ニシキヘビが男児を襲う
 ショッキングな事件が起きた。カナダ東部のニューブランズウィック州で8月5日、就寝中の男の子2人が、ペットショップから逃げ出したアフリカニシキヘビ(アフリカンロックパイソン)に絞め殺されたという。

 アフリカニシキヘビは、アフリカ最大のヘビで、世界で最も獰猛な1種として恐れられている。ニシキヘビの食欲は凄まじく、自分の体より大きな牛、ワニなども襲って締め殺して丸呑みすることがあるという。

 捕食した獲物は、長時間かけて消化するため、1週間から1ヶ月程度、何も食べずにいることもある。それにしても人を襲うことがあるというのはショックだ。気になって調べてみた。


 1995年、マレーシアで29歳の男性が7mのアミメニシキヘビに襲われた。体を締め付けられ、ちょうど頭が飲み込まれているところを発見された。

 ペットとしても人気があるアミメニシキヘビ。不注意で絞め殺される事故なども起きている。2012年、日本の茨城県にあるペットショップで66歳の男性が6.5mのアミメニシキヘビに襲われ死亡する事故が起きた。こちらは日本で始めて外国産ヘビによる死亡事故と言う事もあり、ニュースなどで大々的に取り上げられていた。

 1996年、ニューヨーク、19歳の青年が飼育していた4mのビルマニシキヘビに巻きつかれて死亡。 2003年、バングラディッシュ、38歳の女性が薪を拾いに山に出かけ行方不明に。後に上半身をヘビに丸呑みされた遺体が発見される。

 2008年、ベネスエラ、29歳の男性が飼育していた3mのビルマニシキヘビに襲われて窒息死。 また、アメリカのフロリダ州にある、エヴァグレーズ国立公園でビルマニシキヘビが野生化、繁殖し問題になっている。(X図鑑 ニシキヘビ世界最大の人食い巨大ヘビ

 爬虫類は人気のペットであるが、ニシキヘビだけはやめておいたほうが身のためだ。以下はNational Geographic News 記事「男児を襲ったアフリカニシキヘビとは?」からの引用である。


 男児を襲ったアフリカニシキヘビとは?
 太く長い胴体を持つニシキヘビには26の種がある。アメリカ、フロリダ州ゲインズビルにあるフロリダ自然史博物館の上級爬虫両生類学者ケネス・クリスコ(Kenneth Krysko)氏によれば、中でもロックパイソンの名を持つヘビは評判が悪いという。

 アフリカニシキヘビの体長は6.1メートル。個人のペットや動物園で見かけるビルマニシキヘビとそっくりだが、飼いならすのは難しいとクリスコ氏は説明する。あまりに短気なので、「卵からかえるとすぐ攻撃を始めるほどだ」と同氏は2009年のインタビューで語っている。

 さらに5日の惨劇を受けて、「なぜこのような生き物をペットにする必要があるのか理解できない。相応しくないばかりか、いずれどんな目に遭うか予想がつくはずだ。今回の一件にはショックを受けた」とコメントしている。

 カナダ政府によれば、被害者のアパートの下の階に外来種のペットショップがあり、そこから逃げ出したヘビが2人を襲ったという。


 危険な爬虫類
 アフリカニシキヘビはサハラ砂漠以南のアフリカに生息し、小型哺乳類やアンテロープ(レイヨウ)、イボイノシシ、サギなどをエサにしている。

 まれに人を襲うケースもあり、命を奪われる事故が少なくとも2件、アフリカで確認されている。

 数年前からフロリダ州マイアミの一部に侵入しており、同州は既に外来種のヘビであふれ返っている。獰猛なロックパイソンを扱いきれなかったブリーダーたちが逃がしたのではないかと、クリスコ氏は考えている。

 ビルマニシキヘビと同様、アフリカニシキヘビは獲物を絞め殺す。毒を持たない代わりに獲物に巻き付き、文字通り命を絞り取る。また、フロリダ州のジャクソンビル動物園によれば、曲がった長い歯を持ち、深い傷を負わせることができるという。

 さらに、喉を通る大きさであれば、ほとんどの恒温動物を丸呑みする。緩く結合している下あごと頭骨、さらに皮膚も柔軟な構造で、ガバッと口を開ければ、大きな獲物も楽々と胃袋に収めることができるのだ。

 2人の男の子を襲った理由はわかっていない。しかし、ロサンゼルス動物園で爬虫類と両生類の責任者を務めるイアン・レッチオ(Ian Recchio)氏は、「(ヘビが)わざわざ全力で噛み付き、絞め殺すのは、たいていの場合は腹が減っているからだ」とナショナル ジオグラフィックに語っている。

 クリスコ氏は次のように言い添えている。「ここフロリダ州では、われわれは野生の動物ばかりに目を向けて、飼育した場合に何が起きるかを忘れがちだ。オリに閉じこめたとしても、周囲は人だらけ。刺激されないはずはない」。

「想像するだけでも恐ろしい」。(Christine Dell'Amore for National Geographic News August 7, 2013)


 アフリカニシキヘビ
 サハラ砂漠以南のアフリカ大陸 アフリカニシキヘビ(阿弗利加錦蛇、Python sebae)は、動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目ニシキヘビ科ニシキヘビ属に分類されるヘビ。特定動物。

 全長は300 - 600センチメートルで、アフリカでは最大のヘビ。非公式には900センチメートルあった個体もいると言われている。色は茶褐色で、大きく複雑な模様が左右に綺麗に並んでいる。

 熱帯雨林、サバンナ等に生息する。主に地表性。特に水辺を好み、水中で鼻だけを水面に出して獲物を待ち伏せしていることもある。

 食性は動物食で、小型哺乳類、鳥類等を食べるが、大型の個体は、インパラ、ガゼル、イノシシ、ヒヒ、小型のワニ、ヒョウ、ヒトを捕食した例もある。しかし、逆にヒョウやライオンに捕食された例もある。

 1931年に、ビクトリア湖周辺で洗濯中だった24歳の女性が絞め殺されそのまま捕食されるという事故が起こった。2000年6月には、ケニアで36歳の男性が飲み込まれる事故も起こっている。

 また、2013年8月カナダ東部ニューブランズウィック州キャンベルトンで、爬虫類専門のペットショップから逃げ出した個体が店舗上階のアパートに移動し、5歳と7歳の男児2人を絞めて窒息死させた。(Wikipedia)


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