乳酸菌飲料で記憶・集中力が改善!?
 乳酸菌は腸内環境をよくし、乳酸菌生産物質によって、糖尿病、心不全、緑内障、ガンなど殆どの病気を軽減させたり、療す可能性が注目されている。

 カルピス株式会社(本社:東京都渋谷区)の発酵応用研究所は、自社保有の乳酸菌「ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)」で発酵させて作った乳酸菌飲料(殺菌済み)の飲用で、ヒトの記憶力や集中力などが改善されることを、中部大学応用生物学部の横越英彦教授との共同研究で確認したと発表した。

 この効果は2012年10月に、マウスの実験でこれらの効果を確かめていたことを発表していたが、今回はヒトでの効果を確かめた。研究結果は12月2-6日に米国・ハワイ州で開かれた国際機能性食品学会(ISNFF 2012)で発表した。

 同研究所は、もの忘れを自覚する45歳から70歳までの男女20人(平均年齢50.9歳)に、ラクトバチルス・ヘルベティカスで作った乳酸菌飲料200ミリリットルを1日1回朝食前に飲んでもらい、8週間後に「アーバンス神経心理テスト」を用いて、「即時記憶」「空間認知」「言語」「集中力」「短期記憶」について評価した。

 その結果、飲用前と比べて総合点と言語、集中力、短期記憶で改善効果がみられた。とくに言語では「意味流ちょう性」(野菜や動物の名前をできるだけ挙げさせる)の項目、集中力では「数唱」(読み上げた数字〈1・5・3・4・8など〉を覚えて答えさせる)と「符号」(図形の下の空欄に90秒間内で、対応する数字を記載させる)の各項目、短期記憶では「図形再生」(約20分前に模写してもらった図形を思い出して描かせる)の項目が有意に改善されることが分かったという。(サイエンスポータル 2012/12/14)


CALPIS_Effect

 乳酸菌がつくるペプチドに「記憶力向上効果」
 同社は1970年代より、「カルピス」を製造する過程で生み出される発酵乳「カルピス酸乳」の機能性研究を続けてきている。「カルピス酸乳」とは、「カルピス」は、生乳を脱脂し、独自のカルピス菌(乳酸菌と酵母の共生体)を用い、二度の発酵を経て作られるが、この製造工程で作られる一次発酵乳を、当社では「カルピス酸乳」と呼んでいる。

 現在は「カルピス酸乳」に含まれる乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカスで発酵させた発酵乳に着目して研究を進めており、これまでに寿命延長、抗腫瘍、免疫賦活、血圧降下、疲労回復、ストレス低減などの作用があることを明らかにしてきていた。

 以前の研究では、発酵乳の中から、「記憶力向上」作用を示す成分を発見した。同成分を詳細に調べたところ、乳酸菌が牛乳に含まれる乳たんぱく質を分解することで得られるペプチドであることが明らかとなった。

 主な試験結果は2つ。1つ目は発酵乳由来ペプチドの記憶障害予防作用で、発酵乳の中から発見したペプチドをマウスに与えた結果、有意に短期記憶障害を予防したという。2つ目は発酵乳由来ペプチドの記憶力向上作用で、発酵乳の中から発見したペプチドをマウスに与えた結果、有意に2日後の記憶保持が向上したという。

 同社ではこれらの作用がヒトにもあることが確認され、「もの忘れ」の予防や「脳機能の維持」に役立つ可能性があるとして、今後も研究を継続し、関連するエビデンスを積み上げていく方針としている。

 乳酸菌Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)は、ラクトバチルス属の乳酸菌の一種で、チーズなどの発酵に用いられるたんぱく質分解能力の高い乳酸菌。今回使用したのは、「カルピス菌」(乳酸菌飲料「カルピス」を製造するときに用いる菌で、乳酸菌や酵母などの集合体)を構成する主要な乳酸菌である。


 そもそも乳酸菌とは?
 乳酸菌は、ブドウ糖や乳糖を分解して乳酸を作り出す細菌(微生物)の総称で、私たち人間にとって、有益な菌のひとつ。乳酸菌には実にさまざまな種類があるが、そのうちの一部は、腸をはじめとする消化管に留まるなどして、私たちの健康を守っている。そんな乳酸菌は、ヨーグルトやチーズ、味噌やしょうゆ、漬け物といった、古くから伝わる発酵食品を作るために欠かせない存在で、乳酸菌と人間の健康・生活は、大昔から深く結びついている。

 乳酸菌は、さまざまな発酵食品の製造に用いられてきた。主なものとしては、ヨーグルトや乳酸飲料などの発酵乳製品、キムチや浅漬け、ピクルス、ザワークラウトなどの発酵植物製品、鮒寿司などのなれ寿司などが挙げられる。乳酸菌による発酵は、これらの食品に酸味を主体とした味や香りの変化を与えるとともに、乳酸によって食品のpHが酸性側に偏ることで、腐敗や食中毒の原因になる他の微生物の繁殖を抑えて食品の長期保存を可能にしている。

 また、乳酸菌は発酵の際、ビタミンCも生成し、発酵前の生乳等のビタミンCよりも濃度が高くなる。牛乳にはビタミンCがほとんど含まれていない。その理由は、子牛が自らビタミンCを合成できるので牛乳から摂取する必要がないためである。牛乳を発酵して作ったヨーグルトでは若干ながらビタミンCが含まれている。

 植物性乳酸菌は、野菜や豆、米や麦などの植物素材を発酵させる乳酸菌のことである。漬物(キムチ、ザワークラフトも含む)や味噌、しょう油、さらには酒やなれ寿司などの米の発酵食品まで、さまざまな食品に生育している。

 一方、ヨーグルトのように牛乳などの動物の乳に生育する乳酸菌は動物性乳酸菌と呼び、それぞれ区別している。動物性乳酸菌は、乾燥、熱、酸に弱く、胃酸で死滅するが、植物性乳酸菌は酸に強く、生きたまま腸に届くため現在注目を浴びている。

 植物性乳酸菌は、腸まで届くプロバイオティクス食品であり、腸内生存率が動物性乳酸菌の10倍であると言われている。植物性乳酸菌の効果として,免疫活性作用、発癌物質の排出・分解、便秘・下痢の解消、病原菌感染の予防などが挙げられる。

 L. lactisは、ナイシンとよばれる抗菌ペプチド(バクテリオシン)を生産する。ナイシンは、黄色ブドウ球菌やリステリア菌などの食品腐敗菌に対して高い抗菌活性を持つため、その抗菌作用を期待して食品添加物として世界中で広く用いられている。


 おいしい、手作りヨーグルトの作り方
 乳酸菌は身近に置いておき、いつでも食べれるようにしたい。ヨーグルトは、乳酸菌によって牛乳が発酵して柔らかい固まりになったもの。身近に置いておきたい食品の1つである。そこで、今回は家庭で簡単にヨーグルトを作る方法について調べた。

 牛乳とヨーグルトの乳酸菌があれば、だれでも自家製ヨーグルトを作ることができる。市販のヨーグルトを買って食べるのもいいが、自家製のヨーグルトは、市販に比べて安いし、味も自家製のほうが酸っぱさも、濃くてずっと美味しい。

 <用意するもの>
・牛乳 500ml  ・ヨーグルト用乳酸菌 ・鍋、または電子レンジ  ・密閉できる発酵容器。

 お鍋、または電子レンジで牛乳を40度くらいに温める。牛乳を温める時間は、大抵3分~5分ぐらい。500Wの電子レンジなら5分くらい。温めた牛乳と冷たいヨーグルトを混ぜた時に、ほんのり温かければ大丈夫。

 次に、ヨーグルト用乳酸菌を牛乳に入れてよくかき混ぜる。乳酸菌は、市販のヨーグルトをそのまま使うか、手作りヨーグルト専用の菌を入手して牛乳に入れてよくかき混ぜる。市販のヨーグルトであれば500ミリリットルに対し大さじ1杯位だが、市販のヨーグルトは固まりづらいので、手作りヨーグルト用の菌を入手することをオススメする。

 密閉できる清潔な容器に入れて半日から1日おいて置く。ヨーグルトの発酵中は温度を保たないといけない。魔法瓶が1番楽で良い。ない場合には発泡スチロールに入れたり、お風呂のお湯等で適温を保つ。お風呂・魔法瓶・コタツ・毛布にくるむ等、40度位の所で保温するのがベストだ。

 ヨーグルトが固まったら後は冷蔵庫で冷やしておけば、おいしい自家製ヨーグルトの出来上がりだ!


 自家製ヨーグルトの注意点
 自家製ヨーグルトで一番注意することは、雑菌が入らないようにすること。発酵容器はきちんと煮沸消毒することが大事。洗剤できれいに洗っていても煮沸消毒は絶対に必要。もちろん容器本体だけでなく、フタとヨーグルトをすくってかき混ぜるスプーンも煮沸消毒する。

 また、発酵時の温度管理にも注意が必要だ。発酵時の温度は40℃をキープすることがベストで、低すぎると固まらず、高すぎると菌がダメになる。手間がかかって面倒だが、これらに失敗するとせっかくの牛乳とヨーグルト菌がダメになって捨てるしかなくなる。こんな時は失敗なので、食べない事。

 1.不快な臭い、異臭がする。 2.固まらずに分離している。 3.その他、味見して変だと感じる。


参考HP Wikipedia:乳酸菌 ヨーグルト作り方.com: カルピス:乳酸菌が作るペプチドに記憶力向上効果  乳酸菌飲料で記憶・集中力が改善

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