インスリンと糖尿病

 厚生労働省の2012年国民健康・栄養調査によると、生活習慣病の一つ糖尿病が強く疑われる人と、可能性を否定できない「予備軍」の人の合計は約2050万人と推計されることが分かった。調査を始めた1997年以来初めて減少に転じ、前回07年調査から約160万人減った。それでも世界の糖尿病人口は予備軍も入れると約3億8000万人にあり依然として高い水準にある。

 糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖値)が増加する病気だ。血糖値が高いと血管を弱くするため、腎臓病や脳梗塞などの合併症を引き起こす。しかし、ブドウ糖はエネルギー源なので血糖値が低いと意識の混乱、集中力の散漫、眠気、発語困難、頭痛などの症状を起こす。

 従って、血糖値は一定の範囲に保たれる必要があるのだが、血糖値を一定に保つ中心的な役割を果たしているのがインスリンである。インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を上げるホルモンには副腎髄質ホルモン(アドレナリンなど)、副腎皮質ホルモン(コーチゾール)、成長ホルモンなどがある。しかし、血糖値を下げる作用のあるホルモンはインスリンしかない。



参考 Wikipedia: フレデリック・サンガー インスリン


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