天然記念物になった日本犬

 あけましておめでとうございます。晴天に恵まれた良き正月を迎えました。皆様いかがお過ごしでしょうか?科学技術立国日本の発展のために、今年もトレンドになりそうな重要な科学情報を分かりやすく伝えていきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて今年は「犬年」。犬というと日本には天然記念物になっている犬があるのをご存じだろうか?それが、柴犬、秋田犬などの日本犬である。

 飼い主に忠実な日本犬は、古くから人気のある犬種で、多くの人に愛されて続けている。日本犬には実は種類があり、しかも天然記念物に指定されていることは、意外と知らない人も多い。



 天然記念物とその保護思想が発展した背景には、18世紀の産業革命以後の近代化に伴い自然の破壊が進んだことによる、自然保護の動きの高まりがあげられる。日本で単に「天然記念物」と言った場合、通常は国が指定する天然記念物を指す。国が指定する天然記念物は「文化財保護法」(1950年制定)に基づき、文部科学大臣が指定する。文化財保護法の前身は1919年(大正8年)に公布された「史蹟名勝天然紀念物保存法」である。

 明治維新に始まる文明開化によって、欧米から積極的に洋犬が輸入されるようになると、日本犬の飼育はほとんど行われることがなくなった。昭和初期になると、純粋な日本犬は、ほとんど姿を消すこととなった。そこで、この現状に危機感を抱いた斎藤弘吉は、内務省の所管する史跡名勝天然記念物保存協会とともに日本犬の復興を呼びかけ、1928年(昭和3年)に日本犬保存会を創立して保存運動を広く展開し、1937年(昭和12年)には文部省から社団法人の認可を受けた。

 日本犬という言葉が使われるときは、1934年(昭和9年)に日本犬保存会によって定められたスタンダードである「日本犬標準」に名前の挙げられている6つの在来犬種を特に指すことが多い。6犬種は柴犬・秋田犬・北海道犬・紀州犬・四国犬・甲斐犬であり、大型・中型・小型の3型に分類される。

 1931年(昭和6年)から1937年(昭和12年)にかけて、各犬種が順次、文部省によって天然記念物に指定されたが、太平洋戦争後、その管理は都道府県教育委員会に委ねられた。

 特定の地域のみに以前から生息する犬を「地犬(じいぬ)」と言うが、天然記念物に指定された6犬種のほかにも、かつては各地に数多くの地犬が存在した。しかし、その多くは絶滅したり、純血種が途絶えてしまっている。


 2018年は進化のために変わる年

 さて、犬年の2018年はどんな年になるだろうか?注目したいのは干支(えと)。2018年の干支は「戊戌(つちのえいぬ)」。干支の「戊戌」の意味、同じ戊戌の年だった60年前の出来事を参考に2018年を考えてみたい。この一年をどう生きるかの参考になると思う。

 まず、干支とは古代中国で年や日などを表すために使われていた「干支(かんし)」が由来。日本では「干支(えと)」として十二支の動物を指すことが一般的だ。 子・丑・寅・卯……と続く干支の動物の順番には諸説ある。お釈迦様が、新年にあいさつに来た順から12匹(頭)に、一年ずつその年を守ってもらうとした説などもある。“犬猿の仲”ということわざのある、「いぬ」と「さる」のけんかの仲裁に入ったのが「とり」だったので、猿・酉・戌の順番になったともいわれている。

 干支の「戌」はなぜ「犬」ではないのか さまざまな意味が込められた「戌」という字 それでは、戌の漢字の由来について見てみよう。戌は十二支の11番目で“じゅつ”ともいわれる。動物に当てはめられた“十二支獣”として犬が当てられる。庶民にも分かりやすいように身近な動物の名前を無理やり当てはめた説などがある。

 また戌は9月の異称として用いられるほか、時刻としても用いられ、現在の午後8時を中心とした前後2時間を“戌の刻”、“戌の時”と表した。方角としては西から北へ30度寄った方向を指し、西北西に該当する。

 戌年に使われている漢字の“戌”には、もともと“滅びる”という意味があった。この滅びるという意味はネガティブなものではなく、草木が枯れ、そして再び新たな生命が育つといった、生命のつながりの意味が込められている。また、干支の前年である酉年は商売繁盛の年とされていることから、酉年の収穫を行う年が戌年ともされている。

 ほかにも十二支の戌に当たる日を「戌の日」として、妊婦が妊娠5カ月目のこの日に帯祝いをする習慣もある。犬は安産でたくさん子供を産むことや、この日に夫婦が交われば妊娠するともいわれているほど。つまり新しい生命の始まりを予感させる縁起の良い年なのだ。これまでの悪習慣を断ち切ったり、培った努力を具体的な形にするなど、実を結ぶ年だということを意識して戌年を送ってみてはいかがだろうか。


 陰陽五行道でみる「戊戌(つちのえいぬ)」

 干支(えと)という漢字を見るとわかるように、「干」と「支」からなっている。干は10種類、支は12種類、それぞれ十干(じっかん)、十二支(じゅうにし)と言われる。この干と支が組み合わされれたものが干支で、その組み合わせが全部で60種類あります。60歳になると還暦と言うが、ちょうど干支の60種類が一回りしたことを意味している。

 では、2018年の干支は何かというと、一般的には戌(いぬ)年。ですが、戌は十二支の1つであって、その前に干がつく。2018年の干は戊(つちのえ)と言う。だから、正確に言えば、2018年の干支は「戊戌(つちのえいぬ)」ということになる。

 戊戌の2018年は、どんな年になるのか?

 まずは、干支の組み合わせに注目して見てみる。干支の組み合わせ戊戌(つちのえいぬ)のように干支は2つの文字の組み合わせから成り立っている。そして、中国の古い思想の陰陽五行を取り入れると、それぞれの文字には意味があるとされる。

 その意味付けの考え方が五行である。木、火、土、金、水の5つが五行。十干や十二支のそれぞれに、木、火、土、金、水のどれかの性質を持たせている。すると、戊(つちのえ)は「土」の性質。つちのえは「土の兄」とも書きますから、まさに土。一方、戌(いぬ)は何かと言うと、これもまた「土」の性質。2018年の戊戌という干支は、2つの「土」の組み合わせということになる。

 ちなみに、前年の2017年は、丁酉(ひのととり)。これは、火と金の組み合わせ。このように年によって、組み合わせが異なる。戊戌の組み合わせは「土」同士の組み合わせであるように、同じ性質の組み合わせになることを「比和」と言う。

 比和は「勢いが増す」と言われている。有名なのは、丙午(ひのえうま)の年で、火の性質が重なることからいろいろ言われる。

 今回は土の性質が組み合わさって、土の勢いを増していると言える。これはどういうことだろうか。五行の中の「土」が、どういった意味を持っているのかを次に見てみよう。

 五行という考え方で見ると「土」は「万物を育成し保護する性質」とある。さらに、「四季の移り変わりの象徴」になる。五行はいろんなものに当てはめられてきたが、その1つが季節。

 木は春、火は夏、金は秋、水は冬。そして、残った「土」はそれぞれの季節の変わり目を表すことになっている。夏に「土用の丑の日」というのがある。あれは、暦の上では、夏から秋に変わる季節の変わり目の期間。その中の「丑の日」を指している。

 夏の土用ばかりが有名だが、それぞれの季節の終わりの18日間ぐらいを「土用」と言う。土用の後に、立春、立夏、立秋、立冬の日が来て、季節が変わる。つまり、季節の変わり目が「土」の意味するところ。

 この「変わり目」というのが、2018年は重要になりそうだ。2018年がどんな年になるのか。ここまで書いた「戊戌」の意味をもう少し具体的に見ていくとにしよう。


 2018年の60年前の「戊戌」がヒントになる

 さて、最初の方に、干支の組み合わせが60種類ある。これ、2018年がどんな年になるかのヒントになる。戊戌の年は、60年周期でやってくる。干支で年を占うなんて、迷信のように聞こえますが、60年というのは、いい線を行っています。

 例えば、国立競技場を作ったのが1958年で約60年前、今は建て直している。それから、今の天皇陛下が婚約したのも1958年。今は孫にあたる眞子様がちょうど婚約。天皇の生前退位も決まった。安倍政権もそうだ。60年前には祖父である岸信介内閣。60年はそれなりに節目とするにはいい期間なのだ。

 つまり、1958年の年が、60年後の2018年の年を考える大きなヒントになると言える。なぜなら、同じ戊戌の年だから。60年前の戊戌(つちのえいぬ)の年を見ると…1958年(昭和33年)とは2018年の60年前に戊戌の年がある。

 1958年(昭和33年)になる。まずは経済。1958年の下期から1961年の下期にかけてを、岩戸景気と言う。好景気に入っていった年が1958年。まずは、主な出来事を挙げてみよう。景気もそうだが、共通点は「変化」。

 おそらく、この年に最も話題になったのが、皇太子と美智子様の婚約。結婚式は翌年の4月に行われているが、ミッチー・ブームがすでに到来している。注目は、正田美智子さんが、はじめて民間から選ばれた皇太子妃だったということだった。これは、意外に大きな変化である。

 また、東京タワーが当時の世界一の高さ(333メートル)で完成したのも、この年。東京タワーはテレビ塔。この年のラジオ普及率が82%で過去最高を記録しているが、その後減っていくきっかけになった。テレビ受信契約数は100万台を突破したのがこの年。いよいよラジオに代わって、テレビの時代の幕開けとなった。熊本と鹿児島にテレビ局ができて、日本縦断テレビ網が完成したのもこの年。まさに変化の年と言える。

 当時は、スポーツと言えば、相撲と野球。相撲は栃若時代と言われた頃。野球は長嶋選手がプロ入りした。デビュー戦は4連続三振。でも、新人王になっている。日本シリーズでは、西鉄が0勝3敗から、稲尾投手の連投で4勝3敗に逆転して優勝。とにかく、野球が盛り上がっていた年になった。さらに大事な変化が見られる。打撃の神様と言われた巨人の川上哲治選手が引退。長嶋選手へ野球界のスターの交代と言える。

 有楽町でウェスタン=カーニバルが開催。アメリカのエルビス・プレスリーで人気だったロカビリーの音楽が輸入されて若者が熱狂、ロカビリーブームが起きた。この年のヒット曲を見てみると...。「ダイアナ」がある一方で、「おーい中村くん」「からたち日記」。混沌としていて「変化」が起きていた。また、インフレが懸念されていた1万円札が、ついにこの年に発行された。これも、変化である。


 「戊」と「戌」字の意味を知る

 さて、変化というテーマで過去を振り返ってみましたが、もう一度、干支の戊戌(つちのえいぬ)の話に戻る。十干や十二支の文字は、ともに植物の成長段階を表しています。戊(つちのえ)は「茂が語源で、草木が繁盛して盛大になること」。

 戌(いぬ)は「切るという意味で、草木が枯死すること」。枯れるという側面と、生い茂るという側面があるということがわかる。一方が枯れて、一方が盛大になる、これは変化そのものですね。もう1つ注目したいことがある。

「戊」と「戌」という字、なんか似ていないだろうか?線が一本多いか少ないかの違い。安岡正篤さんという陽明学者は、この2つの字はどちらも「茂」がもとになっていると言っている。

 そして、樹木が茂ると日光が当たらないので、いずれ植物が腐ってしまう。だから、この時期に枝や葉を切らなければいけない。さっき見た過去の出来事をイメージしてみると、なるほどなと思えるところが多々ある。

成長や成熟とは違って、別のステージに行く感じだ。枯れないために。考えてみよう。成長している植物の枝を切るというのは、ちょっと不安がある。元気なのに切ってしまう。もしかしたら、枯れてしまうかも。悪い方向に行ってしまうかもしれない。それでも成長のためには切って枝落としをする。その結果、時代に一石を投じたという出来事が戊戌の年に見られる気がする。


 2018年は勇気をもって変化を起こす年

 土の性質は変化である。戊戌の干支は土が重なる。だから、変化にいい年。あなたも変化をするタイミングなのだ。

 ただ、重要な事がある。歴史を見ると、変化は「待っていて起こるものではない」ということも事実。変化するためには、やっぱり勇気が必要。思い切りが必要な事例が多い。生い茂った枝葉を切り落とせるかどうか。

 皇太子の婚約相手を、民間の人から選ぶって、当時は相当な勇気が必要だった。それを乗り越えた今の天皇陛下が、2018年に生前退位という新たな仕組みに取り組まれている。勇気が必要。岸内閣も、55年体制後、はじめての選挙で、思い切りがあったからこそ、解散して勝利できた。

 2018年の安倍政権、長年守られてきた憲法改正のタイミングかもしれない。北朝鮮などや東シナ海をめぐる中国との関係など、日本としてどうしていくのか思い切った姿勢を示す時期に来ているのではないだろうか?

 それとも、自分の国のことを米国や、北朝鮮、韓国、中国の言いなりになって決めていくのだろうか?

 自分の国を自分で守るそんな当たり前のこともできない、自分の国の国民が100人拉致されていて戦争もできない、そんな国は世界で日本だけだろう。それだけ情けない国になり下がってしまった。

 憲法を改正するというのは、勇気や努力も必要だろう。だが、日本国憲法は日本人の総意でつくったものではない。GHQが中心になってつくったものだ。戦勝国に都合よく、憲法9条の戦争放棄を押し付けられただけなのである。

 それを金科玉条のごとく変えないことにこだわっている。日本に必要な勇気とは、そのこだわりを捨てる勇気だ。新しいものに目を向けるためには、こだわりを捨てる勇気が必要だ。

 皆さん、努力は必要だというのは分かるだろう?しかし、いつでも勇気を振り絞ればいいという話でもない。努力はいつも必ず報わるだろうか?勇気を出せば、必ずいい方向に行くだろうか?上手くいかないこともたくさん経験している。何かが邪魔したりするのが普通だ。

 スポーツにも、運とか流れとか、そんなものがある。タイミングが大事だ。いつなら変えられるのかと言えば、まさに戊戌(つちのえいぬ)のような年なのかもしれない。2018年のタイミングをうまく活用して進化する。個人でも国レベルでも、この機会を逃すのはもったいない。

 長い人生の中、こんなに仕事に集中できる年もそう多くはない。集中力のある戌年に、勇気をもって新しいものにチャレンジしてはいかがだろうか。


参考 吉方位・吉日のブログ: hotdoglab.jp/blog/2018-year-eto/


日本犬の誕生
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平成三十年 2018年 開運暦 戊戌
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