朝鮮半島が危ない、協議は平行線臨戦状態

 朝鮮半島で緊張状態が続いている。8月20日、北朝鮮から韓国軍の宣伝用スピーカーに砲撃があった。両国は8月22日、高官級協議を行うことで電撃合意し、韓国大統領府の金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長と、北朝鮮の金正恩(ジョンウン)第1書記の最側近とされる黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長が、軍事境界線がある板門店で協議した。

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は24日、大統領府での会議で、韓国軍兵士2人が重傷を負った地雷の埋設や20日の砲撃など、北朝鮮による一連の挑発行為について、「(北朝鮮の)謝罪と再発防止が最も必要だ」と述べ、譲歩しない姿勢を示した。

 韓国軍は協議が行われている中も、前線11カ所で宣伝放送を続けている。報道によれば、協議開始後、北朝鮮側の前線での兵力は2倍に増え、潜水艦艇の7割に相当する約50隻が基地を離れた。韓国軍では捕捉ができない状態が続いているという。



 日本は安保法案が手遅れになる可能性

 日本の防衛関係者も、隣国がどのような行動に出るかわからない。今、この瞬間も緊張した状態が続いているはずである。一方で日本のマスコミは、いまだに安保法案反対などのニュースを流している。そんなことをしていて間に合うのだろうか?日本人を拉致し、突然ミサイルを撃つ国がまた問題を起こそうとしているのに、国を守ることさえまともにできない状態が続いている。

 韓国国防省報道官は定例記者会見で、「米韓は朝鮮半島の危機的状況を注視し、米軍の戦略兵器の展開を検討している」と述べた。北朝鮮のさらなる軍事的挑発に備え、米軍のB52戦略爆撃機やB2ステルス爆撃機、原子力潜水艦の配備について米韓が協議中であると報じた。

 もちろん、武器に対し武器で応じる戦争状態になるのが一番まずい。平和的に解決することが大切だ。その一つが科学技術だ。人類に貢献する科学技術を惜しげもなく発表していくことが大切だ。「戦争しなければこんなすばらしいことができますよ」と未来を示し続けることが大切だ。

 何もしないことが平和を造るのではない。よりすばらしい提案を続けることが平和を造る。


 日本のすばらしい科学技術

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給するために、H-IIBロケット5号機「こうのとり」を打ち上げに成功した。

 「こうのとり」は4.5トンの食糧、水、スペアのパーツ、そして実験機器などを運んでおり、24日にISSに到着する予定である。実は、ここ数カ月の間に、アメリカとロシアが3度にわたり、ISS補給のための打ち上げを試みたが、いずれも失敗に終っている。

 世界では、ISSまで届く輸送機を開発し、打ち上げることができる国は限られている。日本の宇宙産業は米露と比べて遅れていると言われているが、それでも米露が失敗したところを、日本が成功させることができる。すばらしい成果だ。

 日本が本腰を入れて宇宙開発に取り組めば、世界でもトップレベルの宇宙計画ができるはず。他国の気象衛星をH2Bロケットで打ち上げてあげたり、日本独自の宇宙ステーションや有人飛行なども計画し、宇宙産業を日本の新たな基幹産業にしたいものだ。

 優れた科学技術を示すことが、日本人の自信にもなるし、中国、北朝鮮などのように好戦的な国家に対しても、よい提案を示し、戦争の抑止力になると思う。


 こうのとり5号機打ち上げ成功!

 国際宇宙ステーションに物資を届ける日本の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機が、8月19日午後9時前に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。アメリカとロシアの輸送船で事故が相次ぐなか、今回はアメリカの輸送船で送り届ける予定だった物資を緊急に積み込むなど日本の役割が増しており、今回の打ち上げを世界も注目している。

 「こうのとり」は、高度400キロ付近で地球の周りを回っている国際宇宙ステーションに食料や実験装置などの物資を届ける日本の無人の宇宙輸送船。今回の5号機は、アメリカとロシアの輸送船で事故が相次ぐなか、アメリカの輸送船で送り届ける予定だった物資を緊急に積み込むなど日本の役割が増しており、世界も注目する打ち上げとなった。

 「こうのとり」5号機を載せたH2Bロケットは8月19日午前5時前に種子島宇宙センターの発射場に姿を現し、これまでに燃料の注入がほぼ終わり、最終段階の点検が続けられています。打ち上げは天候の影響で、これまでに2度、延期されたが、19日の発射場周辺は高気圧に覆われて晴れの天気となった。

 「こうのとり」5号機を載せたH2Bロケットは、天候や機体の状態に19日午後8時50分49秒に打ち上げられた。


 米ロ輸送船相次ぐ事故で日本の役割増す

 国際宇宙ステーションに食料や物資を運ぶ役割は、現在、アメリカとロシア、日本が合わせて4種類の無人の宇宙輸送船で担っているが、去年10月以降、アメリカとロシアの輸送船で相次いで事故が発生し、日本の役割が増している。

 国際宇宙ステーションに物資を運ぶ役割は、現在、アメリカの2つの民間企業が開発した「シグナス」「ドラゴン」と、ロシアの「プログレス」、それに日本の「こうのとり」の合わせて4種類の宇宙輸送船で担っている。

 しかし、去年10月には、アメリカの民間の輸送船「シグナス」を載せたロケットが、打ち上げ直後に爆発したほか、ことし4月には、ロシアの宇宙輸送船「プログレス」が、打ち上げられたあとコントロールできなくなり、大気圏に落下した。

 さらに、ことし6月には、アメリカの民間の輸送船「ドラゴン」を載せたロケットが、打ち上げの2分後に爆発し、アメリカとロシアの宇宙輸送船は去年10月以降、3種類すべてで事故が起きている。

 一方、日本の宇宙輸送船「こうのとり」は、6年前の平成21年に初めて打ち上げられて以来、これまで4回、すべて成功している。

 国際宇宙ステーションに物資を運ぶ役割は、去年までヨーロッパも担っていたが、すでにすべての打ち上げを終了していて、日本の役割が増している。


 “ダークマター“に迫る研究も

 「こうのとり」5号機が国際宇宙ステーションに届ける観測機器の中には、宇宙空間を満たしていると考えられながらまだ確認されていない「暗黒物質」(ダークマター)の発見に挑むものもある。

 ダークマターの発見に挑む観測機器は早稲田大学とJAXA(宇宙航空研究開発機構)のグループが開発した。観測機器は縦、横、高さ 1メートルほどの箱形で、国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」の外側に取り付けられ、宇宙空間を飛び交う光を観測して、その中からダークマターにつながる手がかりを探す。

 ダークマターはどんな物質もすり抜け、直接、観測することは難しいとされているが、ダークマターどうしは、ごくまれに衝突し、そのときに出る特殊な光は観測できるという考え方。このため、この観測機器ではその特殊な光を捉えてダークマターの正体に迫ろうとしている。

 研究グループでは、東京・新宿区にある早稲田大学の研究室を管制室にして、24時間態勢で観測を行う計画で、観測の訓練も重ねてきた。

 研究グループの代表を務める早稲田大学の鳥居祥二教授は「暗黒物質(ダークマター)は、宇宙が誕生したときに生み出され、その後の宇宙の形成にも大きな影響を与えていると思われるが、正体は全く分かっていない。ただ、理論的には、今回の観測機器を使って手がかりを捉えられるはずで、早ければ2年ほどで何らかの兆候をつかめるのではないかと期待している」と話している。


 油井さんと若田さんがドッキング担う

 「こうのとり」5号機が国際宇宙ステーションにドッキングする際、宇宙ステーションに滞在している日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんがロボットアームで「こうのとり」をキャッチする重要な役割を担うほか、日本人宇宙飛行士の若田光一さんが地上で管制を務める。宇宙輸送船のドッキングを宇宙側も地上側もいずれも日本人が担うのは今回が初めてである。

 「こうのとり」5号機は、H2Bロケットで高度およそ300キロの地球を回る軌道に投入されたあと、徐々に高度を上げながら5日間かけて高度400キロ付近の国際宇宙ステーションに近づく。そして、宇宙ステーションとの距離が10メートルになったところで、宇宙ステーションに滞在している油井さんがロボットアームで「こうのとり」の機体をキャッチすることになっている。

 油井さんはこの重要な役割を担うにあたってロボットアームを操作する訓練を地上で200時間余り重ねたほか、国際宇宙ステーションに到着したあとも実際のロボットアームを使って操作の手順を確認した。油井さんがロボットアームを操作する際にはアメリカ・ヒューストンにあるNASAの管制センターから宇宙飛行士の若田光一さんが油井さんと交信しながら操作を支援することになっている。

 また、若田さんは「こうのとり」の運用に責任をもっている日本の筑波宇宙センターとも交信して最新の機体の状況を確認しながら油井さんに合図を送ることになっている。

 宇宙輸送船のドッキングを宇宙側も地上側もいずれも日本人が担うのは今回が初めてだ。

 油井さんは日本時間の今月11日に宇宙ステーションで行った記者会見で、「日本の力を世界に見せ、日本の皆さんを元気にできるよう頑張りたい」と抱負を述べた。

 「こうのとり」を運用するJAXAの鈴木裕介技術領域主幹は「日本の筑波宇宙センターに管制官がいて、ヒューストンのNASAの管制センターでは若田宇宙飛行士が管制をする。さらに、宇宙にいる油井さんが加わり、日本人が三位一体となってこうのとりをキャッチする。初めてのことで、非常に期待しています」と話している。


 星出さんが最終的な安全確認

 宇宙飛行士の星出彰彦さんは「こうのとり」の5号機に積み込む物資の最終的な安全確認を行った。

 こうのとりの準備を終えて、種子島宇宙センターでNHKの取材に応じた星出さんは、アメリカとロシアの宇宙輸送船で事故が相次ぎ、国際宇宙ステーションに必要な物資が届かないなかでの今回のこうのとり5号機の打ち上げの意義について、「こうのとりは4号機まで順調に来ている。

 世界の宇宙船の中で最も多くの荷物を載せられるのも特徴で、国際宇宙ステーション計画の物流の根幹を担っている。また、物資の輸送を担っている国どうしがタイムリーに助け合える関係にもなっている」と述べた。

 今月24日には国際宇宙ステーションに長期滞在している宇宙飛行士の油井亀美也さんが、地上で管制を務める宇宙飛行士の若田光一さんと協力しながら、こうのとり5号機をロボットアームでキャッチする。

 星出さんも、国際宇宙ステーションに長期滞在した際、アメリカの宇宙輸送船をロボットアームでキャッチした経験があり、星出さんは油井さんについて「これまでの訓練で積み重ねた技術力に加え、筑波宇宙センターの管制チームや、アメリカのヒューストンにいる若田宇宙飛行士をはじめとした管制チームといい関係が築けているので、実力を発揮してうまくやってくれると思っています」と述べ、活躍に期待を示した。

 打ち上げ見学の人たちは打ち上げを見ようと種子島を訪れた人たちからは、日本が国際的に重要な役割を果たせるよう期待する声が聞かれた。

 東京から訪れた25歳の男性は「40歳を過ぎて初めての宇宙滞在を行っている油井宇宙飛行士を誇りに思いますし、世界の中での日本の役割が、大きくなっていると感じます」と話していた。

 また、ことし4月から種子島で山村留学している東京の小学5年生の男の子は「たくさんの人が日本のロケットに期待していると思うので、ぜひ期待に応えてほしい」と話していた。(NHK news)


参考 NHK news:こうのとり搭載H2Bロケット打ち上げ成功


国際宇宙ステーションのすべて (洋泉社MOOK)
クリエーター情報なし
洋泉社
スペースクラフト No.02 1/72 HTV (宇宙ステーション補給機)
クリエーター情報なし
青島文化教材社

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ   ←One Click please