週刊 サイエンスジャーナル  2014.11.16 号

景気回復より疲労回復!抗疲労物質「イミダペプチド」とは何か?

 日銀が動いた。10月31日、日銀が中長期国債の買い入れを現在の年間50兆円からさらに30兆円増やす追加緩和を発表。「デフレマインドの転換が遅延するリスク」を防ぐため資金供給を続けるためと説明された。政府も再増税に対する景気対策に3~4兆円を投入する方針を固めた。31日の日経平均株価は年始以来最高値となり、一時は1万6500円台を超えた。

 だが、株価のわりには日常生活に景気回復の実感はない。総務省が31日に発表した9月の家計調査で、消費支出が前年同月比5.6%減したことが分かった。消費増税を行った4月以降では6カ月連続のマイナス。与党からは再び消費増税を実行することに対する慎重論も上がっている。それでも安部政権は、消費税を10%に上げるつもりだ。

 したがって、まだまだ厳しい状況が続く。こういう現状でもしっかり働かねばならない。毎日の生活は、健康な体だけがたよりだ。しかし、ストレスの多い現代社会で、休んでも疲れが取れない慢性疲労に悩んでいる人も多い。「疲れ」とは何だろうか?疲労の原因は活性酸素。人が活動すると筋肉や脳で大量の酸素を使い、その過程で「活性酸素」という物質が生まれるのが原因だ。

 活性酸素が細胞を酸化させ、傷つける。細胞が酸化すると、本来の機能を果たせなくなる。通常なら、活性酸素から細胞を守るシステムが働いているが、激しい運動をしたり、強いストレスを感じたりすると、活性酸素の量が増えて、処理できる量を超えてしまう。あふれた活性酸素によって、細胞が傷つけられ、機能が低下する。これが、疲労の原因の一つだ。

 疲労回復に必要な栄養物質として、鳥の胸肉に多く含まれる抗疲労物質としてアミノ酸結合体「イミダゾールジペプチド(イミダペプチド)」の効果が注目されている。


続きはこちら…週刊 サイエンスジャーナル