星出さんが帰還 カザフの草原に着陸
 およそ4か月にわたり、国際宇宙ステーションに滞在していた日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが、日本時間の11月19日午前11時前、ロシアの宇宙船「ソユーズ」で地球に帰還し、元気な姿を見せた。

 星出さんら3人の宇宙飛行士を乗せた「ソユーズ」は、11月19日午前7時半ごろ、宇宙ステーションを離れ、地球に向けて飛行を始めた。そして、午前10時半ごろ大気圏に突入したあと、パラシュートを開いて速度を落とし、午前10時56分ごろ、中央アジア・カザフスタンの平原に着陸した。

 星出さんら3人の宇宙飛行士は、宇宙船のハッチから外に運び出され、氷点下10度ほどの雪がちらつく天候の中、いすに座って笑顔で報道関係者の質問に答えていた。

 その後、医師の検査などを受けるため、着陸現場近くに設けられた仮設のテントへと運ばれた。星出さんは、およそ4か月の宇宙ステーション滞在中、日本の宇宙輸送船、「こうのとり3号機」のドッキング作業や、日本の大学や企業などが開発した超小型衛星の放出などに携わった。

 また、宇宙ステーションから外に出て作業を行う船外活動も3回担当し、合わせて21時間23分の活動時間は野口聡一さんが持っていた日本人としての最長記録を塗り替えた。(NHKnews 2012年11月19日)


31s_Hoshide

 7月中旬から約4カ月間、ISSに滞在した星出さんは簡易投稿サイト「ツイッター」で活動を報告。滞在最終日には宇宙から撮影した地球の写真を添付し、次のようにとつぶやいた。

 「あと数時間で、ISSを離れ、地球に戻ります。この4ヶ月の滞在中応援・支援して下さった皆さん、ありがとうございました。この美しい惑星に生まれて、よかった。」 星出 彰彦 (JAXA宇宙飛行士)‏@Aki_Hoshide


 星出さんのISSで、めだかの飼育も
 日本時間19日午前に国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還した星出彰彦宇宙飛行士(43)は、同日午後にヘリコプターで着陸地点から近いクスタナイ空港へ移動。さらに米航空宇宙局(NASA)の専用機で、自宅のある米国へ向けて出発した。一緒に帰還した米国のサニータ・ウィリアムズ飛行士(47)も同乗した。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、体調に異常はないという。ただ、宇宙での生活が約4カ月続いて体調が変化しており、地上での生活に対応できるよう、リハビリが必要だ。星出さんは着陸直後に報道陣から「今、何をしたいか」と問われると、「重力に慣れたいと思う」と語った。星出さんのISS滞在は124日17時間35分だった。

 星出さんはISSで、日本実験棟「きぼう」から、大学や企業が作った小型人工衛星5基を、ばねの力で宇宙空間へ放出し周回軌道に乗せる世界初の実験を成功させた。地上からロケットで一度に多数の小型衛星をISSに届け、ISSから軌道に乗せる−−。技術が確立すれば、衛星を梱包(こんぽう)した状態で打ち上げられる。このため衛星の構造を今ほど頑丈にする必要がなく、コストが削減でき、宇宙開発の裾野が広がる。

 さまざまな宇宙活動に精力的に取り組んだ。無重力状態で起きる骨の弱体化の仕組みを調べるため、メダカを長期間飼育する実験も始めた。骨粗しょう症の新たな治療法開発へ期待されている。メダカの一部はホルマリン漬けにされ、ソユーズで持ち帰られた。メダカは今後、分析を行う東京工業大の工藤明(くどう・あきら)教授へ送られる。

 ISS内にいる微生物も採取。雷に伴う謎の発光現象「スプライト」など、地球の大気と宇宙空間の間(高度80〜2万キロ)で起こっている現象を観測した。

 船外活動(宇宙遊泳)は計3回。電気分配装置の交換が任務だった初回は、トラブルで完了できなかったが、2回目の船外活動で無事にやり遂げた。3回目はISSの滞在期間が延長されたことで追加され、ISS外部の電力供給装置を修理した。星出さんは任務終了後に、ツイッターで「地上のチームと、みなさんの応援に感謝!」と投稿。船外活動時間は計21時間23分で日本人最長となった。(毎日新聞 2012年11月19日)


 船外活動では歯ブラシが活躍
 2012年7月15日午前11時40分(日本時間)、星出さんの乗せて、ソユーズTMA-05M宇宙船(31S)は、打上げられた。7月17日ISSに到着した、星出さんは、ツイッターで次のように述べている。

 「2日かけて、ISSに到着! ゲナ、セルゲイ、ジョーの出迎えがうれしかった! きぼうも4年前に比べて「いい意味で」手垢がついてた。 これから楽しみ!」…その後、さまざまな活躍をした星出さん。長年の夢だった船外活動にも臨んだが、思わぬ試練に直面した。

 8月30日、船外で故障した電源装置の交換作業を開始。ところが、装置をISSに取り付けるボルトが固くて締められない。作業は6時間半の予定を大幅に超過して8時間17分に及び、結局、取り付けられないまま船内へ戻った。

 電源装置の交換は今回の船外活動で最も重要な任務だ。それだけに、ネットの簡易投稿サイト「ツイッター」で「残念。装置のトラブルにも、地上含めチーム一丸となって対応したのに」と、珍しく落胆した様子を見せた。

 9月5~6日、2度目の船外活動を急遽(きゅうきょ)実施。ボルトのねじ穴にごみが入っている可能性を考え、長期滞在中の飛行士が使う歯ブラシで除去を試みるなど、工夫を重ねてボルトを締め付け、交換をやり遂げた。

 「TV電話で関係者の笑顔を見ることができた。何よりもそれが一番うれしかった」とツイッターで喜びを表現した星出さん。「今夜一緒に祝えないのが残念(笑)」と、持ち前のユーモアも添えた。

 船外活動を終えて肩の荷が下りたのか、その後はツイッターでのつぶやきが増えた。こうのとりが大気圏再突入に向けISSを離脱した翌日の9月13日には「ぽっかり空いた空間を見つめて、ロボットアームもどことなくさみしそう」とつづり、センチメンタルな一面も見せた。

 ニッポン放送では20日、生放送に出演。リスナーから船外活動の感想を聞かれ「わくわくしていたんですけど、当日は手順を考えていたこともあり、案外淡々としていました。(1回目で)ボルトが締まらなかったときも、地上で管制官たちがいろいろ検討しているのが分かり、焦りは特にありませんでした」と振り返った。(産経news 2012.9.24)


 きぼうから小型衛星を放出 星出さんが操作
 宇宙航空研究開発機構は10月4日深夜、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から、福岡工業大などが開発した小型衛星5基を、ロボットアームを使って軌道に投入する初の実験を実施した。

 打ち上げロケットから直接投入するのに比べて、放出時の振動が少ないため、衛星の設計が楽になり、製造コストの削減につながるという。

 実験は2回に分けて行われ、1回目はステーションに長期滞在している宇宙飛行士星出彰彦さん(43)が放出。

 小型衛星は、和歌山大と東北大の「RAIKO」や、福岡工業大の「FITSAT1」など日本製の3基と、米国製の2基。

 カメラで地球を撮影したり、高出力発光ダイオード(LED)でモールス信号を地上に送ったりする。軌道に投入された後、100日程度運用する予定だ。

 ステーションでは、過去に宇宙飛行士が船外活動によって衛星を放出した例はあるが、ロボットアームの操作よる放出は初めてという。(産経news 2012.10.4)



 ドラゴン宇宙船、連続成功 星出さんがキャッチ
 食料や科学実験器材などを積んだ米宇宙ベンチャー、スペースX社のドラゴン宇宙船が10月10日朝(日本時間10日夜)、国際宇宙ステーションに到着した。

 長期滞在中の星出彰彦さん(43)がロボットアームを操作して機体をつかまえてドッキングさせ、今年5月に続いて2回目となる無人飛行が成功した。

 低コストでの宇宙輸送を目指すスペースX社の技術力の高さを示した形。同社は米航空宇宙局(NASA)と計12回の物資輸送契約を結んでおり、今回は最初の輸送任務として注目されていた。

 ドラゴンは退役したスペースシャトルに代わる有人飛行手段としても期待されており、米国が進める民間による宇宙開発がさらに加速しそうだ。(産経news 2012.10.10)


 国際宇宙ステーション、ロシア衛星に衝突の恐れ?
 8月に軌道投入に失敗したロシアの通信衛星2基とロケットの加速装置が、5つ前後の破片となって軌道を回り始め、国際宇宙ステーションと衝突する恐れが出ていることが分かった。同国宇宙開発筋が10月22日、インタファクス通信に述べた。ステーションには日本人宇宙飛行士、星出彰彦さん(43)らが長期滞在している。

 日本の宇宙航空研究開発機構は「ステーションに破片が近づくと警戒情報が流れるが、今のところそのような情報は入っていない。米航空宇宙局(NASA)にも入っていないと聞いている」としている。

 破片の周回を監視しているロシア国防省の航空宇宙防衛部門の報道官はインタファクス通信に対し「現段階では、当該の破片はステーションの安全に対する脅威ではない」と述べた。(産経news 2012.10.23)


 星出さん船外活動を完了 日本人最長
 国際宇宙ステーションの修復のため船外活動をしていた星出彰彦さん(43)は日本時間2日未明、計画していた作業を全てこなし、6時間38分に及んだ3回目の活動を終えた。

 星出さんの3の活動時間は計21時間23分となり、野口聡一さん(47)の20時間5分を超え日本人飛行士の最長記録となった。星出さんは19日に地球に帰還する予定。今回の船外活動では、太陽電池パネルから電力を供給する装置で冷却用アンモニアが漏れているのを止めるため、配管をつなぎ換えた。予備の冷却装置を準備したほか、作業内容を記録する写真撮影も担当した。

 星出さんは当初、船外活動をすることが確定しないままステーションに到着。8月末に行った1回目は8時間を超えて史上3位の長さとなったが、装置の交換が完了せず、急きょ2回目を実施した。その後、アンモニアの漏れに対応するため、3回目の活動が追加された。(産経news 2012.11.2)


参考HP JAXA:星出宇宙飛行士最新情報



JAXAロゴ入り 日本のロケットマグカップ
クリエーター情報なし
ビーシーシー
星出宇宙飛行士 ISS長期滞在記念ワッペン ISS E32/33
クリエーター情報なし
ビー・シー・シー

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