科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
 
 
ヒトのゲノムが完全解読されてから3年の月日が流れた。遺伝の謎もどんどん解明されている。
 
無味乾燥の記号の羅列だったAGCTのゲノムもカラフルにわかりやすく工夫して描かれるようになった。
 
そしてDNAからつくられるRNA、RNAからつくられるタンパク質の立体構造が美しいCGで描かれ、分子全体の様子が手に取るようにわかるようになってきた。まるでタンパク質美術館にいるかのようだ。
 
今回は遺伝子、DNA、RNA、プロモーター、タンパク質について調べた。(国立遺伝研究所 HP引用
 
 
美しいタンパク質立体構造図
 
     
卵白リゾチームの構造             トリプシンの構造
 

遺伝子スイッチ 
従来の6倍以上の19万個も 理化学研

遺伝情報が書き込まれたヒトのDNA上で、遺伝子にスイッチを入れる「プロモーターと呼ばれる領域が、従来の6倍以上の約19万個もあることを理化学研究所などの研究チームが発見した。

また、プロモーターは一つなのに、遺伝情報の読み取り開始部分が場合によって変わり、多種類のRNA(リボ核酸)が生成されることも分かった。こうした仕組みが、高等動物の進化にかかわっている可能性があるという。米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に29日発表した。

研究チームは、DNAに書き込まれた遺伝情報をもとに生成された約1400万個のRNAを分析した。ヒトのゲノム(全遺伝情報)には約3万個のプロモーターがあると考えられてきたが、実際には約19万個あることが分かった。

従来は、一つのプロモーターに対し、RNAの生成に必要な情報の読み取り開始地点がただ1カ所決まるとされていた。

しかし、今回の解析からは、プロモーターは一つなのに、読み取り開始地点がさまざまに変わるケースがあることが分かった。新タイプのプロモーターは全体の約7割を占め、従来型はむしろ少ないことも判明した。

理研ゲノム科学総合研究センターの林崎良英・プロジェクトディレクターは「新タイプのプロモーターやそれによって調節される遺伝子が、高等動物の進化や複雑さを知る上で重要な可能性がある」と話している。(永山悦子、高木昭午 毎日新聞 2006年4月29日)

 

遺伝子スイッチとはなあに?

DNAからはRNAがつくられるが、DNA上にある、RNAをつくりはじめるスイッチになるところ。プロモーターという。

 

プロモーターとは?

転写の際に、RNA ポリメラーゼが最初に DNA に結合するDNA の結合領域のこと。RNA ポリメラーゼはプロモータを認識し、そこに結合して転写を開始する。DNAのプロモーター領域の後ろ(下流という)に遺伝子をコードした領域がある。

 

転写とは?

DNA の情報(塩基配列)を RNA の塩基配列としてコピーすること。その際に、DNA の2本鎖のうちの一方(遺伝子の乗っている方)の情報だけが転写される。

 

DNAとは?

遺伝子を構成する物質。塩基として、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)を持つ4種類のデオキシリボヌクレオチド三リン酸がホスホジエステル結合によって重合したものであり、DNA鎖二本でらせんを形成する(DNA二重らせん)。

 DNA立体構造

RNAとは?

DNAと同様に4種類のヌクレオチドが連なって構成される物質。その働きは、DNAから遺伝情報を転写し伝達するmRNA、リボゾームの大部分を構成するrRNA、タンパク質を合成する際にアミノ酸の運びやとして働くtRNA、DNAの複製を開始するのに必要なRNAプライマーなど、様々である。

DNAとは3つの点で異なる。
1.DNAを構成するヌクレオチドの糖部分がデオキシリボースであるのに対し、RNAでは、リボースである。

2.DNAを構成する4種類のヌクレオチドの塩基部分は、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)であるが、RNAでは、チミン(T)の代わりにウラシル(U)を加えたA、U、G、Cの4種である。

3.二重らせんではなく、一本鎖で存在する(部分的に二重らせんになることもある。)。

 

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