水清ければサンゴも育たず

 美しいサンゴ礁の海。水が青く、どこまでも透き通った海というと憧れのリゾート地であるが、それが生物にとっては必ずしもよい海とは限らない。「水清ければ魚棲まず」とは、あまりにも水が清く澄んでいると、魚の餌になるプランクトンも繁殖しないし、魚が隠れることができないので棲みつかないという意味だ。

 一般に沿岸部は、陸地に森があり川が流れていると、川が木の葉など生物の死骸を多く含んでいるので、富栄養になる。すると浅海にプランクトンが大量に発生し、それを目標にして食物連鎖が始まるので魚が多く棲む海になる。これに対し、外洋域では陸地からもたらされる無機物や有機物が届きにくく貧栄養になりプランクトン発生が抑制され透明度が高くなる。

 今回、米ジョージア大学の生態学者、アルガイヤー氏がカリブ海の魚や無脊椎動物がどのように尿を排泄しているのかをつぶさに観察。魚の尿が、サンゴ礁を保っているという驚きの発見をした。



日本湖沼誌〈2〉プランクトンから見た富栄養化の現状
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