われている。日本では、飢餓状態に追い込まれて生きるために、死んだ人の肉を食べざるを得なかったという歴史の記録はあるが、中国では、文化として唐の時代から20世紀まで、平時でも人肉を食べる「人肉食文化」があった。

 世界中に「人肉食文化」は存在する。だが中国人は違う。あきらかに人肉を食べることを楽しんできた。人肉食、人相食、夫食婦、婦食夫、易子而食(親がお互いに子供を交換して食べる)こういう記録が中国の史書の随所に見いだされる。あの春秋戦国の覇王桓公は子供の丸蒸しを料理として賞味した。

 1984年、台湾近郊で炭鉱事故がおこり、ただ一人生き残った炭坑夫は生き残るために人肉を食べた。 そして「息の切わた人間の肉はおいしくない。やはり生きている人間の肉はうまかった」と発言して大きなニュースになった。

 人を食べたからではない。どれが美味しかったという点でだ。それについて台湾大学の教授が人肉と牛肉と豚肉のいずれが、より栄養価が高くうまいかを新聞紙上でコメントした。このことは如実に中国の社会常識として現在でも人肉は食用たりうることを物語っている。(封神演義 安能 務氏より) つまり中国にとって人間を食べるという行為は飢餓をしのぐのためではなく、食文化の一つなのだ。(近野滋之氏のブログ)

 最近でも、一人っ子政策の影響で、二人目が妊娠したときには中絶して、その肉を身内が食べたり、業者に売り渡したりすることがあったそうだ。現代では法律で禁止されているそうだが、まだ、地方などでは死んだ胎児を食べることがあるという?少なくとも、今回、「人肉カプセル」の商品として取引されていることが明らかになった。食文化や貧困などを考慮しても人権という観点で許されるのだろうか?

 我が国の民法は人が人としてあり続ける時間を「出生から死亡まで、但し胎児を含む」としている。従って死者は所有権の「客体」であっても「主体」とは成り得ないとの立場である。だからといって、死んだ胎児を食べたり、薬にするというのはどうなのだろうか?

 我が国のイルカを食べる文化について、グリーンピースなどの環境保護団体は、地元民のすぐ近くに来て、執拗な抗議を続けているが、彼らはこの「人肉カプセル」を知ったら、驚愕するに違いない。同じ「ホ乳類」である「イルカ」や「クジラ」を食べるどころか、同じ「人類」を食べるのだから…。

 日本のカニバリズム
 食人は、カニバリズムと言って、世界中で過去に多数の記録が残っている。もちろん日本にも存在する。

 日本の食人風習については、田中香涯「我国に於ける食人の風習」、南方熊楠「日本の記録に見る食人の形跡」などの論考に詳しい。日本には綏靖天皇が七人の人を喰ったという故事(『神道集』)をはじめとして、伝説の酒呑童子説話中の源頼光一行や、安達原の鬼婆の家に立ち寄った旅人等、説話にカニバリズムが散見される。

 最近では、太平洋戦争中に起こった人肉食事件(通称ひかりごけ事件)は日本中を揺るがす大問題に発展した。 太平洋戦線の島嶼等(インパール・ニューギニア・フィリピン・ガダルカナル等)でも、補給の途絶に伴って大規模な飢餓が発生し、しばしば死者の肉を食べる事態が発生した。

 1944年12月にニューギニア戦線の日本軍第十八軍は「友軍兵の屍肉を食す事を罰する」と布告し、これに反して餓死者を食べた4名が銃殺されたという。奥崎謙三は映画「ゆきゆきて、神軍」で、上官が部下を処刑して糧食にしたと主張している。また、ミンダナオでは1946年から1947年にかけて残留日本兵が現地人を捕食したとの証言があり、マニラ公文書館に記録されている。

 なお連合軍兵士に対する人肉食もあったとされるが、多くが飢餓による緊急避難を考慮され、戦犯として裁かれることはなかった。ただし、殺害した米軍捕虜の肉を酒宴に供した小笠原事件(父島事件)は、関係者がBC級戦犯として処刑されている。罪状は捕虜殺害と死体損壊であった。

 中国のカニバリズム
 中国でも、過去には飢饉や孝行、薬用、戦争、儀礼などでカニバリズムが行われたとされ、文献にも記されている。それぞれの意図については前項「社会的行為としてのカニバリズム 」も参照のこと。

 古くは『韓非子』に「紂為肉圃、設炮烙、登糟丘、臨酒池、翼侯炙(あぶり肉)、鬼侯臘(干し肉)、梅伯醢(塩漬け肉)」という記述が見られる。この「醢(かい)」なる言葉は塩漬け全般を指す語でもあり、獣肉の料理を指すこともあれば、見せしめのために塩で防腐した遺体を指すこともあり、必ずしも人肉食を指さない。

 黄文雄は食人の記録から、中国人は「人食い人種」であり、「食人文化は、中国四千年の歴史を貫く伝統」であるとし、また、孔子が人肉好きだったとする。

 近代では、文化大革命時にも粛清という名目で人肉食が広西等で白昼堂々と行われていたという報告がある。

 なお現在の中国では食人はタブーとされており、違法である。堕胎された胎児などを食べる文化が現存するとの指摘もあるが、トリック写真やパフォーマンスの一部だと判明した事例も多い。香港やマカオでもしばしば食人事件が噂され、盛んに作品に翻案された。香港映画『八仙飯店之人肉饅頭』はその一例である(実際の八仙飯店殺人事件では、被害者十名の胴体が発見できなかったに留まり、人肉食は立証されていない)。

 また2008年には香港でもこの映画を思わせる事件が発生した。少女を殺害し、遺体を切り刻み肉と内臓をミンチ機で細切りにしトイレに破棄し、手足の骨は肉屋の店頭に並べたという。

 朝鮮のカニバリズム
 朝鮮半島でも食人文化は見られ、「断指」「割股」という形で統一新羅時代から李氏朝鮮時代まで続いている。孝行という形以外で直接的に人肉を薬にすることに付いては比較的遅くに見られ、李氏朝鮮の中宗21年の数年前(1520年代)から広まっており、宣祖9年6月(1575年)には生きた人間を殺し生肝を取り出して売りさばいた罪で多数捕縛されたことが『朝鮮王朝実録』に記載されている。

 また、韓国独立運動家の金九は自身のももの肉を切り、病気の父に食べさせている。この民俗医療の風習は、元々梅毒の治療のために行われたと推察できるが、後にこれらの病に留まらず不治の病全般に行われる様になり、植民地時代の昭和初期に至っても朝鮮・日本の新聞の記事の中にも長患いの夫に自分の子供を殺して生肝を食べさせる事件やハンセン病を治すために子供を山に連れて行き殺し、生肝を抜くという行為が散見される。

 ただしこの時代の朝鮮人社会でも、すでにこのような"薬"としての人肉食は前近代的で非科学的な奇習と考えられているようになっており、一般的ではなくなっていた。当時の植民地朝鮮で施行された日本法でも禁止されている。(Wikipedia)

参考HP ガシェット通信  死んだ幼児で作った中国産人肉カプセル
近野滋之氏のブログ
人肉カプセル、韓国で売買

カニバリズム―最後のタブー
クリエーター情報なし
青弓社
ヒトはなぜヒトを食べたか―生態人類学から見た文化の起源 (ハヤカワ文庫―ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
クリエーター情報なし
早川書房

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