海流の変化で氷見の寒ブリ不漁

 冬の味覚「寒ブリ」の不漁が続いている。富山県氷見市の氷見漁協は2016年2月4日、本格的なシーズン入りを告げる「ひみ寒ぶり宣言」を今季は見送ると発表した。

   「寒ぶり宣言」の制度は11年に出来た。「宣言」以降は毎年、地元の仲買や漁協でつくる「判定委員会」が重さ6キロ以上のブリを「ひみ寒ぶり」のブランド名で商標登録する。しかし、今季は15年11月から16年1月末までの水揚げ量が約4000尾と、例年の10分の1以下に落ち込んでいる。

   県水産研究所は不漁の原因について「能登沖の水温が例年より高く、暖かい海域に向かって北海道沖から南下する寒ブリが富山湾に入らなかったため」と分析しているという。海流の流れや温度の変化で、有名な寒ブリが食べられないのは残念なことだ。



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