2019年の天文現象

 いよいよ平成最後の大晦日を迎えた。今年も1年が終わる。今年一年どんな年であったか。挑戦してみたことがあれば、たとえ失敗でも、それはよかったことだ。かのエジソンは「失敗は発明の母」と言っている。また「熱意を持ち続けることが大事」とも言っている。

 私も多くの失敗をしているが、そこから何を学ぶかが大事だ。熱意を持ち続けられるものを持っていることが大事だと思う。さて来年はどんな年になるであろうか?2019年の天文現象を調べてみた。

 2019年に注目したい天文現象としては、1月と12月に起こる部分日食があげられる。1月6日には、日本全国で午前中に部分日食の始めから終わりまでを観察することができる。

また、12月26日にはアジアの一部地域で金環日食が起こり、日本では午後2時過ぎから夕方にかけて部分食を観察することができる。東日本や北日本では日食中に太陽が沈んでいく「日入帯食」となる。

一年の始まりと、一年の締めくくりにふさわしい天文現象となる。



天文年鑑 2019年版
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太陽めがねC型 子ども用日食グラス 10個セット
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参考:アストロアーツ https://www.astroarts.co.jp/special/20190106solar_eclipse/index-j.shtml

7月17日には南西諸島・九州地方・四国地方(東部を除く)・中国地方(東部を除く)などで部分月食が起こり、月食中に月が沈む「月入帯食」となる。

三大流星群のうち、1月のしぶんぎ座流星群はまずまずの条件のため、比較的多くの流星が期待できる。8月16日にはペルセウス座流星群、12月15日ふたご座流星群が見られる。三大流星群ではないが、11月19日しし座流星群は、ときどき多数の流星が見られる流星群だ。

 6月11日木星が「衝」で観測の好機。7月10日は土星が「衝」。8月1日には金星食がある。2019年も多くの天文現象があり、楽しみな一年である。

2019年1月6日 部分日食について

 1月6日の朝から昼ごろにかけて、日本全国で部分日食が見られる。1月6日の朝から昼ごろにかけて、日本全国で部分日食が見られる。日本で日食が見られるのは2016年3月9日の部分日食以来だ。

 北東の地域ほど欠け具合が大きく、継続時間が長くなり、札幌では最大食分0.54(太陽の直径の54%が隠される)で継続時間は約3時間、東京では0.42で3時間弱、福岡では0.32で約2時間半となる。現象が起こる時刻や食の継続時間、太陽の高さなどは場所により異なるので、事前によく確かめておこう。観察や撮影は安全第一で。

 なお、今年は12月26日にも部分日食が見られる。同一年内に日本国内で2回日食が起こるのは1992年1月と12月以来(1年以内では2011年6月と2012年5月以来)となる。部分日食を安全に観察しよう 1月6日の午前中に、日本全国で部分日食を観察することができます。

 日食は、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象。

 太陽は、たいへん強い光と熱を出している天体。肉眼で直接太陽を見ると、たとえ短い時間であっても目を痛めてしまう。太陽がどんなに欠けていても光と熱が強烈であることは変わらない。安全な方法で観察しなければ、最悪の場合失明する危険性がある。日食グラスなど専用の観察器具を正しく使うなど、安全な方法で日食を観察しよう。

 東京での日食の開始時刻は、8時43分49秒。食の最大は10時06分01秒。食の終わりは11時36分32秒。最大食分は0.421。最大面積比は0.299。

次のようなことは、目を痛めますので絶対にやってはいけない。見た目ではあまりまぶしく感じなくても、光の遮断が不十分なものや目に有害な波長の光を通しやすいものを使うと、網膜を損傷してしまう危険性がある。

肉眼で直接見る(数秒でも危険)。望遠鏡や双眼鏡を使ってみる。色つき下敷きやCDを使ってみる。フィルムの切れ端を使ってみる。すすを付けたガラス板を使ってみる。サングラスやゴーグルを使ってみる。日食グラスを使って望遠鏡や双眼鏡をのぞく...など。