分子生物学とは何か?

 分子生物学(molecular biology)とは、生命現象を分子を使って説明(理解)することを目的とする学問である。

 いわゆるDNAやRNAなどの遺伝情報を継承、発現する高分子で生命現象を説明する学問分野である。分子生物学という名称は1938年ウォーレン・ウィーバー(Warren Weaver)により提唱された。これは当時、量子力学の確立やX線回折の利用等により物質の分子構造が明らかになりつつあったことから、まだ謎に満ちていた生命現象(中でも遺伝現象)をも物質の言葉で記述したいという希望の表明であった。

 当時、遺伝の染色体説はすでに確立し、遺伝学はショウジョウバエなどを用いて目覚ましく進歩していたが、生体高分子として知られていたタンパク質と核酸のいずれが遺伝を担っているのかも、遺伝子が具体的に何を決めるのかも不明だった。



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