謎の多い翼竜、大きさも様々 

 翼竜は恐竜ではない。そもそも、空飛ぶ恐竜というものが当てはまるのは鳥類の方である。鳥類は恐竜の子孫であることはほぼ確実になっている。だが翼竜と恐竜は分類学上は非常に近い生物であることは確かであり、現生の動物の中で一番近い生き物は鳥類である。

 太古の空を飛んでいた動物、翼竜の存在が最初に明らかになったのは18世紀のこと。古代ギリシャ語の「翼」と「指」を合わせてその種は「プテロダクティルス」と命名された。

 それ以降、200種を超す翼竜が発見されてきたが、三畳紀・ジュラ紀・白亜紀から成る中生代の空を支配した“翼をもつ怪物”に関する一般的なイメージは一向に進歩していない。翼竜と聞いて思い浮かべるのは、とがった頭をして、膜に覆われた翼を不器用に動かして飛び、獲物に襲う姿だ。



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