厳しい日本のエネルギー事情

 日本のエネルギー自給率は、2010年のデータでわずか4.4%。先進国の中でも際立って低く、エネルギーにはまったく恵まれない国だ。これは先進国の中でも極めて低く、エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている状況だ。

 東日本大震災前は約60%であった火力発電の割合は、福島原子力発電所の事故以後は、約90%にまで増えた。火力発電の燃料は石油や天然ガスである。石油や天然ガスのほとんどは海外の輸入にたよっている。

 輸入する石油のうち約80%は、サウジアラビアなどの中東の国々からのものだ。石油を運ぶタンカーはホルムズ海峡やマラッカ海峡、南シナ海、東シナ海などを通る。その場所はイランや中国など政情の不安定な国のすぐ近くにあり、このことは、有事の際に海上封鎖されると、日本に1滴も石油が入ってこないことを意味する。



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