極限状態の恐怖「夜と霧」

 恐怖というと「夜と霧」という作品を思い出す。「夜と霧」の著者は、強制収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人のヴィクトール・フランクル。精神科医だったフランクルは、冷静な視点で収容所での出来事を記録するとともに、過酷な環境の中、囚人たちが何に絶望したか、何に希望を見い出したかを克明に記した。

 そして、死を目前に恐怖と絶望の中にあった人々の中で、生きる意味を考える。そして、最後にどんな状況にあろうと、人は自分が何者かわかってさえいれば、希望を見いだすことができると結論を下した。

 今、日本では自殺者が14年連続で3万人を超えている。震災に見まわれ、全てを失ったという人も少なくない。運命に打ちのめされたという人、将来に希望が持てないという人が、世の中にあふれている。



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