CO2濃度の上昇止まらず、過去最高を更新中

 2017年10月30日、世界気象機関(WMO)は、地球温暖化に及ぼす影響が最も大きいとされる二酸化炭素(CO2)の大気中の世界平均濃度が2016年に403.3ppm(1ppmは100万分の1)となり、過去最高を更新したと発表した。

 2015年に400ppmに突入してから3.3ppmの増加で、上昇が止まらない状態だ。WMOは、急速な濃度上昇は「気候システムに前例のない変化をもたらし、地球環境と経済に甚大な悪影響を与える」と警告し、各国に温暖化対策の枠組み「パリ協定」の履行など一層の温室効果ガス削減強化を求めている。

 CO2濃度は産業革命前の1750年と比べると45%増に達しており、WMOのターラス事務局長は「CO2など温室効果ガスを迅速に削減せねば、今世紀末までに気温上昇が危険な状況になりかねない。しかし現時点でCO2を大気から取り除く魔法のつえはない」と指摘した。



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