地球はこんなに危険な状態
 先日、2月15日、ロシアの都市チェリャビンスクの上空で隕石が落下したと思ったら、5月31日、巨大な小惑星「1998QE2」が、衛星を伴って地球の近くを無事に通過した。580万キロ月の15倍の距離だった。

 驚くのはその大きさ。直径約2.7キロと巨大で、さらに直径約610メートルの衛星を伴っており、地球に衝突すれば世界規模の大惨事となる恐れもあったため、NASAは監視を続けていた。

 これまで接近した隕石が、砂粒に見えてしまうほどの大きさである。今年2月にロシアに落ちた隕石、4月にアルゼンチンに落ちた隕石、5月に月にクレーターを作った隕石の中では、ロシアに落ちたものが最大で、大気圏突入前の小惑星の大きさは約15mほどだったという。

 それと比べ、小惑星「1998QE2」はオドロキの直径約2.7km。ヒットすれば地球は一巻の終わりである。しかし、それほど大きくニュースに取り上げなかったのはなぜだろうか?


 ビジョンのないマスコミ
 どうでもよい問題については、マスコミはあることないこと書き、さかんに報道するが、スケールの大きな問題については、どのマスコミもビジョンがなく、報道を「スルー」することがあるので、我々には注意が必要だ。

 私がブログを書き続ける理由の1つがそれだ、「真実は違うのではないか」「もっと、大きなビジョンが必要ではないか」という思いがいつもある。地球に接近する隕石についても、まだまだ対抗手段がある気がする。

 例えば、これは宇宙からの警告であり、人類が協力して回避する方法を考えることが対抗手段としてある。実際にNASAでは小惑星捕獲計画が進んでいる。ミッションの具体的な計画策定は始まったばかりで、NASAのボールデン長官によると、2013年夏にチーム会合を開き、どのように回収に適した小惑星を選定し、そこまで宇宙船を送り、月まで数百万キロの距離を持ち帰るかを話しあう予定だという。

 ミッションでは小惑星を捕獲し、大きく柔軟性のある素材の袋に包み、それを2つの大きな太陽電池パネルを備えた宇宙船が引っ張る計画だ。NASAがその模様をイメージした動画を公開している。NASAのアイデアは、カリフォルニア工科大学にあるケック宇宙研究所が作成して、2012年に提案した計画に近いものだ。


 隕石は宇宙人によりコントロールされている?
 また、ほとんど確実に存在する宇宙人に素直に教えを請う方法もある。ロシアの隕石落下が、テレビで放映された映像をTou Tubeで見たが、隕石が爆発・分解する瞬間の映像はとても不可解なものだった。

 何かが隕石のスピードより早く飛んできて、追いつき追い越し、その瞬間に隕石が爆破している。その何かは忽然と­消えた。

 これがUFOだとすると、地球を守ろうとする宇宙人がいて隕石を破壊したという説も成り立つ。マッハ“44”という猛スピードで、火の玉となっている隕石に追いつき追い越す乗り物は地球上には存在しない。これをカメラのレンズを通った透過屈折光だという人もいるが、とてもそうは見えない。

 You Tubeで公開されているので確認して欲しい。(You Tube:ロシア隕石をUFOが撃墜) ひょっとしたら、地球を救ってくれた宇宙人がいて、私達は地球という「鳥かご」の中の「鳥」状態なのかもしれない。または、地球人は宇宙人に飼われているのか、宇宙人は地球を実験場か、ゲームの場として楽しんでいるのかもしれない。


 「地球防衛軍を組織せよ」
 その中で、まだ人類は、尖閣諸島という小さな島を奪おうとしたり、核兵器で他国を脅したり、日本人を拉致して自分の国に有利な駆け引きを行ったりしているわけだ。スケールが小さいと言わざるを得ない。もっと、大きな視野で物事を考えられないものか・・・。

 現状の世界平和は、核兵器で脅しあってバランスを保っている異常な状態である。そして、日本は核兵器で脅かされ、従軍慰安婦問題や、南京大虐殺問題で他国に言われるがままの、これも異常な状態である。

 宇宙人がいるにしても、これだけ地球人がバラバラなのはまずい。まず、日本が他国に言いなりになるのがおかしい。日本は言うべきことを言えるようにし、「地球的正義とは何か」を日本の立場で主張し、他国の主張も聞いた上で、全人類が協力できる体制づくりを目指さねばならない・・・と思う。

 例えば、現状の「国連」は世界平和維持のための機能を持っていない。常任理事国が1国でも反対すれば何もできない状態はおかしい。常任理事国は2/3以上で可決にするとか、改正するべきだ。

 将来的には、地球内外の問題について、全人類が協力して危機を回避する組織、「地球防衛軍」のようなものが必要になると思う。


 地球大接近の巨大小惑星が無事通過 直径2.7キロ
 巨大な小惑星「1998QE2」が31日、衛星を伴って地球の近くを無事に通過した。

 米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は米東部標準時間午後5時、短文投稿サイトの「ツイッター」上で小惑星が無事に地球を通過したと発表した。

 1998QE2は、地球から約580万キロの距離まで接近したが、それでも地球から月までの距離の15倍以上も離れていたため、衝突の危険はなかった。

 この小惑星は、1998年8月19日に発見されたことから、1998QE2と名付けられた。「Q」は8月を意味する。直径約2.7キロと巨大で、さらに直径約610メートルの衛星を伴っており、地球に衝突すれば世界規模の大惨事となる恐れもあったため、NASAは監視を続けていた。1998QE2は最終的に、木星軌道と火星軌道の間に存在する外部小惑星帯に向かう。

 ジェット推進研究所によると、この小惑星は2028年7月12日に再び地球に接近するが、その時は今回よりもさらに遠い、地球から約724万キロ離れた空間を通過すると予想されている。

 また200年以内に今回よりもさらに近い距離まで接近するが、科学者らは衝突の心配はないと見ている。(CNN.co.jp 2013年6月1日)


 NASA、小惑星捕獲計画を発表
 国家計画というよりサイエンスフィクションのようなアイデアだが、あくまでオバマ政権および宇宙開発コミュニティーが掲げる重要目標に沿ったものだ。

 その目標とは、地球に向かっている小惑星を発見し、進路を変える方法を知ること、火星への長距離有人飛行を成功させる足がかりとして宇宙飛行士を送り込める目的地を探し出すこと、そして民間の宇宙投資に機会を提供することだ。

 「このミッションは、新たな科学的発見や技術力をもたらし、われわれの地球を守ることに貢献する、前例のない技術的偉業だ」と、NASAのチャールズ・ボールデン(Charles Bolden)長官は10日の計画発表に先駆けた声明の中で述べている。「この取り組みにおいては、NASAの科学、技術、および有人探査の総力を結集し、2025年までに人類を小惑星に送るという大統領目標の達成を目指す」。

 計画を立案したケック宇宙研究所は、既存の技術にいくらか改良を加えれば、ロボット宇宙船を使って直径約7メートル、重さ500トンの地球近傍小惑星(NEA)を引き寄せることは可能だと結論づけている。同研究所は計画に必要な予算を26億ドルと見積もっているが、NASAの計画はずっと少ない予算で実現可能だという。

 その理由は、NASAがより地球に近い小惑星をターゲットに考えているためであり、またNASAは既に関連するロケット工学や技術に多くの予算を投じることになっている。

 小惑星の捕獲計画は、NASAの2014年度予算の一環として、バラク・オバマ米大統領が4月10日に発表した国家予算案に盛り込まれており、同計画には差し当たって1億400万ドルの予算がついている。(National Geographic news 2013年4月12日)


参考HP アイラブサイエンス:小惑星衝突を回避せよ


巨大隕石が地球に衝突する日―人類最大の危機を回避するために (KAWADE夢新書)
クリエーター情報なし
河出書房新社
大隕石衝突の現実―天体衝突からいかに地球をまもるか
クリエーター情報なし
ニュートンプレス

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