酵母とお酒

 酵母といえば、なんと言ってもお酒。日本酒、ビール、ワイン、ウイスキー、ブランデー、焼酎、ティキーラ...。どのお酒も、原料や製造方法が違っても、結局は酵母による発酵によってアルコールができる。

 ただし、酵母はデンプンから直接アルコールをつくることができない。そこで、日本酒ではコウジカビを利用してデンプンをブドウ糖にしてから酵母を働かせる。ビールやウイスキーでは麦芽のアミラーゼ(デンプン分解酵素)でデンプンを分解する。ブドウなどの果物には糖分がたくさん含まれている。ですから、果物では、酵母を直接働かせてアルコールをつくることができる。

 酵母は糖分があればアルコールをつくる。だから、傷んだ安いリンゴやナシを買ってきてお酒を造ることができる(ただし密造酒になるのでご注意を)。果物をバケツに入れてつぶします。これに、特別のルートで手に入れた、強力なビール酵母を入れる。2日ほどすると良い香りがしてくる。そう、お酒だ。果物としては、食べるには熟しすぎくらいのものがいい。



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