首長竜は今も生きている?

 首長竜というと、中生代三畳紀後期に現れ、ジュラ紀、白亜紀を通じて栄えた海生爬虫類。多くは魚食性だったと思われる。大半は首が長いが、短い種もある。非常に長い時間をかけて繁栄し続けたが、中生代の最後の大量絶滅を乗り切れず、絶滅したとされる。

 ところが絶滅したはずの「首長竜」が現代にも生き延びていた...南太平洋、フィジー諸島のひとつ「パゴパゴ島」に移住してきた徹朗と洋助の父子が嵐の翌朝、珊瑚の潮だまりで50センチほどの生物(COO)を発見した。それは、1億6500万年以上前に生息していた水棲爬虫類(首長竜)プレシオサウルスであった…。ご存知1988年、第99回直木賞を受賞した、景山民夫氏の「遠い海から来たCOO」のストーリー。

 この物語は、夢とロマンのあるSF冒険小説であるが、ひょっとしたら本当に広い海のどこかで生きているのかもしれない。そんな可能性を感じさせる研究成果が発表された。今回、首長竜が過去の大量絶滅の危機を乗り切っていたことがわかった。



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