宇宙で最大の恒星とは?

 宇宙はとっても広い。私たちが住んでいる地球を含む太陽系は、巨大な銀河系の中にあるが、広い宇宙にはそのような巨大な銀河ですら無数に存在する。そして、その中には地球の直径の約109倍もの大きさを持つ「太陽」さえはるかに凌ぐような大きな星も、数多く存在する。

 それでは、これほどまでに多く存在する星たちの中で、もっとも大きいものとはどれぐらいなのだろうか?

 現在までに確認できている星の中で、最大のものは「おおいぬ座VY星」。この星は「赤色超巨星(せきしょくちょうきょせい)」と呼ばれる種類の1つで、その大きさは、直径が25億~30億km(太陽の1,800倍~2,100倍程度)、体積が太陽の60億~90億倍という想像を絶するもので、仮に太陽の位置に同じサイズの星があったとすると、土星の軌道まで達するほどの大きさだ。



太陽と太陽系の謎 (別冊宝島 1982 スタディー)
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宝島社
やさしくわかる 太陽系
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株式会社ニュートンプレス

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