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 増加止まらぬインフルエンザ 目立つ太平洋側、東海での感染 
 日本海側が記録的大雪で、被害が続出しているのに対し、太平洋側は晴れて乾燥しているのに、被害が広がっている問題がある。それは何だろう?

 正解は、インフルエンザの流行だ。現在、増加が止まらない状態で、感染者数が増え続けている。特に太平洋側や東海、四国地方で目立っている。今年流行しているのがA香港型だ。

 患者の多い地域に共通しているのが、空気の乾燥や厳しい寒さだ。気象庁によると、1医療機関当たり59.31人の高知県では、26日までの30日間の降水量が高知市で平年比57%、49.79人の岐阜県では岐阜市で同44%と少雨が続いている。

α-glucan_R-1

 最も多い59.88人の福井県は、大雪の影響で降水量こそ少なくないが、26日までの30日間の平均気温は福井市で平年比0.7度低くなっている。

 ただ、国立感染症研究所は乾燥や寒さと感染の因果関係について、「流行は例年西日本から始まる。太平洋側は交通の便がよく、人が行き交うことで感染が広がりやすい」と否定的。一方で「寒かったり乾燥していたりすると、のどの粘膜が痛みやすくなることは関係しているかもしれない」と話した。

 また、「せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)感染を防ぐためにマスクを着用し、接触感染対策としては、手洗いをしっかり行ってほしい」と訴えている。(産経新聞 2012.1.27)

 インフルエンザに流行警報流・行注意報
 茨城県取手市の取手北相馬保健医療センター医師会病院(215床)は1月28日、入院患者25人と医師ら職員32人の計57人がインフルエンザに集団感染したと発表した。このうち90代の入院患者2人が死亡した。病院側は「インフルエンザ感染との因果関係は明らかではない」と説明している。院内感染は終息に向かっているという。(毎日新聞 2012年1月29日)

 神奈川県は1月26日、インフルエンザの流行注意報を発令した。今月16~22日の定点当たりの患者報告数が13.61と、注意報の指標となる「10」を超えたため。注意報の発令時期は例年並みだが、先週に出した流行開始の注意喚起(目安「1.0」)から1週間で注意報を発令するのは異例の早さ。

 県によると、病原体を調べる医療機関での9月からのウイルス検出状況を見ると、A香港型が46件で最も多く、B型が3件。新型は検出されていない。

 保健所の管内別の患者報告数は、茅ケ崎の20.73が最も高く、川崎(9.93)と足柄上(6.8)を除くすべての地域で10を超えていて、神奈川県では「注意報発令」が出されている。(毎日新聞 2012年1月26日)

 インフルエンザの流行の判断は、国立感染症研究所が全国の内科・小児科のある病院・診療所で定点調査を行い、公表している。1ヶ所あたり、平均1人の報告があれば流行開始とする。保健所ごとに基準値を設け患者数が一定数を超えると「注意報発令」や、大流行が発生または継続しているとみなし「警報レベルに達している」として発表される。

 マイタケ食べてインフル予防?!
 寒さが本格化し、鍋物がおいしい季節だ。魚や肉、野菜はもちろん、鍋に欠かせない人気食材といえば、マイタケ。このほど、その含有成分がインフルエンザウイルスに効力を発揮することが学会で報告された。マイタケに秘められたパワーを取材した。(谷内誠)

 マイタケに含まれる多糖類「α-グルカン」が、インフルエンザウイルスを抑制することを発見、10月に開催された日本食品免疫学会で発表したのは、富山大学薬学部の林京子講師。インフルエンザに感染したマウスに凍結乾燥させたマイタケから抽出・精製したα-グルカンを投与したところ、肺と気道のウイルスが減り、体重減少が抑制されたことが確認された。

 「α-グルカン」は、植物が蓄えるデンプン、動物が肝臓や筋肉に蓄えるグリコーゲンなど、自然界に多く存在する貯蔵多糖として知られている。マイタケα-グルカンも、マイタケが栄養として蓄える貯蔵多糖と考えられ、その機能性についてはあまり注目されてこなかった。しかし、今回の試験により、マイタケα-グルカンがインフルエンザに対する治療効果を持つことが実証され、単に貯蔵多糖とだけ考えられていたマイタケα-グルカンに、ヒトにとって有用な機能性があることを発見することができた。

 また、同時に実施した試験管内での評価では、マイタケα-グルカンに直接的な抗ウイルス活性を示さなかったことから、マイタケα-グルカンは生体内で免疫系に働きかけ、ウイルスに対する抵抗力を高めることによって治療効果を発揮すると考えられる。

 林講師は、「試験管内の実験では、α-グルカンの抗ウイルス性が観察されなかったのが、生体内では免疫系に働きかけ、ウイルスへの抵抗力を高めることが分かった。そのメカニズムの解明はこれからの研究だが、α-グルカンの有用性が証明された」と説明する。

 α-グルカンの大量抽出に成功し、林氏と共同研究を行ったのはマイタケ製造・販売最大手の「雪国まいたけ」。同社の本社工場(新潟県南魚沼市)では温度、湿度が管理され、菌の植え付けから2カ月半で収穫、出荷されている。(産経ニュース2011/12/16)

 今年のインフルエンザはR-1乳酸菌で防ぐ!発症率10分の1の町
 メインキャスターの小倉智昭が「火が付いても僕は知らないよ。これを見てスーパーに向かって走り出しているお母さんがもういるかもしれない」と苦笑した。インフルエンザが猛威を振るい始めている。東海地方を中心に患者が急増しており、東京都も昨日26日(2012年1月)、この冬初めてのインフルエンザ注意報を発令した。

 そんな中で、子供たちのインフルエンザ発症率が全国平均の10分の1以下という町がある。有田焼で有名な佐賀県・有田町だ。なぜ発症率が抑えられているのか。

 森本さやかリポーターは「佐賀県全体では幼稚園から中学校までで、すでに32校がインフルエンザによる休校となっています。でも、有田町は休校はゼロで、2699人いる園児や児童のうち、インフルエンザに感染しているのはわずか4人です」と伝えた。

 そこで、町内の幼稚園で園児たちに風邪をひかない秘密を訊ねると、口を揃えて「R-1を毎日飲んでいるから」という。R-1とは何か。有田共立病院の井上文夫院長は「もともとは呼吸器感染症を防ぐ乳酸菌でした。これがインフルエンザ予防にも効果があることがわかりました」と説明する。

 スーパーマーケットで担当者に聞くと、「昨秋頃から爆発的に売れ始めました。ケースで欲しいと言われるお客さんもいます」という。この乳酸菌の正式名称は1073R-1乳酸菌だ。なぜインフルエンザ予防に効果があるのか。順天堂大学の奥村康教授は「この乳酸菌は体内の異常細胞を破壊するナチュラルキラー細胞を活性化させ、免疫力を高める効果があります」と解説する。

 “鍵”はNK細胞の活性化、がん細胞やウイルス感染細胞を退治
 NK細胞にはがん細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃して除去する働きがある。たとえばがん細胞の場合、ヒトの体内では毎日5000個が発生しており、NK細胞がただちに処理することで、がんの発生が防げている。NK細胞の機能が低下すると「生き残ったがん細胞が増殖して、病気としてのがんにかかることになる」という。

 NK細胞の機能は60歳を過ぎると低下を続ける。また、強いストレスに遭遇した場合や生活リズムを崩した場合にも急低下する。逆に「大笑い」をした場合には、機能が高まることが分かっている。

 食べ物では、ビタミンCやきのこ類に含まれるベータグルカンの摂取で機能が高まるが、「通常の食生活では考えられないほどの大量摂取が必要」という問題がある。乳酸菌の場合には、普通の食生活の量でNK細胞が活性化する特徴があるという。また、便秘の解消による大腸がんのリスクを低減することも考えられる。

 乳酸菌は腸内でベータグルカンなど多糖類を作る働きがある。腸管は「免疫の宝庫」と呼ばれており、詳しいメカニズムの研究が進められているという。

 有田町の実験で使われたR-1乳酸菌は、ブルガリア菌(ラクトバチルス・ブルガリカス)の1種で、多糖類の生成などで免疫力を向上させる働きが特に強い種類という。(2012/1/27 JCAST)

参考HP 雪国まいたけ インフルエンザにマイタケのα-グルカンが有効 meiji 1073R-1乳酸菌にインフルエンザ抑制効果

まいたけ粒(ベータ・グルカン) 330粒
クリエーター情報なし
雪国まいたけ
明治乳業 おなか活力タブレット 箱入48袋
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