ジュラ紀、海の主役

 ジュラ紀(Jurassic period)は現在から約1億9960万年前~約1億4550万年前まで続く地質時代。三畳紀の次で白亜紀の一つ前にあたる中生代の中心時代、この時代は恐竜の時代と言える。この時代、海の中はどうなっていたのだろうか?

 ジュラ紀には恐竜が陸を支配し、魚竜が海を制覇していた。魚竜は、細長い口をしたワニと獰猛なイルカを合わせたような外見の動物だったとされる。魚竜、イクチオサウルス(Ichthyosaurs)は、「魚のようなトカゲ」という意味。現代で言えば、クジラやサメのような存在だった。

 このほど英国スコットランドの研究チームが、およそ14フィート(4.3メートル)ある新種の魚竜を発見したと発表した。小型のモーターボートに匹敵する大きさだ。「およそ1億7000万年前に海に生息していたと思われる、まったくの新種。スコットランドで魚竜の化石が見つかったのはこれが初めてです」。そう語るのはエジンバラ大学で古生物を研究するスティーブン・ブルサット氏。スコットランドは、謎の怪物ネッシーでも有名だ。


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