3.11東日本大震災後の火山活動が活性化

 今年はこれまでと違う何かが起きている…。そう思わざるを得ない現象が起きている。

 5月29日午前、鹿児島県の口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙が9000メートル以上の高さまで上がったほか、火砕流が新岳の南西側から北西側にかけて流れ下ったことが確認された。

 気象庁は、今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを最も高いレベル5に引き上げて厳重な警戒を呼びかけた。

 噴火警戒レベル5は気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に警報を導入してから今回が初めて。レベル5とは、「居住地域に重大な被害をもたらす火山活動(噴火)が発生した、あるいはその恐れが高く切迫した状態にある。危険な地域ではすべての住民が避難する。」と規定されている。


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