サメに襲われない方法
 夏といえば海水浴だが、恐いのはサメだ。普通は出会うことはないが、万一出会ってしまったら恐い。どうしたら避けることができるのか?

 例えば、夜明け、夕方、夜間の海での遊泳を避ける。この時間帯は、一部のサメが狩りをする時間になる。また、犬などのやかましい音を立てて泳ぐ動物と一緒に泳がない。 サメは海のなかで起る振動音に反応して近よってくる。

 体のどこかに怪我や傷があったり、生理中であったりする人は海に入らない。それがほとんど気にならないくらいの傷であっても、まだ血が出る可能性があれば危険だ。どれほど少量の血が流れても、何キロも先のサメはしっかりと嗅ぎつけてくる。水中で怪我をしたらすぐに海からでよう。

 他には、サーフボードの上に乗って、水面でバシャバシャやるのは危険。 サメにとって、そんな人間はアザラシにしか見えない。また、海のなかで小便しない。サメがおしっこの臭いを嗅ぎつけて近よってくることがある。また、きらきら輝く金属類をつけて海に入らない。きらきらする金属色は、サメの好物の魚のうろこの輝きに似ているため、サメを引き寄せてしまう。などなど…。(サメの海:サメの襲撃を防ぐには

 こうしてみると、海に行くのが嫌になりそうだ。何かいい方法はないのだろうか?以下は「IRORIO」ホームページ記事からの引用である。


 サメに襲われないウェットスーツを開発
 マリンレジャー中にサメに襲われて命を落とすのは、映画「ジョーズ」の世界だけでなく現実の話。 オーストラリアの会社SAMSが、サメ被害を減らすために画期的なウェットスーツを2種類考案して話題になっている。ひとつはサメが警戒して襲わないパターンのもので、もうひとつはサメに見つからない迷彩パターンのもの。

 元々、西オーストラリア大学の海洋研究所のショーンコリン教授とネイサンハート教授はサメの視覚を研究していたが、SAMS社は教授らの研究結果を元にウェットスーツのデザインに取り入れたのだ。

 サメの視覚は白黒のモノクロの世界しか見えておらず、白と黒のコントラストが強い配色パターンに警戒する反面、海を思わせるパターンにはまったく反応しないとのこと。SAMS社では実際に様々な配色パターンのブイを海に入れて検証した結果、シマウマのような白黒の配色と、海に紛れて見えなくなる2色のブルーを汐や波の流れのように配置した迷彩状の配色は襲われにくいと判明した。

 できあがったウェットスーツはパッと見は派手な仕上がりで、サメ対策されていることを知らない人にとっては「なんだこれ?」と思うかもしれない。しかし発売されて実際にサメ対策効果が現れたら、こういった模様のウェットスーツがスタンダードなものになるかもしれない。 また、サメはウェットスーツだけでなくサーフボードやカヤック、スキューバタンクも襲うため、SAMS社ではかぶせて使えるスキンやステッカーも考えているという。(IRORIO:サーファーに朗報!サメに襲われないウエットスーツ

 以下は、Natinal Geographic news からの引用である。


 サメ除けデザインのウェットスーツ
 オーストラリアの企業が、サメに気付かれないウェットスーツを販売する。もし宣伝文句の通りならスキューバダイバーたちは、陸に上がった魚のような違和感から解放されるかもしれない。

495豪ドル(約4万5000円)のワンピース型ウェットスーツで、白とさまざまな色合いの青で模様が描かれている。発表したシャーク・アタック・ミティゲーション・システムズ(Shark Attack Mitigation Systems, SAMS)社は、同じようなパターンのステッカーも販売。こちらはサーフボードやスキューバダイビング用のタンク、カヤックに貼って使用する。
 
 しかし視覚的な効果はあっても、サメに気付かれてしまう可能性は否定できない。サメの視覚は、嗅覚や味覚、聴覚より劣っている。例えば、レギュレータや浮力調整装置からの排気音を聞くことができるが、イタチザメやオオメジロザメを含む17種のサメには色覚がない。西オーストラリア大学海洋研究所(Oceans Institute)が行った色覚の研究で明らかになっている。

◆逆効果の可能性も

 SAMS社は海に溶け込む迷彩柄に加え、黒と青、白のストライプ柄も発表。コントラストの効いたこのパターンは、ウミヘビやミノカサゴといった海洋生物の外見を模したものだ。通常、サメはこれらの生物を捕食しないので、ストライプのスーツを着た人間にも興味を示さないだろうと考えた。別のベンチャー企業も同様の発想から、似たようなストライプ柄のラッシュガードを作っている。

 ところが、フロリダ・サメ研究プログラム(Florida Program for Shark Research)を率いるジョージ・バージェス(George Burgess)氏は、こうしたスーツはすべて逆効果かもしれないと話す。コントラストが効いている方がサメには認識しやすく、動くストライプの物体は“非常に魅力的”に映るという。

 「ミノカサゴのスーツは、サメを引き寄せるにはこれ以上ないほど効果的だ。明暗のコントラストが効いているからだ」とバージェス氏は説明する。ただし、青と白のウェットスーツに関しては、背中を暗く、前を明るい配色にすれば効果を発揮する可能性があるという。

 自然界のカモフラージュに従った配色で、体の大きい捕食者から身を守る一般的な手段だ。魚の腹は白か銀色で、背びれの周りは暗い色をしている。捕食者が下を見たとき、暗い背中は海底と見分けがつかない。逆に上を見たとき、明るい色の腹は水の上から差し込む太陽の光と同化する。

◆人間とサメの現実

 サメはめったに人間を襲わない。命を奪われる事故にいたっては、世界中を見渡しても年平均わずか5件だ。バージェス氏によれば、事故を避ける唯一確かな方法は水に入らないことだという。
 
「人間を狙うサメはほとんどいない。そもそも人間は異質の存在だからだ」とバージェス氏は話す。それでも、「人の被害が減らせるのであれば望ましいことだし、人食いザメなどという非難を払拭するためにもいいことだろう」。(Jane J. Lee for National Geographic News July 22, 2013)


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