水を調べれば生き物が分かる 環境DNA
川や海などの水を調べれば、そこに、どのような生き物がいるかが分かる「環境DNA」と呼ばれる新しい技術が今、大きな注目を集めている。日本で独自の進化を遂げた技術で、絶滅が危惧される生物の保護や漁業などへの応用に期待が高まっている。
この技術は神戸大学の源利文特命助教らの研究グループなどが開発した。川や海などの水をくんで、フィルターによって生き物の粘液やふんをこし取り、それを分析してDNAの情報を明らかにすることで、その場所にどのような生き物が住んでいるかを見破ることができる。
神戸大学らは3月3日、海水中のDNA情報で魚群の居場所と規模を明らかにする技術を開発したと発表した。同成果は、神戸大学 山本哲史 学術推進研究員、北海道大学 南憲吏 特任助教、統計数理研究所 深谷肇一 特任助教、京都大学、龍谷大学、千葉県立中央博物館らの研究グループによるもので、3月2日付けの米科学誌「PLOS ONE」に掲載された。
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