再生可能エネルギーの中の水力発電

 経済産業省エネルギー庁が発表している「2016年度エネルギー白書」のデータによると、2014年時点で、割合が最も大きなものがLNGで46.1%、その他、石炭と石油を合わせた火力発電で、実に87.7%を占めている。火力発電の割合は2009年当時は61.7%。この急速な火力発電依存の背景には、ご存知の通り原子力発電所の稼働停止がある。

 歴史の長い水力発電は一般水力と揚水発電を合わせて9.0%。一方、期待されている再生可能エネルギーは3.2%。こちらも2009年当時は1.1%でしたので、2.2%伸びたが、それでも割合は非常に小さいと言わざるをえない。

 再生可能エネルギーの導入を最大限に加速するため、固定価格買取制度、規制緩和などを進めている。こうした取組によって、ここ1年で導入量が2割以上拡大した。他方、再生可能エネルギーは、発電コストが相対的に高く、導入促進のための固定価格買取制度に基づく負担が増加しており、また、発電量も不安定なため、更なる大幅な導入には、こうした課題を克服していく必要がある。



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