大西洋に侵入 生物相に深刻な影響も

 ミノカサゴというと、胸びれをひろげるとふわりと浮かぶ姿が優雅で、ダイバーの目をひきつける魅力的な魚だ。動きが緩やかなので、カメラの被写体としても都合がいい。しかし背びれのトゲに強烈な毒があり、注意が必要だ。

 最近のガイドブックには、追い詰めると背びれを立てて向かってくることがあるので注意するようにと書かれている。ミノカサゴは自分が毒針の武器を持っていることを自覚しているのだろう。今から5年前、アメリカのジョージア水族館に行ったとき、ミノカサゴの仲間でやや大形のハナミノカサゴがアメリカ東海岸に侵入して問題になっていることを知った。

 調べてみると、1985年にフロリダ半島で発見されたのが最初で、現在ではニューヨークから南の大西洋岸とバミューダ海、さらにカリブ海全域、南米のベネズエラまでで見つかっている。この侵入は、貨物船のバラスト水に含まれた仔稚魚が輸送されてきたか、ホームアクアリウムの飼い主が放流したのが原因ではないかと推測されている。



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