日本は世界一の豪雪国

 今年の冬は寒波が度々訪れ、北海道や日本海側に大雪をもたらしている。日本は世界でも最も積雪の多い国だ。積雪量の多い都市を調べてみると何とベスト(ワースト?)3は日本にある。

 第3位は、富山市(年間降雪量:363cm)近くに富山湾があり、シベリアからの季節風が水蒸気をたっぷり吸収して雪雲をつくる。そして、南側には立山黒部アルペンルートで有名な立山連峰がそびえる。雪雲は山にぶつかると大雪を降らせる。

 第2位は、札幌市(年間降雪量:485cm)200万人近い総人口を誇る札幌は、日本国内でも4番目に大きな都市である。このような豪雪地帯にある都市は世界的にも珍しい。札幌雪祭りという毎年恒例のイベントが催されている。

 第1位は、青森市(年間降雪量:792cm)地球上でも飛び抜けた豪雪地帯であり、毎年8m近い積雪を見ることができる。青森市も近くに青森湾、陸奥湾があり、八甲田山が後方にそびえている。



 今週末には上空に強い寒気が流れ込む見込みで、各地でこの冬最も強い寒気が、週末にかけて長く日本列島に居座る予想。このため全国的に最高気温が10度に届かない日が続く。北海道や東北北部では「真冬日」になる所もありそう。13日(土)と14日(日)は「大学入試センター試験」が予定されているが、この頃まで厳しい寒さが続く見込み。受験生の皆さんは、寒さで体調を崩さないに。

 この寒波、日本だけでなく世界でも猛威を奮っているところがある。米国では1月6日、先月末から続く大寒波の影響で例年にない寒さが続き、本来はあたたかい気候のフロリダ州ですら、北部では積雪を記録。南部ではイグアナやウミガメが寒さで動けなくなる事例が続出している。


 フロリダでは凍ったイグアナが木から次々落下

 寒波に襲われている米フロリダ州で、樹上のイグアナが「凍り」、相次ぎ地上に落下している。心配した住民が落ちたイグアナの姿を撮影、ソーシャルメディアに投稿する動きが広がった。

 イグアナは死後硬直したような状態で地面に散らばっているが、恐らく死んではいない。寒さで固まった状態だとみられる。

 フロリダ州パームビーチ郡の動物園で爬虫類(はちゅうるい)を担当する女性は「イグアナは気温が約7.2度を下回ると寒気でショック状態に陥る”コールドスタン”の状態になる」と指摘。「これが1~2日だけであればイグアナは元に戻る。呼吸はでき、非常にゆっくりではあるが身体機能も維持できている」と話した。

 寒波をやり過ごしているはイグアナだけでない。テキサス州コーパスクリスティの海岸地帯では低気温によるショック状態に陥るのを避けるため、ウミガメを屋内に退避させる対応に迫られた。

 フロリダ州ボカラトンではイグアナが凍えて木から次々と落下する事例が報告された。また、同州のガルフワールド海洋公園は4日までに、メキシコ湾で動けなくなっていたウミガメ200匹を救出した。ウミガメは気温10度で動けなくなるという。


 ペンシルベニアで1日に86センチの積雪記録も

 カナダの大半と米国北部は12月末、強い寒波に襲われ、27日には米国のオハイオ州でホームレスの男性が凍死、ペンシルベニア州ではブルドーザーによる除雪作業が必要なほどの大雪に見舞われた。

 カナダでは、人口の集中するオンタリオ(Ontario)州やケベック(Quebec)州を含む多数の地域に極寒注意報が出された。カナダ環境・気候変動省によると、同国で最も気温の低かった地点は氷点下42.8度を記録したオンタリオ州アームストロング(Armstrong)。トロントでは氷点下15度、オタワでは氷点下25度をそれぞれ記録した。

 米国でも各地に厳しい寒波が到来し、26日にはミネソタ州ダルース(Duluth)で氷点下37.7度、ノースダコタ州マイノット(Minot)で氷点下29度を記録。

 米オハイオ州の地元メディアが警察とホームレス支援団体の話として伝えたところによると、同州シンシナティ(Cincinnati)中心部のバス停でホームレスの男性が凍死した。

 米ペンシルベニア州エリー(Erie)では、クリスマスの25日を含む26日夜までの48時間の積雪が147センチと過去最多を記録。当局によって非常事態宣言が出された。(c)AFP


 ニューヨークで非常事態宣言

 年が明けても状況は変わらない。北米ではカナダのノバスコシアから米フロリダ州にかけて冬の嵐が通過、各地で大雪や気温低下に見舞われた。米気象庁(NWS)の予報では、今回の冬の嵐は通常のノーイースター(米北東部などを襲う発達した低気圧)を上回る勢力となり、中心気圧が24時間に24ミリバール(24ヘクトパスカル)以上低下する「ボンボジェネシス」と呼ばれる現象が起きた。

 米国の東半分ではここ1週間ほど強烈な寒波に襲われ各地で気温が過去最低を更新している。ボストンでは7日連続で最高気温がカ氏20度(セ氏マイナス6.7度)に届かず、100年ぶりの記録に並んだほか、ニューヨークの各空港も最低気温の記録を更新。シカゴでも1月1日の気温が過去最低となった。

 米北東部は4日、急速に発達した低気圧の影響で暴風雪に見舞われ、雪による交通事故で5人が死亡、10万戸以上が停電したほか、各地の空港で計5000便近くが欠航した。週末にかけて記録的な冷え込みとなる見込みで、ニューヨーク州が非常事態宣言を出すなど各州当局で警戒を呼び掛けている。

 ニューヨーク市は公立学校全てが臨時休校。中心部のマンハッタンでは4日未明から横なぐりの雪が降り続き、夕方までに20センチの積雪を観測した。除雪作業が追いつかず、歩行者や自転車が転んだり、交差点で車が立ち往生したりしていた。

 デブラシオ市長は4日の記者会見で、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。市内では6日の最低気温が氷点下18度まで下がると予報され、市当局は防寒対策を徹底し、体温を奪いやすいとしてアルコール摂取も控えるよう助言している。


サスカトゥーンでは、火星の気温より低くなる

 カナダでは、人口の集中するオンタリオ(Ontario)州やケベック(Quebec)州を含む多数の地域に極寒注意報が出された。カナダ環境・気候変動省によると、同国で最も気温の低かった地点はマイナス42.8度を記録したオンタリオ州アームストロング(Armstrong)。トロントではマイナス15度、オタワではマイナス25度をそれぞれ記録した。

 2017年12月27日時点の火星の気温はマイナス29度だが、カナダ・サスカチュワン州最大の都市であるサスカトゥーンは日中でもマイナス43度を記録し、寒さに関して言うと火星よりも厳しい環境となった。

 カナダのオンタリオ州にある観光名所「ナイアガラの滝」にも異変が...。なんとナイアガラの滝の一部が凍って、体感気温マイナス20度となった現地での光景がまるでディズニー映画『アナと雪の女王』の世界のようだと話題になっている。

 アルバータ州にあるカルガリー動物園では、12月31日に、寒さに強いとされているキングペンギンを屋内に避難させたという。 動物園のキュレーター、チェリ医師が語ったところによると、同動物園では、気温がマイナス25℃を下回った場合、安全のためペンギンを屋内に避難させるように決めている。

 この日の同動物園周辺の気温は、平均でマイナス28℃にまで低下し、風によっては体感でマイナス40℃に感じる程だったため、ペンギン51羽を屋内に避難させたとのこと。

 同医師は、「生理学的にペンギンたちはここよりも寒い気候にも耐えられると信じていますが、この子たちは野生ではありません」「子供に厚着をさせておいて、『大丈夫なのはわかるけど、もう中に入った方が良いわよ』と言いたくなる程度まで寒くなった、という感覚に近いですね」


 寒波の原因は「極渦」「北極振動」

 今年の寒波の原因を調べてみた。

 米国の気象専門家によれば、この現象を理解するうえで重要なキーワードは「極渦」と「北極振動」だ。極渦は文字通り、北極と南極の上空で反時計回りに渦巻くジェット気流だ。通常はこの流れが、寒気を極に閉じ込める役割を果たしている。

 しかし流れが弱まると、ジェット気流が蛇行して中緯度の地域まで下りてくるため、この地域に寒気が進入する。こうした変動を北極(南極)振動と呼ぶ。振動は1年に何周期かのペースで繰り返されている。

 北極の極渦が弱くなって寒気が進入する現象は、北米や欧州、アジアなど北半球のどの地域にも起こり得る。渦巻きが原因とは言え竜巻やハリケーンとは根本的に異なり、その影響は広範囲、長期間に及ぶ。

 ただし米北東部で今回みられたように、下りてきた寒気が南の暖かい空気とぶつかって嵐が発生することもある。昨年3月には欧州が大寒波に見舞われ、英国の同月の気温は50年ぶりの低さを記録した。こうした寒波に地球温暖化が影響しているとの説もある。温暖化で寒くなるのは一見不自然だが、温暖化の影響で北極の氷が解けるなどした結果、さまざまな異常気象が起きている可能性がある。ジェット気流の極端な蛇行はそのひとつとも考えられる。


今冬は「ラニーニャ現象」が発生

 一方、日本の気象庁は「ラニーニャ現象」を指摘する。

 南米沖の太平洋でことし7月以降、海面水温が低い状態となっていることから、気象庁は12月11日、「ラニーニャ現象が発生していると見られる」と発表した。

 「ラニーニャ現象」は、南米・ペルー沖の赤道付近の東太平洋で海面水温が低くなる現象で、日本を含む世界の天候に影響を及ぼすと考えられている。気象庁の解析によると、この海域では、ことし7月から先月までの5か月間の海面水温の平均値が、基準よりも0.5度以上低くなっていて、この状態は今後も続くと見られるという。このため、気象庁は「ラニーニャ現象が発生していると見られる」と発表した。

 前回、「ラニーニャ現象」が発生したのは、7年前の平成22年の夏から翌年の春にかけてで、今回は来年の春まで続く可能性があるという。この現象が起きると、日本では上空で偏西風が蛇行して寒気が流れ込みやすくなり、冬の気温が平年より低くなる傾向がある。

 気象庁気候情報課の廣澤純一エルニーニョ情報管理官は「この冬は気温が下がって寒さが続き、ところによって大雪になる可能性があるので、最新の気象情報に注意してほしい」と話している。

 気象庁によると、「ラニーニャ現象」が発生すると、日本では上空で偏西風が蛇行して寒気が流れ込みやすくなって冬型の気圧配置が強まり、冬の気温が平年より低くなる傾向があるという。

 このうち、11年前の「平成18年豪雪」では、前の年の平成17年12月から平成18年1月にかけて強い冬型の気圧配置が続き、日本海側で記録的な大雪となって150人余りが死亡した。この原因の1つとされているのが「ラニーニャ現象」で、気象庁は日本付近で偏西風が南に蛇行したため、強い寒気が流れ込みやすくなり、冬型の気圧配置を強める結果となったと分析している。

 「ラニーニャ現象」が発生したと見られることしも、偏西風が平年に比べて日本付近で南に蛇行していて、北から寒気が流れ込みやすい状態となっている。このため気象庁は、冬の気温が平年より低くなる傾向があるとして、吹雪や大雪による交通への影響や、雪下ろしの際の転落や落雪に注意するとともに、最新の気象情報に注意して早めに対策を取るよう呼びかけている。


参考 Bloomberg: https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-03/P1ZKLQ6KLVSB01

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